殺意の青函トンネル   作:新庄雄太郎

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そして、犯人と思われる男は上野から寝台特急「北斗星1号」に乗って札幌へ向かっていった。


第8章 逃亡

そして、男は大きな荷物を持ってアパートを出た。

 

「いろいろ、お世話になりました。」

 

「そうですか、じゃあ北海道へ行かれるんですね。」

 

と、大家は言った。

 

「ええ、今日の夕方の寝台特急「北斗星」に乗って北海道へ帰ります。」

 

そして、男はアパートからタクシーに乗って上野駅へ向かった。

 

上野駅

 

男は、上野駅からタクシーを降りてホームへ向かった。

 

「えーと、札幌行の寝台特急は16時50分か。」

 

と、電光掲示板を見た。

 

「まもなく、16時50分発東北本線回りの寝台特急「北斗星1号」札幌行が参ります、危ないですから黄色い線の内側に下がってお待ちください。」

 

と、駅のアナウンスが流れた。

 

男は、上野駅から16時50分発の寝台特急「北斗星1号」に乗って北海道へ向かった。

 

ピィーッ!

 

16時50分、寝台特急「北斗星1号」は警笛を鳴らして上野駅を発車した。

 

男は、ロイヤルDXに乗って車窓を眺めた。

 

「すいません、どちらへ行かれますか。」

 

「私は北海道の釧路へ行くところです。」

 

「北海道の釧路ですか。」

 

「ええ、札幌から特急に乗ってい事と思いました。」

 

「そうですか、札幌到着は翌朝の8時53分です。」

 

「そうですか、どうも。」

 

と、車掌に言った。

 

郡山に近づくと、夕食の時間だ、男はグランシャリオでフランス料理を食べていた。

 

男は、そう言って釧路へ行く準備をしていたのだ。

 

「次の釧路へ行くには石勝線・眠本線経由の特急「おおぞら」に乗れば間に合うな。」

 

と、男は時刻表を見ていた。

 

「乗るなら、9時53分発の特急「おおぞら3号」に乗って釧路へ行くのか。」

 

寝台特急「北斗星」は上野を発車して、夜の東北本線走り抜けてゆく。そして、青函トンネルに入った。

 

そして、吉岡海底駅を通り過ぎてそこからは北海道に入ったのであった。

 

次の日、男が乗った寝台特急「北斗星1号」は函館に到着し、そこからディーゼル機関車に交換し、終着の札幌へ向かって走り出した。

 

8時53分、男が乗った寝台特急「北斗星1号」は定刻通りに札幌に到着した。

 

特捜班は、犯人を特定していた。

 

「わかったよ、犯人が使ったトリックが。」

 

「えっ、高山それ本当か。」

 

「ええ。」

 

「つまり、犯人は東京から東北新幹線に乗って仙台から寝台特急「北斗星1号」に乗ったんですよ。」

 

「そうか、犯人は東北新幹線「やまびこ」に乗り、そして仙台で下車して、そこから寝台特急「北斗星1号」に乗って北海道へ向かったって言うのか?。」

 

「ええ、その通りです。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

と、高杉は言った。




そして、犯人が使った列車トリックとは。

次回は、いよいよ終結を迎えるのだ
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