数カ月間変化が無かった数値に変化が起こった
·基地 1
·学校 1
·研究所 1
·採掘場 1
·牧場 1
·農地 1
·商業施設 1
·居住区 1
·発電所 50
当初の計画よりも遅れたがモノポール発電所が1基完成し、膨大なエネルギー資源を確保することに成功した
お陰で他が規模1の所を発電所だけ規模50とかになっている
火入れというか試運転の時に発電量がデカすぎて蓄電装置が爆発したりと苦労はあったが、これでコロニーのオール電化へ動き出す事ができるし、尿と便を水と食料にする技術や空気から大量の飲水を作り出すこともできる
モノポール発電所は今後も増築するが、次はいい加減生産力を高めようと思う
今回の発電所建築でエメル・フルラットという人物を発掘できたのも大きい
彼女は建築能力はピカ一であり、人を効率的に動かせるし、最低限の統率力もある
建築現場の現場監督として適任者であり、彼女と内政功者のアルスを組ませて自動工場の建築を依頼した
予算や事務仕事、建材の調達はアルスが、現場指揮はエメルが役割を分担することで最初は1ヶ月に1箇所のペースで建設されていったが、建材工場や小型ロボット工場が稼働を始めると建築速度も加速し、10日で1箇所のペースに上がっていった
自動工場な為管理する人材も抑える事ができ、1つの工場に1人のメカニック、10箇所の工場に1人の管理者を割り当てれば自動工場は回る
まぁこれも僅かな資源から莫大なエネルギーを生み出せるモノポール発電による力技である
そうでなければほぼ全自動の工場を大量建築なんて事はできない
作られた工場としてはまずは建材を作る工場(宇宙の時代になってから土を分解して特殊な液体で再合成して建材にするらしい 工場の見た目は真っ白な豆腐に窓が付いているようにしか見えない)から始まり、小型ロボット工場、電池·バッテリー工場、重機工場、資源の加工工場、水生成工場、謎肉加工工場、食品加工工場、弾薬工場ets···
まぁどの工場のロボットも初期型であるので順次アップデートしていったりすることが必要であるが、加工品を売る事がAJ社でも可能になった
特にヤマオカに依存していた飛行車の製造ができるようになったのは大きい
性能や使用電力はヤマオカ製より劣るが、それでも自前の車両というのは良いものだ
ケッセルの移動はアンジェラが運転してくれるが、自分でも車両の運転ができるようになりたいと暇を見つけてアンジェラに教育を受けたが、これがもう楽しくてしょうがない
飛行車は平均時速100キロで地面から1メートルから50メートルの間を自由に飛び回れるし、自動で接触防止装置が付いているので飛行間隔を調整してくれる
そのため渋滞等に左右されることも無ければ、信号等も無い
路上は自転車や歩行者専用となり、車が通る事が無いので交通事故も無くなっている
閑話休題
今まで輸送車もヤマオカ製の飛行輸送車を使っていたが、性能が劣るとは言え自前で製造できる···つまり物資の輸送量をこっちである程度増やすことができる
外敵の関係で輸送する人員は無人化することができないが、そこは学校から輩出される新人ドライバーで事足りる
モノポール計画は大成功、連結計画の電気化·自動化·機械化も成功となり、ケッセルがこの世界に来て1年と2ヶ月···ようやくAJ社は大きく前進することができたのだった
とは言え、工場の急速な建造、ドライバーの需要増加により防衛や治安維持に使える人員が増えないという問題が発生した
「1つ問題が解決したらほんと次々に問題が発生するな」
学校の子供が増えた為、教員も増加させたがそれでも足りていない
お陰で子供の新規生育はストップし、受精卵が冷凍保存されて備蓄されてしまっている
ミカとクズハの尽力もあり(毎日夜は白目むいているが)受精卵の保管数は3000を超えている
今までは毎月200個程度の卵子の確保であったが、ケッセルがギフトに排卵剤の資料を投げた事で排卵剤が作られ、女性陣が定期的に飲む事で排卵数を増やし、毎月500個の卵子を確保することができていた
それが冷凍保存技術が確立したのが約半年前なので約3000個となる
男性陣も精力剤の力を借りているものの、彼らの子供が優先的に産まされて人口を調整していた
「まぁ10年もすればニューアース最大の人口のコロニーにはなれるがな」
半年で学生が300人増え、新人教師は15人増えた
今までの校舎では収まりきらなくなったので1000人収容できる新新校舎も建造された
睡眠学習装置も増えた子供の分作られている
「初年度は合計500人も子供が増えた。1年で300人だったコロニーが800人にまで増えたからな。そりゃ色々と問題は起こるか」
穀物のキャパも1500人分までしか無い
つまり来年も無計画に子供を増やせばキャパを超えてしまう
