リオリールとトルテのアトリエ~三つ大島の錬金術士~ 作:ジャミゴンズ
その日の朝、アトリエの玄関前には15人ほどの人だかりが出来ていた。
解毒薬の調合が一定量できあがり、取引に使う荷車が修復され動けるようになったからだ。
商取引を営んでいるムーエン夫妻、壊れていた荷車を取引用に提供してくれた青年オーレンジス、その荷車を直したツルットマンの一人息子ヘーゲ。
道中の護衛と災害前に獲れていた干物の魚などを売りに行こうと準備をしていた漁師たちなどが一堂に集まっていた。
「相場が分からないが、薬師と同等の値段で構わないよな?」
「解毒剤が出来た時に、実験的にアサハレ村で販売した時は安く売り払いました。 ですが、効果は覿面でしたので同等以上で構わないかもしれません」
「いや、現状は特効薬みたいなものだからな。 苦戦している薬師には悪いが少し割高で良いだろう」
「はーい! エルは10万コールくらいが良いと思いまーっむぐぐぐっ」
「エルオネ、黙ってなさい」
大人たちの会話に顔を突っ込んで法外な値段に釣り上げるエルオネは、兄に口を塞がれて抗議の視線を向けた。
「あははは、エルちゃんもお兄さんの前だと形無しだねぇ」
「むぅ……あっ、ねぇねぇお兄ちゃん! ムーエンさんと一緒に行っても良いかな!?」
「お前もともと行く予定なんか無かったろ。 迷惑になるからやめろって」
「大丈夫だよ、ほら大人の人がこんなにいるし、エルが一人くらい居ても大丈夫だって! ね! みんな良いよね!?」
「良いんじゃないかしら、面倒を見るわよ、カスカル君」
「そうだな、別に構やしねぇだろ。 ウータスの奴にゃ俺から話しておくからよ」
「ええ……本当に良いんですか? それなら……まぁ……おい、エル、ムーエンさんの交渉の邪魔だけはすんじゃないぞ」
「やった! はぁーい! ちゃんと大人しくしてムーエンさんの交渉の技術を盗んできまぁーす! 高く売りましょうね、ムーエンさんっ!」
調子良く身体全体で跳ね、さっそく媚び始める妹のエルオネに、カスカルは大きなため息をついてムーエンに頭を下げた。
「妹がすいません……面倒を掛けますが、エルオネをよろしくお願いします」
「アハハハハ、良いよ、カスカル君。 エルちゃんの為にも頑張ってくるよ」
「なぁ、それよりアサハレ村からタータラベ、にがり落葉池を経由してミツフタ港でルートは良いんだよな」
「そうだぜ、しかし陸で行商の真似事か。はっはっは、慣れねぇなぁオイ!」
「陸で動くってのがまず無ぇからな! ウハハハ!」
「ふぅーん、それじゃアタシの方が皆より陸に詳しいかもねー? うひひ、最近、私一人だけで3000コールも稼いできたんだからー!」
「ほぉ、そりゃすげぇなぁ、エルちゃん」
「まぁその後お母さんに一人で隣町まで行ったのを、めっちゃくちゃ怒られて没収されちゃったんだけどさぁー……」
そんな調子で 『解毒薬』『生きてるナワ』 などの調合品をアトリエから荷車に積み込んで、大人たちとエルオネが騒がしく発って行った。
残ったのはアトリエを実際に動かしているリオリールとトルテ、カスカルにイッチ。
そして村の変わり者のオーレンジスとヘーゲ。
そして最近アトリエの周りをうろついている黒い鳥だけとなった。
カスカルがそんな二人に近づいて声をかける。
「二人は行商には同行しないんですね」
「俺は修理して直した荷車を届けに来ただけだ。 親父の手伝いもあるしよ」
黒い髪を後ろに流し、おでこがM字になっているのが特徴的なツルットマン家の一人息子、17歳になるヘーゲ。
