傍に立つ君は完璧で究極のアイドル 作:カミキヒカラナイ
新年明けましておめでとうございます……(小声)
本当は年内に投稿するつもりだったんです……本当なんです……ちょっとサークルが忙しかったり、インフルにやられてダウンしたりしてたのが投稿が遅れた主な理由です。
すみません嘘吐きました。純粋に筆が遅いのが主な理由です。本当に申し訳ない(メタルマン)
2024年2月から連載開始してるので、かれこれもう二年近く経つのか……二年もやっててまだ43話で完結もまだ先ってマジ? 遅筆にも程があるだろ……
こんなどうしようもない小説ですが、エタだけはしない心意気でこれからも続けさせて頂きますので、2026年もどうぞよろしくお願いいたします。
【ミニ〇ラ】
あかねとの一件から数日後の夜。
霊体である故に睡眠をとる必要のないアイは、いつものようにスマホを片手に時間を潰していた。テレビでもあればいいのだが学生寮の部屋にそんなものがあるはずもなく、ネットサーフィンぐらいしかやることがないのだ。まあY〇uTubeがあれば暇潰しには事欠かないため、殊更に不便を感じたことはないのだが。いい時代になったものである。
しかし、その日のアイは珍しく動画を視聴するでもなく考え事に耽っていた。スマホの画面も先程から動いている様子はない。いつになく真剣に思考に没頭しているらしかった。
考えることは、まさに先の喫茶店での一件であかねに言われたことだった。
『──子供、できるんですか?』
アイの頭の中ではあかねから言われたその言葉がぐるぐると回っていた。
確かに今のアイの状態では子をなすことはできない。だがそもそもその必要を感じていなかったため、あまり問題にしていなかったのだ。何故ならアイには既にアクアとルビーという最愛の子供が二人もいるからである。
しかしアイにとってアクアとルビーは可愛い我が子だが、シオンにとって二人はあくまで同級生という認識だろう。血の繋がり云々以前に同い年なのだから当然の話である。
にもかかわらず今の今までそのことを失念していたのは、シオンがあまりにも二人に優しかったからだ。しかしシオンがアクアとルビーに親身なのは、勿論二人の人間性が好ましかったからというのもあるが、何よりも“アイの子供”であるからだった。
シオンにとってアイとは自分を孤独から救ってくれた恩人であり、尊敬すべき先人であり……無自覚ながら異性として憧れを抱く存在である。そんな相手の子供となれば尊重するのも当然のこと。親交を深める中で培われた親愛の情は当然あれど、それ以上に“アイの子供だから”という理由で親身に接していたというのが比重としては大きいだろう。断じて父性的なものを感じていたわけではない。当たり前である。
そうなると、俄然あかねの言葉が信憑性を帯びてくる。やはりシオンも自分自身の子供が欲しいのだろうか。しかし無い袖は振れないもので、生物としての生身の肉体を持たないアイでは尋常な生殖活動を行うことは不可能だった。おしべがあってもめしべがなくては新たな命は産まれないのである。
無論、シオンは子供ができないからといってアイに対する態度を変えたりはしないだろう。だが子は
そんな未来を思ってアイは身震いした。あかねのことは認めているし付き合うこと自体は今更反対しないが……しかし、シオンの一番でなくなってしまうことは耐えがたかった。
(あーあ、コウノトリが赤ちゃんを運んできてくれればいいのに)
これ以上考えても詮ないことだと思考を切り上げたアイは、今日日小学生ですら信じなさそうな迷信に思いを馳せる。そんな迷信にも縋りたくなるほどそれは彼女にとって深刻な問題だった……が。
それはそれとして、アイはいそいそとシオンが眠るベッドに潜り込んだ。
確かにアイは食事も睡眠も必要としない。しかし必要がないだけでできないわけではなかった。現に食事は実体化以前より行っていたし、睡眠も実体化し擬似的な肉体を得てからは可能となっている。肉体的な疲労とは無縁なためあまり眠くならないのがネックだったが、これまでのようにシオンが眠る夜間を孤独に過ごす必要がなくなったのは大きかった。
そして、シオンのベッドに潜り込むという行為は何も下心からだけの行動ではない。これには様々なメリットがあるのだ。
まず、密着することでより効率良く
次に、実体化維持の練習になること。今のアイは実体化に不慣れで、常に意識して気を張っていないとうっかり霊体化してしまうのだ。これは霊体でいた期間が長かったというのが大きく、今やアイにとっては霊体の状態の方が素と言える。むしろ実体でいる時の方が違和感があるほどで、今でこそよほど気を抜かない限りは実体の維持に支障はないが、実体化できるようになった直後の数日間は少しでも気を抜くとすぐに霊体化してしまうぐらいだった。
しかしあかねというライバルの脅威が明らかになった今、そのような甘いことは言っていられない。向こうには公式彼女という大義名分があるため表立ってイチャイチャしたところで誰からも見咎められないのに対し、アイの存在は今のところ公には秘密になっている。そのため人目に付く場ではスキンシップをとることができず、そういう場面では先日の喫茶店のような特殊な場でない限りあかねの先行を許してしまうことになるのだ。
故に、周りを
以上の理由により、シオンとの同衾はアイにとって様々なメリットがある。まさに大義名分と言ってよいだろう。
「むふー」
シオンの腕に抱き着きポジショニングを済ませたアイは満足げに鼻を鳴らす。あかねが見たら泣いて羨ましがるだろう光景だった。
胸を満たす圧倒的な多幸感を枕にアイは眠りにつく。
寝て起きたら何か冴えた解決策が思い浮かびますようにと願いながら。
その翌朝。
目を覚ましたシオンの視界に飛び込んできたのは、アイをデフォルメして幼くしたような、愛らしくも奇妙な小人を抱いて満面の笑みを浮かべるアイの姿だった。
「シオン!! あなたの子よ!! 認知して!!」
「???????????????????」
シオンは無言で白目を剥いた。
「うふふ、二人は今日も可愛いなぁ」
ツクヨミは自由を謳歌していた。
今し方の発言は眷属のカラスの視界を通して
自由だ。今のツクヨミは自由だった。何故なら今の彼女は星野兄妹を見守る上での最大の懸念事項だったシオンを恐れる必要がないからだ。
そう……他ならぬシオン自身から許しを得たのである!
