「千尋。一颯。もうすぐだよ。」
「ぬぇ…?」
熟睡していたため反応が遅くなり、間抜けな声を出してしまい、少し恥ずかしかった。
「やっぱり田舎ね。買い物は隣町でするしか無いようね。」
「住んで都にするしかないさ。」
隣を見ると俺に寄りかかってる千尋が居る。その手には原作でも持ってた同じ花束を持ってる。何気にそのカードがちょっと大事になるとは思わないよな…
「ほら。あれが小学校だよ。千尋。一颯。新しい学校だよ。」
「結構綺麗な学校じゃない。」
父さんが小学校と言うので見ると確かに母さんの言う通りきれいな学校だ。
でも千尋は舌をべーっと出しており、俺の腕に抱きつくと
「前の方がいいもん…ねぇ?お兄ちゃん。」
「う〜ん。俺は新しい学校楽しみだけどな。」
「えー!」
まぁ千尋は前の学校のほうが良いよな…原作でもさっきのセリフ言ってたからな…
「あ…あぁ!」
「どうした千尋?」
「お兄ちゃん!お花萎れちゃた!」
「ずっと持ってるからな。大丈夫。家について水切りすれば大丈夫だよ。」
「あら。いつ花の知識なんて持ったの?」
「図書館で少し読んだたけだよ。」
嘘だ。原作で母さんが言っていたことを復唱しただけだ。
「初めてもらった花束がお別れの花束なんて寂しい…」
「あら?この間のお誕生日にバラの花を貰ったじゃない。」
「一本ね。一本じゃあ花束とは言えないわ。」
「カードが落ちたわ。窓を開けるわよ。もうちゃんとして頂戴。今日は忙しいんだから。」
窓を見ると山が見えた。
そして父さんは家に繋がる道に右折した。
正直俺は感動してる。だってあの久石さんの音楽が心の中で流れてる。そしてタイトル名の「千と千尋の神隠し」も。
そして父さんは道を間違って物語の中心のあの場所に行っている。
「あれ?道を間違えちゃったかな?おかしいな。」
「あそこじゃないほら。」
「あ?」
「あの隅の青い家でしょう?」
「あれだ!一本下の道を来ちゃたんだな!このまま行けるか…?」
「辞めてよ。そうやっていつも道に迷うんだから!」
「ちょっとだけ!ね?」
正直言うと母さんの言う通りだと思った。原作では無かったが父さんは結構道に迷う。
そして千尋は窓の外から見える石の祠を見てる。
「お兄ちゃん。あの家みたいなの何?」
「石の祠。神様の家だよ。」
そう言いながら車はどんどんと奥に行っていく。
ガタガタ!と車が揺れてる。
「お父さん大丈夫?」
「任せてくれ!この車は四駆だぞ!」
何気に名言というか…迷言が聞けて満足。
「千尋。座ってなさい。」
道がすげぇ悪いな。よくここを抜けられたな。父さんは。
「うわぁ!うぅぅ!うわぁ!」
「大丈夫か?千尋!」
「う…うん!大丈夫!」
窓を見るとあの変な像が見えて、千尋と俺は見つめてしまった。
ガタン!とタイヤが溝に挟まる音がなると
「あああああ!」
今度は葉っぱに当たると流石に飛ばし過ぎだろう!父さん!
「貴方!いい加減にして!」
「トンネルだ!」
急ブレーキを父さんがかけると遂に物語の始まりとなる門が見えてきた…遂に始まるのか。
すいません。ヤンデレはなくて…必ず次出します。あとハクなんですけど女体化させようと思います。だってそうしないと千尋のヤンデレ発動しないんだもん!!原作改変はあんまり…したくなかったんですが…仕方ないね!(白目)
結末は何がみたい?
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千尋とハクのヤンデレ同棲ルート
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千尋とハクの監禁ヤンデレエンド