モノポール発電に切り替えるための計画···モノポール計画が始動し、多くの人員と資材が開発に割り振られた
これまでAJ社が蓄えてきた利益も貯蓄も全て割り当てられた
多目的ロボット計画とは訳が違う
失敗は許されない
この計画の指揮を執るロッサとアンペアもその事は重々承知であり、事務系の補佐は内成功者のアルスが支える
ケッセルは大きな博打と見ていた
成功すれば電気エネルギーだけでコロニーのエネルギーが満たせるし、全ての生産力が格段に上がる
しかし、失敗すれば10年間は余力が全く無い状態に陥ってしまう
増える予定の子供の数も調整を入れなければならない
ケッセル自身も現場視察をよく行い激励をする
毎日上がってくる進歩状況の書類を見てニヤつくケッセルであった
···毎日デイリーミッションとミッションをこなしていくケッセルであったが、どうにも他社で政変が起こったらしく、きな臭いとされていたコロニーが遂に着火したようだ
ワルキューレと名乗る軍事組織がそのコロニーの実権を握り、軍備拡張を始めたとの報告が上がっている
軍事組織の軍備拡張ということは戦争が近づいていることを意味する
ただ政変時に多くの人員を粛清してしまったらしく、今すぐに動き出すということは無いだろう
早くて3年後···無理をして早期教育で促成栽培の兵士を量産してからだろう
ただこの動きのバックにヤマオカが支援しているとの未確定な噂もある
もしヤマオカの支援が本当ならば考えられるのは戦争で疲弊したコロニーへの融資と称した借金の押し売りで自社の傘下に組み込むか、人員の吸収を目論んでいる···もしくは後継者達の代理戦争の可能性もある
楽観視もできない
もしかしたら人員を増やせる手段を見つけた可能性もある
スパイを送り込んで内部工作する可能性もある
注意しなければ···
ケッセルが思案したようにワルキューレコロニーからの亡命希望者がAJ社のコロニーにも着た
人数は3名と少なく全員が疲弊し憔悴している顔立ちであったが、視察と称してケッセルがこっそり亡命希望者の3名を目視して確認するとその中の1人にスパイという役職名がくっきりと記載されていた
「さてどうしたものか」
秘書兼パートナーのミカとクズハには自身の特異性を説明している
ステータスが視える力とミッションの事、それに凸の事を話している
彼女達も優秀とは言い難かった自身の急激な成長に戸惑っていた為に俺が話したことである程度の納得はしていた
今回の亡命希望者の中にスパイが居ることもどうするかミカとクズハに俺は意見を求めた
「消す、懐柔する、嘘の情報で操る、無視するの4択でしょうか?」
「うーんクズハちゃん、まずは着地点を決めないといけないよね」
「着地点ねぇ···このスパイを使って利益を得るか、時間を得るかね」
クズハが言う利益とはワルキューレの行動に物資や資源等を高く売りつける事で利益を得るという考えであり、軍事組織となったワルキューレは資源の表向きの入手が困難になってしまっていた
ただこれは他のコロニーから反感を買うリスクがある
もう一つの時間はコロニーの防衛能力を割増して流すことで、攻めるには不利益と思わせる事だ
「まぁ時間だろうな」
「時間ですね」
「時間でしょ」
俺達の結論は時間を取る
モノポール計画に時間を割いている関係上、他のコロニーに定期契約以外で回す物資も資源も無い
時間を得れればモノポール計画を安全に進めることができる
あとはスパイの目的だ
「俺の暗殺か、はたまた破壊工作か、情報収集だけの可能性もある」
正直暗殺が一番怖い
近接格闘能力が俺のステータスの3倍あるため争ったら確実に負けるであろう
「二重スパイにするのに相手が何を忠義としているかによって変わってきますよね。自身のコロニー全体の利益の為か、血縁者を人質に取られているとか」
「まぁ専門の諜報機関ならまだしも、1コロニー程度の国力のスパイ等たかがしれているだろう。クズハ、手段は問わない。心を折れ」
「わかりました」
