日本国召喚の名言集(創作) 作:グラーフ・ジューンフィルア
―――中央暦1638年、秋。
『今宵の月は、何と素晴らしきものか…。
…之より東方の異民族を打ち滅ぼさんとする、
この翌年の4月12日。
ロウリア王国はクワ・トイネ公国並びにクイラ王国へ宣戦布告無しに侵攻し、ロデニウス大陸統一事業、その最後の戦いを開始した。
―――中央暦1639年、4月12日。(諸説あり)
『村々が燃えてゆく光景が、今も脳裏に焼き付いています。
今眼前に輝く大火は、かつて西部の要所ギムでありました。
心を奪われる程、美しい光景ですよ。』
中央暦1639年4月12日、ロウリア王国がクワ・トワイネ公国に侵攻を開始したその日、ギムは陥落した。指揮官であったパンドール将軍は慣例通りの略奪*1を幕僚のアデム副将に命じたが、アデムはその意味をはき違え、虐殺を命じた。
この事は後に、"ギムの虐殺"と呼ばれる事となる。
―――中央暦1639年、春頃。
『この強大な艦隊に、先遣隊など不要ではないか?
クワ・トイネ海軍が、我らに太刀打ちできる筈があるまい。』
この言葉は、後にロウリア王国の傲慢さを示す言葉として定着したが、後にシャークンが執筆した自伝「海王戦記」がベストセラーとなった事で、このイメージは払拭された。
―――中央暦1639年、4月25日。ロデニウス沖。
『我らの艦隊が到着した頃には、既に日本艦隊は海戦を終えていた。
日本海軍の艦艇に損傷は見られず、海面では船の破片や、死体が、燃えて死の匂いを出しながら漂っていた。
我らに味方したのは悪魔なのか?』
日本国海上自衛隊の護衛艦隊は、ロデニウス沖大海戦にて、たった8隻で敵艦隊4400隻のうち1400隻を撃沈した。この事を、ロデニウス沖の大虐殺と呼ぶ歴史家も存在する。
(4400隻も船舶を作る敵の工業力と、その3分の1を撃沈出来る日本国…。)
『恥を知り給え!臆病者!大王様の思し召しが何たるか、全く理解しておられん様だな!
ロデニウスの統一こそ歴代王朝の悲願たるものであり!忌々しき東の蛮族共を打ち滅ぼす事は、
我等の使命、そして宿命たるものなのだ!』