なんちゃってサイヤ人(偽ターレス)で実況プレイ風   作:ハンマーしゃぶしゃぶ

5 / 10
Part5

ワノ国をいじめ抜く実況プレイはーじまーるよー。

 

べつにワノ国が嫌いなわけじゃありません。

ですが百獣海賊団の栄光を求めるプレイングだと、自然とワノ国がぼこぼこになるんです。不思議ですね。

しかし我らがカイドウさんが海賊王になってしまえば、本拠地を長年務め上げたワノ国人は多少良い目みれるようになりますから(希望的観測)今は我慢の時ですワノ国人さん達。きっと、最下級奴隷から中級奴隷ぐらいにはなれます。

 

さて、ルフィ達が来る前の最後のワノ国蜂起がこの前終わったので、後は麦わら海賊団が来るまでの大きめなイベントとしては、エース率いるスペード海賊団の来襲ぐらいです。

エースですが、殺しても殺さなくてもどっちでもいいです。

どうせマリンフォード頂上戦争で死ぬので、ここで死んだところで後のイベント発生は誤差です。

黙っとけばルフィ達にもバレませんし、エース等の原作名有りキャラは経験値が美味しすぎるので、殺しても後のイベントに大きな影響が無い奴はがんがん殺していきましょう。

倒すのと、キッチリ殺すのでは経験値に結構な差がありますからね。

それにこの段階だとまだ白ひげ海賊団に所属していない筈なので、殺しても白ひげが動くことはありません。

安心して殺しましょう。

もっとも…有名所のNPCは、とどめを刺そうとしても運良く逃げたり生き延びたりする事が多く、まるでメタルスライムなのでなかなか仕留めるのは大変ですがそこは私の腕で補っていこうと思います。

もうじきエースが来る筈なので、スペード海賊団の上陸ポイント辺りでぶらぶらします。

 

「バヴァ。こんなとこで1人で何してるんだい?」

 

おっと、バヴァの嫁のヤマト坊っちゃんの登場です。

NPCは、このように特にイベントに出張ってない時は、思い思いに時を過ごしますが、好感度が高いキャラを探してウロウロする時があります。

今回は、エース打倒の経験値を独り占めしたいので単独行動していましたが、ヤマトの方から来ちゃったなら仕方ありません。

このまま「帰れ!」と言うのも気が引けますし、ここでヤマトといちゃいちゃしましょう。

 

「ヤマト…こんなとこまでおれを探しに来たか?くくくく…お前も大分満更でもなさそうだ」

 

「はぁ!?ち、ちがうよ!ぼくはただ…ちょっと散策してたら、たまたま君がいただけだ!」

 

「こんな辺鄙なとこまでか?鬼ヶ島からも都からも大分遠いぜ」

 

「だから違うって言ってるだろ!ぼくは…そう、ここで修行しようと思ってたんだ!ここなら暴れても誰の邪魔にもならないからね!ぼくはもっと鍛えて…クソオヤジを超えるおでんになるんだ!」

 

はいはいって感じのバヴァ君の表情がナイスです。

ターレス様のクールな色気と共に、上から見下すようでありながら生暖かい保護者目線もあって妙に優しいし、ふざけた事ぬかしてるヤマトはアホ可愛いです。

 

「素直じゃないな。…だったら、ヤマト…修行がてら、おれと一勝負してみるか?負けた方は、勝った奴の言うことを何でも一つ聞く」

 

「それって…どうせまた『おれの嫁になれ』って言うんだろ?…そんなの、ぼくのおでんになる夢が叶わなくなっちゃうじゃないか」

 

「へぇ?つまりヤマトはおれに負ける気まんまんってわけか」

 

「むか!そうは言ってないよ!ぼくはクソオヤジの子供だ。百獣のカイドウの名にかけて誰にも負けない!」

 

「ハッ!おれだっておやじの名を背負っている大看板だ。たとえおやじの娘相手でも、負ける気はないぜ」

 

