【2巻発売中!】スレ主がダンジョンアタックする話   作:ゲスト047562

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第38話 スイッチ、東城都へ

「はい、話題を変えましょう。皆さんが聞きたいと思っているスキルなんですが」

 

“キタ!”

“スキルキターーーー!!!”

“そうそう!それを聞きたかったんだよ!”

“逃げたww”

 

「改めて、俺のスキルカードを見てもらいますねー」

 

そう言って、スキルカードを配信画面に映す。

 

『真・覚醒』『流気眼』『適応力』『筋強化』『飛刃』『纏魔気鱗』『極光星鎧』『超耐性』『魔猪を統べる者』

 

“魔眼の名前変わってる!!”

“燦然と輝く魔猪を統べる者www”

“あれ?覚醒進化してない!?”

“えぐいスキル群だなマジでwww”

 

「あ、気付くの早いですね。まず、俺を沢山助けてくれた魔眼なんですけど、DAGで検証をして『マナと気が視える』魔眼として正式に登録されました。なのでエクストラスキル『流気眼』と命名されましたー」

 

“おおおおおおおおお!!”

“winner:『気の流れを視る』から流気眼か”

“サンキュー先輩!”

“実際凄い役に立ったしな”

 

「それと、俺も最初は気付かなかったんですけど、覚醒が進化してたんですよね」

 

“winner:スキルの進化。同じスキルを使い続ける事で、スキルが限界の壁を突破する様に変化する事。代表的な進化は『飛刃』→『双飛刃』。マジックスキルの進化はよく目にするが、コモンスキルの進化は非常に珍しい”

“サンキュー先輩”

“サンキュー先輩”

“覚醒が進化って……”

“【悲報】スイッチ、更にゴリラになる”

 

「ありがとうございます先輩。どれくらい強くなったのか、今度ダンジョンに行って検証しますね」

 

“今度どこのダンジョン行くんだ?”

“楽しみやなーw”

“スイッチさん!一目見た時から好きでした!!”

“うおおおおおお”

“winner:あ?”

“大胆な告白は女の子の特権”

 

「それ、と……?」

 

スキルについて続けようとした時、コメントに届いた突然の告白。

今までそういった経験が無かった、と言えば嘘になる。中学の時も、何度か告白された事もある。

けど、色んな人が見てる配信中にされるのは初めてで、少し戸惑ってしまう。

 

「え、あー……あ、ありがとうございます」

 

“照れてるw”

“これスレに来てた彼女いたネキか?”

“青春してんなーw”

“ホントなら高校で青春してる年齢だもんな……”

“そうだった。コイツ今年で17だもんな”

 

「嬉しいんですけど、その……やっぱり配信中の俺じゃなくて、ですね。えーっと…それにほら、やっぱり直接会った事無いですし。すいません」

 

“てんやわんやww”

“訳:直接会って本当の俺を見てから言って下さい”

“↑凄えなww”

“全然分からんかったわw”

 

「あ、そうですそうです!そう言う事ですねハイ」

 

“winner:可愛いね”

“モテ男っぽいのにDTか?コイツ”

“告白に全然慣れてないやんけww”

 

ヤバい、顔が熱い。真っ赤になった顔を冷やす為、服の首元をつまみ、中に風を送る。

 

「えー……それと!皆さんが気になってる纏魔気鱗ときょk…極光星鎧、魔猪を統べる者のついてです」

 

“お!”

“遂にか!?”

“エクストラスキル認定おめ!”

“噛み噛み可愛いw”

“あんなのエクストラで決まりだろ”

 

「まず纏魔気鱗と極光星鎧なんですが、コモンスキルに認定されました」

 

“え!?”

“コモン!?”

“winner:なるほど。マナと気はダンジョンアタッカーならば皆持っているからね。訓練すれば全員身に付ける事が出来るのではないか、という解釈か”

“サンキュー先輩!”

“サンキュー先輩!”

 

「ありがとうございます先輩。凄いですね、俺が言いたかった事全部言ってくれましたよ」

 

“winner:君の先輩だからね。当然さ”

“凄えな。一瞬でそこまで理解出来るのかよ”

“実際、先輩何者なんや?”

“三鶴城礼司:なるほど。訓練次第では可能なのかは要検証だな。どうだろうか、是非私のパーティで試してくれないか?”

“winner:失せろ”

“草”

“先輩辛辣過ぎん?ww”

“BOTさん不憫面白すぎやろww”

 

「三鶴城ボットさんも、コメントを盛り上げてくれてありがとうございます。至強って日本一のパーティじゃないですか。人も多いし、纏めるの大変そうですよねー」

 

“確かにな”

“そもそも配信とかみんのか?”