服従のポーズで許しを乞い洗いざらい事情を話したのが功を奏したか、見事己の無害を証明したツクヨミはシオン直々に
直接的にアクアとルビーに干渉しない限り、遠くから見守る分にはシオンが出張ってくることを心配する必要はない。それだけでずっと気持ちが楽だった。ここ数年悩まされ続けてきた胃痛も鳴りを潜め、今のツクヨミは非常に穏やかな気持ちで日々を過ごしていた。
素晴らしい。これこそツクヨミが求めていた日常である。推し活に打ち込む時はね……誰にも邪魔されず、自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで……
だが次の瞬間、ツクヨミの元に巨大な気配が急接近してきた。何か反応する間もなく遥か遠方から飛来してきたそれは「ド オ ン」という凄まじい衝撃と共に彼女の立っていた建物の屋上に着弾する。何事かと振り向いたツクヨミは、土煙の中から姿を現した存在を見てヒュッと喉を鳴らした。
桐生……シオン? どうして今ここに……
「ツクヨミ。専門家の意見を聞かせてほしい」
「アッハイ」
平和な日常から一転、黙示録の
「アイが子供を産んだんだけど……幽霊って子供産めるの……?」
「……はいィ?」
そう告げる困惑の表情のシオンの腕の中では、アイによく似たねん〇ろいどみたいな二頭身の小人がニコニコと笑顔を浮かべていた。
本物のアイはシオンの背中に引っ付いて白目を剥いていた。
「これは子供じゃないね。
「分霊?」
「
神霊は無限に分身を生むことができ、特に神社に祀られるような格の高い祭神は己の分身たる分霊を他の神社に
アイが生み出した二頭身の小人もそれと同じもので、分身のようなものであるとツクヨミは語る。シオンが無言で視線を向けるとアイは口笛を吹きながらそっぽを向いた。
「無論、いくらアイが精霊にも匹敵する格の高い霊体だとて、神霊と同じように無制限に分霊を生み出すのは不可能だ。これは文字通り
「フッ……まあ、愛のなせる技かな──」
「やかましい省エネの対義語の擬人化が。間違っても一般人に取り憑いたりするなよ? 一呼吸で百人分は吸い尽くすぞ?」
「またまたー、ツクえもんは大袈裟だなぁ」
「こいつ……」
ちなみにツクヨミは一切冗談など言っていない。アイは呑気にケラケラ笑っているが、時代が時代なら彼女は稀代の魂喰らいとして名を残していただろう。
「いやしかしビックリしたよ……全く身に覚えがないのに急に子供ができたとか言うもんだから、いよいよ念動力だけでなく現実改変能力まで身に付けたのかと」
「幽霊が子供を産めるわけないでしょ、ファンタジーやメルヘンじゃないんだから」
「まあそうなんだけどね……あまりに見た目がそれっぽいから」
「見た目が赤子に似てるのはアイの願望を反映した結果だろうね。分霊ってのは文字通り神霊の分身だから特別な事情がない限りは大元の似姿をとるけど、例えば勧請先の地域が山岳信仰の根強い地だったりした場合はその地に合わせて有角の姿をとるケースもある。翻ってアイの場合は、まあ十中八九アイ自身が子供を欲した結果だろう。分霊とは名ばかりで与えられた力も知能も見た目相応。愛玩用の人形以上の機能は持たない出来損ないだ……強いて言うなら、使い捨ての
「空蝉?」
「要するに身代わりってこと。こんな見た目だけど、この人形にはアイの霊力が込められてる。これをアクアやルビーに持たせておけば有事の際は身代わりになってくれるだろう。怪異……例えば野生の怨霊の類と不意に出会しても、余程でなければ代わりに祓ってくれるはずだ」
「へー、便利ー」
アイが面白そうに分霊の頬をつんつんと突つく。
ミニアイとでも言うべき分霊はそれを嫌がる様子もなく、きゃらきゃらと無邪気に笑っている。まるで遊んでもらって喜んでいる赤子そのもののような反応で非常に愛らしいが、ツクヨミ曰くこれもアイの無意識によってプログラミングされた反射的行動に過ぎないのだという。
