ミレニアムの武装親衛隊員になって人形の世界に行ってしまいました   作:東ドイツ空軍航空部隊

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第十七話

 

 

 

 

ミレニアム簡易指揮所

 

 

「ーーーはい。大隊指揮官殿、無事制圧できました。グールになった傭兵共が何人か居ましたが処理を施しました。問題はありません」

 

 

「ほう。素晴らしい……あの地は戦略的にも価値がある。燃料と武器がある。まさにピッタリの場所では無いか」

 

 

「その通りです。あのBV238改の腹の足しにもなります。防衛の為に後何名かは兵力を送る事になります。あそこを手放す訳には」

 

 

「分かっている。その為にも我々の敵は減らさなければならない。そこでだ、諸君ら親衛隊員3名による偵察行動をして欲しい。あの銃を持ったフロイライン方と何か関わりがあるかも知れないからな」

 

 

「偵察兵を回すべきじゃ無いのですか?」

 

 

「偵察兵は自分の仕事で定一杯だ。それに鉄血や傭兵共の行動を探る任務がある以上、無理に動かす事など出来ない。これはより優秀である君達を信用し、尚且つ我々が現世に帰還した事を改めて思い知らしめる。ただ、それだけだ。無理な交戦は禁止である」

 

 

『ヤヴォール!!』

 

 

 

 

 

 

「あの時の2人か」

 

 

「あぁ。最初に会った頃の編成だ。と言っても二人程居ないが」

 

 

「あの二人は貯蔵タンク襲撃しに行ったさ。まぁ、無事だろう」

 

 

と言っていると、何か騒がしい声が聞こえた。

 

 

「どうか健全な人間の集まりでありますように」

 

 

「俺等が喰うのはほぼ外道な人間だけだからな」

 

 

と双眼鏡で確認する。

 

 

「……よく見えてる。隔壁内が丸見えだな」

 

 

「「……………」」

 

 

「おい、どうした?」

 

 

と言っていたら二人がいつの間にか消えていた。攫われた……そうだった。無理な交戦は禁止だって言ってたな。首絞められて気絶させられてるなら話は別だが

軽装備だからか、持ってきてる武器がP08とポテトマッシャーしかないのがキツいが

 

 

「……どこ行った………?シャイセ……逆に心配になるぞ……」

 

 

と言っていたら話し声が聞こえた

 

 

『で、もうこれで全員?』

 

 

『いえ、まだ居るはずよ。416、後一人の捜索出来る?』

 

 

『えぇ。任せておきなさい』

 

 

『私は〜……』

 

 

『G11は監視を続けて』

 

 

………後一人……俺のことだなこりゃ

二人は捕まった?何の為に………

 

 

「めんどっち……大隊指揮官殿はこの事も考えてるのか……?」

 

 

道理で無理な交戦は禁止と言っていた訳だ………と思っていたら首元に冷たい感触が………まさか

 

 

「動かないで。そのまま銃を置いて」

 

 

と言われP08を捨てる。腰につけてるポテトマッシャーも捨てた。

 

 

(流石に気づかなかったかぁ…………)

 

 

「貴方も意外と素直なのね………奇妙だわ」

 

 

(何だこのフロイライン)

 

 

と思いつつ、さっきまで監視していた基地の方に連行されて行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーー大隊指揮官殿、貴方の予想通りの事になりました。相手との接触に成功」

 

 

『素晴らしい。全ては私の思い通りだ。これぞ一石二鳥だ』

 

 

「私は監視を続行します。通信終了」

 

 

通信兵が通信を切った。この状況も全て大隊指揮官殿の思惑通りだった。

 

 

「無事だと祈るぞ………」

 

 

通信兵はただ遠くの丘から見守るしか無かった

 

 

 

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