“三鶴城礼司:いや、意外とリーダーはやる事が無いぞ?雑務は確かに多いが、皆が率先して助けてくれる。私も彼等には常に感謝している”

“と、BOTが供述しております”

“もうBOT扱いに疑問持たなくなってきたけど、本物だったら怖いなw”

 

「ほえー。至強ってアットホームなんですねー」

 

“やめろ”

“我が社は、アットホームな職場です!”

“ヴッ(絶命)”

“サラリーマンのハートをぶち壊しにくるな”

 

「え?あ、すいません……ところで、魔猪を統べる者に関してなんですけど」

 

“出たわね”

“問題児”

“これ実際どんな効果なんじゃ?”

 

「えー。今も不明です」

 

“は?”

“何の成果も!得られませんでしたぁぁぁぁ!!”

“DAG「やったんですよ必死に!その結果がコレじゃないですか!」”

“スイッチ君、君今日からオークキングね”

“もうお前がオークキングで良いよ”

“お前がオークキングになってくれたら安泰や”

 

「コラコラ、人をオークキング扱いはやめなさい。実際、魔晶を食べてこうなったって事は、体に異常が無いかって事で、マジで色々調べられたんですよ」

 

“で、分からなかったと”

“DAGでも分からんかったのはどうするんだ?”

“もっかい魔猪の塔行く?”

“魔晶食ったのは流石に笑った”

“あの魔晶、質も完璧だったのにな”

“ギルマスに怒られてそう”

“怒られてたぞ”

 

「はい、魔晶食べたのは流石に怒られましたね……」

 

“草”

“道端に落ちてるのは食べちゃ駄目って教わったでしょ”

“でも道端の草食んできた奴だぞ?”

“ならしゃーない”

 

「それでなんですけど。実は俺、東城に行く事が決まりましたー」

 

“え?!”

“マジ!?”

“いつ来る!?会おうぜスイッチ!”

“関東圏のスレ民はお前を歓迎するやでー”

“嘘…山櫛でちゃうの?”

“山櫛から出て行くのかー”

“山櫛のトップダンジョンアタッカーが東城へ殴り込みかww”

“いや、この子ダンジョンアタッカーになって1週間も経ってないんすよ……”

 

あの……悲喜交々で悪いんだけど、俺の出身福平なんだよね。ごめん、山櫛のスレ民。流石に言わないけどさ。

 

「DAGの極東本部が、俺のスキルに興味を示しまして。それで呼び出しを受けたんですよねー。なので、これからちょっと忙しくなります」

 

“スレ民も気になってるわww”

“俺もww”

“とりま次のダンジョンは決めてんの?”

“極東本部って事は、至強もいるじゃん。三鶴城礼司に会えるんじゃね?”

“三鶴城礼司:楽しみにしている”

“え?まさか本物?”

 

「あはは、まっさかー。もし本物だったら土下座しますよ……え、違いますよね?」

 

“はい言質”

“お?フラグか?ww”

“今から土下座の準備しときな?www”

“コラボでも誘ってみたら?www”

“winner:あ?”

 

このBOTの人が本物の三鶴城さん疑惑が出始め、コメントが盛り上がり始める。

 

「MATTE!!仮に本物だったとして、最初にBOTって言ってたのコメント欄だよ?!俺悪くなくない!?」

 

“winner:その通りだ”

“先輩も頷いております”

“でも鵜呑みにしたのスイッチですよね?”

“全力でスレ民に擦りつけにかかってて草”

“まあBOTと化してた方も悪いっちゃ悪いけどさぁww”

“まあスイッチに非があるかと言われると……うーんww”

“悪いのは頭や”

“辛辣過ぎィ!!”

 

た、確かにあまり確認もしなかったけど…!でもずっと同じ事喋ってたし、やっぱりBOTだと思うんだよなぁ。

 

「とーにーかーく!もう少しで東城に行くんで、見かけたら優しくして下さいね!」

 

“おkw”

“楽しみだー!”

“サイン貰うのは良い?”

“winner:待ってるよ”

“先輩!?”

“先輩も東城住み!?”

 

「では今日はこれで終わります。フカフカのベッドが俺を待ってるんで、流石に今日はdちゃんには顔出しません。なのでスレ民の皆さんも、ちゃんと寝ましょうね」

 

“おつー”

“乙”

“今日はdちゃんお休みか。しゃーない”

“久しぶりのベッドだもんなー”

“寝る子は育つ”

“乙ー。てんこ盛りだったなw”

 

「今日はホントにありがとうございました!また次の配信もみてくれると嬉しいです!皆さん、お疲れ様でした!お休みなさい」

 

“お休みー”

“winner:お休み”

“三鶴城礼司:ああ、お休み”

“お休みー”

“スイッチ、幸せそうで良かった良かった”

“よく寝るんやで”

 

 

 

 

 

ーーーこの配信は終了しましたーーー

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