はくのんIS(更新停止しています)   作:天神神楽

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クリスカ、デレる再び。
はくのん達のレースはオリジナルとなります。六巻の一行で終わっているところですね。
ちなみに、人数は都合がいいので120人となっています。
1クラス30人×4クラスです。何クラスあるか翼分かんなかったので、そういうことで。
もしそれより多かったら、選抜ということにしておいて下さい。


はくのん、準備する

夕食を食べ終えた後、心配になったので、織斑君の部屋にいってみる。

「あ、岸波さん? どうしたんだ?」

会長さんの様子を見に。帰ってきてる?

「あ、あぁ。何かベッドに突っ伏してるけど……」

あぁ、それ以上は聞いたらセクハラだから。取り敢えず織斑君は私の部屋にいってて。はい、鍵。

「あ、あぁ……」

織斑君を部屋から追い出して、部屋に入る。織斑君の言うとおり、会長さんはベッドの上でシクシクしていた。だ、大丈夫ですかー?

「シクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシク…………」

あー、これはダメなやつだ。会長さん、お膝を。

「は、白野ちゃーん……」

はいはい、はくのんですよー。頭なでなで。

「うぅぅぅぅ……白野ちゃぁん……私、わたしぃ……。女の子なのに、女の子なのにあんなことを……」

はい、辛かったんですね。一杯泣いて下さい。取って置きのお茶も持ってきましたから、落ち着いたら飲みましょう?

「うわーん」

よーしよしよし。なでりこなでりこ。

その後、しばらく頭をなで続けて、何とか泣き止んでくれた会長さん。約束通り取って置きのお茶を淹れてあげる。ゾフィーさんお墨付きの苺ジャムも一緒だ。はい、どうぞ。

「ありがとう……、あぁ、優しさが一番美味しい……」

それはなにより。はい、おかわりです。

「いつもと違って優しいわね」

流石にそんなになった女の子をいぢわるする気はありませんよ。はい、スコーンも焼いてきました。ヴィーラさんとまではいきませんけど、美味しいと思いますよ。

「うん、とっても美味しいわ」

ふふふ、ありがとうございます。まぁ、今日のことはともかくとして、織斑君の訓練は順調なんですか?

「まだまだ未熟だけど、飲み込みは早いわ。先が楽しみね」

ほほぅ、最近箒さんとか簪さんとばっかり訓練してたからキャノンボールファストのときに期待だね。

「あ、でも白野ちゃんは特別枠。二年生枠で出てもらうわ。つまりは私たちとの勝負ね。ロシアからの要請で特別に決定したの」

つまり《聖杯》と《ミステリアス・レイディ》の対戦と言うことですか。ふふん、タッグマッチ前の一勝負って訳ですね。受けて立ちましょう。

「私だけじゃないわ。サラや唯依もいるし、操縦テクニックが上手い子もたくさんいるわ」

流石は上級生ということか。それなら受けて立ちましょう。箒さん達と勝負できないのはちょっと残念だけど、それ以上に楽しみだ。

「10人12ブロックに分かれた予選のあと、各ブロック一位と、タイムの早い順に4人を加えた16人で決勝よ。私と白野ちゃんは第1ブロックと第12ブロック、唯依が第5ブロックに、そしてサラが第9ブロックに入るわ。順当に勝ち抜ければだけど、代表候補生が当たるのは決勝戦になるわね」

どうやら少しお膳立てされているようだ。もちろん唯依姫先輩たちだけではないだろう。

「あら、いい笑顔。本番、楽しみにしているわ」

勿論です。会長さんも格好いい所をみせて、簪さんを惚れ直させてやりましょう。

「あぅ、頑張るわ……」

だから、そこでヘタれるから会長さんなんですよ、会長さんは。

 

 

 

キャノンボール・ファスト当日。始まる前にもかかわらず、会場は既に超満員。私のブロックは最後の第12ブロックなので、観客席で観戦だ。織斑君たちとは離れた席だけど、たまにはそれもよろし。えーと、Fの46、46っと。

席を探していると、見覚えのある美女さん。というか、スコールさんである。文化祭以来ですね。

「あら、白野さん。お久しぶりです。レースはいいの?」

最後のブロックですから。第9ブロックまでくらいは観戦してるつもりです。スコールさんはまた悪巧みですか?

