戦士咆哮シンフォギアK【加筆修正作業中】   作:名無しのごんべい

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 今回は総集編です。最新話を期待された方は申し訳ない。

 多分なメタ発言を含みます。

 本編とは一切関係ありません。

 お待たせして誠に申し訳ありませんでした!

 後、今回ほぼ台詞のみです。



第特話 「総集」

 風鳴邸。

 立派な桜の木がドッシリと根を張る武家屋敷の一室、桜の花びらが舞う中庭がよく見える部屋で、二人の少女が談笑していた。

 畳に腰を降ろして話をしていた少女達は、やがて何かに気付いたように中庭を見て姿勢を正した。

 

「えー……明けまして、おめでとうございます?」

 

「もう四月だよ?」

 

「いやいや、結局新年の挨拶もできずにこんな時期になっちゃったからね~……。せめて挨拶だけでもと!」

 

「もう……」

 

「では改めまして……どうもどうも! 皆さん、お久し振りです! 立花 響です!」

 

「小日向 未来です。お久し振りです」

 

「いやはや、前回の投稿から……何ヵ月だって?」

 

「もう一年と二ヶ月よ」

 

「ひぇ~そんなに!? いやーお待たせして申し訳ないと言うかーなんというかー……」

 

「待っていてくれた方は本当にごめんなさい! これからまた執筆活動を少しずつ再開するって作者もようやくやる気を出したみたいだから……」

 

「遅すぎるような気もするけどねー……。もうGXも終わって四期と五期が発表されてるのに……」

 

「ホントにずいぶん時間掛かったよね。何してたの?」

 

「えーっと? 就職して新作書いて執筆に飽きてゴッドイーターやってモンハンやってGX見てバトライド2をやってパソコン壊れてライブ行って新しいパソコン買って創生やってたって」

 

「……」

 

「……未来? 私を睨んでもどうしようもないと思うなー……そこは作者を睨まないと……って言うか怖い怖い怖い!」

 

「あ、ごめん響」

 

「うー……作者のせいでひどい目に遭ったよ。やっぱり私って呪われてるかも……」

 

「なんだかそれ久しぶりに聞いたね」

 

「うん。私も久しぶりに言った気がする」

 

「それで? 今回はなにやるの?」

 

「えーっとね、今回は投稿に時間が空いちゃったから今までのおさらいと雅人くん……『クウガ』の紹介をするんだって」

 

「一年も間が空くと色々忘れちゃうもんね」

 

「と言うわけで! 皆と一緒に今までの物語を振り返ってみよー!」

 

「おー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私立リディアン音楽院、その地下深く。

 特異災害対策機動部二課の本部がそこにある。

 最先端の技術の粋を集めて作られたこの施設指令室、そこにまたしても二つに人影があった。

 

「さて、ではここからは私達が進行を……おい雪音、何処に行く?」

 

「あ? 帰るんだよ。なんであたしがこんなめんどくさいことをしなきゃなんねーんだよ」

 

「まぁ待て。あんパンを買ってやるから、な?」

 

「な? じゃねーよ! いらねーよ! だいたい、なんであんパンなんだよ!?」

 

「雪音はあんパンが好きなのではないのか?」

 

「好きじゃねーよ! 食っててポロポロ零れねーから食べてるだけだ!」

 

「てっきり司令に買ってもらったから好きなのかと……」

 

「なんであのおっさんに貰ったからって好きになるんだよ!? って言うかいつまでこんな下らないことで尺とってんだ!」

 

「全く、雪音はせっかちだな」

 

「うるさい! いいからとっとと進めるぞ!」

 

(結局やるんじゃないか)

 

「んで? 何するんだよ?」

 

「総集編らしく、今までの出来事を振り返ってくれとのことだ」

 

「また一話から見ろ。以上、終わり」

 

「こら、そんないい加減な紹介があるか」

 

「別にいいじゃねーか。アクセス数を稼げるし、もう一回ストーリーを振り返れるし、作者も読者もいいことずくめだ」

 

「作者はともかく、読者はそうは行かないだろう。一度読んだものをもう一度読み返すなど、よほど気に入ったものでないとそうはせん」

 

「あー……もうなんでもいいから始めろよ」

 

「……はぁ、全くお前と言う奴は……。

 おほん。では、最初から振り返っていくぞ。最初は五代と立花の初遭遇からだな」

 

