カミキヒカル「……あれ?価値ある命って散らすより育てて独占した方が良いのでは?」   作:湯タンポ

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あのね?本当はエイプリルフールに投稿する予定だったんよ……。

まぁエイプリルフールネタという事でよろです。


貴女を愛したことなんて、ある訳ないじゃないですか

 

 

 

 

今日は4月1日……つまりエイプリルフール。

 

嘘を吐いても良いって言われる日である。

 

それに気付いたのはついさっきで、家を出てすぐの事。

 

だからどうしたって訳でも無いけど……今日はたまたまヒカル君とのデートの予定なので、少しイタズラと言うか……ちょっとしたドッキリを仕掛けてみようかと思い立った。

 

ヒカル君をびっくりさせる事を考えると、自然と笑みが溢れる。

 

……よしっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめーんヒカル君!待った!?」

 

 

待ち合わせ場所の駅に着くと、既にヒカル君は来ていた。

結構朝早くの集合だったので、割と早めに来たつもりだったんだけど……。

 

「いえいえ、僕も今来た所ですし、アイさんも時間ピッタリですよ。」

 

ヒカル君はそう言って優しく微笑む。

 

「そっか、良かったぁ……ごめんね、洋服何着ようとかで迷」

 

「アイさん」

 

「何ヒカルく…んむっ」

 

ヒカル君は私の言葉を遮る様にして、突然キスを交わしてきて、そのまま舌を入れてきた。

 

「んっ……ちゅっ……」

 

ヒカル君はそのまま私の後頭部に手を回して、抑え込むようにして舌を絡めてくる。

 

 

 

 

 

「ぷはっ」

 

 

酸素不足で頭がぼーっとしそうになるほど長いキスの後、ヒカル君は唇を離す。

 

 

「な、何するの急に!」

 

私は顔を赤くしながら抗議をするけど、ヒカル君はどこ吹く風だ。

 

 

「…すみません、どうしても急にアイさんが"欲しく"なったものでして。」

 

「っ……!」

 

ヒカル君の言葉に私は顔が真っ赤になるのを感じる。

 

……不意打ちでそんな事言わないで欲しい。心臓が脈打ちすぎて爆裂しそうに

なってしまう。

 

「そ、そんなに"欲しかった"なら……仕方ないなぁ……」

 

私はヒカル君の胸に顔を埋めて、そう呟いた。

ヒカル君はそんな私の頭を優しく撫でてくれる。

 

「ありがとうございますアイさん……でも」

 

ヒカル君はそこで言葉を区切ると、私を軽く抱き寄せて耳元に口を近付ける。

 

「……アイさんも実は、期待してたんじゃないですか?」

 

「っ……!!」

 

ヒカル君の囁きに、私の身体はビクっと跳ねる。

 

図星を突かれて何も言えなくなってしまう私を見て、ヒカル君はフフッと笑った後、また優しく頭を撫でてくれた。

 

「……さて、じゃあそろそろ行きましょうか、電車の時間も近づいてますし。」

 

「う、うん……」

 

私はドキドキしながら頷く。

 

(……私、この後ホントにヒカル君にイタズラなんて出来るかなぁ…?翻弄される気しかしないんだけど。)

 

そんな事を思いながら、私はヒカル君と手を繋いで駅へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのあとは……

 

 

「ヒカル君『変てこな家』怖かったね〜!ミステリーホラーって初めてだったけど、結構面白いかも!」

 

「……ええ、そうですね……(…小説の方が面白かったとは言えない)」

 

 

駅近のモールで映画を見て―――

 

 

「ね、どうどう!?ヒカル君!似合ってるかな!?」

 

「大変よく似合ってますよ。」

 

 

そのまま服屋――

 

 

「このネックレスすっごく綺麗じゃない?宝石を嵌めれるんだって!」

 

「アイさんにはマリアライトが似合いそうですね。」

 

 

ラグジュアリーなお店――

 

 

「ね、ヒカル君!98点だよ!?凄くない!?」

 

「ええ、流石は元アイドルなだけありますね。」

 

カラオケ――

 

 

「うー…もうちょっとで取れそうなんだけどなぁ……」

 

「アイさん、流石に景品ひとつに溶かしすぎですよ。」

 

「だってもうちょっとで取れるんだもん!どうしても欲しいし!」

 

「……じゃあ代わってください、そろそろ時間が押してます。」

 

「……えっ、1発で取れた!?ヒカル君凄い!ありがと!」

 

