少女たちの笑顔のための未来   作:蒼野春

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アリウススクワットを幸せにしたい!
でもこのままじゃ着地点が底なし沼だよぉ…
いけるところまでは頑張っていこうと思います。


チート能力は甘え、でも少しくらいは甘えてもいいじゃない

俺がこの世界に転生してから7年がたった。

 

アリウスでの生活は元一般人としてはなかなかに辛いものである。

 

しかし、自分で言うのもアレだが、この7年間頑張ってきたおかげで色々分かった事がある。

 

まずは、やはりベアトリーチェはいるようだ。

 

直接見たわけではないが、大人たちが時々"マダム"と言っているためほぼ確実と見

ていいだろう。

 

なんというか、改めて考えると中々恐ろしいな。

 

正直、あんな奴とはできれば関わりたくないものである。

 

まぁアリウススクワッドを救おうとしてる時点でそれは叶わない願いかもしれないが…

 

それに、早めにアイツがいると知れたのはかなり大きい。

 

もし知らずに動いてたらいつ消されてたか分からないからな。

 

 

次にアリウススクワッドたちの情報だ。

 

大人たちの会話も盗み聞きしてる時にチラッと出てきた【姫】というワード。

 

これは恐らくだが、我らがお姫様、【秤 アツコ】のことと見ていいだろう。

 

今彼女がどのくらいの年齢かはわからないが、できれば俺より2歳年下くらいであってほしい。

 

理由?お姉ちゃんて呼ばれたいからだよ悪いか?

 

アツコやミサキから「お姉ちゃん」なんて呼ばれたら悟りを開いてしまうかもしれない。

 

そんなわけで、これに関してはまだまだ情報を集めていく必要があるだろう。

 

できる限り早めに接触しておきたいしな。

 

 

そして、ある意味一番大切なこと。

 

異世界転生といえば何か?

 

そう、転生者に与えられるチート能力、いわゆる転生ボーナスというやつである。

 

魔法が使えるなり、空が飛べるなり、俺にも何かきっと能力が与えられているに違

いない!

 

と考えていろいろ試してみたものである。

 

そして、俺は1つの結論にたどり着いた。

 

俺の能力は―

 

 

 

忍耐力である。

 

 

 

いや、決して転生ボーナスがなかったとかそういうわけじゃない。

 

確かに魔法も使えなかったし空も飛べなかったが、考え抜いた末の結論がこれである。

 

冷静に考えてみてほしい、元日本の一般人がこんなハードな環境で耐えられると思うか?

 

実際スマホもないしウォシュレットもないし、パソコンとかの娯楽もないんだぞ?

 

他にも、睡眠時間が3時間でも大丈夫だったり、数時間ぶっ通しの訓練に耐えられてるのもこれのおかげだろう。

 

おかげでいろいろできているので、地味ながらありがたい能力なのだ。

 

 

 

…それはそうと、空は飛んでみたかったが。

 

 

と、今わかっていることはこのくらいか?

 

いつか脱出するためにはまだまだ調べないといけないことが多い。

 

特にカタコンベ周辺、今はまだ場所もわかってないが、いずれは変化の周期を丸暗記しておきたい。

 

アリスクの面々とも接触しないといけないな。

 

 

と、改めて考えてみると…

 

やることが…やることが多い…!

 

まぁ、この程度はこなせないと、みんなを救うなんて夢のまた夢だろうな――

 

 

 

「―おい、何をしている。もうすぐ訓練の時間だぞ」

 

おっと

 

「あ、おねーさん。おはようございます」

 

「だからおねーさんと呼ぶのをやめろ。私のことは教官と呼べと言っているだろう」

 

「えー、でもおねーさんはおねーさんですし」

 

「言い訳はいらない。分かったならさっさと行くぞ」

 

「はーい」

 

 

 

この人は、俺が赤ん坊だったころ、いつもミルクをくれていた人だ。

 

てっきり子供の世話担当だと思っていたが、教官として俺たちに戦闘技術を教えてくれている。アリウス分校は人材不足なんだろうか?

 

「名前も、教えてくれたらいいのになー」

 

「うるさい、そんなものは必要はないだろう」

 

「そうかなー?」

 

と、こんなことを言っているが実はこの人、すごく優しいのである。

 

もしほかの教官にこんな感じで話しかけたら容赦なくグーが飛んでくるからな(2敗)

 

恐らくだが、この人は子供が好きなのだろう。

 

ほかの教官とは違い、スパルタではあるものの決して体罰は与えない。

 

あと、おそらくだかいくらかツンデレが入ってる。

 

そしてその上美人である(普段はマスクをつけていてわからないが)

 

もし学校の先生でいたら間違いなく人気の先生だろう。

 

まぁ環境がこんなのだからそんなことはまず起きないが。

 

「じゃあ、今日もお願いしますね、おねーさん?」

 

「だからおねーさんと呼ぶのをやめろと…はぁ、まぁいい…」

 

おっと、とうとう許可が出た。

 

しめた、今日から呼びまくってやろう。

 

 

~~~

 

 

「ぜぇ、ぜぇ、き、今日は一段ときつかったな…」

 

おねーさんの奴、まさかだが腹いせに厳しくしたか?

 

…いや、おそらくベアトリーチェとか、上の立場の奴にもっと厳しくしろとでも言われたんだろう。

 

そろそろ本格的な訓練が始まるのだろうか。いや、今までのも十分すぎるほどキツかったのだが。

 

っておい待て、これほかの教官のも厳しくなるのか?考えたくもねぇ…

 

ったく、こんなとこ絶対いつか逃げ出してやる…!

 

 

 

「―はぁ」

 

ん?

 

「一体、私は何のために生きているのだろう…」

 

おおぅ、子供が言うとは到底思えないようなセリフだ。

 

ってそうじゃない。まさかあの後ろ姿は―

 

 

~~~

 

 

「はぁ」

 

いつもの訓練の終わり、私の口からはいつの間にかため息が出ていた。

 

「一体、私は何のためにいきているのだろうか…」

 

一度出てしまったものはなかなか止まらない。

 

「いや、きっと理由などないのだろう、すべては等しく虚しいものなのだから」

 

そうだ、すべては虚しい。

 

今日も、明日も、私の生きる意味も、何もかも―

 

「―ねぇ、ちょっといい?」

 

「私の名前は最上ライ。よければ、私と友達にならない?」

 

――ならば、今こうして笑顔で話しかけてきたこいつは、一体何なのだろうか?




ミネ団長がおもしれ―女すぎる今日この頃。
あんなにメモロビお清楚なのにあのストーリーはもう奇跡だろ…
トリニティの権力者がみんな可愛すぎて困っちゃうね!

次の投稿は可能な限り1週間以内にしたいと思います。気長にお待ちいて抱けると幸いです。

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