ACの主人公概念を透き通るような世界にぶち込んだだけ   作:フロム好き

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あらすじ

銀行強盗、別働隊
アリアは 壁を蹴る を 覚えた!

以上

あと二話と言ったな、あれは嘘だ。どうしても降下作戦を落とし込めなかった。
ちょっと今日語録多め。

実はこの作品、イオリ挙動を見てQB落とし込めるんじゃね?って思って構想始めました

ちなみに今のアリアは、無印のEN管理でVの挙動(HB無し)をやっている感じと解釈して下さい


砂漠の狼

便利屋オフィスにて、アルが悩みこんでいた

 

「アルちゃん、どうしたの?ほら、前回の反省を活かして兵力も倍、地雷も仕掛けて誘い込む戦法もあるし…」

「じ、準備は万端、場所もしっかり抑えてあります!」

「いや、そこはいいのよ。ただどうしても、ね…」

「あの子…アリアが雇えなかったから?」

「そう、アリアよアリア!」

 

あの時、強盗が出ていった時に空いた防音扉の向こうから聞こえた銃声。職員の静止を振り切って外に出て見たあの光景。

 

「なんだったの、あれは」

 

今でも完全には理解しきれていない。

地面を埋め尽くす、倒れ伏したマーケティングガード。奥から押し寄せるマーケティングガードの群れ。それを相手に一歩も引かず、壁を縦横無尽に蹴って移動し、時々着地してはその場に倒れていたガードから武器を奪い、また壁を蹴って迎え撃つ。

あれはあまりにも強い。おそらくは……あのヒナと同クラスとまではいかずとも、それに近い存在では無いのか?あれを敵に回したら、その時は……

 

「…ぃ、おーい!」

「!…とと、ごめんね、ちょっと考え事を」

「まぁいいんじゃない?あの子は傭兵な以上、依頼でかち合わない限り敵対することは無いだろうし」

「まぁ、そうだね。考えすぎても仕方がないよ」

「…ありがとう皆。ちょっと吹っ切れた。ただまぁそれはそれとして……」

「ど、どうしたんですアルさま?」

 

 

「やっぱあれこそがアウトローよねー!いいなぁ憧れる!」

 

「やっぱりそれか…」

「ブレないよねーアルちゃん」

「よし、じゃぁ今日はお昼にあのラーメン行くわよ!」

「い、いいんですか!」

「おー!」

 


 

アビドスにて

 

「なっ、なによこれ!」

「788万円の集金。その直後にカタカタヘルメット団に500万の任務資金供与」

「私たちの集めたお金が、そのまま敵の資金源になってたって事、ですよね……」

"当たって欲しくない読みが当たってしまったか……"

 

手に入れた書類から集金の真相が判明し、動揺を隠せない。ただし、この「任務」とはなんだ?まさか、これは……

"ヘルメット団を動かしてたのは、カイザーだったって事、か"

 

「そんな……でも、だとしたらなんで…!」

「訳わかんない!アビドスを落としたらあっちは借金が回収できないのよ!?」

「金が目的じゃない……もしかしてこの土地が?」

"これは、色々と調べる必要がありそうだね"

 

 

その後、校門にてヒフミを見送る流れになった

 

「今日はごめんね〜色々付き合わせちゃって」

「いえ、大丈夫ですよ…そういえば、あの時一緒にいたアリアさんは……?」

"そういやまだ帰ってきていないね……っと、電話だ…アリアか"

 

別れてから一切連絡が途絶えていたアリアから、合流ではなく電話できたことに動揺しつつ、電話を取る

 

"もしもし"

『私だ。すまないが損傷が酷くてな、合流は難しい。』

"っ大丈夫!?"

『問題ない。今は……近場の病院だ。ここで治療したらあのラーメン屋に行って補給をしたら合流をしようと思っているが……その前にこちらの戦果報告をしようと思ってな』

"……とりあえず無事でよかったよ。その、治療費は…"

『そちらがおう必要は無い。そのための報酬だ』

"…そうか"

 

『こちらはガードの先行五部隊に本隊、後続の一部隊の合計七部隊二百体を撃破。』

"にひゃ…っ!?"

