旅させてくれないから家出したわwww 作:ガチャ石は貯めない
どうも、初色違いが卵から孵化したミニリュウだった新人トレーナーです。
──すみませんワタルさん。また呼び戻してしまって……
「いや、君が謝ることではないよ。というより本当に色違いのミニリュウだね。……君に懐いているようだしこのまま旅に連れていく感じかな?」
──はい。ただ、ミニリュウの時と言うより、孵化したばかりでご飯欲しそうなんですけど…何食べさせればいいか分からなくて……
「そういう事なら、一緒に作ろうか!グリーン!君も手伝ってくれ!」
「おうよ!あ、ワタル!ワタルのカイリューにミニリュウの面倒を見てもらえるか〜?」
「わかった!出てこいカイリュー!」
「バウ!……バウバウ」
「りゅ?りゅ〜!」
「ばうぅ!」
カイリューがミニリュウを抱き抱えると、ミニリュウは嬉しいのかカイリューに巻きついていた。…若干まきつくを使っているようにも見えるがカイリューには全く効いていなかった。
ミニリュウはカイリューに任せて俺たち3人はミニリュウの餌を作り始めた。離乳食とは行かないからまずはミルク。そして飲み込みやすいご飯。暫くはこのご飯を作ってあげるといいらしい。味変は適度に行う事と教わった。
「りゅ〜!」
あげたら嬉しそうに食べてたので正解だったようだ。暫くはこのご飯を元に作っていこう。
──ありがとうございました。ワタルさん。
「どういたしまして!ミニリュウ、とてもいい子だったし、これからがさらに楽しみになったよ。……けれど、ドラゴンポケモンは普通のポケモンよりも育成が難しい。何かあればまた連絡してくれ。」
──はい!
ワタルさんはカイリューに乗って空の彼方に飛んで行った。
そして、二日ほどオーキド博士の所に滞在した後、俺はまた旅を再開した。
「頑張れよユウキ、お前と全力で戦える日を楽しみにしてるからな!」
──はい!また!
グリーンとも別れて俺は自転車に乗ってタマムシシティを目指した。
タマムシシティからサイクリングロードを抜けてセキチクシティに行こうと思ったが、よく良く考えればシオンタウンから行った方が楽な気がしてそっちに行った。
その間にミニリュウは戦闘に参加出来るまでに成長した。
今は特訓しつつハクリューを目指すことになっている。
ちなみにもうLvは25だ。成長が早いねぇ…
──お前ら〜!ご飯だぞ〜!
そう言ったらもう一斉に突撃してくる我が手持ちたち。ご飯大好きクラブめ、かわいいなぁ〜
そんな中、トレーナー達がこちらに目線を向けている。………正確に言うなら、色違いのミニリュウに目を向けている。
それに気づいてかリザードンが今にも火を噴くぞと言わんばかりに口から火を漏らす。
トレーナー達は怯えて離れていった。
──リザードン、ごめんな。
俺は撫でながらリザードンに謝るしかない。……ああいう、珍しいから欲しいと思っているトレーナーは少なくないだろう。欲深いのは人間の性であり、他者の上にありたいと思ってしまうのはある意味その人のプライドによるものだ。
……俺はそんなのはなくてもいいと思うが、まぁマウント取れたら気持ちがいいのはわかるし、なんとも言えない。
とにかく、そういう醜い事にコイツらを巻き込む訳には行かない。……リザードンは特に、俺の親を知っているからか、その事には敏感だし……
そのまま12番から15番道路を突っ切り、セキチクシティに到着した。
……ポケモンセンターに人集りが出来ている。……とても、嫌な予感がする。
俺は注意しつつ物陰に隠れて様子を見ることにした。
「………何処だ?そろそろ来るんだろ?」
「ああ、そのはずだ。」
「ああ……あの可愛いミニリュウちゃん!私が絶対に手に入れてやるわ!」
「何言ってんだ!あのミニリュウは俺のだ!」
「はぁ!?」
「あぁ!?」
「おいおい落ち着けよ。どうせ相手は子供だろ?こっちは何人もトレーナーが居るんだから問題ないって。………ああ、早く来ねぇかな〜?」
──………ちっ、これじゃあポケモンセンターには近づけないな
醜い、と言うよりもはややってる事が何処ぞの銀河を駆けたり、白い明日を待ってそうな組織と同じなんだよなぁ……
さて、どうするか……
──ん?
ボールが揺れている?……リザードン、まさか!?やるのか!?今ここで!!?
──仕方ないか、行くぞ相棒。
どうせ逃げたとしても追いかけられるだけだろう。ならここでコテンパンにして分からせたらいいだけだ。
──なぁ、ポケモンセンターに入りたいから通してくれないか。
「「「ん?ああ、どうぞ………ってなるか!?」」」
──ちっ
「とうとう現れたな!色違いのミニリュウを渡してもらおうか!」
──嫌だ、と言ったら?
「奪うだけだ!行け!ラッタ!」
「行きなさい!プクリン!」
「行ってこい!ケンタロス!」
「いっけー!ストライク!」
「ラッタ!」「プクー!」「ブルモォ!!」「ライ!!!」
──リザードン!ピジョット!カイリキー!
相手は4体、こっちもあと一体出そうとした時、横から風が吹く。
かつて俺を主としてくれたポケモン。泥水を浄化しながら世界を周り、渡り歩く美しき毛並みを持つ、かのポケモンの怒りを、どうやら彼らは買ってしまったらしい。
──頼むぞ、"スイクン"!!
「こぉぉぉぉぉお!!!!」
さあ、見 敵 必 殺 と行こうか!
スイクンの絶対零度でラッタが凍結して、ストライクはリザードンの炎で燃やされ、プクリンはピジョットの翼で吹き飛び、ケンタロスはカイリキーの拳で叩き伏せられた。
まさに一瞬の出来事であった。
──さぁ、他のトレーナーも迷惑になるしポケモンセンターへの営業妨害にもなる。さっさとどっか行きやがれ。
「「「ひぃ!」」」
「な、何言ってやがる!そんな脅しをしてもまだバトルは」
「こんにちは、ジュンサーです。」
「「「「────」」」」
「ポケモンセンターの前で誰かを待ち伏せするようにとどまっているトレーナーが居ると通報を受けました。──さぁ、大人しくしなさい?」
そのままジュンサーさんにあのトレーナー達は連れていかれた。悲しいけど通報していてよかったぜ。
「通報、感謝します!」
──はい。お願いします。
そうしてジュンサーさんは彼らを連れて警察署に連れていった。
俺はポケモンセンターに入り、宿を取りポケモンの回復をお願いした。
久々のスイクンの登場。ちなみにスイクンはバトルが終わったあと、ユウキの顔を舐めて帰っていきました。
うちのスイクンは甘える時はとことん甘える性格です。