悪の女幹部にあこがれて   作:MIA

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挿絵は微エロです。


104 お風呂上りは牛乳で

 …………いやぁ、ただお風呂に入りに来ただけなのに、色々ありましたね。

 

 こりすちゃんに洗い場で、びくんびくんさせられ、お返しにびくんびくんさせてやったり……。

 

 サウナでは真珠ちゃんが、放心顔でびくんびくんしながら倒れたので、水風呂にどぼんしたら、それはそれでいい声で悲鳴を上げて、ネモちゃんが顔を紅くしてたりね……普段、そんな感じの声出してるの?

 

 ……そして、お風呂上り。

 

「……んくっ、んくっ、んくっ………………っ、んくっ、ん……っ、ぷっ、……はぁ~~~……♡」

 

 

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 やっぱりお風呂上りはこの白い液体だよね♡ …………牛乳さん、私、すき♡

 

「……っ、……っ♡」

 

 

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 私の隣では、由緒正しいエンシェントスタイル(片手を腰に当て、状態を反らして一気飲み)で牛乳を飲んでいるこりすちゃんがいる。

 

 ……こっきゅ、こっきゅ、って喉を鳴らして牛乳を飲むこりすちゃん……タオル姿なせいか、何かえちぃ……♡ ちょっと唇についた部分を、ぺろっ、と舐める様子も、何か、こう……あれじゃん?

 

「……?」

 

 ……当の本人は何もわかっていないのか、きょとん顔ですけども。

 

(……お風呂上りのせいかも……ちょっとあつい……)

 

 ぱたぱた、と自分の顔を手で仰ぐ。

 

 周りを見渡してみれば、お風呂上りに飲む飲み物にも個性が出ていると思う。

 

 まずは姉。フルーツ牛乳!

 私やこりすちゃんとは異なり、エンシェントスタイルで一気に飲むのではなく、恥ずかしそうにくぴくぴ一口ずつ飲んでいる。………………これはこれでよき♡

 

 キウィちゃん……スポーツドリンク。

 パンツ履いただけで、首にタオルを掛けて、お胸は、ぽろん、と出したまま、こちらはエンシェントスタイルで半分程度を一気飲み……豪快だけど、ぷるんぷるん震えるお胸は目の保養である♡

 

 真珠ちゃんは、『ご自由にどうぞ』のハーブ水。余分なカロリーは摂取せん! という断固たる意志であろう。お風呂上りに体重計に乗って、拳を天に突きあげていたけども……サウナで言った通り、それは水分を失っただけで痩せてないからね? ちゃんと運動しなね?

 

 ネモちゃんはエナドリ! モンスターなヤツを座って、呷っている。

 ……ネモちゃんとエナドリの組み合わせはしっくりくるなぁ。しかし、真珠ちゃんと違って、カロリー? 何だそれ? っていう感じの糖分気にしない感がまた……何と言うか、『らしい』。

 

 ……と、まぁ、こんな感じで改めて選択したものを見てみると、それぞれの個性が見て取れるわけだけども。

 

 こりすちゃんの、牛乳の選択がらしいかと言えば、そうではない。

 

(……十中八九、私が牛乳を選んだからだよね~……)

 

 ミラーリング効果でも狙ってやっているのか、それとも単純に私に合わせたいと思ったのか……深く考えるのはやめよう!?

 

 髪を拭きつつ、ふぅ、と私は息を吐いた。

 

(……あんまり、深く考え過ぎると、ドツボだからね……)

 

 着替えを済ませたら、マッサージチェアに座る。

 

「……あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁ……~~~~っ♡♡♡」

 

 お~……震える震える! 声が変な感じに聞こえるぅ! きんもちぃ~ぃ♡

 

「……っ、っ、っ、~~~~~っ♡♡♡」

 

 そして、またもお隣では、こりすさんが、同じようにしているけど……声が……声が、と言うか、息遣いがえちぃよ!? わざとやってるの!? わざとやってるよね!?

 

「……ちょ!? 二人して何て声出してるの!?」

 

 顔を紅くした姉がわたわたしている。

 

「……おねえもどう? マッサージ、きんもちぃ~ぃよ、ぉ、ぉ、ぉ、ぉ……ぉほぉ~……っ♡」

 

 別に肩とか凝ってるわけじゃないけど、今日はいっぱい動いたせいか、肩とか腰の辺りが、ごりごりっ、ってするの、すんごいきもちいい!

 

「……つぼみ~、変な声出すのやめて~……恥ずかしいからぁ~……!」

 

 あぅあぅ、と姉は涙目だ。別に、姉が声出しているわけじゃないんだから気にしなくていいと思うんだけどなぁ? 他のおねえ様方は、くすくす、と微笑ましく見守ってくれていますよ?

 

「……っ、あ~、はい、はぃ~、んっ……んっ、~~っ、はぁぁぁ……♡」

 

 う~ん……姉に言われたから、いちお~声は抑えているつもりだけど、これはこれで変な感じだなぁ……と言うか、わざとやってるわけでもないからねぇ……。

 

 ……しかし、温かくなるマッサージチェアって、お風呂上りには反則じゃない? ぽかぽかする気持ちよさと体を解される気持ちよさで……ちょっと眠くなる。

 

「…………っ、くぁ……っ……!」

 

 ほら、お隣のこりすちゃんも、眠そうに欠伸してるしね?