「クウガがまだ白かった頃だな。あの頃のあいつは一人で旅しながらノイズと戦ってたんだったか?」

 

「ああ、師匠である五代 雄介を亡くしてから二年間、一人旅を続けながらクウガとして活動していたようだ」

 

「そんなときに特異災害対策機動部二課(トッキブツ)に見つかって、掟とやらを守るためにてめぇらの追跡から逃げながらノイズと戦い続けた」

 

「ああ。だが、立花が二課に入ってから状況が動き出したのだ」

 

「あのバカの何に感化されたのかは知らねーが、あのバカを通して次第にトッキブツと交流を深めていったんだったな」

 

「その後、正体を現した櫻井女史を相手に、私たちと力を合わせて戦ったんだ」

 

「そこに至るまでの色々は言わねーのな」

 

「そこまで説明すると長くなってしまうからな」

 

「んで、戦いが終わった後アイツはアタシらになにも告げずにまた旅に出たんだ。ったく、一言言やいーのに……」

 

「なんだ、寂しかったのか?」

 

「はぁ!? どうしてそうなる!? 頭おかしいんじゃねーの!?」

 

「そこまで言わなくてもいいじゃないか……」

 

「ああもう! 次だ次!」

 

「む、ああ。

 舞台は三ヶ月後、司令からの依頼で五代は日本に帰国した。目的は……『ソロモンの杖』」

 

「アタシとあのバカとクウガ、後バックアップに一人と、そしてウェルの野郎の五人での移送任務。移送事態は成功したが、目的地が襲撃されてソロモンは盗まれた」

 

「そして私とマリアのライブ中、マリアからの突然の宣戦布告」

 

「荒らすだけ荒らして音沙汰無しの奴等のアジトを突き止めたアタシらは、夜襲をかけた」

 

「そして中にいたウェル博士を追い詰めるが、後一歩のところで取り逃がした」

 

「ってところだったな」

 

「ああ。今は文化祭を目前に控えた状態だな」

 

「あー終わった終わった! んじゃ、アタシは帰らせてもらうぜ」

 

「あ、おい雪音! 待て! まだ大事な発表が残っている!」

 

「あん? そう言うのはあのバカの仕事だろ?」

 

「その立花が全員でやろうと言っているのだ。ほら、次のコーナーは司令に任せて立花に合流するぞ」

 

「は? いやアタシは帰る……って放せ! これ以上付き合ってられるか! はーなーせー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 東京湾。港から三キロ離れた海中に、一隻の潜水艦が潜航していた。

 特異災害対策機動部二課の仮説本部。それがこの潜水艦だ。

 その指令室で、一組の男女がお茶を飲んでいた。

 

「こうして、了子くんと話をしていると言うのも、不思議な感じだな」

 

「そうねー。もうこんな機会は二度と無いと思っていたから、なんだか不思議ねー」

 

「もう少しこうして話をしていたいが、仕事はしっかりとこなさないとな」

 

「さて、読者の皆へ講義の時間よぉ~。メモの準備はいいかしら?」

 

「メモはいらんだろう……。では、始めようか」

 

「題して、『クウガの全てを丸裸にしちゃおう!』のコーナー!

 内容は読んで字のごとく、今作のクウガの設定について解説していくわ」

 

「本当は第一部が終わった後に設定紹介を投稿するつもりだったんだが、なんだかんだで流れてしまったからな。せっかくだからこの機会に紹介しておこうと言うことだ」

 

「では早速行ってみましょうか!

 まず、今作のクウガを語る上で一番欠かせないもの……それは、クウガが代々受け継がれていると言うことよ」

 

「元となった『仮面ライダークウガ』、所謂原作では、クウガは古代の遺跡から発掘された変身アイテムを用いて変身する。その設定上、クウガになった人間は古代のクウガと現代のクウガの二人しかいないことになる」

 

「だけど、今作ではクウガは私、フィーネと同じ年代。つまり、先史文明期からノイズに対抗するために受け継がれてきたものとなっているわ。当然、クウガになった人間も数えきれないくらいいることになるわね」

 

「故に、原作には無かった掟と言う要素があったり、雅人がクウガになる前からクウガの力はほぼすべて解明されていたりするな」

 

「と言っても、雅人くんはその辺を聞く前にお師匠さんが亡くなっちゃったからねー。戦い方は知っていてもモーフィングパワーや封印エネルギーなんかは知らないでいたみたいねー」

