【2巻発売中!】スレ主がダンジョンアタックする話 作:ゲスト047562
「はい、話題を変えましょう。皆さんが聞きたいと思っているスキルなんですが」
“キタ!”
“スキルキターーーー!!!”
“そうそう!それを聞きたかったんだよ!”
“逃げたww”
「改めて、俺のスキルカードを見てもらいますねー」
そう言って、スキルカードを配信画面に映す。
『真・覚醒』『流気眼』『適応力』『筋強化』『飛刃』『纏魔気鱗』『極光星鎧』『超耐性』『魔猪を統べる者』
“魔眼の名前変わってる!!”
“燦然と輝く魔猪を統べる者www”
“あれ?覚醒進化してない!?”
“えぐいスキル群だなマジでwww”
「あ、気付くの早いですね。まず、俺を沢山助けてくれた魔眼なんですけど、DAGで検証をして『マナと気が視える』魔眼として正式に登録されました。なのでエクストラスキル『流気眼』と命名されましたー」
“おおおおおおおおお!!”
“winner:『気の流れを視る』から流気眼か”
“サンキュー先輩!”
“実際凄い役に立ったしな”
「それと、俺も最初は気付かなかったんですけど、覚醒が進化してたんですよね」
“winner:スキルの進化。同じスキルを使い続ける事で、スキルが限界の壁を突破する様に変化する事。代表的な進化は『飛刃』→『双飛刃』。マジックスキルの進化はよく目にするが、コモンスキルの進化は非常に珍しい”
“サンキュー先輩”
“サンキュー先輩”
“覚醒が進化って……”
“【悲報】スイッチ、更にゴリラになる”
「ありがとうございます先輩。どれくらい強くなったのか、今度ダンジョンに行って検証しますね」
“今度どこのダンジョン行くんだ?”
“楽しみやなーw”
“スイッチさん!一目見た時から好きでした!!”
“うおおおおおお”
“winner:あ?”
“大胆な告白は女の子の特権”
「それ、と……?」
スキルについて続けようとした時、コメントに届いた突然の告白。
今までそういった経験が無かった、と言えば嘘になる。中学の時も、何度か告白された事もある。
けど、色んな人が見てる配信中にされるのは初めてで、少し戸惑ってしまう。
「え、あー……あ、ありがとうございます」
“照れてるw”
“これスレに来てた彼女いたネキか?”
“青春してんなーw”
“ホントなら高校で青春してる年齢だもんな……”
“そうだった。コイツ今年で17だもんな”
「嬉しいんですけど、その……やっぱり配信中の俺じゃなくて、ですね。えーっと…それにほら、やっぱり直接会った事無いですし。すいません」
“てんやわんやww”
“訳:直接会って本当の俺を見てから言って下さい”
“↑凄えなww”
“全然分からんかったわw”
「あ、そうですそうです!そう言う事ですねハイ」
“winner:可愛いね”
“モテ男っぽいのにDTか?コイツ”
“告白に全然慣れてないやんけww”
ヤバい、顔が熱い。真っ赤になった顔を冷やす為、服の首元をつまみ、中に風を送る。
「えー……それと!皆さんが気になってる纏魔気鱗ときょk…極光星鎧、魔猪を統べる者のついてです」
“お!”
“遂にか!?”
“エクストラスキル認定おめ!”
“噛み噛み可愛いw”
“あんなのエクストラで決まりだろ”
「まず纏魔気鱗と極光星鎧なんですが、コモンスキルに認定されました」
“え!?”
“コモン!?”
“winner:なるほど。マナと気はダンジョンアタッカーならば皆持っているからね。訓練すれば全員身に付ける事が出来るのではないか、という解釈か”
“サンキュー先輩!”
“サンキュー先輩!”
「ありがとうございます先輩。凄いですね、俺が言いたかった事全部言ってくれましたよ」
“winner:君の先輩だからね。当然さ”
“凄えな。一瞬でそこまで理解出来るのかよ”
“実際、先輩何者なんや?”
“三鶴城礼司:なるほど。訓練次第では可能なのかは要検証だな。どうだろうか、是非私のパーティで試してくれないか?”
“winner:失せろ”
“草”
“先輩辛辣過ぎん?ww”
“BOTさん不憫面白すぎやろww”
「三鶴城ボットさんも、コメントを盛り上げてくれてありがとうございます。至強って日本一のパーティじゃないですか。人も多いし、纏めるの大変そうですよねー」
“確かにな”
“そもそも配信とかみんのか?”