「こう言うのは重心などの要素を論理的に考えれば誰でも取れますよ。」

 

 

ゲームセンターなど、様々な場所を回った。

 

そして、今はヒカル君が予約してくれていたフレンチのお店で、ランチを食べている。

 

「ん〜!美味しい〜!」

 

本格的なフルコースなど人生でこれが初めてなので、味の批評なんて出来ないけど……それだけはわかった。

 

「それは良かったです。」

 

ヒカル君はそう言って微笑むと、所作がイマイチ分かりきっていない私とは違い、何処か気品を感じられる綺麗な動作でナイフとフォークを使い、食事を進めていく。

 

 

(相変わらずかっこいいなぁ……)

 

 

 

「ふぅ……美味しかったぁ……」

 

私はお腹をさすりながら、余韻に浸る。

 

「それは良かったです。」

 

ヒカル君はそう言うと、ナプキンで口元を軽く拭いてから立ち上がった。

 

「……さてアイさん、そろそろ行きましょうか」

 

「うん!そうだね!」

 

私もナプキンで口元を拭いてから、ヒカル君に続いて立ち上がる。

 

「ね、ヒカル君……この後…どうする?」

 

私は少しドキドキしながらそう尋ねる。

するとヒカル君は微笑みながら口を開いた。

 

「この後の予定もしっかり有りますよ。」

 

「そーなんだ!楽しみっ!」

 

 

(……"そういう"展開を少しでも期待した私はえっちなのかな?)

 

 

 

 

 

 

 

 

「わ〜!!平日の水族館ってこんなに空いてて観やすいんだ!あ、ちっちゃい魚みっけ!」

 

私は水槽を覗き込んで、そう呟く。

 

「ええ……平日は人が少ないので、ゆっくり観れるのが良いですね。……まぁ、アイさんとなら何処でも楽しいですが。」

 

ヒカル君も私に倣って水槽を覗き込んだ後、そう言って微笑んだ。

 

「……っ♡……ね、ねぇヒカル君!ここの水族館イルカショーやってるんだって!観ていかない?」

 

私は照れ隠しに、ヒカル君にそう提案する。

 

「ええ、構いませんよ。」

 

「やった!」

 

 

 

 

 

 

そしてイルカショーが終わり……

 

 

「……凄かったね!特に最後の方のイルカが3匹で輪っかくぐって潜る所とか!」

 

私は興奮冷めやらぬまま、ヒカル君に感想を伝える。

 

(あ……でももう閉園時間か……)

 

楽しい時間はあっという間だ。

 

「ええ、アイさんが楽しんでくれたのなら幸いです。……さて、この後はディナーを予約してありますので、そろそろ行きましょうか。」

 

「うん!」

 

ヒカル君はそう言って私の手を取ると、出口へと歩き出した。

 

 

 

 

 

 

ディナーは雰囲気のある料亭で、とても美味しかった。

 

「ふぅ……おなかいっぱい!美味しかったぁ…。」

 

「それは良かったです。……所でアイさん」

 

「ん?どしたの?」

 

「…この後、どうしますか?」

 

「…えっ…」

 

満腹感に満たされていた私は、ヒカル君の問いに言葉を詰まらせる。

 

(えっ…それは、このタイミングで言うってことは……つ、つつまりつまりつまり!……そ、そういう事…だよね…?)

 

「……私は、ヒカル君ともうちょっと一緒に居たいかな…♡」

 

私は勇気を出して、ヒカル君にそう告げる。

 

「そうですか……では、少し"休憩"できる所に行きましょう。」

 

「……う、うん…♡」

 

ヒカル君の言葉に、私は顔を赤くしながら頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ♡待ってヒカル君♡そんな急に♡動いたら♡」

 

 

「ダメです、絶対逃がしません」

 

「ダメ♡もうダメ♡ヒカル君♡もうっ♡」

 

 

 

 

 

 

 

「……もうダメって何回も言ったのに……ヒカルくんの鬼畜っ!」

 

あの後"4回"もしたのに、ヒカル君はまだ元気そうだ。

 

「アイさんが可愛いのがいけないんですよ」

 

「もー!可愛いって言えば何でも許されると思ってるでしょ!そんなヒカル君は嫌いです!」

 

 

嘘だ。嫌いだなんて微塵も思っていない。

 

ちょっと恥ずかしかっただけで、ヒカル君に可愛いって言われるのは嬉しい。

 

だけど、エイプリルフールだし、ちょっとくらい反撃してもいいよね?

