現場は、A寝台のツインDXだ。
寝台特急「北斗星1号」は、函館を過ぎた後は室蘭本線に入った、列車は今、登別である。
そして、1人の客がツインへ行こうとしたら、2人の男女が死んでいるのを発見した。
「はっ、キャーッ!。」
と、1人の女性が悲鳴を上げた。
「どうしましたか。」
「大変ですよ、寝台で人が、人が殺されているんです。」
「えっ、何だって。」
と、そこへ居合わせたところ車掌がやって来た。
「こ、これは大変だ。」
そして、寝台特急「北斗星1号」は定刻通り、8時53分に札幌に到着した。
数分後、ホームに捜査員と公安隊員と駅員へ高架橋を降りてやってきた。
「何処だ!、死体が見つかったのは。」
「53分に到着した、寝台特急「北斗星1号」の個室寝台で。」
「死んでるのは、二人の男女のようです。」
と、言ってホームへ向かった。
「やはり、凶器はけん銃のようですね。」
「じゃあ、定山渓の時にも。」
「そうだ、やはり同じ手口による犯行だ。」
「警部、被害者の身元が分かりました。」
「おう、それは本当か。」
「はい、被害者は東京在住の香取 真治と岡崎 渚と判明しました。」
「うん。」
「被害者の香取は岡崎の婚約とわかりました。」
「ほう、なるほどね。」
寝台特急「北斗星1号」で起きた射殺事件は、特捜班にも連絡が入った。
「何、寝台特急「北斗星」で射殺死体。」
「えっ。」
「うんうん、被害者の身元は香取真治と岡崎 渚、分かりました、さっそくこちらで調査いたします。」
と、高杉は電話を切った。
「おい、北海道警から捜査協力の要請だ。」
「わかりました、早速当たってみます。」
早速、南と高山は香取の家へ向かった。
「まさか、北海道へ婚約旅行中に殺害されるなんて。」
「ほう、婚約旅行で北海道に行っていたんですか。」
「はい、昨日の16時の寝台特急に乗って札幌へ行って、次の日には流氷の網走へ行くと言っていました。」
「ほう、なるほどね。」
「あのー、香取さんには何かトラブルとか聞きませんでしたか。」
「そうですね、私に言われてもね。」
「そうですか。」
南と高山は、高杉に報告した。
「えっ、彼は北斗星に乗って旅行へ行っていたのか。」
「はい、彼は寝台特急「北斗星1号」に乗って札幌へ行き、札幌雪祭りへ行き、次の日に札幌から特急「オホーツク」に乗って網走へ行くそうです。」
「ほう、なるほどね。」
「それで、被害者の2人は何処の寝台に乗っていたのか覚えているか。」
「はい、被害者の2人はA寝台のツインDXに乗っていたそうです。」
「ほう、ツインデラックスか。」
「つまり、犯人はけん銃を2発発砲して、そのまま下車して逃走したと思われます。」
「ほう、なるほどね。」
と、高杉は言った。
「それで、犯行に使われた拳銃は分かるか。」
「はい、使用された拳銃は38口径のリボルバーとわかりました。」
小海は、高杉に言った。
「38口径か。」
「警察と鉄道公安隊でも、使用できるけん銃ですね。」
「やはり、定山渓で起きた事件も同じけん銃ですね。」
「高山も、そう考えられるのか。」
「はい。」
「つまり、犯人はガンマニアの可能性が高いですね。」
「いや、犯人は暴力団かあるいは復習による犯行と考えられるな。」
「ほう、なるほどね。」
「えーと、被害者が乗った寝台特急「北斗星1号」は確か上野を16時50分に発車するんだよね。」
「ああ、そうだよ。」
「途中停車駅は、大宮、宇都宮、黒磯、郡山、福島、仙台、一ノ関、盛岡、函館、大沼公園、森、八雲、長万部、洞爺、伊達紋別、東室蘭、登別、苫小牧、南千歳、終着札幌と。」
「でも、問題は犯人は何処から乗って来たかですよね。」
「ああ、そこなんだよな。」
「うーむ、何かトリックがある筈だ。」
と、松本は言った。
そして、犯人はどうやって北斗星に乗ったのだろうか?
特捜班は、この謎を解くことが出来るのだろうか。