「…いいよ。わかった。勝負だ、バヴァ!ちょうどいい…今日こそ君との決着をつける!そして、もう二度とぼくをお嫁さんにしたいだなんて、ふざけた事を言わせない!」

 

「…クククッ、だから頬を赤くしながら言っても本気にゃとれんぜ、その言葉。やっぱ満更でも――」

 

「満更ある!!!ぼ、ぼくは君のお嫁さんになんかならない!」

 

「じゃあおれ以外となら、ツガイになっても良いって事か?」

 

「そ、そういうわけじゃないよ!君以外とだなんてもっとヤダよ!…あ」

 

「やっぱ満更で――」

 

「だからーーー!もう!!勝負だ勝負っ!!いくぞバヴァ!!」

 

「へっ…来なよ、ヤマト()()()()()

 

うーん、2人の口喧嘩を見てるだけでご飯がもりもり進みますね。

2人は仲良くいちゃいちゃバトルを開始しました。

エースとの決戦前にあまりダメージは負いたくありませんが、これはこれで良い経験値稼ぎです。バトルはきっちりこなします。

それに…ヤマトとのバトルは、うまいこと部位ダメを狙えば、着物がはだけたり破けたり、袴がびりびりになったり、倒れ込んであの爆発的暴威な双丘にタッチしたり顔を埋めたりで、その度にヤマトの反応がゲキカワでさらにご飯が加速する。

さぁがんばるぞ。

 

…。

 

……。

 

………。

 

ヤマトくっそ強ぇ。

結構ガチってしまいました。というか、ヤマトも人獣形態まで使ってガチってきました。

バヴァ君もかなり強くなっているはずなんですが…カイドウの娘であることを誇りに思っている今のヤマトは、カイドウの血筋のパワーを存分に使いこなしているみたいです。

何とか辛勝しましたが、思ったよりも拮抗したバトルを展開しただけあって、異端の猿ミンク(サイヤ人)の獰猛な血が疼いたのかバヴァ君はヤマトに馬乗りになってほくそ笑んでます。

おっと、これはR18展開でしょうか?

 

「おれの勝ちだな、ヤマト」

 

「く…っ!」

 

「さてどうするか。このまま、ここでツガイの契りでも結ぶか?」

 

わっるい笑顔やで、バヴァ君。

その反対に、組み敷かれているヤマト坊っちゃんは、坊っちゃん設定忘れてんのかってくらいに顔を真っ赤にしてます。

頑張ってバヴァを睨んでますが、正直牡を煽ってるだけの、紅潮顔潤み睨み上げです。

エロ同人でいっぱい見た構図で、これは完全に誘い受けという奴だ。私は詳しいんです。

 

「おい、てめェ!!」

 

うん?

くんずほぐれつな2人に声を掛けてくる、この空気の読めない奴の声は。

 

「女に跨って、痛めつけて…てめェにゃ男の誇りはねェのか!さっさとどいて、その手を離せ!!」

 

エースです!

まさかのこのタイミングでエンカウント。

怒りのままに炎をかっかと拭き上げて威嚇してきます。

そりゃそうでしょう。

傍から見たら、今現在のヤマトとバヴァの構図は、完全に合意なき暴力的交合い寸前。

正義感溢れる海賊であるエースにはたまったもんじゃないでしょう。

炎をメラメラと滾らせながらも、直ぐ様攻撃を仕掛けてこないのは、バヴァ君のめちゃ側にヤマトがいるからです。

 

「なんだ、貴様は」

 

「さっさとその娘から離れろってんだ!!」

 

落ち着きながら静かな雰囲気でバヴァはエースに尋ねましたが、エースは激昂状態。

うーん、話になりません。

すぐ怒るとこはまさにロジャーの血。

やーい、鬼の子!忌み子!