「あと、これはアイの霊力を分け与えられた分身……式神、あるいは使い魔のような存在でもある。少々コツは要るが、その気になれば簡単に感覚の共有ができるだろう。分霊の視界を通してアクアやルビーの周囲の様子を窺ったり……」
「えっ! じゃあルビーについて行けば授業参観できるってこと!? アクアはシオンと同じ教室だけど、ルビーだけ芸能科で別クラスだからずっと気になってたんだよね!」
「ふむ、それだと赤子サイズでも少々嵩張るね。彼女の教室までついて行くとなると……キーホルダーの人形にでも扮していけば行けるか?」
「OK! キーホルダーの人形サイズだね!」
そう言うと、アイはおもむろにシオンの腕の中にいた分霊の身体を掴み──
ベリッと縦に引き裂いた。
「キャーッ!!??」
あまりにショッキングな光景にシオンの口から高い悲鳴が上がった。ぐりんとミニアイの眼球が裏返り白目を剥く。
しかしアイは頓着した様子もなく、引き裂いた半身を放り捨てると残ったもう半分を乱雑に捏ねくり回し始めた。それはまるで粘土細工のようにグニャグニャと形を変えていき、やがて更に一回り、いや二回りは小さなアイの姿となってシオンの手の中に収まった。
「ふー、完成!」
「???????????????????」
やり遂げたような表情で額の汗を拭う仕草をするアイ。意味不明すぎる光景にシオンは背後に宇宙を背負って呆然とするばかりだった。
「うん、良いんじゃないか? これなら人形のキーホルダーとして鞄に付けていても不審がられないだろう」
「やったー! これで念願のルビーの授業参観ができる! 私の目の代わりは頼んだよミニアイ二号!」
『ウン! ワカッタヨ!』
「!?!?!!??!?」
『アイダヨー』
「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!??」
ナチュラルに言語を発し始めたミニアイ二号にシオンは驚愕を隠せない。今日だけで何度度肝を抜かれたか分からなかった。
あと当たり前のようにミニアイ一号は死んだ扱いになっていた。前任者は破壊されました。
そして後にルビーの学生鞄のキーホルダーとして学校に潜入したミニアイ二号は様々なアクシデントに見舞われ、波瀾万丈の大冒険を繰り広げることになるのだが……それはまた別の話である。
【コラボ回】
「うぅぅ……聞いてよシオたん……!」
『どうしたんだいMEMちょさん』
「最近B小町のチャンネル登録者数が伸び悩んでるの! もうすぐ大きな箱でのライブもあるから、もっとたくさんの人にB小町のことを知ってもらいたいのに……!」
『大丈夫……B小町Ch.の登録者数は立派に伸びるッ! 一人の超大物芸能人が苺プロへ行き、君達とコラボするからな!』
「エッ……そ、その超大物とは!?」
『僕だよ』
──それとも、桐生シオンは超大物ではないかな?
「し……シオたん……!」
「……いや何この茶番。これいる?」
「ドルオタもオタクには違いないからこういうネタが刺さるんだって。やっぱ本職のユーチューバーは詳しいね! 流石MEMちょ!」
「ホントにそうかしら……?」
というわけでコラボである。
「今ガチ」の時にMEMちょとしたコラボの約束。それがようやく果たされるというわけだ。あの時はまだMEMちょがアイドルになるとは思っていなかったので想定とはまた違う形となったが、こうして無事コラボに漕ぎ着けることができたので良しとする。
「て言うかさ、もう今更だけど本当に大丈夫? 一応私達アイドルグループなわけだし、男性タレントとコラボなんてして炎上したりしない?」
「大丈夫でしょ。だってシオンさんだよ? どう足掻いても女の子四人の女子会にしかならないでしょ絵面的に」
それはどういう意味かなルビー?
