はくのんIS(更新停止しています)   作:天神神楽

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マヴラブ祭りは一旦お終いです。モブオリキャラ的な存在はちょくちょく出るかもしれませんが。
メイド編は、飛び飛びで入れていきます。


はくのん、ドイツ娘とペアになる

制服初見せということで、今日の朝食は部屋で食べたので準備は万端。のほほんさんには一足先に見せたので、教室まで上着を貸してくれることになった。

「おはよう白野。む? 本音、上着を脱いだりしてどうしたんだ? それに、白野も着物を着ているのか?」

ふっふっふ、ジャーン!! 新☆制服です! どう? どう?

「わー! 岸波さん可愛いー!!」

「着物の制服なんて凄い!」

「どこに作ってもらったの?」

《Fate》パリ支店のアンヌさんにデザインしてもらったの。この間のキャノンボール・ファストのお祝いとして作ってもらったの。

「《Fate》のアンヌって、グランクチュリエのアンヌ・アンコヤブル!? あんなに凄い人に作ってもらったの!?」

うん。前に箒さんと簪さんと一緒にお買い物したときに、お店に行ったときお願いしたの。ドレスとかもいっぱい着たよね?

「あぁ。私たちもドレスを頂いたが、そんなに驚くほどなのか?」

「驚くほどだよ!? アンナ・アンコヤブルといえば、フランス最高のデザイナーなんだよ!? それが完全なオートクチュールなんて、ハリウッドスターだって中々オーダーできないんだよ! そんな人に制服のデザインをしてもらうなんてっ」

やっぱり凄い人だったんだね、アンヌさんって。もう一着デザインしてくれるって言ってたんだけど、大丈夫かな? あ、学校で制服着てる写真も送ってあげようっと。箒さん、お願い。

「あ、あぁ……」

カシャリ、っと。んで、ポチポチ。……うん、これでオッケー。

「プライベートでも仲が良いなんて……」

デュノアさんが戦慄している。デュノアさんも、今度頼んでみればいいのに。今度洋服を受け取るときは直接受け取ることになってるから、その時は一緒に行く? 私からもお願いしてもいいけど。

「いいの!? お願いしていいの!?」

おぉぅ。うん、オッケーして貰えるかは分からないけど、大丈夫だよ。いつになるかは分からないけど、その時は一緒に行こうね。

「わぁー……あこがれのアンヌ・アンコヤブルの服……」

デュノアさーん。だめだ、完全に夢の世界に行っちゃってら。

「おい、ホームルームの時間だぞ。さっさと席につけ。……デュノアも早く席につけ」

織斑先生が登場したので、みんな席につく。とはいえ、デュノアさんはそれでも夢の世界の住人になっていたので、出席簿の餌食となっていた。合掌。

「今日の午前中は予定を変更して、一年全クラス合同でタッグマッチの練習を行う。後で詳しいことを連絡するが、全学年合同のタッグマッチを行うこととなった。その練習というわけだ。今日の所はこちらで組合わせを決めているが、今後の授業では自由となる。それで本決定となるわけではない。そこの所はじっくり決めていけ」

へー。この間は会長さんには簪さんと組むって言ったけど、他の人たちと組むのも面白そうだ。

「取り敢えず、アリーナに移動しろ。人数が多いから、すぐに着替えて整列していろ」

それだけ言うと織斑先生は教室を出て行った。そっかー。今日は誰と組むんだろ。

「別のクラスの人と組むのも面白そうですわね」

「うん。普段は二組とくらいしか一緒に授業しないからね」

みんなあまりない機会にワクワクしていた。アリーナで整列しているときも、みんなそわそわしているようだった。

「では、これからペアを発表する。原則として一組は三組と、二組は四組と組ませてある。モニターに映すから、確認したらすぐに組め」

えーっと、私が組むのは……三組の出席番号14番の人か。14番の人ー。

「は、はいっ!」

あ、金髪の可愛い女の子みたい。あなたが十四番の人? 私は岸波白野。よろしくね?

「は、はい。私はイルフリーデ・フォン・フォイルナーです。イルフリーデって呼んで下さい!」

イルフリーデさんか。うん、よろしくね。

「はい!」

その、緊張しないでいいんだよ?

「その、岸波さんと組めるなんて思ってなくて」

うーん、あ、じゃあお近づきの印に白野って呼んで?

「で、では……白野、さん」

はぁい♡

「はうっ!?」

やばい、ちょっと楽しい。

「全く……何をしているのだ」

あ、箒さん。ちょっとしたコミュニケーションだよ? それより、そちらが箒さんのペアの人?

「あぁ。ルナテレジアさんだ」

「初めまして岸波さん。ルナテレジア・ヴィッツレーベンと申します。よろしくお願いいたします」

これはこれはご丁寧に。あ、私のことは白野でいいからね。

「ではわたくしのこともルナと。よろしければ、もう一人白野さんに紹介したい者がいるのですが」

もちろん大歓迎。どなた?

「ありがとうございます。ヘルガ! ちょっとこっちに来て下さい」

ルナさんに呼ばれてきたのは青みがかったポニーテールの女の子とオルコットさんがやってきた。

「ヘルガローゼですわ。イルフリーデと三人、同じ学校で学んでいた親友です」

「あなたが岸波白野か。私はヘルガローゼ・ファルケンマイヤーだ。先日のキャノンボール・ファスト、本当に見事だった」

ありがと。あ、さっきも言ったけど、私のことは白野でいいからね。その代わり、私もヘルガさんって、呼ばせてもらうけど、いい?