『内戦車二両だ』

「うへぇ…ちょっと重荷すぎたか」

『その声は…ホシノか。問題ない。元々そういう契約だったからな。敵の数は予想外だったが…』

"ありがとうね。"

『仕事だからな』

「…報酬はこれくらいで足りる?」

 

そう言って後ろからシロコが現れた…両手に札束を抱えて。

 

「ちょ、ちょっとシロコ!?」

「もしかして、あの五億から?おじさんダメって」

「ん、じゃぁこれ以外の方法で払える?」

「銀行から脱出する時に見たあの量。あれを全て倒した。確かにあの状況と私たちが逃げる時に一切追ってが来なかったから、その言は信用出来る」

「しかも戦車まであった。それについてさらに特別報酬が必要。」

「しかも二百名だから、そこの報酬もかなり高いものになる。」

「私はあの金から五十万を徴収した…アリア。報酬の要求値は?」

『最終的にはそちらの気持ち次第だが……まぁ正当な報酬としてはそのくらいが妥当だろう。危険度から考えてもな』

「らしいけど……他にこれ以外で払える方法がある?一応これは私たちがこれまで稼いだ788万円以内で徴収した金からとってきたから私たち全員で出す金という正当性もある」

"……私が払うよ"

「先生!?」

 

たとえどんな理由があっても……やっぱりシロコ達を犯罪者にする訳には行かない。それは先生として…一人の大人としてやってはいけないことだ。

 

"そういう訳だから、宜しく頼むよ"

「…………分かった。この金は別のところになにか袋に入れて置いておく。」

『マスターがそう言うならこちらも異論は無い。では、宜しく頼む』

 

そう言って電話は切れた。

 

……暫くはモヤシが友達になりそうだ

 


 

柴崎ラーメンにて

 

「「「「……」」」」

「……?」

 

飯を食べに来たアル達と先にラーメンを啜るアリアが鉢合わせていた。いや、そこまではまだいい。問題は……

 

「嬢ちゃんたちごめんね、席が空いてないからそのこと相席してくれ!」

「ねぇ……その見るだけでお腹いっぱいになるそれは、ナニ?」

「何って……ラーメンだが?」

「いやまぁそうだけど!!その量はなんなのよ!」

「ええっと……【全盛りマシマシチョモランマ】だ」

「何よその聞くだけで目眩起こすトッピングは!?」

 

そう平然と答えて再び目の前の巨大な怪物に挑んでいくアリア。それを尻目に普通の柴崎ラーメンを頼む。

 

「それにしても……ほんとに幸せそうに食べるね」

「ング、こんな美味しいものは……ハフッ、ここに来て初めて食べたからな……胡椒でも足すか」

「そうだったのね……って!あんたどんだけ…」

「使い切りだ。これだけかけんと辛くならん」

「へぇ。一匙だけスープ飲ませてくれない?じゃぁちょっとだけ…ゲホッ、アルちゃん水!」

「いわんこっちゃない…ほら。」

 

果敢に挑戦しては惨敗し水を一気飲みするムツキを解放しながらみるみる減っていく山を見る。あの体にどうしてそこまでの量が入るのだろうか…

 

「にしても、ほんとによく食べるわね……」

「今日は、仕事終わりだからな。報酬も入って、財布に余裕が出てきたから贅沢している…替え玉も頼もうかな」

「あ、アルさま…あの、私、追加でトッピング頼んでも……」

「私からもお願い、これを見てたらつられてお腹減ってきた。」

「そうね、実は私もよ…店長!追加でメンマとネギマシで!」

 

厨房から元気な返事が聞こえ、再び会話に戻る。

数分後、やってきた四人前のラーメンを元気よくすする。ようやく飲んだ水がむせて苦闘していた状態から回復したムツキも、なんだかんだ胡椒を追加でかけて食べていた。

 

瞬間

 

店を襲う轟音

 

「!?」

「みんな伏せて!」

 

咄嗟にアルが声かけをするものの、倒壊する店の速度に対応しきれず、客の大半は下敷きになった

 


 

「皆大丈夫!?」

「ムツキ、無事だよ」

「カヨコとハルカも無事。だけど…」

「ひいい…」

 

そう言って目の前を見ると、割れたラーメンの器を呆然と眺めつつ全身から怒気を立ち上らせるアリアがいた。

 

「……おい。」

「な、何よ?」

「…いくらでもいい。私を雇え。目標は今瓦礫の隙間から見える尻尾付き角持ち少女と制服を着た取り巻き数十名。これを迎撃する。あっちの目標は不明だ。」

「なら、私達も行くわ。こっちも大事なご飯を台無しにされて頭にきてるのよ……報酬は新しいお店の案内とかどう?別に報酬も用意する」

「ありがたい。では行くぞ」

 

「もう一仕事だ…!」

 


 

「命中しました」

「よし、第1小隊突撃するぞ」

「…あれで良かったんでしょうか」

「チナツ、うちの邪魔者共をとっ捕まえる為の合理的な作戦だ。それにここはゴーストタウン。廃墟の一つや二つどうでもいいだろう」

 

柴崎から少し離れた場所にて、そんな会話をするゲヘナ風紀委員会。

この時のために一個中隊分の兵力を集め、便利屋の面々を絶対の体制で捕まえんとする。

 

ドン!

