骸慧博物誌   作:プルプルマン

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今更ですが、この作品は基本どこから読んでも大丈夫なつくりにしたいと考えてます。
複数話使って一つのことやってる時はアタマから見ていただきたいですけども。


File.BLUE BIRDEATER
一九二二〇八〇七


始まりは1通の便箋だった。

そこには1枚の手紙と数枚の写真が同封されていた。

 

 

 

拝啓 

 

野山に生命があふれ、麦畑の青が映えるこの頃、いかがおすごしでしょうか?

スカルノーズ卿におかれましてはますます叡智を研ぎ澄まし、理の探究に邁進されておられることと存じます。

さて、本日私めが筆をとったのは、博物学者として名高い卿にお知らせしたいことがあったからに他なりません。

まずは同封した写真をご覧ください。

それらの写真は全て60年前以上に撮影されたもので、撮影場所を把握しているのは私のみとなっています。

写真に写る蜘蛛は、横に生える木をご覧いただければわかるように推定体長は5000mmを超えています。

これは現地においてコワクシュユと呼ばれる生物であり、きわめて深い森の奥に潜むとされております。

加えて、主に森林性躯鳥類を捕食し、その体は最高級の玉にも勝る輝きを放つ紺碧の毛で覆われているとのことです。

私めはその毛を所持しておりますが、遺憾ながら郵便の安全性が未だ確保されない地域に居を構えておりますゆえ、同封は避けたく存じます。

無論、実際にいらしていただければ毛やフィルムをお見せすることも叶います。

不躾な便りではありますが、ご興味がございましたらぜひ内密にご返報ください。

 

 

差出人の名前は無く、その代わりとでも言わんばかりに×印のついた町の鳥瞰図が手紙の裏面に描かれていた。

画質の悪い写真には、それでも尚全容がわかる程の巨躯を備えた蜘蛛と、その隣に立つ弓を構えた猿人の男が写っている。

中には蜘蛛の牙や単眼にズームした写真もあったが、その艶かしい造形は万人が持つというアラクノフォビア的潜在意識さえも、打ち消してくるようにさえ感じさせた。

現状、世界最大の蜘蛛はチャンカニヤ大陸の熱帯湿地に生息する地竜食性のトツカンチュラか、ムーカイソ深霧林に生息する霧食性のスエヒロオオクチグモのどちらかであるとされている。

両者はともに体長8000mmを越す個体の確認例がある種だが、どちらも平均サイズは3800mm前後である。

もし手紙の話が本当であれば、間違い無く世界最大のクモ論争に新たな参加者が手を挙げることとなるだろう。

手紙の受け取り主は迷う事無く使用人に家を空ける旨を伝えたのだった。

ここまでが1週間前のことである。

 

 

 

 

『活気があって実にいい市じゃないか。帰りに寄っていいかい?』

初めて隣町に来た幼子のようにキョロキョロしているこの青年の名は、オーギュスト・ウル・ドクノオト・スカルノーズ。

世界の全てを書物に収めることを目標とし、人生の全てを知の探究に捧げるスカルノーズ家、その現当主である。

『ダメと言っても聞かないでしょう。荷馬車でも手配しておきましょうか?』

青年の横に並ぶ女性はピニャータ・キプレア。

スカルノーズ家の使用人とドクノオトの個人的な助手を兼任している。

2人は中央連合王国エープス特区に位置する交易の町、フムトゥボトムスの第三市場へと足を運んでいた。

この市場のルールは2つ、窃盗禁止とより良い取引の追求…具体的には、進行中の取引に対する途中参戦を拒んではならないということだ。

双方が最も納得できる対価を示した者だけがその取引の勝者となる。

そういった背景もあってか、海や砂漠を越えて方々から集められた品を賭け、日々秒単位で駆け引きが繰り広げられている。

『そんなに買わないよぅ。僕、趣味はショッピングですって顔もしてないだろう?』

『ええ、もっと厄介なお顔をしてます。蒐めるはよくても捨てられないって具合の。貴方の住まいとて那由多の広さはありませんよ?』

『そこはほらぁ、もっと廊下の端に寄せるとか。』

『典型的ダメ人間の思考ですね。誰しもが乱雑に置かれた物の位置を把握できるわけではありません。お望みであれば空間拡張の魔法をマスターしてきましょうか?素養が無いので2年はかかると思いますが。』

