旅させてくれないから家出したわwww 作:ガチャ石は貯めない
ちなみに、普通に内容の深掘りとかはしないです。
視点的には前回の他4人中心になると思われ。
壁画の内容、それはある意味残酷なものでもあった。
一番左から、順に見ていくとしよう。
一番左には、ピカチュウとリザードンを連れた、とある"人間"が現れた様子が記されていた。そして、人々は彼のその様子を伺うような形になっていた。
その隣には、その"人間"が多くの人とバトルをしている様子が記されていた。しかし、何故かリザードンが"メガシンカ"しており、ピカチュウに至っては"Z技"を繰り出している様子だった。
その隣、3枚目の壁画には2人の王子が伝説のポケモンを使い、争っている様子が記されていた。そこにはピカチュウとリザードンの"人間"も居ており、2人を叱るように指を指していた。
その隣の壁画では、叩き伏せられた2人の王子に背を向けて何処かに去っていく"人間"。どうやら、その先にあるのは森であった。何故森に向かうかは、次の壁画に記されていた。
森の奥地、そこにいたポケモンを"人間"は一時的に使役した様子が彫られていた。どうやら、武力行使すらしても意味が無いと理解したのだろう。彼は、最後の手段を取る選択をしたようだ。
最後の壁画、そこには"人間"と2体の伝説のポケモンを取り込んだポケモンが、イッシュ地方の玉座を消し飛ばす様子が彫られていた。そして、その下には歓喜する人々の姿が描かれて居た。
────そう、これは今まさに過去のイッシュ地方を練り歩いている我らが主人公の未来であり、過去に起こった歴史のひとつであった。
ユウキは、またも伝説の脳を焼いたのだ。ついでにイッシュ地方にあった王国を崩壊させてるのだが。それはまぁ、必要なことなので仕方ないね。
「………ねえ、これって……!?」
「そうです。これは、かつて滅んだであろうイッシュ地方に存在した王国の末路です。研究者の人達も、大概はそう言うと思います。」
「……Z技に、メガシンカ…!?」
「ええ。この時代にはなかったはずの"ポケモンの可能性"。さらには、彼の近くには"スマホロトム"のような白い板が必ず有ります。」
「………つまり、彼は───」
「─────行方不明になった、ポケモントレーナーの1人。名前は、"ユウキ"。かのシンユウ君とユイさんの親友にしてかけがえのない人物です。ポケモンの造形に関してもかなりの知識を持っていますね。」
「「「─────」」」
アクロマの言葉に、絶句せざるおえない3人。
しかし、その心に秘めた考えは、全員同じである。
(((────タイムスリップしてる!?!?!?)))
3人は、しばらく動けなくなった。
ユウキside
彼は、壁画に彫られた事を実行していた。というか、キュレムをサラッと連れてきてついでにキュレムにレシラムとゼクロムを吸収させてキュレム(オリジンフォルム)を作り出しやがったのだが……そこはいいだろう。
それから数日経ち、王国は緩やかに崩壊している。どうやら、玉座が壊された事で"王国"という物が無くなった事が原因のようだ。
国から人が離れれば国は滅びる。ただそれだけである。………それでも、この地に残る人々は多いだろう。……これからは、多くの街に村にと、色々出来ていくだろう。
──とりあえず、2人の王子をボコッて、王様が「この玉座があるから悪いのだ!!吹き飛ばしてくれ!!」って言ったから消し飛ばしたけど……良かったのか?
『ああ、これで歴史は修正された。……少々、いやかなり無茶苦茶になったが。』
──ええ....(困惑)……んで?俺はこれからどうすれば??
