ミレニアムの武装親衛隊員になって人形の世界に行ってしまいました   作:東ドイツ空軍航空部隊

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第二十話

 

 

 

 

とある一室にて俺達は入れられていた。そしてまるでクソでかいクマみたいな男と対峙していた。何となく分かる。ロシア人くさいなと。

鉄血の中規模部隊を壊滅させた俺達だが、あの後すぐに銃を突き付けられて独房に逆戻りかと思った所に待ったをかけた者。それがこの大熊男だ

 

 

「こうしてみれば三人とも若いのな。ナチス兵残党………と言って良いのかは分からないが」

 

 

若いね……まぁ俺達ミレニアムは無敵の敗残兵と最古参の新兵で編成されてるからな………この三人は部類的には最古参の新兵である

永遠の命なんて本当にあるのかも怪しいし。いや、無いな。吸血鬼なんていつか絶対に死ぬんだよ

 

 

「最古参の新兵ですから」

 

 

「ほう?新兵でも練度は高い方だと?」

 

 

「そう言う認識で良いと思うが。……で、そう言うアンタはこの無駄話をする為に来たのでは無さそうだがな?」

 

 

ふと横を見ると睨みつけていた。この大熊男も怯まないのも凄いがな

 

 

「単刀直入に言う………君達は何者だ?」

 

 

「死に損ないの武装親衛隊員。それ以上もそれ以下でも無い」

 

 

「それで通用すると思うか?」

 

 

勘がよろしいようで………ただ、ここで敵対的な態度はやめた方がいいとは全員が思っていた。

ここは素直に言った方が良いのだろうか?どうせいつかバレるんだ

 

 

「信じるかどうかは分からないが」

 

 

「それを判断するのはコチラだ」

 

 

なら、表現するなら簡単だろうな。

 

 

「ま、こう言う事ですよ。大熊殿…………」

 

 

と言うと、目が一瞬赤くなった。少なくとも人間が出来るような物では無いが

 

 

「いやはや、吸血鬼と言うのは早いと思ったが、やはり素晴らしいものでもあるな」

 

 

「「ハハハハハ…………」」

 

 

大熊の方は少し驚いたような顔をしていた。

 

 

「吸血鬼か………人間を捨てたと言う事か」

 

 

「間違ってはいないさァ………ミレニアム、ラストバタリオンのほぼ全員が吸血鬼だ」

 

 

「御伽話かと思っていたが……本当にいるもんなんだな吸血鬼は」

 

 

「そう言うアンタこそ、怯む事無いなんてな。凄い人だな」

 

 

と言うと座った。

 

 

「で、結局の所俺達は大隊指揮官殿の命令を受けて来た。『我等最後の大隊は諸君等と敵対する事は無い』と言う事です」

 

 

「………成る程」

 

 

と、大熊男はしばらく考えていた。

 

 

「……考えておこう。一応聞くが同盟関係と言う事か?」

 

 

「そう言う事です。我々も敵対組織のPMC連中を壊滅してます。それも鉄血?と関わりがある連中でした」

 

 

「鉄血と関わり……我々グリフィンも敵対PMCは厄介だ。それに対処するにもナチス兵達の力が必要だ」

 

 

と、一応な同盟関係は結べそうだった。ただ、ナチス関係なだけあってか、向こう側も警戒はしているが

まぁ当然だろう。いつ自分達に牙を向くか分からないんだからな。その気は全然無いけど

 

 

そして向こう側の条件は共に鉄血を倒して欲しいと言う事であった。あんまりこの世界の事なんてさっぱりだが、ハイエンドモデルとやらを倒したのも向こう側は知っているらしい。

あぁ……思い出した。処刑人とか言う大層凄い名前した奴がハイエンドモデルとやらなのか。それと俺達を知ってるのはシュマイザーとペーペーシャ持った子か……そりゃ報告されて当然か

そして、俺達は武器も返されて解放された。と言っても、このS06地区とやらにいる事になるらしいが

 

 

 

 

「作戦は無事成功です。大隊指揮官殿」

 

 

『上手くやってくれたそうじゃないか。それで、あの三人はどうなるんだ?』

 

 

「あの基地に配属になるそうです。同盟関係も築くことはできてる模様です」

 

 

『そうか。なら今度挨拶に行こうじゃないか。どんな事が起きるのか楽しみだよ』

 

 

と言って通信が切れた。一石二鳥とはこう言う事かと。我等の存在を示し、圧倒的な戦闘力を見せつける。

だが俺達は転生者で構成されるミレニアム大隊だ。たった一度きりの人生でもある。死ねば元の世界に帰れるなら話は別だがそんな保障は今の所何処にも無い

 

 

「存在価値………か。面白いじゃないか」

 

 

通信兵は小さく呟くとMP40片手に今日も哨戒を続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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