「えーっと...」
晴れて雄英に合格した俺たちを、衝撃の事実が襲う。
「個性把握テストォ!?」
教師から告げられた言葉に、驚愕の声を上げる1-A生徒。担任は頷きながら続ける。
「あぁ。時間は待ってはくれん」
「ガイダンスとかは?」
「入学後のガイダンスなぞ知るか。ここは雄英、お前らはそれを知ってここに入学したんだろう」
これが雄英クオリティ...
「燃えてきた!」
〇第1種目:50m走
「ふぅ〜...」
まさか入学当日から個性把握テストやるとは思わなかったな。でも、やるなら全力だ!
「START!」
「ふっ!」
号令がかかった瞬間スターティングブロックを思いっきり蹴り、前傾姿勢で飛び出す。
「ハァ...よし」
「やべぇなお前!車かよ!」
「体でけぇしお前やべぇな!」
「すげぇ!やべぇ!」
走り終わった後、語彙力の欠如した同級生達が声をかけてくる中、亜南が疑問を
「あれ、迅ってもっと早くなかった?」
「静止状態から急激に全身のスピードは上げられねぇんだよ。1kmくらい助走があったら50mは1秒もかからん」
「「「「銃弾かよ!!!」」」」
疾翔迅:4秒01
黒瀬亜南:8秒29
〇第2種目:握力
「ふん!」
純粋な力を計る部類じゃ素の力で戦わざるを得ない。
「67㎏か」
「いやそれでも普通に凄いよ?」
「身長が高い分筋肉も多いしこれくらいが妥当だろ。ちなみに亜南は?」
「...26㎏」
「フッ、まだまだだな」
「むーっ!うるさーい!」
疾翔迅:67㎏
黒瀬亜南:26㎏
〇立ち幅跳び
「259㎝!」
「クッソ...走り幅跳びなら自信あるんだけどな...」
「迅は自身への個性発動をもっとスムーズにすることが今後の課題だね」
「お前は何様で物を言ってんだ」
疾翔迅:259㎝
黒瀬亜南:178㎝
〇反復横跳び
「うおおおおおお!」
「すげぇぞ!どんどん速度が上がって行ってる!」
「時間があるから速度が上げれてるんだ!」
「俺は!スロースターターなんだァ!」
疾翔迅:139回
黒瀬亜南:50回
〇上体起こし
「ふんふんふんふん!」
「3人がかりで抑えてやっとかよ!」
「コイツでけぇ!」
疾翔迅:32回
黒瀬亜南:24回
〇長座体前屈
「よいしょー」
「何!?」
「ふふん、僕だって負けてられないよ!」
「黒瀬すげー!」
「腕なげぇし体柔けぇ!」
疾翔迅:48cm
黒瀬亜南:86cm
〇持久走
「なんか...うん、速いね!」
「微妙みたいな反応すんな。継続しての個性発動はキツいんだわ」
疾翔迅:4分42秒
黒瀬亜南:7分19秒
〇ソフトボール投げ
「遂に来た...」
ボールを持った腕をグルグルと回して速度を上げていく。
「オラァ!」
つけた速度をそのままに、ボールはレーザービームの如く飛んでいく。
「1094.7m!?」
「キロ超えかよ!」
「おし!」
狙っていた1km超えができたので上出来だ。さぁ、順番が巡って亜南の番だが...
「そいやー!」
「「「!?」」」
ボールを吸い込んだ!?
「無限!?」
「うそだろ!?」
「お前そんなのありかよ!?」
「地面に永遠につかないからね」
「クッ...」
どやさと言った顔で胸を張る亜南。自信あったのに...
「来年は勝ってやる!」
「楽しみにしてるよ~」
「こんなんだったな」
「結局次の年も勝てなかったよね」
「無限は
「嘘!?急がないと!」