体格は父譲りなのか、比較的体格の良い人物が多いユウバナ村の中でもかなり大柄で、遠くからでも目立つ存在であった。
このユウバナ村唯一の大工師であるヘイジ・M・ツルットマンは道具の加工や測量、建物の修繕と建築で非常に忙しい日々を過ごしている。
成人の儀を二年前に済ませたばかりのヘーゲも、父の背中を見て育ってきたからか、大工職人の道を選んで、今は見習いとして働いていた。
当然、このアトリエの建設にも携わっている。
大事なところは任されていないし、雑用ばかりであったが、それでも初めて大がかりな作業に取り組んだばかりとあって、アトリエの建築には複雑な感情を抱いていた。
「それで、しばらく様子を見れなかったけど……実際にアトリエの使い心地はどうなんだ?」
「ヘーゲお兄さん、凄く良いよ~。 前に使ってた納屋より全然キレイだし、機能性もバッチシ!」
「うん、とっても良いアトリエだと思う」
「は~ん、そりゃ何より。 お前らに役立つ物が提供できて俺ぁ嬉しいぜ」
投げやりに言い放ち、憮然として顔を背ける。
その顔には不満が見て取れた。
実のところ、ヘーゲはあまりアトリエを主軸にしたユウバナ村復興の方針を歓迎できていない者の一人である。
リオリールの巻き起こしたユウバナ村炎上事件の被害を被ったこともあるし、錬金術という理解の及ばない分野も信用出来なかった。
ましてや村の人間ではない最近になって現れた居候の手を借りて、ユウバナ村の復興をするという事が気に食わなかったのである。
もし、アムースコ村長に直接説得されていなければ、彼は決して首を縦には振らなかっただろう。
トルテもイッチも村の人間ではない。
ユウバナ村の復興が失敗したところで、元々の場所に戻れるところがあるはずなのだ。
そして、ヘーゲはそうした苛立ちを抱え込むタイプではなく、言葉にして吐き出す性格だった。
だからユウバナ村の人たちは、彼がアトリエの運営に前向きじゃない事を良く知っている。
「せいぜい俺たちの役に立てよ。 そうじゃなきゃ、お前らなんてすぐに叩き出してやるからな」
「あーあー、もう、またそんな事言ってヘーゲ君。 君の理屈だと僕も出て行った方がいいのかぁい?」
「うっ、オーレンジスの兄貴……」
すぐ横で話を聞いていたスレイオールレイ・オーレンジスがおどけた調子で苦笑した。
ぼさぼさの栗色の毛、前髪だけ乱雑に切り揃え片側だけ眼鏡を付けて、無精ひげに丈の長い白衣を愛用している22歳の青年。
大柄なヘーゲと並んでいると気付きにくいが、ひょろっとした体型ながらかなり背が高い男性である。
成人の儀が終わるとすぐに 『ひと島』 からこの 『みつ島』 へと一人暮らしをする為にユウバナ村へ移住してきた変わり者だった。
ユウバナ村の人たちにとっては理解できない行動ばかりを普段からしているが、オーレンジスは機械工学と名付けられる分野に情熱を傾ける者であり、力学を中心に考察している研究者を自称している。
おかげで彼はちょっと、いや大分、変な事をしている人、というのが大多数の認識なのだが。
もうユウバナ村に移り住んでから7年にもなる。
確かにヘーゲの理屈だと彼、オーレンジスも余所者だった。
「ま、まぁアンタはもう、うちの村の人って感じだしな……」
「あはは……それって基準がヘーゲ兄さんの感情なんじゃ……」
「ぐっ、う、うるせぇリオっ! 感情でわりいか!」
「そんな事言ってると、また親父さんに怒られるぞぉ? まぁ僕としては面白いから怒られるヘーゲ君でも良いけどね!」
「親父は関係ねぇだろ! くそっ、おもしろくねぇ、俺はもう帰るぞっ!」