「それにシオたんにはあかねっていう公式彼女がいるからねー。二人のラブラブっぷりは今ガチから追ってるファンには周知の事実だろうし、その辺を心配する必要はないと思うよ?」
まあ、それでも推しのアイドルが男と関わることに嫌悪感を示す層は一定数いると思うが……そういう層からの反発というデメリットを加味してもメリットが上回るとお互いの事務所が判断した結果である。苺プロとしては今話題の超能力者とコラボできて美味しい、リーベックプロとしても──特にまだマルチタレント路線を諦めていない宮田Pにとって──新進気鋭のアイドルとコラボできて美味しい。双方にとってウィンウィンのコラボというわけだ。
それと、アイがいるためかルビーがずっとご機嫌なのも良かった点の一つだ。霊体化しているため見えてはいないはずだが、何となく気配を感じ取っているのかもしれない。頻りにアイのいる空間に視線を向けてはニコニコしている。
なおアイはと言えば先程から「Oh! ルビー私を探して虚空をWatch……カワイイカワイイね」などと意味不明なことをほざきながらルビーにまとわりついている。そういうとこだぞ。
「よし! 冒頭の茶番は撮ったしサムネも完成! そろそろ配信始めるからみんな準備してね〜」
『はーい』
さ え お ・ライブ
@B小町
【コラボ回】超大物芸能人襲来!
チャンネル登録者数 xxx人
始まった
きちゃ!
冒頭の茶番草
ネタが古すぎなんよw
いつの漫画だと思ってるんだ
え、ていうかマジでシオン来るの?
本物? テレビ差し置いてこんなところに真っ先に出演するなんてことある?
こ ん な と こ ろ
配信が始まると同時に一気にコメント欄が賑やかになる。
同接も既に千人以上あり、つまり配信開始までそれだけの人数が待機していたということになる。もはやB小町Ch.は立派な人気チャンネルと言っても過言ではないだろう。元々人気ユーチューバーであったMEMちょの知名度もあり、無名のチャンネルとしては恵まれたスタートダッシュを決めたB小町Ch.だったが、それにしても最近の急成長ぶりには目を見張るものがあった。
『B小町Ch.へようこそー!』
「ルビーでーす! 今日も楽しんでいこー!」
「有馬かなでーす。ま、いつも通りにいきましょ」
ルビちゃん今日もきゃわわ
この元気があれば年末のデスマーチも乗り切れる
いつも通りクールぶってるかなちゃん、果たして今日はいつまで持つか見物ですね
有馬ァ! なぜ有馬記念に出走しなかったんだ有馬ァ!
♯有馬かな有馬記念から逃げるな
♯有馬かな有馬記念で逃げろ
えっ!? 有馬かなが有馬記念で逃げ切り優勝を!?
できらあっ!
「できるわけないでしょ!? どこの世界に競走馬と張り合うアイドルがいるのよ!」
「先輩なら普通に行けそう……行けそうじゃない?」
「何か言ったかしらールビー?」
「いえ何も言ってないです!」
そして有馬さんが弄られるのもいつも通りの光景だった。勿論そこに悪意などなく、愛あるイジりとでも言うべきものだ。本人は冷静沈着でカリスマ性に溢れた頼れる
あと舞台『東ブレ』でその優れた身体能力を披露した結果、有馬さんはヒトでありながら有馬記念*2への出走を望まれるというトンチキなことになっている。勿論、“有馬”という名前がネタの
「MEMちょでーす! 今日は告知の通り、とある超大物芸能人をゲストに招いてお送りします! 皆は誰が来るか分かるかなー?」
いやもう冒頭の茶番でバレバレなんよw
マジだったら感無量なんだけど。俺舞台にもマジックショーにも行けなかったから
ワイも
苺プロどんだけギャラ積んだんですかね
今ガチの繋がりじゃね?
「ご名答! シオたんとは今ガチの時にコラボの約束を取り付けてね〜……ある意味コネってやつ? まあその時はアイドルグループとしてコラボするなんて思ってなかったし、シオたんもこんなに有名になるとは思ってなかったけど」
MEMちょが突然アイドルになった時は何事かと思った
シオンの方もまさか超能力者になるなんて思いもしなかったからな
劇的ビフォーアフター
これがかつてカリスマ読モと呼ばれた男の現在の姿ですよ
男……? いや男か……
最近供給が少なくて辛いです……もうモデルはやらないんですか?
こうしてコメント欄を見てると、案外僕のことを知ってる人が多いんだなぁと思う。冒頭の茶番はともかく、事前告知の段階ではまだ誰とコラボするかは明確にしていなかったはずなので、そこまで僕個人のファンは多くないと思うのだが。
「さあ、そろそろゲストに登場していただきましょう!」
「どうぞ〜!」
合図があったので、画面外で待機していた僕は打ち合わせ通りにカメラに映り込む。ひょこっと横合いから顔を覗かせ、笑顔を浮かべて手を振った。
ヌッッッ
うおっ……顔が良い……
うわぁいきなりどアップで映るな!
初手ガチ恋距離はルールで禁止スよね?
B小町Ch.はルール無用だろ
やっぱし怖いスね B・小町は
心臓ないなった
一気にザワつくコメント欄。
概ね好意的……好意的? まあ、少なくとも歓迎されてないわけではなさそうな空気なのは幸いだった。カメラから離れ、三人が座っているソファとは別のゲスト用に設えられた一人用のソファに腰掛ける。
「初めましての方は初めまして。僕のことを既に知って下さっている方はお久しぶりです。リーベックプロ所属の桐生シオンです」
「はい、というわけで記念すべき初コラボのゲストはシオたんことシオンさんでした〜! はい拍手!」
「いえ〜!」
「いえー……」
今の日本人で知らない奴なんておる?