『多分その間に埋もれて死んじゃうなぁ。…もう一軒お安い感じの倉庫を買おうかぁ。』

『であれば、プリステラ運送守宝会社などに依頼されては?歴史は新しいですが、私の調べた限りでは『正当な契約を結んでいるうち』には、最も信頼のおける金庫業者ですよ。』

『それギャングのフロント企業じゃないか!バレたら僕の首が飛んじゃうよ!』

『貴族の皆さんも結構りよ…』

『そういう話はやめよーねぇ!我々はあくまで清らかに!清らかにお使えしています!』

『では、割高にはなりますが裏の無い倉庫を用意しておきましょう。』

ピニャータが足を止める。

『ここが指定の場所です。』

そこはトレーダー達のオアシスにして、フムトゥボトムスで唯一商戦が禁じられているカフェ、デラ・トゥムズの店先であった。

ここでは如何なる戦士も算盤を置き、一時の休息を得なければならない。

それが掟であり、弁えない者は商売相手ではなく取るに足らない獣であると認定される。

2人は店の中に入り周囲を見渡す。

店内は様々な場所から来た商人達でごった返しており、互いの顔も知らない仕掛け人と合流することは不可能にさえ思えた。

『こういう時は大抵マスターに言付けがされているものだ。聞いてきてくれ。』

『承知しました。注文は?』

『せっかくだからねぇ…名産のアマツヅラオレでも頂こうか。』

ピニャータがカウンターに向かうのを見送り、懐から件の手紙を取り出す。

書かないのだから差出人には名を明かしたくない理由がある。

名前の無い手紙など怪しさ二倍付け、マトモな相手であれば中身を読んでもらえない可能性すらあるというのにだ。

仔細はわからないが、それはかなり重要で相互の利益のためにも優先されるべき事項だろう。

(であれば…接触方法に間違いはないはず…)

『お耳が悪いなら補聴器をご用意しましょうか?』

いつのまにかピニャータが戻って来ていた。

ドクノオトは何度も呼びかけられていたことにようやく気づく。

『ああ、すまない。で、マスターは何と?』

『貧者の舞台、とだけ。参りますか?飲み物はテイクアウトにしてもらいました。』

『大型のイネ植物を輪切りにしたカップか、使用後は各自洗って使うなり火に焚べるなりしろと…機能的だね。珪酸体も多くて耐久性バツグンだ。』

『少し割高ではありますが、問題ありませんか?』

『もちろんさ…じゃ、行こうか。舞台の観覧と洒落込もう。』

 

ドクノオトが向かった場所はこの町の中央に位置する噴水広場である。

この広場の役目は、豊富な水を見せて旅人に安らぎを与えること…それだけではない。

噴水を取り囲むように造られた、同心円状の階段に一定間隔で座る物乞い達こそ、この場の主役である。

彼等の役割は小規模な資金洗浄だ。

どれほど後ろ暗いバックがある金も、物乞いへの喜捨という面目であれば見逃される。

喜捨とともに自らの店舗を伝えておけば、後々適当な品をそこから手数料を差し引いた金額で購入してくれるというわけだ。

故に、この町の物乞い達には厳しい制度があり、統制された組織があり、秘匿された台帳がある。

当然、アガリをチョロまかそうなんて考えた者は袋叩きとなる。

心配は無い、ここは雄大な原生林に囲まれた町であり、肥やしを欲する存在はそこらじゅうにいるのだから。

請け負ってくれる金額は各々の『格』によって多少異なるが、一律して荘園が一つ傾くような額は拒否される。

行政を敵に回して悪銭と共倒れなんてマヌケなミスは絶対にしない。

また、収益は手数料の他に情報の取引によっても得ている。

この町で商売をするなら1人くらいは懇意にしておくと良いだろう。

 

