なんちゃってサイヤ人(偽ターレス)で実況プレイ風 作:ハンマーしゃぶしゃぶ
俺こそが真の戦闘民族だかかってこいやな動画はーじまーるよー。
前回は私の甘えん坊プレイと授乳プレイが突然の怒涛の高難度QTEに敗北し、全イベントファンブルしてモコモ公国追放くらった挙げ句、名付けたホモが華麗にスルーされた事故が起きましたが、危うくリセット案件かと思いきや、波間を漂うサーフィンミニゲーを今度こそ華麗にクリアーしてカイドウさんに接触できたの大勝利まででしたね。
このゲーム、このようにイベント中も突然のQTEが挿入されてくる事があるので油断しないようにしましょう。(18敗)
結局、追放されてしまったわけですが、騒動の中でビブルカードを盗むことには成功しましたし、その気になったらいつでも里帰りできます。
将来的には、力をつけて御礼参りに帰ってきましょうね。ポーネグリフもカイドウさんの為に奪う必要がありますし。
しかし、攻略ウィキを片手に、赤ん坊籠というイカダ以下のカス船で、よくぞ私はサーフィンミニゲーをクリアしました。
さすがのナチュラル・ボーン・デストロイヤーな偽サイヤ人のホモくんでも、あと一週間誰にも拾われずにサーフィンミニゲー続行だったら死んでました。
さて気を取り直してさくさくプレイしていきましょう。
カイドウパパとアルベルママ相手には全力で甘えられるので、安心して赤ちゃんプレイをしていきます。
適当に彼らにじゃれついたり、放り投げられたりしているだけで、ガンガン体鍛えられますので、何度邪険にされてもしっかり絡んでいきましょう。
このフィジカルを気に入られているので、ウザがられて捨てられる事はありません。
寧ろ、構えば構うほどガンガン強くなるので、彼らの好感度もガンガン高まります。
後の百獣海賊団(現在たった二人)ですから、完全実力評価です。
強くなればなるほど、その分、信頼度も好感度も気づけばカンストします。
ある意味、百獣海賊団は仲間と仲良くなるの一番楽です。
適当にカイドウ達の側で赤ん坊らしく遊んでるだけなのでガンガン倍速していきましょう。
と思いましたが、ここは飛ばすわけにはいきません。
ヤマト坊っちゃんです!
ヤマトとエンカウントしました。
私の未来の嫁です。
同い年か、ちょっと主人公が年上でしょうか。
でもどっちも赤ん坊ですし、ここは幼馴染という事でいいでしょう。
これが狙いでした。
カイドウを海賊王にしつつ、ヤマトといちゃいちゃ婚するには、幼少期から百獣海賊団に所属しカイドウとヤマトの好感度を稼がねばなりません。
これが青年期からの百獣海賊団加入だと…
〝カイドウを海賊王にする〟→ヤマトと対立。
〝ヤマトといちゃ婚〟→カイドウと対立。
となってしまいます。
おでん教に洗脳されきったヤマトだと、カイドウとの対立は避けられず両立不可能になってしまうんですね。
なのでここで無理をしてもズニーシャから投げ捨てられカイドウに拾われる必要があったんです。
危なかった。
私のガバプレイが、こんなにも綺麗な展開になるなんて。
こっからはヤマトと幼馴染関係の構築をしつつ、ヤマトを危険遊戯に巻き込んでいきましょう。
具体的には、ホモくんによる兵隊奴隷解体ごっこにヤマトも引き入れます。
こうすることで、ヤマトの中に眠る鬼の子DNAが刺激され、おでんに憧れカイドウを忌避する純粋無垢な魂を汚してやるのです。
しかしヤマトは原作でも超善人であるぐらいで、ステータスもカルマは善に全振りでかなり強固です。
でも赤ん坊の頃からちょっとずつカイドウ成分を強める事で、大きくなった時に悪を受け容れやすく土台が出来上がるので千里の道も一歩から。頑張りましょう。
「キャッキャ♪ダーダー♪」
「あぅーー?ぅ~~♪あぅ♪」
「ぎゃあああっ!!や、やめてくれぇぇぇぇ!!!助けてください!!カイドウ様ぁぁぁ!!!」
ホモくん、ヤマトちゃん、無邪気な赤ん坊の遊びは純真で心洗われますね。
■
「サル!サルはいるか!!」
「どうしたんだ、カイドウさん」
「キング、サルはどこにいやがる!」
全てを破壊し尽くした港町に転がる山のような残骸、骸。
それらを踏み潰しながら、大巨漢のカイドウが棍棒を担ぎながら歩いてくる。
