星間企業の成り上がり   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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ナナ出産 次なる計画

 ナナは数日後妊娠が確定し、貴重な老化防止のナノマシンを注射し、1日20分間成長促進剤入りのカプセル型の風呂に入る

 

 1日目からお腹がぽっこりした事がわかり、2日目、3日目とどんどんとお腹が大きくなっていく

 

 ピチピチのスーツを着ているが、それが余計に体のラインを強調し、妊娠しているというのが周囲にわかる

 

 それを見た周囲の女性陣は羨ましそうに見ていた

 

 老化防止のナノマシンは技術力の問題から量産が難しく、しかし使えば1年ほど老化を遅らせる事が可能であり、毎年使えば寿命も大きく伸びる

 

 宇宙連邦政府が健在の時、ある程度お金があれば150歳くらいまでは健康に過ごせるし、見た目も半分くらいに見えたらしい

 

 俳優や女優とかが長く活躍していたし、プロスポーツでは禁止されていたが、選手寿命が目に見えて違うため隠れて使って、捕まるを繰り返していたらしい

 

 今では1本でコロニー1日分の採掘された資源と同等の価格で取引されるし、先代が何かあった時に寿命を伸ばせるようにと5本ほど備蓄されていた物の1本である

 

 そんな物を惜しげもなく使われたという事実と妊娠し、子供を自分の体で産めるという幸福感からナナは高揚感を抑えられなかった

 

 要は浮いていた

 

「何でナナに貴重なナノマシンと妊娠の権利を与えたのですか?」

 

 カトレアが疑問に思い聞いてきた

 

 勿論この場にナナは居ない

 

 ミカとクズハはいるが···

 

「「私達も気になります」」

 

「何でナナさんだけに許可を出したんですか! 私達も自分のお腹で育てたいのに」

 

「クズハちゃん、私達は指揮官とほぼ毎日働けるから幸せだよ。他の人は指揮官との時間がもっと少ないし」

 

「うん···でも」

 

「···なぁカトレア、俺にミカとクズハとナナを付けたがお前の客観的な評価を聞かせてくれ」

 

「···まずナナさんが2人のまとめ役、ミカとクズハには申し訳ないですが指揮官の性欲を発散する相手として選出しました。容姿には優れていますが、どうしても他の能力で劣ってしまっているので」

 

「今はどうだ?」

 

「ミカとクズハは大きく成長しました。報告書のデキが見違えるほど良くなり、学習したことを取り込もうとする向上心と成長がマッチしたのか勢いよく全ての能力が成長しています。まとめ役のナナさんも成長していますがどうしても伸びが緩いです。本人が努力しているのはわかりますが」

 

「きっかけさえあれば人は大きく伸びる。俺はそう思っている。ミカとクズハは俺と接触することが成長の鍵となった。ナナはそうでは無かったが、じゃあ何が成長の鍵になるか···母親になることはどうだ?」

 

「地球には母は強しという言葉がある。か弱い女子が子供を産んで母親になると見違える事があるという言葉だな。そんな言葉ができるくらいだ。ナナのスイッチももしかしたらそれである可能性が高いと判断した。まぁ一種の実験でもあるな。高いナノマシンを出す価値はあると思わないか?」

 

「まぁ指揮官が納得しているならば良いですが···」

 

「ナノマシンは技術が難しいが失われた技術じゃないから研究すれば廉価品くらいならできるだろうからそしたら頑張った奴は孕ませてやるから我慢しろ」

 

 もっとも産まれた子供は人工生育機に入れられてしまうが···まぁお腹を痛めて産んだ我が子は母親としては例え人工生育でも特別だろう

 

 余り出生に差を付けたくは無いが、これが能力の高いキャラへの凸条件なのだから仕方がない

 

「その話は広めても?」

 

「勿論だ。それでやる気が出るならガンガン噂を流せ···となるとやっぱり医療研究できる人材が欲しいな」

 

「現在適性がありそうな者を3名ほど再教育していますが···」

 

「その3名にナノマシンの基礎データを送るから再構築してみるように指示を出す。カトレア、伝えてくれ」

 

「はっ!」

 

「ミカとクズハも後々は子供を産ませてやるが体ができてからな。幼すぎる」

 

「私達大人だよ?」

 

「13歳の体だと危険だ。あと3年我慢しろ」

 

「「はーい」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「入るぜ指揮官」

 

「ああ、よく来たねロッサ」

 

 ロッサ···周年イベントで追加された星1キャラであり、口悪ギザ歯かつ幼女体系のうさ耳娘である

 

 能力値が開発100の統率と魅力50というピーキーなキャラだった記憶がある

 

「で? 俺に何の用だ?」

 

「正確にはお前達だ」

 

「お前達?」

 

「あら~ロッサじゃない」

 

「ちっ! 娘大好き女かよ」

 

「ロッサも娘が出来ればわかるわよ〜」

 

 入室してきたのはアンペア・ボルトワット

 

 こっちは星3キャラでエレクトマスターという称号を持つ電気機械類に高い開発能力を持つ女である

 

 事故にあった娘を蘇生させるためにその場にあった物でAEDもどきを作り、実際に蘇生させるという伝説を持つ女だ

 

 ロッサ、アンペアは元々コロニーの発電所に勤務している者である

 

「2人は電気系統の技術屋だろ? 妹や娘を保護するために兵器を独自開発しているのは知っているぞ」

 

「チッ」

 

「あら~? でも指揮官、個人で武器を作るのはこのコロニーでは禁止されていないわよ?」

 

「まぁそうだな。そんなお前達に頼みってのはこれだ」

 

 ケッセルが取り出したのは発電装置の設計図だった

 

「···モノポール発電装置じゃねぇか」

 