 

「嫌い……ですか……」

 

ヒカル君はそう言って俯く。

 

(あ、あれ……?)

 

もしかして、やり過ぎちゃったかな……?

 

「…な、なーんて冗談―――」

 

 

 

では別れましょうか

 

 

「えっ」

 

ヒカル君は、私の言葉を遮る様にしてそう言った。

 

「え……な、なんで……」

 

私は突然の事に頭が真っ白になり、言葉が上手く紡げない。

 

(嘘嘘嘘うそうそうそうそうそうそうそっ!!やだやだやだやだやだやだやだっ!!)

 

 

 

「なんでって……アイさんは僕の事嫌いなんでしょう?」

 

ヒカル君はそう言って微笑む。

 

「ち、違うの!ごめんなさい!さっきのはエイプリルフールの冗談で……!」

 

私は慌てて弁解する。

 

 

「冗談……ですか、では先程のは嘘だったと?」

 

「う、うん!ごめんなさい、つい出来心で……」

 

「そうですか」

 

「ご、ごめんねヒカル君……嫌いなんて嘘でも言っちゃいけないのに……」

 

私は申し訳なくなって俯く。

 

(うぅ……エイプリルフールだからって調子に乗りすぎたなぁ……)

 

「……では、お返しに僕も嘘を吐きます」

 

「えっ?」

 

 

ヒカル君はそう言うと、私の耳元に口を近付けて……

 

 

 

「アイさん……僕は貴女の事が大嫌いなんですよ」

「…………ぇ…」

 

私は、奈落に突き落とされた様な感覚に、何も考えられなくなる。

 

 

貴女を愛したことなど1度もなかった。

 

嘘の愛に媚びを売ってヘラヘラする姿は滑稽でしたよ

 

貴女、自分が愛される人間だといつから勘違いしてたんです?

 

貴女みたいな人を好きになる人なんて、世界中探しても居ませんよ。

 

ヒカル君はそう言って微笑むと、私の耳元から口を離す。

 

 

 

「……え……ぁ……ごめ……ん…なさい…」

 

私は震える声でそう呟く事しか出来なかった。

 

「……ご、ごめんなさい、嘘ついてごめんなさい…だから、嫌いって言わないで…っ…ください…!お願いします……っ……!」

 

私はヒカル君に縋り付くようにして、泣きながら懇願する。

 

 

「……」

 

そんな私を見て、ヒカル君は少し考える素振りを見せた後――

 

 

 

 

「………嘘を吐かれる気持ちが分かりましたか?」

 

そう言って、私の頭を優しく撫でてくれた。

 

「ひっ……く……っ!うぁぁ……!ごめんなさい、嘘ついてごめんなさい!ヒカル君……!」

 

私は、ヒカル君に抱きついて泣きじゃくる。

二度とヒカル君に嘘なんて吐かない。

 

だから、お願い……嫌いにならないで……!

 

「ごめんなさいヒカル君!もう絶対嘘なんてつかないからっ!」

 

私はヒカル君に抱きついて泣きながら懇願する。

 

もう二度と嘘なんて吐かないから……だからどうか許してください……!

 

 

 

「…もう僕に、嘘なんて吐いちゃダメですよ」

 

ヒカル君はそう言って、私の頭を優しく撫でてくれた。

 

「っ!はい、ごめんなさい!もう絶対ヒカル君に嘘なんてつかない!」

 

私はヒカル君の言葉に、何度も頷く。

 

 

「……良いですよ、仲直り(・・・)しましょうか。」

 

ヒカル君はそう言って微笑むと、私の頭を優しく撫でてから……

 

 

 

 

「……ぁ……うん…!仲直り(・・・)、しよ…?」

 

私を軽く押し倒し、首に手を回す。

 

「……っ……うん……♡」

 

私はこれからの"仲直り"を想像して、身体を熱くさせながら、ゆっくりと目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……愛してますよ、アイさん」

 

「うん、私も愛してるよ……ヒカル君♡」

 

 

 

 

 

 

私は、ヒカル君から……離れられそうに無い。

 

 

 

 

 







カミキ「やられたらやり返す、倍返しです。」

アイ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」





……まあ、やってる事は今までと変わんねぇか。



あ、一応時系列的にはドームライブ終わったあとぐらい…かな?




気付いたら2ヶ月近く立ってるってまじ?
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