「他の亡命希望者は数ヶ月の再教育の後に適切な職業に割り振る。これで良いだろう」
「わかりました。ではそのように動きますね」
うちの名前はナカヤマ·バレンタイン
ワルキューレの指示により他のコロニーに潜入し、情報収集をしろと命じられた一般隊員って奴やな
元々うちらのコロニーは外敵用の武器や弾薬を他のコロニーに輸出して利益を得ていたんやが、上層部の汚職により下に利益が還元されなくなった事と周辺コロニーが足元を見始めて資源の値上がりを通達してきた
それによって財政状況が悪化していた所をニューアース最大コロニーのヤマオカの副社長であるシオン·ヤマオカからワルキューレの現リーダーが支援を取り付けてきた
最初はこの支援をもって上層部の腐敗の改善を目指すべきとされたが、次第に過激な思想に染まっていき、遂には治安維持部隊を懐柔して軍事クーデターを発生させた
勢いに乗ったワルキューレはヤマオカの影からの支援で軍事拡張に舵を切り、クーデタ時の人的損失もヤマオカから提供された自律思考人型ロボットにより穴埋めすることができた為に情報収集後、周辺コロニーに攻撃をする予定だ
どのコロニーを襲うかは私は知らない
「ハァハァ! 以上です! クズハ様! うちの知っている事は全て話しましたから···どうか! どうかイギイイイイ」
「可愛い小鳥ちゃんだこと、背中の翼を全てむしって水責めして、電気ショックで眠れなくしたらこれやもんな。5日で根をあげるって根性無いんじゃないですか?」
「ウギギギギ···ね、寝かせてください···お願いしますクズハ様」
「まぁ完全に壊れちゃっても困るから仕上げは指揮官にやってもらおうかな」
「し、指揮官」
ビリ
「ビギイイイイ」
「指揮官様でしょ」
「指揮官様でした! すみませんクズハ様!」
その後クズハから呼ばれたケッセルは精神を折る拷問の内容を聞いて、寝かせないがいかに精神を蝕むか目の当たりにした
クズハから壊れるくらいメチャクチャに犯して快楽責めにしてほしいと言われ、1日中犯し続けるのであった
水責めで体力を失い、眠れなくて朦朧とする意識の中で強烈な快楽に襲われ、ナカヤマの精神はポッキリ折れてしまった
「AJ社のコロニーは戦力の機械化により防衛能力が高い割には資源産出量が少なく、精液の輸出も男性を酷使して必死に外貨を獲得している一時しのぎでしかないことが判明しました。よってこのコロニーを襲うのは旨味が少ないかと」
『了解したエージェントナカヤマ。何か情報を得たら我々に通信を送るように』
「はっ!」
「···はい! 言われた通りの情報を流しましたのでケッセル様、どうか牝犬のナカヤマにご褒美をください!」
「偉いぞナカヤマ。褒美に今日も妊娠させてやるからな」
「ありがとうございます!」
結局ナカヤマは妊娠中毒にさせ、お腹が膨らんでいないと落ち着かないという精神異常をきたし、医学生達にお産の様々なやり方を学ばせる教材として、老化防止ナノマシンの人体実験体兼二重スパイとして活用された
3ヶ月の間に2回の出産を行い、お腹は妊娠線の傷だらけになって治らなくなっている
帝王切開跡も残っており、不完全なナノマシンも投与されているが、体へのダメージが蓄積されており、長くは生きることはできないだろう
もって10年といったところか
「まぁすぐに殺処分しないだけ優しさか···彼女は使えるだけ使う。我々のコロニーの為に犠牲になってもらう」
ナカヤマは数年に渡り80人近くの子供を産んだ後に子供ができない体となり、精神が崩壊し、廃人となったためそこで投薬されて眠るように亡くなった
二重スパイとしての役割を完璧にこなし、AJ社コロニーをワルキューレの侵攻から数年の時間を稼ぐことに成功するのだった
キャラ募集の掲示板を新しくしました。
お題は学生キャラです
6歳からどのように成長するかルールの範囲内で自由に記載してください
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