星間企業の成り上がり   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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ヤッちまう

 ケッセルが自室で筋トレや勉強、執務で頭を悩ませている頃

 

 朝から会議室に主要な面々が集まり、昨日のケッセルの精液の受精率と射精量について議論されていた

 

 馬鹿馬鹿しい議題だが、当人達は大真面目である

 

「つまりケッセル指揮官の精液は他の精液よりも生存力、繁殖力が高く、脅威の受精率99%を叩き出し、更に1日に12本もの精液カプセルを生産できると」

 

「ケッセル指揮官にそれとなく確認したので間違いはありません。もし全部のカプセルを投入していたら180人近くが誕生しており、学校がパンクした可能性が高いです」

 

 副官であるカトレアは手を顎に当てながら

 

「困りましたね。人口問題を解決できる鬼札ですが、全力で生産すると教育機関がパンクしますね」

 

「教育の質を落とせばある程度は問題を解決できるっしょ」

 

 事務統括のアコの意見に他のメンバーが反発する

 

「教育の質を落とせばその世代は良い職に就ける機会を失うってことになるっすよね! それはあまりにも酷っすよ」

 

「勉学の質の低下はコロニー全体の質の低下に直結しちゃいます〜、食料管理部としても反対です〜」

 

「治安維持としても倫理教育が低下すれば治安の悪化は避けられないかと思います! それに現状でも相当教育を圧縮していないですか?」

 

 ギフトが

 

「宇宙連邦政府が瓦解する前に金持ちが自身の子供達を優秀な教育を受けさせるために睡眠学習を取り入れていたと聞きますが、それがあれば睡眠時間も学習できるので6年間の教育を半分にできませんかね?」

 

 カトレアが

 

「そんな伝説上の物を出しても···」

 

「指揮官なら何か知っていたりしないですかね」

 

「一応聞いてみますね。で、議題はまだ残ってます。指揮官の精液が毎日とはいかなくても毎週30本ほどカプセルが回収できたとして、それをどう扱うか···ですね」

 

「30本だと450人、これだけで現在の人口を超えちゃうよね」

 

「輸出しますか?」

 

 ユエの意見にカトレアが反対する

 

「一時的に資金を獲得できても、戦争の火種になりかねないから却下。もったいないかもしれないが体制が整うまでは保管だろうな。あと卵子の数が足りんだろう」

 

「現在採れる卵子の数は月に200個程度、保存期間も1ヶ月しか持ちません···輸入することもままなりませんからね」

 

「指揮官の血が濃くなるのも問題でしょう。遺伝子疾患のリスクが現状の医療施設では難しいのでは?」

 

 これに対してホシノが意見を言う

 

「指揮官の遺伝子···まぁ精液なんっすが、子供達には母親の遺伝子が優先されるらしく、指揮官の遺伝子の割合がなぜか低かったっす。5:5では無く9:1になってたっすから、遺伝子疾患のリスクは低いっすよ。まぁ危険度を考えれば4世代に渡って交配したら危険っすけど。あとは男の子が無事に成長してくれればですけど」

 

「例のウイルスはまだ漂っているから男性は免疫が低くてウイルスに感染して亡くなることが多々あるっすからね」

 

「指揮官の子供の12名のうち3名が男子だったっすが、残念ながら全滅っす。培養液から出た時に感染して亡くなったっす」

 

「そこまで良くはできていない···か。医療技術が高いコロニーや企業は延命治療をして免疫を獲得できる子も居ると聞くが」

 

「カトレアさん、うちらのコロニーどころかニューアース全体でも無理っすよ。医療技術を扱える人材が枯渇していますから」

 

「ヤマオカが唯一医師団と呼べる組織を持っているよね〜、あそこに修行とか出せないの?」

 

「うちのコロニーよりもヤマオカのコロニーの方が豊かだから帰って来ないよエヴァちゃん」

 

「だよねぇ〜」

 