本当に面白くないのだろう。 地面を一つ蹴っとばしてヘーゲは踵を返してしまった。
オーレンジスとリオリールはそんな彼の後姿を見送って苦笑いを向け合う中、カスカルは一つ息を吐いてトルテとイッチに向き直った。
イッチはぼんやりとした顔を向けていて良く分からないが、トルテは目に見えて落ち込んでいた。
村の為に錬金術の調合をしているのに、悪い感情を向けられていたとは思っても居なかったのだろう。
ヘーゲは自身の感情を吐露することに躊躇いの無い男なので、人の気持ちなどの配慮を疎かにしてしまうことが良くある。
逆に一度身内だと認めさえすれば、彼の竹を割ったような人柄が頼りに映るのだが。
「まぁ、あんまり気にしないでくれ。 ヘーゲ兄さんは元からああいう感じの人なんだ」
「まぁそうだね。 ツルットマン家はああいう感じの性格の人が生まれてくるんだろうねぇ」
「でも、彼だけじゃないですけどね」
イッチの声にトルテは振り返ると、ヘーゲの周りに集まる若者たちの姿が見える。
彼の周囲の人たちの顔は何度か見たことがあるが、ユウバナ村で暮らしてから声を掛けられることが一度も無かったことにトルテは気付いた。
全体で見てもほんの少数だろう。
しかし、ヘーゲを中心として彼の周りの人間―――特に若者を中心に、トルテやイッチのことを余所者として扱っている節が見受けられた。
「うんうん、まぁどうでも良い事はともかくとして」
木柵伝いに黒い鳥がひょこひょこと近づいてくる。
オーレンジスが隣で落ち込んでるトルテの肩に手をかけて二度三度、軽くたたく。
急に体を寄せられ、トルテは驚いてオーレンジスへ視線を上げた。
人の良い笑みをニッコリと浮かべて、オーレンジスはトルテとリオリールの二人を交互に見て口を開いた。
「あの『びよぉぉぉん合板』ってやつに非常に興味があるんだよね、僕は。 アレに限らず、錬金術で作られるアイテムというのは実に興味深い。
君たちのお手伝いをするから、是非ともアレを作って僕にくれないかなぁ?」
「オーレンジスさん、止めた方が良いですよ。 下手をしたら死にますよ」
「真顔だねぇ、カスカル君。 なんか君が吹っ飛んだっていう話は聞いたけど、そんなにかい?」
「はい」
「あ、あはは、えーっと……あれはぁ、事故っていうかぁ……ですねーぇ、うう、ほんとに自信作だったんだよぉ~」
「うむぅ、なるほど。 リオちゃんの目の泳ぎ方を見るに、扱いに気を付けないといけないってことだねぇ」
「あの、悩みながら身体を揺らさないで……」
トルテをガッチリ捕まえたまま身体をゆらゆら揺らして悩みだすオーレンジス。
間近で訴えたトルテの声には気付いていないはずが無いのに、オーレンジスは変わり者と村の人たちに言われる理由を発揮し始めたのである。
付き合いのあるリオリールとカスカルは、オーレンジスのスイッチが入った事に気付くと あ、と小さく声をあげる。
「いやしかしだ、実際のところ件の道具を抜きにしても錬金術というものには最近とても気になっていてね? 何と言ってもやってる事が僕の研究に結びついているかもと最近になって気付いたんだよね。
物事の挙動には法則という物があるけれど、それを釜の中で行っているのが恐らく錬金術なんだろうと予想をしている。
今の僕がしている研究は力学的な法則でいえば、釜の中だけではなく世界全てが対象ではあるけれど、どういう力が生まれてどういう現象に至り、結果が生まれるか。
それそのものを観察しようとしているのは錬金術士と僕でさして大差はないと思わないかい?
