Rubicon Archieve   作:白菜を身にまとった生命体

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狐の一目惚れ

「…」

 

レイヴンは目の前の会話を聞きながら出されたお茶を飲む。

 

(エア、彼女達の詳細な…というか、ある程度の情報は?)

 

『はい、まず左の黒髪の女性は羽川ハスミ。トリニティ総合学園の正義実現委員会副会長です』

 

(…服装のことはさておき、正義ってことは…治安維持か?)

 

『はい、トリニティ自治区の違法行為の取り締まりを主な役目としています。何か理由があるのでしょうが、あのスリットでは下着が丸見えですね。そして、次に青髪の女性は早瀬ユウカ。ミレニアムサイエンススクールの生徒会に位置するセミナーの会計です』

 

(んー、足太くね?)

 

『太ももの大きさは一級品ですね。次に茶髪の女性は火宮チナツ。ゲヘナの風紀委員です』

 

(風紀委員…あれ、普通か?)

 

『ゲヘナはキヴォトス屈指の無法地帯とも言えますよ。ざっくり言うとプチルビコンです』

 

(無法も無法じゃねーか)

 

『最後に白髪の女性は守月スズミ。トリニティ総合学園のトリニティ自警団という非公認の部活に所属しています』

 

(キヴォトスってやっぱり危険なんだな)

 

そんな感じでエアと会話していると、リンがとある女性と会話し終え頭を抱える。

 

『どうやらシャーレという私たちが配属される場所が占拠されたみたいです。どうやら矯正場から脱走した狐坂ワカモという女性が煽動している可能性が高いです』

 

(ふーん…というかこの流れは…)

 

すると、リンはユウカ達を見てニコッと笑った。

 

 

「何で私たちが!?」

 

「んまぁ、そんな予感はしてた」

 

レイヴンはシャーレを占拠した暴徒を何とかするため+連邦生徒会長が残したものを受け取るためにシャーレに向かっていた。勿論、ハスミ・ユウカ・スズミ・チナツと共に。

 

「先生は安全な場所で隠れていてください」

 

「…いや、俺がみんなを指揮する」

 

「先生が!?」

 

「あぁ、多少そういう知識はある」(実際は何らかの理由でACになれない場合を想定して実戦経験を積みたいのとみんなを無闇矢鱈に傷つけたくないからだが)

 

『分かりました。私もサポートします』

 

(ありがとう、エア)「今から指示に従ってくれ。まず…」

 

そうしてレイヴンはエアのサポートもありつつ的確な指示を出し、着実にシャーレに近づく。

 

「…あら?あなたは噂のシャーレに配属された先生かしら?」

 

その道中、狐坂ワカモと出会い対決するものの即座に撤退したりなどあったが、やっとシャーレの入り口についたその時、なんと巡航戦車が現れた…が、

 

(…邪魔)

 

レイヴンが右腕だけAC化させてGOU-CHENの弾を放ち破壊した(一応中にいた暴徒は逃げ出していた)

 

「い、今のは一体」

 

「気にしなくていいだろ。とりあえずシャーレに入るから警戒していてくれ」

 

「分かりました」

 

レイヴンはそう言ってシャーレの中に入る。そして、

 

「…あー」

 

「…あら?」

 

狐坂ワカモと対峙した。

 

「…あらあらあら?」

 

すると、狐坂ワカモが挙動不審になると

 

「し、失礼しましたー!」

 

そう言って出ていった。

 

「何…だったんだ?」

 

『さぁ…?』

 

なんだかんだあり、首を傾げているとリンが入ってくる。

 

「先生、どうやら無事に到着できたようですね…何かありましたか?」

 

「…いや、珍客がいただけ」

 

「…そうですか」

 

リンはそう言ってデスクの上にある物体を持ち、それを先生に渡す。

 

それは、何の変哲のないタブレットだった。




七神リンから渡されたタブレット。それは連邦生徒会長が残したものだった。そしてそのタブレットの起動は歪んだ者達を呼び寄せることになる。

次回 シッテムの箱inエア

「レイヴン、私もいますよ」
「だ、誰ですかあなたは!?」
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