「とりあえず指揮官がもしかしたら解決案を提示してくれるかもしれませんが、無ければ勿体無いですが精液は保存か廃棄でいきましょう」

 

「「「了解」」」

 

 

 

 

 

 

 

 会議が終わり、カトレアはケッセル指揮官に今回の会議の議事録を見せると

 

「なに? 俺の精液そんなに強いの?」

 

「めっちゃ強いし濃いです」

 

「···まぁ子供が増やせればと思ったけどそれでコロニーが破綻したらそれこそ問題だからな···ん? 睡眠学習装置?」

 

「はい、地球出身の指揮官なら何か知っているのではと」

 

「性能が高くは無いかもしれないけど設計図あるよ」

 

「まぁ無理ですよ···え? ある?」

 

「初期型だから性能は勘弁してくれよ。ちょっと待ってて」

 

 そう言うとケッセル指揮官はどこからか資料を取り出し

 

「俺は詳しいことはわかんないから開発組に投げればなんとかしてくれると思うよ。他の問題やっぱりウイルスの耐性だよね」

 

「はい、子供ができても男子がなかなか増えないのであれば問題かと」

 

「うーん、役に立つかわからないけどそのウイルスに耐性がある鶏の遺伝子情報は持っているから使ってみる?」

 

「ど、どこでそんな物を」

 

「出どころは聞かないでよ。言いづらいから···」

 

 ケッセル指揮官は頭をかきながら困惑しているが、カトレアはこの指揮官が神に見えて仕方がない

 

 最初は指揮官と言ってもコロニー中枢のアクセス権限を持つ道具としか思っていなかったが、精液しかり、どこからか持ってくる有益な青写真や設計図、資料等を見ると只者ではないことは明らか

 

「地球人とは皆これほど優秀なのですか?」

 

「優秀? 俺が? 無い無い。ナイスジョーク」

 

 そう指揮官は言うがカトレアは常に困っていた人口問題を解決できる糸口を見出したことに感謝した

 

「あ、カトレア···オカズの件だけど···」

 

「お任せください指揮官! お好みはありますか?」

 

「いや、このコロニーの皆顔面偏差値高いから裸とは言わないから···「お任せください! 指揮官のセックスパートナーになりうる女を連れてきます」···おーい、カトレア暴走してないか?」

 

「お任せください!! 失礼します!!」

 

 バタンと扉は勢いよく閉じられた

 

「不安しかねぇ···」

 

 

 

 

 

 

 カトレアが部屋から出た後、俺はゲームでのイベントの事を思い出していた

 

「確か最初の星は別に制圧しなくても良い。宇宙に進出することさえできればこっちのもんだからな。イベントらしいイベントはここから始まるが、ゲームとは違い、こっちは各自が動いているからな」

 

 ワープ航法による長距離ワープが可能な為、宇宙の繋がりは結構幅広いのだが、通信手段が太陽系等の恒星系単位で完結しているため、超長距離通信が復活するまでは各恒星系の情報が少ない

 

 宇宙連邦政府時代は超長距離通信による情報の統制がされていたらしいが、ゲームだと中盤に各勢力は超長距離通信を復活させているし、人口問題も各勢力のやり方で改善していたハズだ

 

 例えばゲルン帝国はウイルスに完全耐性を獲得した者を新人類と定義していたし、そのお陰で人口も増加したはずだ

 

 あとは拡張戦争を続け、支配に置いたコロニーを奴隷化させて人口のかさ増しをしていたし、ツァーリ連邦はクローンに耐性を持たせることに成功して無尽蔵の人的資源を手に入れていたハズだ(無尽蔵と言っても限界や寿命が短い等で成長しにくい等があったが)

 

「そんな先のことより今にも破綻しそうなコロニー運営だよなぁ。幸いというかうちのコロニーは先代と共にコロニーを1から作った熟練兵やエースが多いんだよな」

 

 シエラを筆頭に初期量産にも至っていないAJ社製試作型ロボット兵器で外敵を20体も倒したメビウス・スカーレット

 