「指揮官、これはどこで入手を?」

 

「それは言えないが、再現は可能かな?」

 

「可能か不可能かで言えば可能だ。今の核融合発電の数千倍もの電力を得れるが、初期投資として資材が多くかかるぞ」

 

「その投資をすればエネルギー問題は解決するだろう?」

 

「そりゃそうだ」

 

「というより過剰では?」

 

 モノポール発電···極端なことを言えば超高効率の熱発電であり、物質の熱の移動を磁力を流すことで揺らぎを生じさせてその揺らぎからエネルギーを得るという発電方法である

 

「モモカ・コウライは知っているかな」

 

「姪っ子大好きババアだったか」

 

「ロッサ、モモカさんはババアって歳じゃないですよ」

 

「うるせぇ30超えたらババアで良いんだよ」

 

「俺は見た目が若ければ50過ぎてても立つが?」

 

「指揮官の守備範囲広すぎだろ!?」

 

「こらこら、話がそれてますよ〜、でモモカさんがどうかしましたか?」

 

「このコロニーでは珍しい宇宙船の仕組みに詳しい奴だが、宇宙船にて使われている大便や小便を水と食料に戻すというシステムがあることは知っているかな」

 

「噛った程度ならな」

 

「聞いた事はありますが、もう失われた技術に該当しませんか?」

 

「ミルキュイ・アバンデンスに俺が数ヶ月前に水耕栽培やビルみたいな施設で高い収穫量を実現できないかという話をして、その時は非効率と言われたんだが、彼女は真剣に考えてくれたらしく、モモカにこの話を持ち込んだらしい」

 

「で、膨大な電力があれば空気から水を大量に生成できること、電力を使った水耕栽培で穀物を大量に生産できること、化学肥料の合成も今よりも量を生産できることがわかった。ただ今の電力では足りないため今回の計画が立ち上がった」

 

「なるほどな···設計図を見る限り俺とアンペアが組めば半年で形にはなるが、施設の建築に人手も資材も多く取られるが、不安定な情勢でそれやっても良いのかよ」

 

「よく知ってるな」

 

「暇だからあちこちにハッキングして情報引っこ抜くのが趣味だからな。基地の防衛システムなんとかしろよ、ザル過ぎるぞ」

 

「耳が痛いな」

 

「ハッカ・クラッカをシステム管理に雇えよ。俺以上のハッカーなのに、何で事務仕事やらせてるんだよ」

 

「わかった。直ぐに配置転換することにするよ」

 

「頼むぜ指揮官」

 

「でも1つ建築しておしまいってわけではないのでしょ?」

 

「あぁ、最低4基建てる。それでコロニー内の設備を全てオール電化にし、採掘資源を輸出に当てる」

 

「多目的ロボット計画が失敗して焦ってるわけじゃなさそうだな···まぁやってやるよ」

 

「あらでもこれだけの巨大施設だと多目的ロボットも活用できるのではないかしら」

 

「ああん?」

 

「工場で作られた部品を接合させるのは現場でこのロボットを使った方が手っ取り早いって話よ」

 

「···確かにそれもそうだな。おい指揮官このロボット3基回せ。どうせコロニーあげた大規模事業だ。良いだろ?」

 

「ああ、だがこれは失敗は許されない。ポシャればコロニー運営が傾く」

 

「わぁってる! 任せろ」

 

「じゃあ早速資材と建築予定地の見積もりを出さないとね」

 

「だな」

 

 2人は立ち上がるとそのまま話しながら部屋から出ていった

 

 

 

 

 

 

 

 

「うっ! 産まれる!」

 

 妊娠から10日後、ナナは執務中に陣痛が始まり、急いで研究所に運ばれた

 

 痛みを軽減させる点滴を投与し、更に出産を促進させる薬も入れる

 

 出産というのが珍しいため30人近くの人に見られながらナナは子供をひり出す

 

「ふぅ···ふぅっ!」

 

「オギャァオギャァ」

 

「ナナさん、元気な女の子です」

 

「はぁ···はぁ···良かった無事に産まれて···」

 

「ナナさん! ナナさん!」

 

「ナナさん意識レベル低下! 出血が止まりません。子宮内で出血を確認」

 

「止血液投与、医療班!」

 

「私がやります」

 

「レナ頼んだ」

 

 出産のダメージが大きく、ナナは子宮が出産に耐えられずに裂けるという事態になったが、待機していた人達と医学生であるレナによる適切な手術により治療に成功し、半年間の性行為は禁止ながらまた子供を孕む事は可能らしい

 

 レナは意識を取り戻した後に子供を抱き上げた後に、生育機に自らの手で入れた

 

 生育機の中で成長する我が子を見ながら、ナナは母親となった自覚を持つのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 ナナは一時的に性処理の仕事から身を引き、子供との時間が取れるからと教師の仕事に就いた

 

 自分の子供と同じ様にクラスの子供達も接することができ、母親の経験や様々な事務系の仕事をしてきた経験を子供達に教えていった

 

 ナナは教師としての才能を開花させるのであった

 

【ナナ】

【ステータス】

【レベル 25 凸1】

 ·統率125(50)

 ·運営125(50)

 ·運用125(50)

 ·機動40(20)

 ·内政160(80)

 ·開発25(0)

 ·質量兵器10(0)

 ·光線兵器10(0)

 ·小型兵器10(0)

 ·格闘50(40)

 ·統治150(100)

 ·防御20(10)

 ·魅力125(100)

 

【役職·スキル】

 ·カリスマ教師

 ·子育ての達人

 ·子供好き




ごめんなさい昨日は1日3話投稿できなかった···

次の話は登場人物や背景を一回纏めます
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