つまるところ僕は錬金術と上手く付き合う事で、新たな発見や着想を得られると考えているわけだ。
いわゆる全体的な像を見る事は難しいが、ミクロな部分から突き詰める事で全体を把握する一助になりうると思ってるんだよ。
実際、それが空振りになる事も覚悟をしているけどね。 それに、僕は一つ夢が在って、それを叶える為に今の研究をしているから、回り道になるかもしれない……だが!
ああ、そうだ。 それはそれとして君達のような錬金術士と言う物も素材が無ければ何もできないだろう?
言うなればリオちゃんやトルテちゃんは僕にとっての素材のような物だ。
上手く扱えば世界の真理と言わずとも、その一端を窺い知る一助となるんじゃないかと愚考しているのは、さっきも言った通り。
そう!だ・か・らこそ! 僕は君たちの力になれるし、君たちが僕の力にもなれる。
利のある相互関係はこれで出来上がってると言えるだろう、うん、これはお互いにとって悪くない話だね?
乗らない手はないと思うよ? よし、決まりだ! うーん、遠回りに見えてこれも世界の真理に到達する為の偉大な一歩という事だねぇー!」
ほぼ一息、かつ一人だけ早送りしているような速さで放たれる言葉の濁流。
トルテはオーレンジスが何を言ってるのか分からなかった。
イッチはこれだけの早口言葉で言語が聞き取れる、さながらプロの実況者顔負けのなめらかな滑舌に思わず手を叩いて称賛した。
パチパチと一人だけの喝さいが響く中、気分を良さそうにするオーレンジス。
彼の中だけで交渉が纏まった事を確信すると、近寄ってきた黒い鳥を一つ優しく撫で上げ、木柵から押し出すようにして手を当てた。
「さぁ、輝かしい未来に羽ばたく為に、協力者を得た僕の新しい門出を祝おうじゃないか!」
黒い鳥は押し出されて クワ"ア"ァッ! と一つ鳴き、その瞬間―――――――爆発四散した。
柵から放り出されて鳥の身体はバラバラに引き裂かれ、模した黒い羽が中空を舞う。
余りの出来事にリオリールは飛び退いてそのまま転び、カスカルは身構え、トルテは顔を青ざめさせて尻もちをついた。
間近で爆発したことによってズレた片眼鏡をゆっくりと直し、オーレンジスは首を傾げた。
「うーむ? そこは言葉通り、鳥くんには飛び立ってほしかったけどねぇ。 しかしまぁ爆発もある意味、門出にふさわしい演出と言えるのかな? 結果オーライだね、あっはっはっは」
「いやいやいや、オーレンジスさん! 何したんですか!? 何で鳥が爆発を!?」
「はっはっは、僕に分かる訳ないだろうカスカル君。 しかし、そういう習性のある鳥だったんじゃないかな?」
「そんな生物はいねぇよっ!」
カスカルは全力で突っ込んだ。 突っ込まざるを得なかった。
「ほう? なんでそんな事が言えるんだい?
カスカル君が世界中全ての生物を調査し終えて、その結果断言できるのであれば僕も否やはないけれど、本当に爆発する生物が居ないと決めつけるのは早計だと個人的には思うね。
カスカル君の意見は実に短絡的な思考のみで、考察を経てない感情的な暴論と言わざるを得ないだろう。 物事には何事も裏付けというもの。いわゆる証明が必要なのは分かるね?