「やっぱりプランテーション農園方式ではなく穀物工場方式にしないと駄目だね。基礎研究は終わっているから水耕栽培工場を着手しないと···あぁ軍拡が一向に進まねぇ」
あと2年で今年度の学生が卒業し、労働人口が爆発的に増える
そうすれば余裕が生まれるが、2年もワルキューレがこっちを襲ってこないという確証はどこにもない
ナカヤマを使った情報操作もしているが···どうなることやら
「ワルキューレが反ワルキューレの団体との決戦で快勝したのがそもそもの原因何だよなぁ」
元々軍事兵器を造っていたコロニーが母体のワルキューレは軍の質をもって反ワルキューレの団体···連合軍と呼べば良いか、連合軍の雑多な兵器を圧倒
まぁ兵の数が違った為にワルキューレ側も出血したが、連合軍はそれの数倍の出血を被り、コロニー防衛部隊の維持すらも困難に陥っていた
ヤマオカが借用として自律思考人型ロボットを貸し出し、コロニーの生産職を代行し、人間は兵士に再教育して戦線を維持しているらしいが、戦局はワルキューレが優勢である
事実ワルキューレは今3つのコロニーを有する中規模の勢力に成長している
戦闘員の数は300名を超えている
ワルキューレの全人口1000名のうち約3割が兵士という他のコロニーの類を見ない軍事企業にまで成長している
まぁヤマオカは宇宙艦隊を持つ為永遠の二番手であるが···
AJ社の戦闘員は治安維持部隊を含めて50名
RA社の部隊と連合を組んでも100名に満たない
ただヤマオカの派閥争い的に連合軍に大規模なテコ入れが入るだろう
このままワルキューレが完勝するというのは絶対にあり得ない
「最も、ヤマオカとうちは交易はしているけど物理的な距離がありすぎる。ヤマオカと戦場の地域がちょうど中間地点だからヤマオカとの交易も大回りをしているし···」
ケッセルのAJ社の勝利条件は時間を稼ぐこと
長く稼げれば稼げるほど有利になる
「···ヤマオカの後継者が揉めているなら社長であるヤマオカ三世はどう思っているんだ?」
まぁ意見を聞きたくても小さなコロニーと星最大のコロニーでは通話することもできない為、意見を聞くことはできないが
「まぁできる範囲の軍拡だな。無限軌道の旧式戦車を飛行車の技術を流用したホバー式に切り換える所からかな」
そう言って俺は武器や兵器の資料を確認するのだった
私の名前はアジーテ・プロパガンド
基地で事務員をしている者だ
ケッセル指揮官が来てからこのコロニーは大きく変わった
先代指揮官こと社長は起ち上げる事は上手かったし、初期の戦闘員を見る目等はあったけど、教育プログラムの組み立てに失敗していた
優秀な人材でも適性な職種でなければ能力を発揮しきれない
今のケッセル指揮官が人事権を握り、多くの人材が配置転換が行われたが、その全てが天職とも言えるほど能力を発揮している
事務だとアルスさんがいい例だろう
彼女ほど優秀な内政官が輸送業務をしていたのだから不思議でしょうがない
ケッセル指揮官が
「効率的な人事配置が出来ればこのコロニーは化ける」
と言っていたけどその通りだった
先代の頃には想像もつかなかった発電所を建造し、莫大なエネルギーをもって改革に乗り出したし、性欲を出す薬を大っぴらに配ったことで性に対して寛容になり、男性陣の女性を見る目が変わった
今までは物を見るような目だったのが異性として認知してくれているのは凄い嬉しいことだ
男性の中には性欲が強まったことで複数人の女性と関係を持つ人も出てきた
勿論妊娠したら仕事にならないので避妊はしているが···それでも嬉しいものだ
時折ケッセル指揮官は怖い面もあるけど、この人に付いていけばより良い未来が···というビジョンが視える
「小さなコロニーの中で一生を終えると思ったけど···希望が見えるのは生きるのを豊かにしてくれるんだね」
今まで高くて買えなかった飛行車も頑張れば手の届く価格になった
アプリやツールのお陰で業務の効率化が進んで休みの日数も増えた
市街地では子供達が色々な場所で遊んで活気に満ちている
スーパーに並ぶ品が増えた
鶏肉を毎日食べられるようになったし、見たことの無かった野菜や果物のレパートリーも多くなった
食事が楽しいものに変わった
裏マーケットも黙認されて買える物が増えた
工夫することが推奨されて工夫して金を稼いだり、自由な時間を増やせるようになった
指揮官は常に意欲を引き出してくれる
「···私も新しい事を始めてみようかな」
私の端末にはコロニーで新しく始まった動画共有サービスが映っていた
『皆さんこんにちは、今日のニュースをアジーテがお送りします!』
事務仕事の合間に配信を私は始めたのだった
この話終了時の数値
·基地 1
·学校 3
·研究所 1
·採掘場 1
·牧場 1
·農地 1
·工場 3
·商業施設 2
·居住区 2
·発電所 50
気合の1日4話投稿
ストックなんか無い!
頑張った!
(仕事が休みの日以外は1日1話ペースになります)