『王国は、このまま崩壊するだろう。しばらくはイッシュ地方を回ればいいのではないか?写真なり撮っとくと有名人になれるぞ?』
──HAHAHA!絶対撮らない。
こうして、ユウキは過去のイッシュ地方を渡り、多くのポケモンとの出会いを経験するのだった……。
『ヒュララ』
──あ、食べる?はい。
『ヒュララ〜♪』
なお、その隣にはキュレムがサラリと居たのだが、それはそれである。
現代side
「────つまり、この壁画以外にも、色々なところで彼の旅路が描かれている……っ!?」
「それって……歴史が変わっているんじゃ…!?」
「いいえ、これこそが"正しい"歴史なのでしょう。もしくは、"極端な歴史にならないようにした"のかも知れません。」
アクロマの言葉に、2人は未だに信じられないという顔をしていた。
しかし、Nはなんとなくそうなのだろうと思っていた。
「───昔、ゼクロムに聞いたことがある。」
「ゼクロムに?」
「うん。ゼクロムは、こう言ってたんだ。」
『我らは、昔とある人間に助けられたことがある。愚かにも、認めたはずの2人の王、その息子達が、再び幾千の争いをし続けた時があった。』
『我らは、その様子を見て、既に認めた者の意思は消えたのだと感じた。故に、それならば滅ぼしてやろうと、そう思っていた。』
『────しかし、我らを救ってくれた人間は、あろう事か息子達をなぎ倒し、我らすら吹き飛ばし、玉座を破壊した。』
『王国は、息子達は愚かにも同族の手によって滅んだ。……いや、粛清された。』
『いずれ反抗的な同族によって滅んだか、我らの手によって滅んだであろうその王国と息子達は、外部からやってきた同族に滅ぼされたのだ。』
『………しかし、我らはその人間を恨んではない。恨む必要すらない。』
『────何故ならば、その人間は我らの"試練"を乗り越えたのだ。王国が滅びたあと、数日経った日に我らに挑んで来たのだ。』
『……我らは認めた。奴の、人間の強さを。その生き様を。故に、恨むことはなく、また感謝もない。』
『………彼は、我らの……そうだな、お前の言うところの"トモダチ"なのだよ。』
「──って。」
「「いやサラッと試練乗り越えてる!?」」
「ふ、ははは!!まさか、そんな事すらあったとは!!なんというトレーナーだ!!伝説のポケモンに認められたトレーナーよりも前に、まさかこのような出来事があったとは!!」
「嘘でしょ……??え、レシラム出てきて!?本当にこの人居たの!?」
『──?──!………モエルーワ。』
「『居た。しかもボコボコにされた。けど楽しかったしいい人間だった。試練を超えた後にめちゃくちゃ美味しいご飯もくれたよ。主より美味しかった』って言っているよ。」
「まって???サラッと餌付けされてるんだけど???私、彼より料理上手じゃないの……マジで…???」
「トウコさん!!そんな事よりキュレム!キュレム出しましょう!?そっちの方がいいですって!!」
「……いやどうでも良くはないけど、確かに!!レシラムありがと!キュレム出てきて!!」
『ヒュララ…??』
「この壁画に彫られてる人知ってる!?」
『………ヒュララ。ヒュララ〜ヒュララ。ヒュララララララ。』
「『………ああ、彼か。彼は私の元主だ。私の虚構を埋めてくれた恩人だ。』……って言っているね。」
「歴史の証人になりましたねこれ。つまり、この壁画は間違いなく本当に起こった事である証明でしょう!!……私の研究分野外ではありますが、それはそれですね。」
「─────そっっっっかぁ………。よし、現代に戻ってきたら絶対にふん縛ってこの子達と再会させよう。」
「「「賛成。」」」
こうして、ユウキはイッシュ地方に訪れたら縛られる運命が確定したのだった。(´・_・`)カワイソウナヒト…
キュレム(オリジンフォルム)
タイプ:ドラゴン/こおり
キュレムが"真実"と"理想"を取り戻した姿。また、それを与えてくれるトレーナーに出会い、至った姿。その力は、世界を救うと同時に終末に導くとされる。
───もしも、この姿に至るまで共に居たトレーナーを失えば、世界は瞬時に氷塊となり───その星は死滅する。
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