「もちろんだとも。よろしく、白野」

こうしてドクツ……じゃねえやドイツ三人娘と仲良くなれました。すると何やら、オルコットさんが膨れていた。どしたの?

「岸波さんったら、私たちは「岸波」さんなのに、ヘルガローゼさんたちは「白野」さんなのですわね」

ありゃ? 嫉妬されちった。そういえば、オルコットさんとかボーデヴィッヒさんとかの方が呼び慣れてたから、そのままにしてたね。うん、じゃあこれからはセシリアさんって呼ぶね。

「はい。それで良いのですわ、白野さん」

はい、よろしく。でも、ドイツじゃジークリンデさんと一緒の国だね。知り合いとかだったりするの?

「はい。ジークリンデさんは私たちの教官ですが……、白野さんもご存じなんですか?」

うん。ついこの間《カリス社》で会って、少しお話ししたの。その時、私とラトロワさんとの試合を見てくれた子がいるって聞いたけど、もしかして、それってイルフリーデさん達?

「あうっ……ジークリンデさんったら、なんてことを……」

「その通りです! 《聖杯》のあの飛翔する姿と無限に打ち出される剣の数々。そして虚空から出てくる鎖の強靱さに、なんと言っても最後に放たれたあの一撃! あの破壊はまさに芸術ですわ!」

おぉぅ、ルナさんフルスロットル。もしかして、ISの機体とか好き?

「はい! タイフーンも美しいですが、《カリス社》の機体や武装はロマンに溢れています!」

お、分かってるねルナさん。《カリス社》のコンセプトはロマンだからね。最近は水に関わるものが多いけど、私としては電撃とかもやってみたいんだけど。

「そ、それは……素晴らしいですわ!」

そうでしょうそうでしょう。……今度ゆっくり語り合いましょうね。

「はい!」

「ルナ、白野。そろそろ並ぼう。織斑先生がこちらを見ている」

おっと、出席簿アタックはご勘弁。

何はともあれ、今日はせっかくのタッグマッチの練習だ。まずは専用機持ち同士の戦い。第一戦は織斑くんのペアとボーデヴィッヒさんのペアだ。流石というか、やはりボーデヴィッヒさんペアの圧勝だ。織斑君のピーキーな機体と初めて組んだのでは連携もなにも無理という物だろう。対してボーデヴィッヒさんは短時間ながらも役割を分担し、ボーデヴィッヒさんがフォローに回ることで、しっかりと連携ができていた。流石は軍で訓練を受けていただけのことはあるということだろう。

「では次は岸波・フォイルナーペアとオルコット・フォルケンマイヤーのペアだ。量産機の二人は早急に準備に入れ」

次は私たちの番のようだ。ラファールを取りに行くイルフリーデさんについていって軽く打ち合わせをする。とは言っても、どっちが前衛後衛かを決めるくらいか。イルフリーデさんはどっちがいいかな?

「私は砲撃支援をします。白野さんが前衛をお願いします」

了解。でもちょっと意外かも。イルフリーデさんってソードでどんどん前に行くのが好きそうなのに。

「うぅ……憧れではあるんですけど、適正は砲撃支援なので」

ふふふ。じゃあ今度一緒に近接戦闘の訓練、一緒にやろうか。近接戦闘の方が得意だから色々アドバイスできると思うよ。それに、ジークリンデさんとも勝負したから、参考になると思うし。

「はい! 是非!」

うん。じゃあまずはセシリアさんたちを倒さなくちゃね。取り敢えず……ゴニョゴニョ。

「へ? そんなことできるんですか?」

うん。会長さんの機体の技術があるから、水に関してはピカイチだからね。取り敢えず、簡単なレーザー対策。始めに一発かましてから行くから、フォローよろしく。

「はい。分かりました!」

うん。元気元気。じゃ、行こっか。

ラファールを纏ったイルフリーデさんと一緒にアリーナに飛び出す。もうセシリアさん達も準備はできていた。ヘルガさんは打鉄のようだ。やっぱり彼女と勝負か。

「そういえば白野さんとはこのような場で戦ったときはなかったですわね」

うん。でも、今回はヘルガさんとのらんでぶうだから、ご遠慮してね?

「そうはいきませんわね。馬に蹴られるのは怖いですが、散々邪魔して差し上げましょう」

「私も全力でお相手しよう。あの炎剣、楽しみにしてたんだ」

なら……全力で行くよ。《原初の火(アェストゥス・エウトゥス)》は、全てを華麗に焼き尽くすから。

「何という熱だ。恋い焦がれてしまうじゃないか」

民を愛する皇帝の剣ですから。だから、負けないよ?

『前説は終わったか?』

はい。とっておきのを。始めましょう。

『全く……では始めるぞ』

はい。行くよ、イルフリーデさん。

「はい!」

「私たちも行きますわよ」

「あぁ!」

『では試合開始!』

その合図と共に拡張領域に仕込ませていた《水玉(アクヴァマリン)》を炸裂させた。

 




次回はセシリアフルボッコ。
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