いけません。この悪口は全部、ヤマトとバヴァにそっくりそのまま返ってきますね。やめておきましょう。

バヴァ君は、組み敷いたヤマトと、燃えている(物理)エースの顔を見比べて、そして闖入者が何で怒っているのかを察したようです。

 

「丁重にお断りする」

 

ニヤッと笑ってから、ターレス様の数ある名言の一つを、煽るように言ってのけました。悪役ムーブが本当に似合う男に育ちましたね。

さて、なし崩し的に二回戦スタートです。

バヴァ君は、現状ヤマトとのいちゃらぶ喧嘩の直後で結構ダメージもくらって体力も消耗していますが、カイドウやキングやクイーンやジャックやヤマトと日常的にぶつかり稽古しているバヴァ君なら私のプレイスキル次第で勝てるでしょう。

さっ、見せつけてやりますよ。

私の腕前を。

 

…。

 

……。

 

………。

 

ちょっと失敗しました。

バヴァが燃えてます。

ちょっとした操作ミスから、エースの超必殺技〝炎帝〟が直撃してしまいましたが、さすがバヴァだ何とも無いぜ。(HP残り4割)

 

「少しは効いたぜ…!」

 

片手で受け止めて、余裕アピール。実際はなかなかのダメージを貰っていますが、ハッタリは大事です。

ほら、エースさんが魔貫光殺砲を受け止められたピッコロさんばりに驚愕の表情で戦慄いています。ハッタリに気圧された形ですね。

ニヤッと笑ったバヴァが、炎帝を受け止めた片手から、お得意の気弾を放つと、驚愕していたエースは反応が遅れたのか直撃。やりました。

ここが攻め時ですね。

一気呵成に攻めまくります。(ガチャプレイ)

 

…。

 

いや、意外と…粘りますね。

 

……。

 

うっそだろお前。今ので何で立ち上がってくるんや。

 

………。

 

(冷や汗)

 

ほら勝った!!!

バヴァの必殺の一撃がエースの胸にぶち当たりました。

下手をしたら死亡、下手をしなくても後遺症待ったなしの重傷確実。

楽勝でした。

はーーーーーーおととい来やがれってんですよ。カスが。

 

 

私の、一分の隙もない、華麗なるプレイスキルの結果、全く欠片も危うげ無くエース打倒完了です。

ですが、最後の全力パンチで数百mぶっ飛ばしてしまいました。

急いで追撃&とどめに走ります…………あぁやっぱり…エースに逃げられました。というか、部下のスペード海賊団の皆さんに担がれてスタコラサッサしてますね。エース自身は「は、はなせ…!がふッ…お、おれはまだ戦える!」とギャーギャー喚いていますが。

バヴァ君もだいぶボロボロだし、ヤマトもバヴァとの喧嘩で消耗してます。

これ以上の追撃は危ないでしょう。やめておきます。経験値は結構貰えましたしね。

しかし残念でした。

バトルは私の圧勝以外の何物でもありませんでしたが、運悪くとどめを刺しそこねました。

このように、さっきも言いましたが原作有名ネームドNPCは運が味方する事が多いんですよね。でも、その方が原作ブレイクするのにやる気と希望がムンムン湧いてきますが、今日のところはお開き。解散!

 

「…帰るぞ、ヤマト」

 

「……………え?か、帰るのかい?」

 

男のサシ対決の邪魔しちゃいけないと、正座でちょこんと座って観戦してたヤマト坊っちゃんかわいいですね。

バヴァが圧される度に、思わずデカケツ浮かして駆け出しそうになって介入しそうになってる所もさらにかわいい。

 

「?? ああ、そのつもりだ。…予想外の奴との楽しい喧嘩もあったし、おやじに報告もしなきゃな。それに腹が減ったぜ…。さぁ帰るぞ」

 

バヴァの腹がぐぅーーーーっと鳴っています。

サイヤ人(偽)にとって、空腹は何よりも大敵で、そして最優先の欲求ですし、バヴァ君視点では楽しいバトルを味わったせいで、ヤマトとのいちゃいちゃ欲求を忘れるくらい満たされてしまったようですね。

残念ですが、ヤマト坊っちゃんがひょっとしたら期待していた、あの続きはお預けとなりました。これも全部エースって奴のせいでやんした。恨むんならエースを恨んでください。

 

「…うん」

 

しょんぼり顔のヤマトの顔もかわいい。

 

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