そんな物乞い組合の中で頂点に立つのが、噴水広場ひいては町の中心となる大噴水の縁に腰掛ける1人の女である。

煙草を燻らせ落ち窪んだ目で上方を漠然と見つめる彼女に、王の風格は無い。

むしろ、どこの裏路地にでも転がっているジャンキーの同類にすら思える。

しかし、注意深く観察していれば彼女が広場全ての「流れ」を見ていると、すぐに察しがつくだろう。

広場に面する建物、その窓は全て貧者の王のためにマジックミラー加工が施されている。

これにより、貧者の王は一方向を向いているだけで自身の視界のみならず、広場全ての様子を把握できるのだ。

広場にやってきたドクノオトは物乞い達に心付けを配りつつ王の元へと向かう。

王は来客をしばし値踏みしていたようだが、徐に『200コンス』と言い放った。

ピニャータが緑色のコイン2枚を手渡す。

それが情報代だった。

折り畳んだ紙を手渡し、彼女は再び本来の役目に戻る。

2人は一礼し、速やかにその場を去るのだった。

 

『いやはやおっかないねぇ。怒った時の君より圧を感じたよ。』

『そうですか、精進します。ところで紙にはなんと?』

『ウムゥ、それがどうもそこの露店なんだよね。あの流行ってなさそうな感じの。』

ドクノオトの視線の先には、乾燥した薬草らしきものを並べた胡散臭い露店があった。

テントや敷布は穴だらけで、厚着の店主は呼び込みもせず新聞を読んでいる。

そういう店は得てして本当にやる気が無いだけか、非凡な珍品を置いてあるものだが…今回は間違い無く前者だろう。

しばし本当に話しかけたものか迷うドクノオトにピニャータが耳打ちした。

『店主さん、新聞をめくる手が止まっておられます。サングラスで目線はわかりませんが…恐らく貴方を見ているものと。』

周囲には人通りも多い、その中で派手な装いでもない1人に注目する理由は…

『彼、で間違いないのか…』

 

 

『もし、舞台からき……』

『いくらで?』

『………はい?』

『この場所をいくらでお買いに?』

『…カフェ料金を含めなければ200コンスですが。』

店主の男が頷き立ち上がる。

『であれば今日は店仕舞い。貴方方は信頼に値する。』

2人は店主がテキパキと売り物をしまい、テントをたたみ始めたことで呆気にとられていた。

ふと店主の手が止まり2人に向かって頭を下げる。

『自己紹介が遅れ大変失礼した。我はマカク、この町より南方の広大なる樹海で猿人衆の長を務めている。田舎出の粗忽者ゆえ、至らぬ点もございますがどうぞお許し願う。』

差出人はドクノオトの想定を超えた大物であった。

政治的に常に緊張状態にあったエープス特区の内戦が停止したのがつい20年ほど前のことである。

中でもメインとなった反抗勢力は、この地特有の深い森林でゲリラ戦法を繰り返す猿人達であり、中央連合軍にも大きな被害を出していた。

そんな一大勢力の長が目の前に居た。

仮にも貴族の身分を持つ自分が一言間違えれば、折角安定しているエープス特区の情勢をぶち壊しにしかねない。

そうなればここですでに命の保障は無いし、ビーターズへ帰還しても良くて爵位剥奪、悪くて処刑待った無しである。

『心配はござらぬ。此度お招きしたのは邪なる目的の一切無き、学問のためであるゆえな。』

重大過ぎる局面に飛び込んでしまったと、頭を痛めるドクノオトの内心を見透かしたように、マカクがそう言い放った。

それ以上の会話は傍聴を警戒してか、樹海の内部で進めたいとジェスチャーで示すマカクに2人は大人しく従った。

 