キングは、辺りに自分達しかいなくなったのを見、そして周囲の気配をつぶさに感じ取ってから、顔のマスクを外す。
空気を美味く感じられた。
「サルなら…」
キングがちらりと見た方向で爆発が起きた。
最後に生きていた敵海賊が、ちょうど今しがた消し飛んだ所だろう。
「…あの野郎…また殺しやがったな?」
「そろそろ奴隷が足りないからな。補充したいところだったが…ありゃ殺してるだろうな」
「分かってんなら何故サルの側に付いていねぇ!降伏する気がある奴まで殺してちゃ、いつまでたっても船をおれ達だけで動かさなきゃならねェんだぞ!」
「カイドウさんが、奴隷は殺していい玩具だって教えるからだろう」
「おれは教えてねェぞ…!てめェだろキング!サルの躾はてめェに任せてるんだぜ!?」
「だがよォ、カイドウさん。あんたがこの街の9割方を、敵諸共更地にしちまったんだぜ。サルは親の猿真似してるだけだろう」
カイドウはチッ、と大きく舌打ちをすると、やんちゃ過ぎるバカな
「猿!!」
「おやじ!」
近づきつつカイドウが名を呼べば、爆発が起こった方向から脱兎の如く、山猿が駆け寄ってきたと思ったらそのまま大跳躍をしてカイドウの肩にちょこんと着地。
「てめェ…猿!敵を殺す前に、降伏するかどうか…ちゃんと聞いたんだろうな?」
「…おれ、ころすつもりなかったんだぜ!ほんとだよ!でも、あいつらおれをチビざるってバカにするからよ。ちょっとあのワザつかったら――」
「バカかてめェは!!!」
がつーーん、とカイドウの棍棒が猿の石頭を小突くと「いでっ!?」という間の抜けた悲鳴が上がる。
カイドウの怒りが向けられていたが、それは自分の肩にどっかと座っている無礼ではなく、自分を〝おやじ〟と呼んだことでもなかった。
「
「いでーーっ!わーん!アルベルー!おやじがいじめるんだ~!」
もう一度、棍棒で小突かれて、サルはその名の如く、猿のようにぴょんと飛び去ると今度はキングの頭に引っ付く。
「おー、いてて…」
「…やれやれ。…いいか、サル…しばらくは手足と尻尾以外で戦うのは禁止だ」
頭を痛そうに擦る子猿に、キングはきちんと言い聞かせていく。
「あとおれをアルベルと呼ぶな。おれの名はキングだ。それはもう忘れろ」
「あっ。わすれてた!ごめんなさい…キングにぃ!」
一度、カイドウが酷く酔っ払った拍子に、キングのことをアルベルと呼んだのを、普段は単細胞のサルはしっかりと覚えていた。
それからは、時折キングの事をこう呼んでくるのだが、今のように完全にカイドウ・キング・サルの3人だけの時はまだいいが、このサルはアホなのでキングとしては心配の種でもある。
アルベルという名がバレれば、どこをどうなって、いずれ世界政府の耳に届いてしまうとも限らない。それぐらい、世界政府の手足は長く、地獄耳で、そして闇深いのだ。
最近は落ち着いてきた、政府の〝脱走ルナーリア人探索〟の手が活性化してしまえば、キングの尊敬するカイドウに迷惑がかかる。
キングとしてはそれは避けたい。
「ふん…低能猿め。今度忘れたらもう遠征には連れて行かんぞ」
だが、そんなふうに、カイドウと同じようにキングもまた手酷い悪評を面と向かって言ってはいるが、それでもキングは自分の頭にへばり付く子猿を自由にさせていた。
しかし相変わらずこの子猿は末恐ろしく、そして楽しみな戦闘力と思えた。
(昨日、カイドウさんは確かにボロブレスの吐き出し方のコツを言っていた。だが、聞いた所で同じ実を食っているわけでもない、このサルにはなんの意味もないはずだった)
だがサルは、ミンク族特有のエレクトロの力と、既に使いこなしつつある覇気とを組み合わせて、電熱の〝偽ボロブレス〟とでもいうべきものを口から吐き出してみせた。
それがつい先程の爆発の正体というわけだった。
(本家本元が灼熱の吐息ならば…サルのものは雷撃の怪光線、と言った所か)
キングはマスクの下の顔を愉悦に歪めていただろう。
眼前をのっしのっしと歩くカイドウの表情は拝めていないが、恐らくは自分と同じように、この小さな殺戮魔人の成長を楽しんでいるに違いなかった。
近頃、カイドウの海賊団も着実に大きくなってきていた。
元MADSの巨漢かつ肥満の男を受け入れてからは、彼が持参した科学技術の数々で百獣海賊団は急速に成長を始めた。