 ……う~ん……ちょっとだけ、おやすみ……すやぁ…………。

 

◇◆◇

 

 暗くなった視界の中で、私は情報の整理を始める。

 

(……さぁ、まずは、こちらから)

 

 じじっ、と映像が再生されるような感覚。

 

 ……それは私たちがスパに移動するちょっと前の出来事だ。

 

◇◆◇

 

「……予想外でしたぁ、悲しいですぅ……」

 

 体を小さくすることで、マジアベーゼたちをやり過ごし、彼女らがその場を退避した後、そっとビルの裏手に逃げたシスタギガントは、そこでようやっと元の体の大きさに戻った。

 

 シスタはシスタなりの目論見があってあの場にいたのだが……。

 

「……柊、つぼみさん、でしたか? まさか、生身であれほどとは……」

 

 シスタ自身も彼女のことは知っている。柊うてなに妹がいることは知っていたが、一部の界隈で有名な天才少女とは思ってもみなかった。

 

 素であれほどの戦闘能力……マジアベーゼが彼女をスカウトしようとしたことには理解できるところもあるが……。

 

「……でもぉ、あの子は、たぶん……」

 

 魔法少女にはなれないだろう、と思う。

 

 シスタの目から見た柊つぼみは……魔力が薄すぎる。

 多かれ少なかれ、生物は魔力を帯びていて、人間はその中でも特に濃い方だが、柊つぼみのソレは他の自然物と同程度に薄い……しかし、周りの空気は逆に濃い。

 

(……器が割れて、魔力が漏れ出している……?)

 

 魔力は日常生活には何ら関係ないので、それだけで死ぬことはないだろうが、しかし、魔法少女としては致命的であろう。

 

 ……故に、柊つぼみは魔法少女にはなり得ない。

 

(……マジアベーゼもそれは理解できるハズですがぁ……?)

 

 いや、まぁ、素の状態で戦えるんだから、魔法少女じゃなくても戦力にはなるのだが。

 

「……「あの子は、たぶん」、何ですか、シスタギガント?」

 

 不意に掛けられた声に、シスタは戦闘態勢をとる。

 

(……一体、誰が……!)

 

 シスタの視線の先……薄暗い路地裏では、その姿が中々わからなかった。

 雲間から一瞬だけ光が差し、路地裏で、ごみ箱を玉座に見立てるようにして悠然と腰を下ろして、足を組んでいる少女の姿が見えた。

 

 ……黒。彼女を表すならばそれが正しい。

 

「……マジアアトラ……っ!」

 

「……ごきげんよう、シスタギタント」

 

 くす、と微笑む彼女の周辺……まるでブラックホールのように、彼女の周囲の魔力が吸われていく。

 

 ふぁさ、と彼女は自身の持つ翼をはためかせると、ふわり、と地面に降り立った。

 

(……一体、どうしてここに!? いや、それよりも…………いつからそこにいた!?)

 

 シスタは警戒していた。しかし、彼女の存在に気付くことはできなかった。

 

 魔力を隠蔽していた? ゲートを通ってテレポートしてきた?

 

 ……おそらく、いずれも違う。シスタの感覚からするならば、アトラはシスタに声を掛けるその瞬間に現れた。

 

 ……ふるっ、とシスタは自身の体が震えていることに気付く。

 

(……………………戦えば、死にますかねぇ……?)

 

 ……少なくとも、現時点においては、勝算が全く思いつかないほどに…………アトラの魔力は歪で膨大だった。

 

(……魔力の量だけなら、おそらくはマジアベーゼの方が上……! あるいは、ロードでも上でしょう……場合によっては、ネロアリスでも凌駕し得る。…………でも、でもぉ……!)

 

 ひたすらに黒く……それこそ、光さえも捻じ曲げる程の黒。

 

 魔力の質を色として表現するならば、マジアアトラの魔力は漆黒。

 何者の存在も許さない……全てを塗りつぶす……魔王の色。

 

 そして、それを操る当の本人こそが、正しく異形。

 

 ……目を合わせればわかる。

 

 シスタの存在を認識していながらも、人間としてすら見ていないだろう。

 せいぜいで屠畜場で肉にされていく豚を無感情に見ているくらいだ。

 

 ……故に、彼女の機嫌を損ねたら、容易く排除されてしまうだろう。

 

 魔法少女ではなく、魔王少女。

 それがシスタギガントから見たマジアアトラである。




皆さん、ハロウィンはどうお過ごしでしたか?

僕は……ね・て・ま・し・た!

陽キャのイベントには参加できんなぁ……。

……とは言え、AIさんで、ハロウィン用画像は作成。

ねこまたまちゃん♡

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Powerd by PixAI
Model:Haruka v2
Lora:Matama "Loco Musica" Akoya (阿古屋 真球) - Gushing over Magical Girls (魔法少女にあこがれて)
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