例えば、可燃性のガスを胎内にため込む習性のある生物が居るかもしれない。 あまり可能性を窄める断言はしない方が―――」
「うわっ、しまった! 俺の方に来た!」
結果、オーレンジスの標的がカスカルに移り、解放されたトルテは地を這うように移動して転んで顔を上げていたリオリールへとそっと耳打ちした。
「うう、私、あの人こわい、きらい」
「あ、あはは……オーレンジスさんも、悪い人じゃないんだよ、ないんだけどね……ほんとに……あの言葉の洪水を浴びせられるのは何時になっても慣れないや」
そしてイッチは絡まれているカスカルを横目に、そっと腰を下ろし爆発四散した鳥の残骸を手に取って誰にも聞こえない声量で呟いた。
「……ボクの……仲間が……」
その声は震え、ホムンクルスとして表情に乏しいイッチにしては珍しくびっしりと脂汗を顔に張り付かせていた。
――――・
それはほんの思い付き、良い考えだと思ったことだった。
怪人一号を生み出したレッドマンだったが、リオリールの護衛はともかくとして、監視に関しては不完全な物であると考えていた。
イッチという存在が人を模している以上、24時間ずっと護衛対象に張り付くことは出来ない懸念があった。
故に監視だけに特化した存在を魔本イービルズブックの能力にて生み出そうとしたのだ。
移動の制限がほとんどない空中を羽ばたく鳥を模し、その瞳に映る光景をレッドマンへと届ける為だけの黒い鳥。
そして、その映し出す映像を見る為の四角い箱のような道具。
魔本は記されなければ現実に反映されないので、しっかりと注釈を書き足していったのだが。
「ちっ、何も見えん、これじゃ使い物にならん」
もこもこの体毛を揺らし、レッドマンは四角い箱を二度三度ぶっきらぼうに叩いて、諦めたように立ち上がった。
どうも書き方が悪かったのか、映像を受信する方には何も映ってこない。
それとも映像を見る鳥か、受信用のものどちらかに不具合があったのか。
大陸の方に遠出をしても、三ツ島にあるユウバナ村を随時把握できるようになるので、とても良い考えだと思ったものだが。
周囲をふらふらと浮遊している魔本を獲っ捕まえ、手元に強引に寄せると黒い鳥と受信機の事を書いたページを不貞腐れながら破り捨てる。
書き込んだページを破棄することで、現象が消滅することは過去に確認してある。
なにかイービルズブックが不満を漏らしているが、いつもの事なので無視をする。
目の前の箱が小さな爆発音を残して消え去った事を確認すると、今度は手元に普通に置いてある冊子を取り出してペラペラとめくる。
レッドマンが大陸にわざわざ出向いたのは錬金術士、それもなるべく能力の評価が高くアカデミーに所属していた実績を持つ者の確保だ。
できればアトリエ持ちで過去にアカデミーと諍いがあり、疎遠になった者が望ましい。
魔本を頼りにようやくそう言った者のリストが完成し、狙う獲物を定め終わった頃に体毛の中に仕舞っていた小さな石がブルリと震える。
連絡は実に4日ぶりである。
「―――レッドマン、聞こえますか」
「どうした、怪人一号、問題があったか」
「……えっと、ボクの仲間の……いえ、監視と思われる黒い鳥が、先ほど目の前で爆発したのですが」
「ああ、そのことか……いやなに、気にするな。 まぁその、なんだ、使えない物をわざわざ残しておく必要はないだろう? 壊れた玩具は捨てる物だろ」
「ヒェ……」
「? それだけか?」
「え、あ、はい……それだけです……こちらは特に異常はありません」
「む、そうか。まぁ私も数日後には大陸の用事が終わる。引き続き護衛を任すぞ。お前には期待している、怪人一号」
「最善を尽くします」
ほそぼそとしたやり取りを経て、通信機の石をしまいレッドマンは僅かに口元に笑みを浮かべた。
この通信機もやはり魔本が生み出した道具だが、強力な力には対価が必要だ。
いつでも何処でも、距離に関係なく会話が可能なこの道具は、悪魔の魔力失くして稼働はしない。
つまり、怪人一号が普通に使っているだけでもレッドマン=イービルズブックは弱体化していく。
欲を言えば、もっと一気に弱くなりたいが、贅沢は言えない。
隣でイービルズブックがまた何か喚いていたが、特に気にすることなく無視する。
魔本の力を弱めること。
それはレッドマンの弱化を速めること。
レッドマンの計画は今のところ、順調に進んでいるのであった。