転生したらニチアサのようなホビーバトルの世界でした 作:犬猫鼠
「う……うーん」
倒れていた菱井が気が付きそうだったので菱井のもとに駆け寄る。
「おい菱井、大丈夫か? 傷は浅いぞしっかりしろ!」
まぁ、鼻血出して倒れてるならそんなにも重い症状じゃないと思うんだが一体どうして……と思順していると、
「ぜんが……ナイスパンツ!」
と菱井がおもいっきりいい笑顔でサムズ・アップしながらそう答えた。
あ……ああ……あああ、うわああああああああ! ソウイエバキョウノオレノパンツハ……
「それにしてもぜんが、生パンは無防備。普通はこういったオーバーパンツを履くんだよ?」
そう言って自分のスカートをたくし上げ……ってあーダメダメエッチすぎます。俺はとっさに見ないように両手で目を覆ったのだがパンツを見られたのが恥ずかしかったのか、それとも菱井のそれを偶然とはいえ目に入れてしまったのに興奮してしまったのか顔のほてりが止まらない。
うう、なんでこんなことにと女物のパンツを履いてる変態ということが知れ渡ってしまった事実から目をそらすべくいやいやと首を振っていると、
「うきゅ~! ぜんがちゃんかわ~い~!」
と、赤井が俺の頭を抱きしめる。そのことに俺はまた別の意味で赤くなってしまった。
赤井は可愛いものを見つけると”うきゅ~”という掛け声とともに抱きしめる癖があるんだが……困ったことに赤井の胸部装甲はかなりでかいんだ。しかも今日はなんかいつもより締め付けが……きつ……
「あ……あかい~。ちょっとしめつけを……ゆるめ……てっ……いきがぁっ……」
「あ~涙目のぜんがちゃんもいい……これはもうちゅ~してもいいよね! は~いぜんがちゃん、ちゅ~」
ちゅ~? ちゅ~ってなんだっけ? と回らない頭で考えていると突然、
「「「ダウト」」」
の声とともに残りの3人に救出された。大鳥居が
「それじゃぁ私達は女の子同士でちょっとお話がありますのでぜんがちゃんはあの不埒者たちをボコボコにやっちゃってください!」
……あれ? 大鳥居は男じゃなかったっけ? と回らない頭で考えながらまぁ女同士の話なら男の俺が入るわけにはいかんよなー
そんな事を考えながらフラフラとした足取りで女の敵に対峙する。……こいつらさえいなければ辱めを受けることもなかったのにと睨みつけてやる。
そしたら、スカートめくり小僧の取り巻き3人が血の涙を流しながら睨み返してきた。おおう、穏やかじゃねぇな。
「菱井さんが自ら……自ら……」
「赤井さんのむ、胸に埋もれるなんて……ころしてでも奪い取る」
「いっつも櫻井さんと仲良くしやがって! うらやましいです変われ!」
なーんかブツブツ言ってるが聞こえねーなー
「ふん、男女! とうとう男であることを捨てたようだな。あんな女物のパンツ……ぱんつ……」
なんかそこまで言ったらまた鼻血出して倒れてしまった。
え? 何こいつ、もしかして俺のパンツ見て興奮してるの!? ちょっとドン引きなんですけど……ああ、神よ。私は今日いたいけな少年の性癖を壊してしまったかもしれません。お許しください。
とか懺悔してる間にドールバトルの申請が来た。コイツが俺のスカートをめくってドールバトルで俺に叩きのめされるのがいつものパターンだ。いつもは拳骨落とすだけで済ませてるけど今日は辱めを受けたからなぁ。なにを賭けるか……
ここで野良ドールバトルの説明をしておくと対戦したい相手に勝ったら欲しいものを書いてドールバトルの申請を送る。でそれに対して受けるなら勝ったら欲しいものを書いて返信する。双方同意が取れればリングの設営を待ってドールバトルの開始だ。リングの設営とはいってもここまじで宇宙人の技術提供を受けた未来都市だから地球がリングだを地で行ってる。まぁどこでもドールバトルができるように改造済みってことです。……っておまっ、
「戦利品にちゅー希望って何書いてんだお前!」
「そ、そんな大げさなことじゃないだろ! 別に唇じゃない!唇にしたら赤ちゃんできちゃうじゃないか ほっぺにチュッってやるだけだろ! お前は俺様にちゅ~できることをありがたく思えばいいんだい!」
あーコイツ名前なんだったっけ? いっつもスカートめくり小僧ってよんでたから覚えてないわ。 どうしてこんなになるまでほおっておいたんだ!!! 性癖がぐちゃぐちゃじゃないか ……じゃけんもっと壊しちゃいましょうねぇ(ニチャァ)……
「ふん、結局受けるんじゃないか。内心では喜んでるんじゃないか? ……ってこの敗北時のオーバーパンツを自分一人で買ってくること……ってなんだ?」
「女物のパンツの上に履く女物のパンツだ。ドールショップに行けば売ってるだろ」
「はぁ! お、お前俺に女物のパンツを買いに行けっていうのか!?」
「人にチューなんてせがんでおいて何言ってるんだか。で、受けるの? 受けないの?」
「うー、……そうだよ、勝てばいいんだ。勝てばすべて丸く収まるんだ! そう、すべては勝てばいいんだぁ!」
相手が受諾したのか周囲に同意と書かれたモニターがいくつか展開される。そして空から小さな影が舞い降りる。
「双方、同意と見てよろしいですね!」
おー今日の審判はおやっさんか。
「ドールファーーーーイトゥーーーー! スタァーーーーンバーーーーイ」
おやっさんがそう叫ぶと地面に亀裂が入りドールファイトのリングがせり上がってくる。
まぁこれが地球は改造済みといったことだ。その他にも色々改造されてたりするんだがそれはまた別の機会にしよう。
……それにしてもあいつ、仮にも関西大会小学生の部の優勝者相手に勝てる気でいるなんて……ま、油断はしないようにしておこうか。
やっと次でバトルだ!
でも多分審判のこととかレギュレーションのこととか書いて戦わないんだろうなぁ……
ちなみに作中で説明できなかったけどドールショップはコンビニとかポ◯モンショップとかあんなかんじのやつです