はくのんIS(更新停止しています)   作:天神神楽

45 / 52
姉妹仲良し計画始動?


はくのん、計画進行開始

午前中の授業を終えて、お昼ご飯。箒さんやセシリアさん。そしてイルフリーデさん達と一緒にご飯を食べることにした。

「やはり白野さんと《聖杯》のコンビは素晴らしいですわ! まさしく芸術です!」

ルナさんフルスロットル再び。確かに《聖杯》は美人さんだからね。そこらそんじょのこには負けないよ。

「確かに、姿は美しいな。《聖杯》という名にふさわしい」

ありがと。《聖杯》も喜んでる。というか照れてる。でも、ジークリンデさんの《タイフーン》も綺麗だったよ。真っ白でキラキラしてて。まさしく女王かな。

「えぇ! ジークリンデさんの《タイフーン》も芸術! まさしく気高き狼の女王! 私、《タイフーン》と結婚したいですわ!」

「ルナ……落ち着いて」

イルフリーデさん達は苦労しているのだろう。ルナさんを落ち着かせる姿は慣れたものであった。

そういえば、セシリアさんたちは、本線は誰と組むの? 一夏くんは一人だけだけど。

「そ、そうですわね」

「そ、そうだな」

どうやら高度(笑)な駆け引きがあるようだ。まぁ、これについては口出しするのは止めておこう。そっちの方が面白そうだし。

「そういう白野は誰とペアを組むの?」

私? 特には決めてないかな。一応簪さんと組むかもーとは言ってたけど。何だか会長さんが企んでるみたいなんだよね。

「生徒会長がか? 一体何を?」

んー、それはその時のお楽しみかな。イルフリーデさん達は誰と組むの?

「私たちはまだ決めてないわ。私たちの間で組んでも一人余るからどうしようかなって思ってるわ」

ドイツ娘は三人娘だ。今回はタッグマッチなので一人余る。機体は量産機だけど、三人とも操縦技術は学年でも首一つ飛び出している。彼女たちは引く手数多となるだろう。

「それを言うならば、白野さんこそ引く手数多となると思いますわ。何せ世界に二機しかない第四世代機の片翼。そして、乗りこなすのは、ロシアの英雄の後継者。今回一番求められるのは白野さんですわ」

まぁ、キアラが持てる力を全力投球した機体だからね。英雄にも負けない機体を目指したみたいだから、簡単には負けないよ。

「えぇ。私もイギリスの名を背負う身。今度は負けませんわ」

「私もだ。同じ第四世代機を背負う身。姉さんの名を汚さぬ為、負けないぞ」

「(そのために一夏さんと)」

「(そのためにに一夏さんと)」

おぉぅ、何やら企んでいるお顔。まぁ、どうなるかはともかく、成り行きに任せるとしよう。

で、夕食時。

織斑君の部屋から大きな破壊音が聞こえた。あぁ……やっぱり会長さんが何かやらかしたのね。

その後、グラウンドでがっしょんがっしょん鈍い音が聞こえる中、食堂に行くと、簪さんが不機嫌オーラMAXで焼き鮭をつついていた。どしたの?

「あ、白野。……ペア組も」

いきなりですね。私としては構わないんだけど、何かあったの?

「……織斑君がペアを組もうって言ってきた」

あー……それはそれは。因縁の相手だねそれは。日本政府としては万々歳だとはおもうけど。一応同じ倉持技研同士なわけだしね。

「私のは作ってもらってないけど」

まぁね。でも、食わず嫌いとも言うし、組んでみたら?

「……むぅ」

前途多難、かな?

 

 

 

夕食を終え、簪さんと別れてから、人気の無い寮の屋上に出る。ずっと後ろから感じる視線の主に声をかける。とはいっても会長さんだけど。

こんばんは会長さん。お話ししましょ。

「えぇ。こんばんは白野ちゃん。相変わらず簪ちゃんと仲良しで羨ましいわ」

だから、早く仲直りしろと。まぁ、それはどうでもいいして。どうして簪さんと織斑君を組ませようとしたんです? 簪さん激おこですよ? ムカチャッカインフェルノでしたよ?

「うぅっ……。だって、同じ倉持技研同士仲良くして欲しいし……」

まぁ、そこの所は気にしないですけどね。そういえば、会長さんって、自分で《ミステリアス・レイディ》組んだんですよね? どうしてそんなことしたんです?

「それは《カリス社》に、というか、岸波先生に誘われたの。それで、薫子達と一緒に組んだわけ。私の場合は、機体自体は出来上がっていたから、簪ちゃんの《打鉄二式》よりもハードルは低かったけどね。それに、メインウェポンは《カリス社》にも手伝ってもらったしね。正直な話、簪ちゃんがしていることの方が遙かに難易度は高いわ」

確かに《打鉄二式》は、倉持技研が途中まで組んだ機体を、基礎段階から簪さん一人で組んでいる。受け渡された時は、殆ど骨組みだけだったらしいから、殆ど一から組んでいるようなものだ。専門家というわけでない一学生がやることではない。それを考えれば、簪さんもまさしく代表候補生ということだろう。

「簪ちゃんは私のことを引け目に感じてるけれど、私から見れば、簪ちゃんのほうが数段凄いわ。当の簪ちゃんがそれを認識してないんだけどね」

それは確かに。お姉ちゃんは大変ですね。

「そうなの。虚ちゃんも大変そうだし、お姉ちゃんには気苦労が絶えないのよ」

虚さんとのほほんさんはまた別ベクトルな気もしますけどね。まぁ、簪ちゃんの方は任せて下さいな。

「えぇ。お願い。鋳物私じゃ簪ちゃんを支えてあげられないから」

もー、だから……。まぁ、タッグマッチが終わったら一度皆でお昼でも食べましょうね。セッティングしてあげますよ。

「楽しみにしてるわ。じゃあ、お休みなさい白野ちゃん」

はい、お休みなさい。織斑君イジリもほどほどに。

「それは約束出来ないわね。だって織斑君の反応、面白いんだもの」

それは同感です。

 




はくのんは誰とペアを組ませようか。悩む
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。