 

「!?なんだ!」

「これは…先行した第一小隊、壊滅!」

「なんだと……チッ、私も第四小隊まで引き連れて向かう。チナツは指揮を!」

 

 

 

『た、隊長へ報告!便利屋と不明人物一名が反撃、こちらは次々やられています。増援を……』

『……奇襲とはな、…貴様がそちらのボスか。私からそちらに行くことは一つだけだ』

『「卑怯な野蛮人共が…!」』

 

「…っ!今のは、便利屋の声ではない…不明人物?」

 

 

 

「と、とりあえず撃ちます!」

「な、なんだこいつ、錯乱して…グッ」

「おい!くそ、サポートを…なぁっ」

「別方向から!?狙撃か…なんだこのアタッシュケースは、爆弾!?みんな逃げっ」

 

チームワークを駆使し着実に敵対勢力を撃滅する便利屋。数を前にしても全く物怖じせず、むしろ好都合とばかりにムツキの爆弾や事前にしかけていた地雷を活用し数を減らしていく

 

「いいねアルちゃん、この調子で行くよ!」

「ええ。これならまだまだ来ても大丈夫そうね。」

「死んで下さい死んで下さい…」

「ハルカ、落ち着いて。にしてもボス、あれ…」

「やめて。見ないようにしてるから。」

 

そこにあったのは正しく飢えた狼。地上で踊り敵の攻撃を躱し、時には壁を蹴って飛び回り敵の視界から消え、至近距離斉射や時には銃床で殴りつけ、気絶させてから相手の武器を奪う。

 

「あれ、どうやって動いてるんだろうね」

「私に聞かないで…ほら、次来たよ!」

 

ぼやきながらも敵を排除する。そうして合計で五十名ほど倒した時、

 

「どういう事だ…いくら便利屋といえどもこの量をこれだけの短時間で対処するだと」

『イオリさん、上です!』

「ッ!」

 

咄嗟に飛び退くと、直後それまで立っていた位置に銃弾が突き刺さり、数瞬遅れて人影が着地した。

 

「やり損ねたか。」

「貴様が、例の不明人物か」(知る限りどこの制服でもない。こいつはどこ所属だ…?)

「江黒アリア、独立傭兵だ。」

「傭兵だと…どけ。貴様に用はない」

「それは無理だ、仕事なんでね。」

「そうか……なら貴様諸共捕まえてから詳細を聞いてやる」

 

そこから戦場は混迷を極めた。先行したアリアに遅れて便利屋が1人で大群を翻弄していた所に参戦する。そこに風紀委員会の増援も到着し、自体の把握が困難になる程になった。

 

「その瞬間移動…」

「貴様に教える道理はないな!」

何故だ。既視感が…っ!」

 

咄嗟に壁を蹴り、上空に跳び上がる事で集中砲火をいなし、お返しとばかりに奪い担いでいたグレネードで爆撃する。爆風からのがれた残党は手持ちのライフルで着実に潰し、並行してイオリも相手する。

 

そんなことを繰り返し気がつけば周りは倒れた委員会の割合が多くなっていた。

 

「クソ、ここまでやられるとは…」

「まだやるか?…一つ質問がある。 その力で 貴様は何を守る? 」

「何を…無論、ゲヘナの風紀の為だ。総員、畳み掛けるぞ!」

 

その言葉と共にいっそう激しさを増す戦いの中、遠くから先生とアビドス達ががやってきた

 

"アリア!"

「何!なんなのこの惨状は!?」

『あれは…ゲヘナ風紀委員会です!』

「…マスターか。何故ここに来た」

"学校にいたら遠くから爆音が聞こえてね。柴崎ラーメンの方向だったから急いで来たんだ"

「…なんだあれは。たった数人か……その程度なら仕事に支障は無い。そのまま行くぞ。あとから事情を説明すればいいだろう」

 

『あっ、イオリその方は……行ってしまった』

 

そう言ってそちらと戦闘を始める風紀委員会。それを確認し、アリアは素早く便利屋へ向かう

 

「おい便利屋。生きているか」

「一応ね!」

「端的に言う。アビドスが来た。ここはあいつらに任せ、去るべきだ。そちらも……損傷が激しいだろう」

「……そうね。強がりを言っても仕方がない。特に前線を張ったハルカが少し危ないわ。」

「あ、アルさま!私は、まだ……」

「ハルカが倒れれば陣形が崩れる。そうすると戦法が一気に瓦解するの。ここで退却するのが一番よ」

「!…っはい!」

「よし、皆!去るわよ!」

「作戦終了。帰還する」




これで第一章終了。頑張った

アンケートは明日で締め切ります。

章末までかけたら幕間を書きたい

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