詳細は知らなくても顔は知ってるって奴は多そう
マジックショーの時なんてニュースでも取り上げられたもんな
それ以来全く音沙汰なかったんですけどね
精々ネット記事のインタビューがあったぐらい?
次のマジックショーはいつですか!
何かかなちゃんテンション低くない?w
「かなちゃんはシオたんにトラウマがあるからねぇ。ほら、東ブレの舞台で共演したから……」
「先輩はもういい加減慣れたら?」
ああ、そういう……
そういや俺らは観客として見た一回きりだけど、共演したかなちゃんは上演の度にアレを経験したわけか……
何なら稽古もあるからもっとだぞ
死体蹴りやめーやw
そりゃトラウマにもなりますわ
あれはしゃーない、切り替えてけ
そ、そんなに尾を引くほどトラウマだったのか……それは悪いことをした。その節はどうもご迷惑をお掛けしまして……
「あ、いえ……って、私だけトラウマ
「うん、まあ、それはそう」
「えー、でも私は先輩みたいに顔合わせる度に腰抜かすほどじゃないけどー?」
なんて?
何か今聞き捨てならない言葉が聞こえた気がするんですけどw
B小町魔改造計画……?
何その人類補完計画のパチモンみたいなネーミング
「フフフ……何を隠そう、シオンさんは私達の歌とダンスの師匠なのです! JIFでの初舞台で成功できたのはそのお陰なんだよね!」
「ルビーとは元々同じ学校の同級生で面識があって、私とは皆知っての通り今ガチで一緒に仕事したから、その関係で来てくれたんだよね〜。あ、かなちゃんはその時初めて会ったんだっけ」
「私も今ガチ見てたから顔は知ってたけど、実際に会ったのはその時が初めてね。だからアンタ達と違って私にとってのシオンの第一印象はあのスパルタモードなの。意味なく怖がってるわけじゃないのよ!」
マジか
まさかそんな繋がりがあったとは
だからいの一番にB小町とコラボしたのか
初ライブから続く“ダンスで魅せるB小町”の立役者がまさかシオンだったとは
つーかアイドルの歌と振り付けの指導もできるのかシオン……
モデルができて役者もできて超能力者でアイドルもできる
何このぼくのかんがえた最強のマルチタレント
超能力者の部分だけ異彩放ってるけどな
逆に貴様は何を持ち得ないのだ
かなちゃんがここまでビビるって、スパルタモードのシオンってどんだけ怖いんだ
確かに、ここまで怖がられるのは前々から疑問に思っていたのだ。コーチしてた時もそこまで高圧的に接していたつもりはないのだが。
「態度云々じゃなくて、ひたすら真顔でアホみたいな量のトレーニングを淡々と強いてくるのが怖いのよ。坂路百往復って今考えても頭おかしいと思うわ……本人はそれを涼しい顔でこなしちゃうのが特に」
ハンロ?
坂道のことやで
やはり有馬記念に出走するべきだったのでは……
てかちょっと待て百往復?w
冗談だよな……?
シオンならまあ、そのぐらいやっても驚かないけどさ……
アイドルの女の子に強いて良いトレーニング量ではないw
トライアスロン選手の育成プランかな?
「ほら見なさいシオン! これが世間の声よ! やっぱり普通じゃないんだって!」
「でも最終的にはこなせたでしょ?」
「そッ……れ、はそうだけど……!」
ぐぬぬ、ともどかしそうな顔で黙り込む有馬さん。僕とB小町の間に師弟関係があったことは両事務所の同意の上で公表可となったが、
僕だって流石にあのトレーニングがマッサージありきのものであることは分かっている。だが、それも全てはB小町に……ルビーにアイと同じ末路を辿ってほしくないからだ。
その結果として人類どころか地上のどの生物より優れた身体能力を獲得し、ついでに寿命も倍ぐらいに伸びたわけだが……ストーカーの凶刃にも負けない肉体作りという目的は果たせたので結果オーライである。
「まあ練習はキツかったけど、お陰でJIFは大成功だったし!」
「そう、あの地獄のスパルタレッスンがあったからこそ今の私達がある……そんなB小町の躍進の秘訣、ファンの皆も知りたいと思ってきた頃合いでしょう!」
話題の転換の仕方が強引w
知りた〜い!
まさか……見せてくれるのか!
シオンだけジャージ着てたからもしやとは思っていたが……
私、気になります!