「ふふふ、私も観戦よ。だって、年に一度のお祭りですもの」

まぁ、それもいいですけどね。あまり、おイタはしたらダメですよ。

「えぇ。ご忠告感謝するわ。あなたも、そろそろ席に行った方がいいわ。もう始めるようだし」

アリーナの方を見れば、先輩達がスタンバイしている。その中には優勝候補筆頭である会長さんの《ミステリアス・レイディ》もいる。

「では私はこれで。優勝、期待しているわ」

えぇ。期待していてくださいな。

スコールさんと別れて、席を見つけてそこに座る。隣には可愛らしい女の子。誰かの妹だろうか。こんにちは、お嬢さん。

「へっ!? あ、こんにちは!」

ふふふ、ごめんなさい。誰かの妹さん?

「い、いえ、一夏さんの知り合いで……」

織斑くんの知り合いかぁ。この間来た五反田くんの妹さんかな?

「兄を知ってるんですか? あ、私、妹の蘭って言います」

私は岸波白野です。白野でいいよ。よろしくね、蘭ちゃん?

「は、はい、って、あの岸波白野さんですか!? あの、ロシアの」

そうなのです。

「そ、その、白野さんは出ないんですか?」

私も出るよ。ただ、最終ブロックだから時間があるから、初めはお客さん。織斑君とは戦えないけどね。

「その、テレビでロシアでの戦いを見させてもらいましたけど、凄かったです!」

ありがと。でも、これからの勝負も凄いよ。なんせ、国家の代表選手なんだから。

予想通り、第一レースは会長さんがぶっちぎりだった。他の選手達は結託して会長さんを潰しにかかったようだが、それも何のその。十人中五人がリタイアであった。

「凄かったですね……流石は生徒会長さんでしたね」

無双しすぎな気もするけどね。でも、まだまだ見所はあるよ。

「ちなみに白野さんが気になるのはどこですか?」

そうだね、やっぱり唯依姫先輩の第五ブロックとサラ先輩の第九ブロックだね。サラ先輩の方はよく知らないんだけど、唯依姫先輩は凄いね。ブラスター特化のISだから、唯依姫先輩の独壇場になるかな。

「えっと、日本の代表候補の人ですよね。とっても綺麗な人の……」

うん。とっても美人さん。ちなみに写真もあるよ。ほら。

「わっ、とっても美人。ちょっと可愛いかも……」

そんな素敵な先輩です。唯依姫先輩たちの出番はもうちょっと後だから、ゆっくり見よっか。

その後、第二、第三、第四試合を見て、いよいよ唯依姫先輩の試合。《武御雷》を着た唯依姫先輩の登場に、会場の歓声が一段と大きくなる。流石に大人気だ。

「凄い格好いい機体ですね」

名前の由来も鎧だっていってたし、格好いいよね。わくわくする。それに、唯依姫先輩の刀裁きは必見だよ。

「でも、見えるでしょうか?」

まぁ、高速機動だからね。私はISの補助があるから見えるけど。

「やっぱりISって凄いんですね。私もA判定貰えたけど、専用機貰えるかなぁ……」

あ、A判定なんだ。成績しだいだけど、候補生になる資質はあると思うよ。

「そうでしょうか?」

あくまで目安だけどね。さ、始まる始まる。候補生筆頭の実力が見られる数少ない機会だからね。しっかりと見た方がいいよ。

唯依姫先輩のレースは、会長さん以上に圧倒的だった。会長さんとは違い、他を全く寄せ付けない圧倒的な加速とスピード。一発の銃弾すら撃たせず、スピードのみで駆け抜け勝利。タイムは会長さんを押さえてトップである。歓声に応えて手を振る唯依姫先輩に、蘭ちゃんも見惚れていた。それほどまでに格好いい。

さて、本当はサラ先輩のレースも見たかったけど、簪さんからクリスカからコールがかかる。ゴメンね蘭ちゃん。私も準備しなくちゃいけないみたいだから、これで失礼するね。

「は、はい。その、白野さんも頑張って下さい」

もちろん。見ててね、神速で駆け抜けてみせるから。

蘭ちゃんに手を振って別れて、ピットに向かう。二人とも、自分たちの準備は大丈夫なの?

