存在するということは、行動することである。
1724,4,22 イマヌエル・カント
ここからは本人視点。
多少歩いてみてわかったこと。
これは私の好きなBLACK LAGOONの世界だということ。
英語だけは完璧にしといてよかったと思う、聞き込みも喋っている言葉も理解できるのは助かる。
状況を整理すると、私は死ぬこともできず何故かあのロアナプラに来てしまったこと、容姿は一切変わっていないこと、金は使えること、原作の前…ということしかわかっていない。
まあ上々だろう。
さあどうする?
原作前であり、原作知識もある。
まあ、遊ぶしかない。
まずはどういう立ち回りにするかだ。
味方であることは絶対。後にできる黄金夜会を敵に回してしまったら生きることなんて絶対できない、死への一直線。
ならどうするか。
どうせならこの原作知識を存分に活かせて尚且つ原作キャラと絡むことができて原作を見守る事ができるものなんて…ああ、一つあったな。私の望みをすべて叶えられる職業が…
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岡島緑郎は仕事のために国外に来ていた。
しかし、仕事は達成できなさそうだ。不幸続きの最悪な日。
仕事は達成できないわ酒場にいったら飲み比べして襲われるわ。そして会社にも見捨てられ最悪な一日だった。
そしてそのまま自分の仕事を達成できなかった理由とも言える運送屋に拾われる…濃い一日を過ごしそのまま岡島緑郎、いやロックはロアナプラにて暮らしていた。
古客からの嵌められた仕事のせいで色々あった一日。
仕事終わりの酒として四人で酒場、イエローフラッグに繰り出していた。
ベニー、ダッチ、ロック、レヴィの順番でカウンターに座っているとダッチがレヴィに声をかけた。
「そうだ、レヴィ。今日は珍しくアイツが来るとさ。」
「おいおい!マジかよ!!久しぶりじゃねぇか!?」
意気揚々とグラスをかかげて嬉しそうにするレヴィ。
そんな彼女にロックは頭にはてなが浮かんだような顔をした。
「なあダッチ、アイツっていうのは誰なんだ?」
その問いに対して聞かれたダッチは納得したような顔をした。
「そうか、ロックはまだあったこともねぇのか。」
「アイツっていうのは悪党御用達の情報屋のこと。彼女、引きこもりだからめったに外出ないんだよ。」
ダッチに続いてそういったベニー。“彼女”と呼ばれる人物は情報屋という未だこの街でも見たことも聞いたこともなかった人物だった。
引きこもりの情報屋、少ししかない情報にどんな人が来るのだろうと予想していると後ろから声がかかった。
『なになに、皆であたしの噂話?趣味悪いねぇ〜』
急にかかった声にロックは驚いて、それ以外の三人は聞き馴染みのある声に後ろを振り返った。
振り向くと全身黒で覆い尽くされた格好の人が笑顔で笑っていた。
「きたか、ライト!待ってたぜ〜!!」
レヴィがそう声をかけると今座っていた席を譲り、隣に座った。
『久しぶりだね、3人共。そしてはじめまして。岡島…ああ今はロック。情報屋のライトだ。よろしくね。』
ロック以外の三人に声をかけたあと、隣にいたロックの方を向きそう挨拶をした。
自身の捨てた名前、そしてダッチがつけた今の名前。どちらも知っている彼女にびっくりした。
「な、なんで俺の名前を?」
怯えたようにそう言うと彼女は大笑いした。
よほどツボにハマったのかかけていたサングラスを外し、出てきた涙をぬぐった。
『いやいやいや、ごめん。そんなことを聞かれると思ってなくてさ。あたしは情報屋だよ?ブラックラグーンに入った新人の名前なんてすぐ分かるに決まってるじゃないか。』
そう言うと店主のバオにむかってジムビーム。と注文をした。
すぐに出てきたグラスにジムビーム。グラスに注ぎ一気に飲んだ。
「んで、最近はどうだ。面白そうなことあんのか?」
飲みながらそう聞くレヴィ。
最近という言葉にうーんと首を考えて考えたが何も思い浮かばなく、首を横に振った。
「なんだよ、つまんねぇなぁ。お前んとこは情報しかねぇからいい情報入ってかと思ったんだけど」
はぁ、とつまんなさそうにため息をつきまたグラスの中の酒を飲んだレヴィ。
それに対してベニーが横からちゃちゃをいれた。
「しょうがないんだレヴィ、ライトは守秘義務をちゃんと守ってるんだから。」
その言葉にうんうん、とその本人は頷いて述べた。
『そうそう、もし面白いものがあっても何事もない限り本人以外には教えないよ。』
その言葉にへーへーすいませんでしたーーといったような顔をした。
それをみたライトは少し笑い、またグラスの中のジムビームを飲み干した。