 それに追従し、実績を上げたイブ・アリエイト

 

 ただうちのエースと呼べる者はどうしてか指揮適性が低い

 

 代わりにイブの妹のシズール・アリエイトやアレックス・マリエス、スローという優秀な指揮官達も居るには居るのだが、この子達も癖が強く、シズールは直感で動くので報連相が壊滅的、アレックスは二重人格を疑われるほど戦闘時に高揚するし、スローに至っては普通に訓練をサボって惰眠を貪る性格をしている

 

 皆有事の時は凄い力を発揮する為このコロニーの防衛は成り立っているが、治安維持部隊隊長のノドカと自称凡人(星3キャラだったので凡人ではない)外征部隊(外敵の討伐を目的とした部隊)の隊長マノ・オルトラクは問題児達の行動に常に胃を痛めていた

 

 まぁそのエースや指揮官のお陰で基地は今日も平和なのだが

 

「ものの見事に将来宇宙船の艦長になりうる統率と光線兵器が高い奴が居ねぇ···マジでモブを育てた方が良いかもしれねぇな」

 

 そう考えながら仕事を始めるのだった

 

 

 

 

 

 開発室では持ち込まれた設計図や青写真に研究員達は狂喜乱舞していた

 

「この睡眠学習装置があれば教育時間を半分にすることができる! 設計図には教育プログラムのデータも添付されていたし!」

 

「改良を施せば1年程度の学習で労働者になりうる事もできるかもしれない!」

 

「そしたら10歳まで身体を成長した状態で生まれさせて、これを使えば兵士も下級労働者も増やせるぞ」

 

「一番なのはあのウイルスの耐性因子だ。鶏だがこの耐性因子を培養する子供に付与できれば赤子の死亡がぐっと減る。指揮官の子供だけでなくて他の男性の子供も死ににくくなる!」

 

 研究室ではギフトを中心としたチームが2つの技術解析を進めることとなり、ギフトの統率力、運営能力と開発が遺憾なく発揮され、1ヶ月で睡眠学習装置の試作品が、2ヶ月後には量産が始まるのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「し、指揮官の性処理係に任命されたクズハです!」

 

「同じくみ、ミカです!」

 

「まとめ役のナナ。この3名が指揮官の性欲発散兼秘書として働かせてもらいます」

 

「カトレアー!?」

 

「あ、カトレア副指揮官は指揮官の代わりに事務仕事をほぼ請け負うそうなので呼んでも来ません」

 

「ナナ、ちょっと待て、クズハとミカはロリボディでまずいだろ。色々な意味で」

 

「問題ありません。彼女たちは初物を済ませています。妊娠可能です。あと私を含め職務に居なくてもなんとかなるのと顔が良い者が選ばれました。どうぞ私達の体をお使いください」

 

「···お使いくださいってねぇ···俺はロリコンじゃないし」

 

「指揮官!」

 

「ん? なんだクズうぐ!?」

 

 いきなり何かを飲まされるとムラムラが止まらなくなり、ズボンからでも息子がバンザイしているのがわかる

 

「な、何を飲ませやがった」

 

「精力剤と媚薬を混ぜた物です! ほら私のモッフモフな狐の尻尾にもふもふしたくなったではないですか〜?」

 

「えい! 私の裸見てください! ◯首ビンビンになってしまっていますよ!」

 

 意識が朦朧としてくる

 

 あそこがめっちゃ痛くなってくる

 

 意識が···飛ぶ···

 

 

 

 

 

 

 

 

 気がついたらベットの上で大の字になって寝ていた

 

 ベットと床には白目をむいて白濁液まみれになって気絶している少女達で、手には精液吸引保管のカプセルを握っていたが、それ以上に股から白いのが溢れ出ていた

 

「···やっちまった」

 

 頭を抱えるケッセルであった




まだR15の範囲だと作者は思っています。アウトだったらR18の方に作品が移動しますし、描写が過激になります

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