“三鶴城礼司:いや、意外とリーダーはやる事が無いぞ?雑務は確かに多いが、皆が率先して助けてくれる。私も彼等には常に感謝している”
“と、BOTが供述しております”
“もうBOT扱いに疑問持たなくなってきたけど、本物だったら怖いなw”
「ほえー。至強ってアットホームなんですねー」
“やめろ”
“我が社は、アットホームな職場です!”
“ヴッ(絶命)”
“サラリーマンのハートをぶち壊しにくるな”
「え?あ、すいません……ところで、魔猪を統べる者に関してなんですけど」
“出たわね”
“問題児”
“これ実際どんな効果なんじゃ?”
「えー。今も不明です」
“は?”
“何の成果も!得られませんでしたぁぁぁぁ!!”
“DAG「やったんですよ必死に!その結果がコレじゃないですか!」”
“スイッチ君、君今日からオークキングね”
“もうお前がオークキングで良いよ”
“お前がオークキングになってくれたら安泰や”
「コラコラ、人をオークキング扱いはやめなさい。実際、魔晶を食べてこうなったって事は、体に異常が無いかって事で、マジで色々調べられたんですよ」
“で、分からなかったと”
“DAGでも分からんかったのはどうするんだ?”
“もっかい魔猪の塔行く?”
“魔晶食ったのは流石に笑った”
“あの魔晶、質も完璧だったのにな”
“ギルマスに怒られてそう”
“怒られてたぞ”
「はい、魔晶食べたのは流石に怒られましたね……」
“草”
“道端に落ちてるのは食べちゃ駄目って教わったでしょ”
“でも道端の草食んできた奴だぞ?”
“ならしゃーない”
「それでなんですけど。実は俺、東城に行く事が決まりましたー」
“え?!”
“マジ!?”
“いつ来る!?会おうぜスイッチ!”
“関東圏のスレ民はお前を歓迎するやでー”
“嘘…山櫛でちゃうの?”
“山櫛から出て行くのかー”
“山櫛のトップダンジョンアタッカーが東城へ殴り込みかww”
“いや、この子ダンジョンアタッカーになって1週間も経ってないんすよ……”
あの……悲喜交々で悪いんだけど、俺の出身福平なんだよね。ごめん、山櫛のスレ民。流石に言わないけどさ。
「DAGの極東本部が、俺のスキルに興味を示しまして。それで呼び出しを受けたんですよねー。なので、これからちょっと忙しくなります」
“スレ民も気になってるわww”
“俺もww”
“とりま次のダンジョンは決めてんの?”
“極東本部って事は、至強もいるじゃん。三鶴城礼司に会えるんじゃね?”
“三鶴城礼司:楽しみにしている”
“え?まさか本物?”
「あはは、まっさかー。もし本物だったら土下座しますよ……え、違いますよね?」
“はい言質”
“お?フラグか?ww”
“今から土下座の準備しときな?www”
“コラボでも誘ってみたら?www”
“winner:あ?”
このBOTの人が本物の三鶴城さん疑惑が出始め、コメントが盛り上がり始める。
「MATTE!!仮に本物だったとして、最初にBOTって言ってたのコメント欄だよ?!俺悪くなくない!?」
“winner:その通りだ”
“先輩も頷いております”
“でも鵜呑みにしたのスイッチですよね?”
“全力でスレ民に擦りつけにかかってて草”
“まあBOTと化してた方も悪いっちゃ悪いけどさぁww”
“まあスイッチに非があるかと言われると……うーんww”
“悪いのは頭や”
“辛辣過ぎィ!!”
た、確かにあまり確認もしなかったけど…!でもずっと同じ事喋ってたし、やっぱりBOTだと思うんだよなぁ。
「とーにーかーく!もう少しで東城に行くんで、見かけたら優しくして下さいね!」
“おkw”
“楽しみだー!”
“サイン貰うのは良い?”
“winner:待ってるよ”
“先輩!?”
“先輩も東城住み!?”
「では今日はこれで終わります。フカフカのベッドが俺を待ってるんで、流石に今日はdちゃんには顔出しません。なのでスレ民の皆さんも、ちゃんと寝ましょうね」
“おつー”
“乙”
“今日はdちゃんお休みか。しゃーない”
“久しぶりのベッドだもんなー”
“寝る子は育つ”
“乙ー。てんこ盛りだったなw”
「今日はホントにありがとうございました!また次の配信もみてくれると嬉しいです!皆さん、お疲れ様でした!お休みなさい」
“お休みー”
“winner:お休み”
“三鶴城礼司:ああ、お休み”
“お休みー”
“スイッチ、幸せそうで良かった良かった”
“よく寝るんやで”
ーーーこの配信は終了しましたーーー