 

外套を一枚脱ぎ去れば、ドクノオトのフィールド探検スタイルは既に完成されている。

厚手の群れない服と虫除けを装着可能な帽子、ガラスとて貫けないブーツに大容量リュックが揃えばもはや対応不可能な状況は無い。

…今回は2人分なのであまり調査器具は持ってこれなかったが。

『ピニー見てくれ!本物のマガツヒヨナキドリだ!生きてるのか⁉︎なんて耽美なセルリアンの羽根なんだ!あ!今冠羽を広げたよ跪きたくなるなぁ!』

声も足音も殺しながら興奮するという、器用なワザを披露しているドクノオトを適当にあしらいつつ、ピニャータが写真撮影と周辺環境の記録を手早く行う。

『そうですねーきれいですねー。次は霞網でも持ってきます?』

『いや、彼等は基本的に広いナワバリを形成して群れないからね!一羽ずつ麻酔薬で捕獲も選択肢に入れておきたい。』

マカクが咳払いする。

『そろそろ本題に触れても?』

『ああ、これは失礼しました。私も自己紹介をさせ…』

『その前に、貴方はその木から手を離した方がよろしい。冬の川魚よりゆっくりと…』

この森における熟練者は間違い無くマカクで、ドクノオトは頭でっかちの素人だ。

さりとて危険な要因は見当たらないものの指示に従い、カタツムリも欠伸が出そうな速度で手を離す。

『ご忠告、痛み入ります。毒虫でもおられましたか、ビヌヤンカ殿?』

マカクが若干目を細め、すぐに平常の顔へと戻る。

見た方が早いとばかりにマカクが木のコブを枝で突くと、突如としてコブの両端が捲れ上がり、稲光のような速さで枝をへし折った。

『こちらボボクリュウ、貴方方の学問で言うところのヒザラガイに類する生物でありましょう。虫やトカゲなどが上に乗れば、反って獲物を破壊します。背中の殻は硬く凹凸が激しいゆえに可能な芸当ですかな。』

ドクノオトが思わず目を見張る。

『殻側に反るなんて面妖ですね。恐らく、ムーカイソやブレンニーで確認されている種と近縁…いや、類似した進化を辿った類縁の線も濃厚か…?というか、口は腹側なのですか?どうやって獲物を食べ…』

振動か、フェロモンか、とにかく狩りの実行を何らかの手段で知らせたのだろう。

反り返った個体の周囲にコブに擬態していた仲間が続々と集結し、肝心の獲物を探している。

『このように仲間が集まって食料を分け合います。当然、仕留めた者は最も多くの分け前を口に運んでもらう権利がある…協力の尊さを知る天晴れな貝でしょう。今回は徒に迷惑をかけたゆえ我の食料を少し分けておきましょう。』

マカクが反り返った貝の背中に白い固形物を差し込むと、この背筋自慢のハンター達はようやく獲物を見つけて覆い被さっていった。

『ありがとうございます、大変面白いものが見られました。私はオーギュスト・ウル・ドクノオト・スカルノーズ、世界の知識全てを欲する者です。以後、よしなに願います。』

『ピニャータ・キプレア、スカルノーズ博士の助手を務めています。未熟者ですがどうぞよろしくお願いいたします。』

『ではスカルノーズ卿、立ち話も何ですから腰を下ろしましょうか。そこの倒木など塩梅がいい、『傷』がある以上致命的な毒虫はおらんでしょう。』

3人は等間隔に十字傷のついた倒木に腰を下ろす。

 