「はい! というわけでコラボ企画! “B小町の師匠、シオンが『サインはB』を踊ってみた!”」
MEMちょがそう宣言すると同時、
とは言え、B小町のダンスが“ガチ”であることは界隈では既に有名な話だ。そのB小町にダンスのいろはを叩き込んだコーチの実力を見てみたいと思うのはファンの心理としては自然なことなのかもしれない。厳密には指導したのはアイで、僕がやったのはアイの言葉を伝達したことぐらいなのだが。
まあしかし、踊ること自体は問題ない。目で見た動作を自分の身体で再現するのは僕の得意とするところだ。そして再現する対象は本家本元、旧B小町不動のセンターたるアイのもの。不安はない。気恥ずかしい思いはあるが。
というわけで席を立ち、すぐ隣の開けたスペースに移動する。
ふと見ると、ルビーの隣にいるアイがいつの間にか「LOVE♡」「ファンサして♡」と書かれた団扇を振っている姿が目に入った。妙に静かだと思ってたらそんなもの作ってたのか。
「さあシオたん、準備はいーい?」
「いつでもオーケーだよ」
「ヨシ! それではミュージック、スター……ってあれ?」
CDプレーヤーを操作しようとしたMEMちょに先んじて手を伸ばし、カチッとスイッチを押すアイ。傍目には勝手にプレーヤーが作動したように見えたことだろう。そんなしょうもない悪戯しなくていいから……
さて。ちょっと久しぶりだが振り付けはしっかり覚えているし、念のため昨晩に本人監督の上でおさらいもしておいた。恥ずかしいパフォーマンスにはならない……はずだ。
「ア・ナ・タのアイドル──」
出だしのスタンスを取り、短いイントロの後に歌い出す。それはB小町の代表曲にして、アイが最も得意とする歌。
まあ、今更語るほどのものはない。元々僕は一度見たものは忘れないし、三人への指導の際にも散々歌って踊ったのだ。特に躓くこともなく歌い切り、最後にカメラに向かって締めのポーズを取って終わった。
「──サインはB!」
ご清聴ありがとうございました、と。
さて、正統派なアイドルソングだけあって歌詞から曲調、振り付けに至るまで女の子らしい可愛さを前面に押し出したこれを数千人という視聴者の前で披露するのは流石に気恥ずかしいものがあった。
が、決してそれを表情に出すことはない。今の僕はB小町の師匠という立場でここに立っている。堂々としていなければ却って格好がつかないし、何より三人に失礼だろう。
うおおおおおおおおおお!!
うおおおおおおおおおお!!
8888888888888888
8888888888888888888
いやエグいエグいダンスエグいて!
嘘だろ、これで本職のアイドルじゃないのか……?
何ならプロのダンサーでもないぞ
こんなのプロ顔負けだろ
顔負けってか顔ないなるわ
歌うっっっま
シオン君こんな女の子みたいな声出せるんだ……
これはまぎれもなくB小町の師匠だわ
シオン! アイドルに興味はないか!?
俺と一緒に
何か変な電波受信した人がいますね
俺もう男でもいいや
正気に戻れ
コメント欄を見ると概ね好意的な意見で占められているようだった。とりあえず一安心といったところだろうか。
「いやー……分かってたけどこうも格の違いを間近で見せつけられるとクるものがあるわね、流石に」
「シオたんは相変わらずシオたんだねぇ……」
「うおおおお!! シオンさんうおおおお!!」
『うおおおお!! シオンうおおおお!!』
「そしてルビーも相変わらずだねぇ……」
「もうこれただのファンガールじゃん」
ルビーはタオルを振り回し、アイは団扇を振りながら歓声を上げている。仲良いね君ら。
「……ふぅ、ご清聴ありがとうございました。我ながらまあまあ悪くないパフォーマンスだったんじゃないかな」
「これでまあまあは謙遜が過ぎる……」
「結局のところ、アイドルはどれだけ歌と踊りに気持ちを込められるかだから。パフォーマンスの善し悪しは……どうでも良いとは言わないけど、必要条件ではないと思うよ。実際、今のB小町はダンスはさておき歌に関してはぶっちゃけ課題が多いでしょ? 有馬さん以外」
『ぐふっ……』
火の玉ストレートw
シオンらしからぬ舌鋒、なるほどスパルタコーチの片鱗がちょっと見えたな
もうやめて! ルビーとMEMちょのライフはとっくにゼロよ!w
ところでシオンさんや、丸々一曲通しで歌って踊ったのに全く息が切れてないのはどういうことなのん……?
言うてこの二人もアイドル全体の平均レベルからしたらまだ全然聞ける方だけどね
まあ、中の下ぐらい?