「私たちは大丈夫だ。それよりハクノはすぐに出番なんだから、しっかり準備をしろ」

了解です。でも、《聖杯》、準備万端みたいだよ。どちらかと言えば、私の調子次第かな?

「だったらなおさらだ。ここでリラックスしていけ」

リラックスかぁ。じゃ、クリスカ、膝枕してくれる?

「またか? お前はそればかりだな」

そういいつつも膝枕をしてくれるクリスカが好き。

「そういうことを何度も言うな……」

だって本当のことなんだもん。私は私のメイドさんたちが大好きなんだから。

「……ばか」

・・・かつて、これほど幸せになる「ばか」があっただろうか、いや、ない。

「ぶ~、ハクノ! わたしは?」

もちろんイーニァも大好きだよ。じゃあ、十試合目が終わったら起こして。

「分かった。しっかりと体調を整えておけ」

ありがと。

 

 

 

Another side クリスカ

 

「もう寝たか」

相変わらず寝付きが早い。目を閉じてすぐにハクノは寝息を立てていた。

「ハクノ、もうねちゃった」

「ふふ、子どもみたいね」

ホントにこういうときは子どものように無垢なのに、いざISに乗ると、騎士のように凜々しくなるのだから、全く困ったものだ。

「クリスカ、うれしそうだね」

「……そうね。こんな顔をしてくれるのは私たちの前だけだものね」

前に聞いたが、添い寝とかは色々な人たちとしているようだが、頭を許してくれるのは私だけだと言っていた。

それをイーニァに教えてあげたら、イーニァが頬を膨らませてしまった。

「ぶー、わたしもハクノにひざまくらしてあげたい!」

「それじゃあ、今度お願いしてみよっか」

「うん!」

他の者に譲ることはできないけれど、イーニァになら一緒にやってみたい。私たち姉妹たちの特権だ。

外の歓声に、モニターを見てみると、第九レースが終わっていた。トップはサラ・ウェルキン。他の九人をすべて打ち倒し、堂々と観客席に手を振っていた。

残りの専用機持ちはハクノのみ。他の優勝候補たちは順当に決勝戦に出場している。

日本代表候補生篁唯依。

イギリス代表候補生サラ・ウェルキン。

そして、ロシアの国家代表更識楯無。

三人とも、私たちが候補生のときに、要注意人物と言われていた者達だ。特に、タカムラは、私たちの国でも代表内定が確実だろうと称賛されていたほどだ。先日の格闘訓練のときに、その称賛が間違ったことでないことを実感した。

「でも、ハクノはまけないよ!」

「そうね。私たちのご主人様は強いもの。絶対に負けないわ」

そうだ。私たちの主なのだ。ならば、絶対に負けない。

そのために、幸せそうに眠ってくれている主を起こさなければ。

「起きろ。ハク……ご主人様?」

ハクノはあの時のことを覚えていないようだった。なら、もう一度刻み込んでやろう。

――チュッ。

 

Another side out

 




うちのクリスカが可愛すぎてツラい。
会長さんは穢れてしまったのです。ちょっと、耐えている絵が見てみたい(ゲス顔
次ははくのん予選。次の次が決勝戦といったところかも。
その後は原作沿いで。
感想等お待ちしております。

感想等で、冥夜やタリサは絡ませて欲しいとのお言葉があったのですが、これ以上は多分出さないと思います。出したとしたら、多分、下級生扱いで、メインには登場しないと思います。(ロシア組は除く)
でも、ユーロフロント組は出すかと。好きなので。ただ、口調があやふやなので、教えて下さる方は活動報告のコメントで教えて下さるとありがたいです。
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