×月×日、ゴットイーター適性試験から十年と一ヶ月
ちょいっとばかり記録していこうと思う。
おっさんは師匠から百枚以上ある紙の日誌をくれた。
なんか誕生日とかどうのこうのって。
おっさん、もう三十路前だってのに・・・いつも過保護だよ本当に。
って、そんな感じで書くんじゃないな。
あれだよ、あれ。1日の流れを書かないとな・・・
その前に名前と職業だけでも書いておくかな。誰か拾ったら届けてくれると思うし。
自称おっさんはレイヴン・グリード。
日本語に訳すと欲大鴉だね。
出身地は、アメリカ。
職業はアラガミを喰らう戦士ゴットイーター。ってカッコいいような言い方してるけど結構辛いのよ軍人的なポジション。
入隊年は、極東支部2060年。アメリカから入隊直後移転。
現階級は中尉。
年齢は、28歳。
神器は旧型遠距離式の中~大型アラガミのコアを使用したアサルト型『天下三分 真』。
師匠は百田ゲン氏。
所属部隊は、極東支部第四部隊。
第四部隊の特色は、遊撃班。つまるところサポート隊だね。
今のところ所属隊員は班長のおっさん入れて二名だけ。
本当は三人居たんだけど・・・。なんか一人は、女追いかけてグラスコー支部って所に行っちゃった。
自己紹介は以上。
次回から書いていこぅ~!
「ま、今回はこんな感じに」
ポン、と軽い感じに日記を閉じたのは無精髭とボサボサ頭の男性。しかし顔は悪くなく、ちゃんと整容すれば良い男となりそうな顔立ち。服装はリーパースーツとリーパースラックスだった。
「あれ、隊長お昼ですか?」
と横から男性に声をかけたのは、赤髪でサングラスをかけた青年だった。
「おや?エリックもか?」
「はい。ちょっと提出書類が遅れて・・・
あ、後で華麗なるチェックをお願いします」
「んー。おっさんのチェックする書類は?」
「部屋の書類ケースに入れました」
「あんがとー」
男は、レイヴンはエリックと呼んだ赤髪の青年に礼の一声をかけて、席を立つ。
「実はまだ飯は食ってなくてな。今から外部移住区に行って飯を食いにいこうと思ってるんだけど・・・。奢るよ」
「え?!い、いや!大丈夫ですよ!」
「なに、たまには部下と交流したいのよ、おっさんは。
遠距離式・・・あ、今は旧型遠距離式か。その同士行こうや」
「あ、ありがとうございます」
そう言ってレイヴンはロビーから出てる為に出口に向かい、エリックはその後を追った。
これは大欲鴉(おおよくがらす)という通り名が有る。自称おっさんの話と日記である。