『回りくどい道を辿らせて申し訳ない。だが、貴方方は重んじられるべき能力と精神を示した。ゆえに我も例の生物について話したい。』

『光栄です。ですがわけをお聞かせ願いたい。私もピニャータも、貴方とは初対面のはずですが…どうして判断を?』

マカクが足を鳴らすと、その背後から少年が姿を現す。

『失礼ながら、貴方方がここへ来た時からこのヒルキーに監視させていた。仮に信頼しかねる行動が見受けられれば、即刻帰還して連絡を断つつもりでありましたが…貴方方は商人に紛れる装いで、己の名を口にする事無く、誰しもが昼食後には忘れる程度の行動を心がけていた。ゆえに『価値』があると感じたのです。』

『…まあ極端な話、私が狩猟団を引き連れて森を荒らす可能性もあります。その時、長から名文を得ているとなれば住民の皆さんも介入し難い。…厳正に検分されるのは仕方の無い事です。』

『御理解いただき感謝いたします。それでは…』

『その前に一つだけ…物乞い組合の君に渡した200コンスの意味は…?』

『彼女の好物はグレープフルーツでしてな、贔屓にしている商人からちょうど1ダース分が買える金額と申しておりました。』

(シリアスな顔してオヤツ代せびってただけかー)

『わ…わかりました、ひとまず経緯は飲み込めたので本題を願います。』

『ウム、まずはこちらをご覧ください。』

マカクが差し出したのは、ほんの一部だけ僅かな青を帯びたクチクラ質の毛の束だった。

『大部分は劣化しておりますが、ほんの少し外気や日光を免れたものがあります。長さは18センチ前後…無害ではありますが刺さると容易には抜けないので注意されるがよろしい。』

ドクノオトは毛の手触りを慎重に確かめる。

『ウン…確かにこれはトリクイグモの毛によく似ている…入手はどのように?』

『父が『神域』と呼ばれる樹海の深奥にて、追跡し仕留めたものであると伝え聞いております。』

『それが60年前…かなりの年月ですね。より新しい情報などはあるのですか?』

マカクが首を横に振る。

『10年に1件程度の目撃があるばかりです。何分、奥地は危険で我等も気軽には近づかないことに加えて、数自体も相当少ないのでしょう。これだけ目立つ色ですゆえ、いるのであれば見逃すことは考えにくい。』

『卵や子供、それに住処などは見つかっていないのですか?』

『不明ですな。判明しているのは大人の外見と食性のみです。その希少性から、里では見かけたら幸福が訪れるなどと嘯く者も出る始末でしてな、我等の神は1柱で良いというに…』

マカクの声色には呆れが混じっていた。

『そうですか…では、過去に目撃があった場所を教えてはいただけませんか?その場所を総当たりするにせよ、好む環境を分析するにせよ、まずは詳細な情報が必要です。』

マカクが頷く。

『無論、そのつもりです。手紙に記したフィルムもお見せしましょう。ひとまず、我等の里へおいでくださるのがよろしい。もてなしも抜かり無く行いますでな。』

『お気遣い、痛み入ります。私達は足に自信のある方ですが、ここから里の方までどの程度の時間を要するのですか?』

『平均的人間の方では片道2週間は見なければならんでしょう。とはいえ、長い拘束など互いの不利益にしかなりませんゆえな、我とヒルキーが貴方方をお運びしましょう。さすれば4日はかからぬかと。』

『素晴らしい身体能力です。では、お言葉に甘えさせていただきましょう。』

マカクがザルを手渡しドクノオトを背負う。

『お被りください。枝葉や毛虫程度であれば防ぎます。ヒルキーはミス・キプレアをお運びしなさい。くれぐれも丁重にな。』

ヒルキー少年は頷き、ピニャータに背を向けてしゃがむ。

 

『出発の準備は整ったようですな。では参りますかスカルノーズ卿、この神の森のそのまた奥へ。』

快活に迸る生命に溢れつつも魔物の口腔に飛び込まされているような、どこか暗澹とした空気も湛えている樹海が、音も無くドクノオト達を飲み込んでいったのだった。




一回泥酔ってやってみたいんですよね。
あとその状態でクイズとかも。
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