おじさんはライブで口パクしないだけで好印象よ
やっぱ生声からしか得られない栄養ってのがありますからね
「まだ未熟だとしても、今の自分に出せる精一杯をファンに届けようとする意思が重要なんだと思うよ。だからヘタウマでもファンは喜んで君達の歌に耳を傾けてくれるんだと思う。これはとても大切なことだから、その姿勢は大事にしてほしいな」
「何だろう、褒めてもらってるはずなのにあまり褒められてる気がしない……」
「正論パンチは心が痛いから程々でお願いします(震え声)」
おっと、つい上から目線で偉そうなことを言ってしまった。まだコーチ気分が抜けてないのかもしれない。
「大変ねーアンタらw」
「くっ、一人だけ指摘されなかったからってニヤニヤして……!」
「まっ、実際私はアンタらよりは歌上手いしねー? 精進したまえーw」
「さて、有馬さん」
「ハイッ!」
返事が早い!w
シオンが声を掛けるや一瞬で姿勢を正し直立不動w
あまりにも早い変わり身……オレでなきゃ見逃しちゃうね
これは調教されてますわ
顔が強張ってるw
「せっかくのコラボだ。僕がB小町の曲を演じたように、今度は君達に僕の超能力ショーに付き合ってもらおうかな。
──というわけで、今から有馬さんで空中浮遊マジックをします」
「ねえ待って! 聞いてない! そんなことやるなんて私聞いてない! シオンが歌って踊って後は適当にトークして三十分ぐらいで終了って流れじゃなかったの!?」
「言ってないからねぇ!」
「やだなぁ先輩……! せっかくの初コラボ、たった三十分で終わらせるわけないじゃん……! 最低でも後もうひと企画ぐらいはやらないと……!」
「騙したわねアンタら!?」
草
草草の草
逃げられなかったかー
やったー! シオン様のマジックショーが見られるんですか!
この流れ面白すぎるw
これこれ……! やっぱりかなちゃんはこうでないと……!
微に入り細を穿つ丁寧な“かな虐”……これは神回
今有馬さん「で」空中浮遊マジックするって言った?
言ったね
シオンがあかねをお姫様抱っこして会場を飛び回った衝撃は記憶に新しいが……
多分そういうことじゃないよね口ぶり的に
wktk
コメント欄も大盛況だ。有馬さんが人気なようで何より何より。
「察しの良い視聴者の方はもう分かったみたいだけど、今からやる空中浮遊マジックはただ物を浮かせて終わりじゃない。それだけなら舞台でもマジックショーでも同じものを散々見せたからね……というわけで有馬さん」
「私は普通に物を浮かせるだけで十分すごいと思うなあ!」
「浮遊感、感じてみよっか」
「イヤッ! イヤ! イヤ!!」
プルプルとチワワみたいに震えながら首を振る有馬さん。そんなに怖がらなくても酷いことはしないのに。そもそも今の君の肉体強度なら並大抵のことでは酷いことになんてならないのに。
まあ、とはいえ演出は大切だ。僕はMEMちょとの打ち合わせの通り、精一杯嗜虐的に見える表情を作ってニヤリと口端を吊り上げた。
「そうだな……有馬さんにはワンちゃんになってもらおうかな」
「!?」
!?
!?!?
エッッッッ
あーいけませんお客様! そのような表情をされては!
あぁ〜! 性癖の壊れる音ォ〜!
シオン様の犬になりたいだけの人生だった
うらやましい……
何故空中浮遊なのにワンちゃん?w
かなちゃん顔真っ赤w
しかし同時に何をされるか分からず恐怖も感じているような複雑な表情だ……
ほんとに表情豊かやねw
だから面白いんだよねこの子
赤くなったり青くなったり表情の変遷の激しい有馬さんの後ろで、この演出を提案した
可哀想だがこれも撮れ高のため。悪く思わないでほしい。
「というわけで、クルッと回ってワンと言ってもらおうかな」
「それ浮遊マジック関係なくない!? ただ私を弄って遊ぶだけならこっちにも考えが──」
「もう一度言おうか。有馬さんにはこれからX軸にクルッと回ってワンと言ってもらいます」
「…………X軸?」
X軸って?
左右(水平方向)のことやね。ちなみにY軸が上下(垂直方向)、Z軸が前後(奥行き方向)や
サンキュー座標軸博識ニキ
というわけで出番です、アイ。
『
「ギャーッ!?」
アイが手の平から「てょわわわ〜ん」と念動力を飛ばし、有馬さんをその場から浮かせた。慌てた有馬さんは凄まじい風切り音を上げながら手足をブンブンと振り回すが、彼女の腕力以上の念力で空間に固定されているため為す術もない。
いや音
なんてパワーだよ……
ゴウッ! って音がマイクにまで届くのヤバない??
ていうかすげーあっさり浮いたなぁ……
これは種も仕掛けもありませんわ
こんだけ暴れてその場から微動だにしない時点で吊り紐説はあり得ないな
「やめッ、やめろォー! HA☆NA☆SE!!」
「じゃいくよー」
「聞いて!?」
そのままX軸方向に……前転するようにグルグルと回り始める有馬さん。この程度はアイの念動力を以てすれば造作もないことだ。
「ぎゃあああああああ!!??」
草
叫び声が迫真すぎるw
申し訳ないけど草
すげぇ、本当にX軸に回ってる……
こんなん笑うなって方が無理だろwww
絵面がシュールすぎる
これ頭に血上らない?