サルも加減を覚えて、カイドウが許した場合以外での殺戮はしないぐらいの自制心はしっかりと見に付けていた。
育ての親のキングとしても鼻が高い。
なにせ、最近はましになったとはいえ、サルを拾った当初は下僕は補充しても補充してもすぐにサルが壊してしまうから、この赤ん坊の世話は本当にキングが手ずから行ったのだ。
おしめも替えたし、夜泣きの度に睡眠から叩き起こされてサルを背に乗せ夜空を滑空したし、腹をすかして癇癪を起こせば背の炎をごうごうと燃え上がらせて殴る蹴るを凌ぎ、哺乳瓶でミルクを飲ませた後は背を叩いてゲップもさせた。
(本当に…まったくおれはこいつの母親か?苦労させられたものだが…しかし、こいつを拾って良かった事は、強さ以外にもう一つあった。思わぬ収穫ってやつだな…)
それは、カイドウの娘・ヤマトの事だ。
波間に漂うサルを拾ってすぐに、カイドウもとある女に子を産ませた。
産ませたというよりは、産んでいた、と言った方が正しいかもしれないが、とにかくカイドウは一児の父となった。
子育ての大半は、当然のように奴隷達にやらせていたが、その中で同じ赤ん坊で、同じ規格外の力を持っていたヤマトとサルは互いを遊び相手にしてすくすく育っていった。
成長するにつれ、カイドウの海賊行為に眉を顰めるようになってきていたヤマトだったが、ある時、反抗的だった娘にカイドウはこう言ってやった。
「ウォロロロロ!ヤマト…おれをひでェ奴だとお前は言うが、お前が今しているのは…一体何だそりゃァ…えェ!!?」
「ぼくはただサルとあそんでるだけだよ!お父さんとはちがうもん!」
「ハッ!確かになァ!おれはこれが仕事だ…遊びじゃねェ!ウォロロロロ…!そうかそうか、それがてめェの遊びか、ヤマト!」
「そうだよ。でもお父さんは仕事で人を苦しめてる…そんなのおかしい気がする!そんなのやめてよ、お父さん!」
「…ふん、ガキが大人の仕事に口出しするんじゃねェ!てめェが大人になったら少しは話くらい聞いてやってもいいが……今はまだガキ同士
「…おやじに言われなくてもあそんでるぞ」
「おいサル、あんなやつ〝おやじ〟ってよばないほうがいいよ!…そんなことより、はやく〝ネズミ捕り〟のつづきしようよ!」
ヤマトは、唯一の同い年の友人と共に…ネズミ役の人間 ――顔を、クイーンによってネズミ風に改造された奴隷―― を追いかけ回し、そして手足をもぎ取ったり頭を潰したりして、何匹多く退治できるかを競っていた。
子供は無邪気だった。
どんな心優しい子供でも、興味本位からアリを踏み潰したり、足をもぐ事が多々ある。
なんてことはない。この行為は、ようはそれであった。
同年代の、たった一人の対等な友人が、そういう遊びを普通にしているから、ヤマトの価値観と常識もすぐにそれに染まっていった。
最初は、「うぅ…嫌だよ…き、気持ち悪い…かわいそうだよ…」と、断ったりしていたが、ヤマトが何度断ろうとも全くの悪意無くサルは笑顔で彼女を遊びに誘い続けた。
おでんという死に様、生き様にまだ触れていないヤマトは、素直で押しに弱い所がある。
「なんだよー、前はよく一緒に雑魚をバラバラにしたり、戦わせたりしたじゃねーか。いまさらネズミ捕りぐらいいーだろ」
「うぅぅ…でも…」
確かに、ヤマトの思い出にはすでに、サルと一緒に
それを思い出すと、ヤマトの心は抵抗なくその遊びを受け入れそうになる。
ヤマトはやがてたった一人の友人の誘いを断りきれなくなり、一回だけ…とその遊びに付き合った。
一回やってしまえば、後はもう慣れるのも早い。
子供の学習速度と慣熟速度は並ではない。
カイドウが制限しているのもあるが、娯楽の少ないヤマトの居住空間では、サルとの〝ネズミ捕り〟はやがて刺激的な娯楽になっていったのだ。
「へへへ…!そっち行ったぞ、ヤマト!」
「うん!まかせて!」
「……!!……!!!」
顔面を無理やり整形され、人語さえまともに扱えなくなった奴隷が、声なき悲鳴を上げて逃げ惑うのを、ヤマトとサルは笑顔で追い詰めていく。
それを見たカイドウは、娘が
(ウォロロロロロロ!サル…てめェはヤマトにいい影響を与えている)
本当に自分の血を引いているのかと、いろいろと気に食わない
朱に交われば赤くなる、とも言う。
ヤマトの純白の心は、確実に血の赤で染まっていった。