そんなに早くないし大丈夫じゃね? 知らんけど
クルッと回ってどころじゃなくて草
「クルッと回ってワンだよ。ワンって言えば回転は止まります」
「わんっ! わんわんっ!」
「わお即答」
「先輩必死すぎてウケるwww」
「なにわろてんねん」
覚えてなさいよルビィィィーーー!! と叫びながらなおも回転を続ける有馬さん。ルビーが喜ぶものだからアイも嬉々として中々回転の手を止めてくれず、結局有馬さんが解放されたのはそれから一分後のことだった。
ちなみに有馬さんがわんわんと鳴きながら空中を回転するシーンの切り抜き動画が見事に百万回再生を超えることになるのだが、それはまた別のお話。
【
危うく一児のパパになりかけた完璧で究極のゲッター。
ちなみに実際に子供ができるとシオンは凄まじい子煩悩と化す。なのでもしアイの危惧の通りにあかねとの間に子を成した場合、アイどころかあかねすら二の次で子供を構い倒すことになるため、結局不満顔がもう一つ増えるだけの結果に終わる。お前そういうとこだぞ。
【
あと一歩というところまでシオンを追い詰めるも、
ちなみにスキンシップを激しくするとシオンがやたら恥ずかしがって避けるようになったことを不満に思っているが、当然ながらこれはシオンがアイを異性として意識するようになったからである……が、当の本人はそれに気づいておらず「最近妙によそよそしいなぁ……ハッ! まさか反抗期!?」などと頓珍漢なことをほざいている。うーんこの恋愛音痴。
【ミニアイ一号】
あと一歩というところまでシオンを追い詰めるという大健闘を果たすも、微妙な大きさが仇となり哀れにも真っ二つに引き裂かれミニ/アイとなった。粘土じゃないんだからそんな適当にやって小さくなるわけないだろ! なっとるやろがい!
【ミニアイ二号】
前任者は破壊されました。私は新型です。
一号共々アイがそうあれと(無意識に)願って生まれたため、魂はないがまるで本物の赤子のように振る舞うことができる。勿論
しかし、うっかり頭にぶっ刺したチェーンの留め具が引っこ抜けてしまったことが切っ掛けとなりミニアイ二号の大冒険は幕を開けた。通学路に放り出されてしまった彼女はそれに気付かず学校へ行ってしまったルビーを追い掛け、小さい足を懸命に動かして学園へと駆ける!
頑張れミニアイ! 負けるなミニアイ! おっとそっちはアクアとシオンの教室だぞおいコラどさくさに紛れてシオンの服に潜り込むんじゃないよ本体の目の前でいい度胸だなお前!
【ツクヨミ】
「えっ! これからは堂々と双子をウォッチしていいのか!」
「ああ、しっかり見守れ。おかわり(?)もいいぞ!」
「うめ……うめ……」
「専門家の意見を聞かせてほしいのですが!!(超音速急襲)」
「私のそばに近寄るなああーーーーッ!!」
【
推しのアイドルにして愛する母と推しのゲッターとコラボできてご満悦な星の子。アニメ第三期でお披露目されたルビー(
なお配信終了後に重曹ちゃんにぶん殴られてデカいたんこぶを拵えた模様。敗因:煽りすぎ
【
今回の企画を主導した立役者にして、重曹ちゃんをハメた張本人。別に悪意があったわけではなく、純粋に撮れ高を優先した結果、自分よりも重曹ちゃんが身体を張った方がウケると判断した故である。それは正しく、今回のコラボ回はB小町Ch.でも過去最高の視聴率を叩き出し、一時的に某SNSサイトのトレンドにも載るなど正に大成功と言える結果に終わった。重曹ちゃんにゲッターぶつけたら売れたわw
なお配信終了後に重曹ちゃんに「ガッ……ガイアッッッ」された模様。敗因:因果応報
【
みんな大好き重曹ちゃん。最強無敵の
ちなみに配信終了後に勇気を出して「ヤーッ!」とシオンに殴り掛かったが、成人男性が爆散する威力だったにもかかわらず「ぽすん…」と全く手応えがなかったことに戦慄。改めて力の差を分からせられた重曹ちゃんは二度とゲッターには逆らうまいと心に誓うのだった。ちなみに、重曹ちゃんが土下座している様子はぜひサブチャンネルをご覧ください。
【
「コラボしたのか、私以外のヤツと……」テレレレレレレー↑
コラボするなら自社コラボが最初だろうと高を括っていたら、まさかの中小事務所に初コラボを掻っ攫われた。お前とコラボするのは、私だと思ってた……これを業界用語でNTRと言います(言わない)
未だにシオンからメス顔を引き出すという目標は諦めておらず、虎視眈々と共演の機会を窺っている。シオンが超能力者として有名になり過ぎた結果、完成されたマルチタレントのフリルとはそこまで競合しなくなったため共演のハードルは当初よりかなり下がっている。二人がコラボするのはそう遠くないだろう。
アニメ第三期おめでとうございます!!