 

「そう言えば、原作にない要素として浄化エネルギーと言うものも有るんだったな」

 

「これについては、対ノイズ専用の力ね。作者曰く、ノイズが爆発する理由がほしかったらしいわ」

 

「浄化エネルギーをノイズに流し込み、文字通り浄化する。爆発するのはエネルギーが多すぎてオーバーフローを起こしているんだったか?」

 

「大分無理のある設定だけどねー。因みに、封印エネルギーもノイズ用に改造されていて、倒したノイズをエネルギーとして自らの体に取り込み、肉体を強化しているらしいわよ?」

 

「随分と原作から改編しているんだな」

 

「原作では敵が『グロンギ』と呼ばれる怪人しかいなかったのに対し、今作ではノイズに私までいるからね~」

 

「自分で言うことではないと思うがな。だが、その言い方だと他にもなにかいるように感じるが……」

 

「タグが全てを物語っているわね。因みに最終話までのストーリーはもう作者の脳内で出来上がっているわ」

 

「なら早く書けばいいものを……」

 

「文章に起こすのが難しいのよ~。気長に待ってあげてね?

 では次は、仮面ライダークウガとしてのスペックね。全部のせると多いから『赤のクウガ』、マイティフォームのみ掲載するわ。では、どん!」

 

 

 

 クウガ(雅人)

 

 身長 190sm

 体重 90kg

 

 パンチ力  2t

 キック力  8t

 一跳び   13m

 走力(100m) 6秒

 

 

「原作のクウガよりも随分とよわいな」

 

「ちゃんと理由があるみたいよ? 参考までに今作の雅人くんのお師匠さんの『赤のクウガ』のスペックものせておきましょう」

 

 

 クウガ(雄介)

 

 身長 200sm

 体重 99kg

 

 パンチ力  15t

 キック力  30t

 一跳び   35m

 走力(100m) 4秒

 

 

 

「……強くなっていないか? 原作より」

 

「前述の理由やその他もろもろ色々あるみたいよ? 雅人くんはここまで行けるかしらねー?」

 

「……頑張れよ、雅人」

 

「雅人くんの弱さが理不尽だと感じた子達にヒントをあげるわ。そもそも、クウガになる条件はなんだったかしら? そして雅人くんのスペックが低い理由は実は作中で何度も出ているわ。ま、全部今作独自の設定だけどねー」

 

「クウガの紹介としては、このくらいか。よし、俺たちも響くんのもとへ合流しよう」

 

「では、司会進行は風鳴 弦十郎、解説は櫻井 了子がお送りしました~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 再び風鳴邸。

 庭が一望できる一室に、六人は集まっていた。

 

「了子さん! お久し振りです!」

 

「久しぶりねー響ちゃん。クリスも元気してた?」

 

「……ああ」

 

「なんだ? 緊張しているのか? 雪音」

 

「バッ! ちげーよ! ああもう! 早く進めろ!」

 

「りょ、了解しました! と言うわけで! 私、立花 響から! 今作に関しての重大発表をしまーす!」

 

 ワーワードンドンパフパフ!

 

「いやーどうもどうも! あ、どうも!」

 

「いいから早くしろ」

 

「はーい。

 おほん。なんと! 今作、戦士咆哮シンフォギアKの! GX編が決定しましたー!」

 

 おー!

 

「元々、今作はG編が終わった後にオリジナルストーリーに突入するんだったか?」

 

「その通りです翼さん! 全三部予定だった今作ですが、GX放送終了と共にストーリーの再構成を行った結果! 作者から『これGX入れた方がストーリーが安定するな』というコメントが入り、その結果既に作者の脳内ではGX編が出来上がっております!」

 

「また脳内か」

 

「結局どうなるの?」

 

「元々三部構成だったのを二部と三部の間にもうひとつストーリーを挟むということか」

 

「その通りです師匠! 作者からも『こっちの方が絶対面白い』とコメントが来てます! あとはー作者のモチベーションがー維持できるかな~?」

 

「結局そこか」

 

「頑張るって言ってましたけど、その辺はどうも作者次第と言いますか……」

 

「出来れば、応援してあげてね? 感想の待ってますってコメントが作者のモチベーションを復活させた要因だから」

 

「ま、一度復活すれば作者のことだ。罵られても書ききるだろ」

 

「結局は自分の趣味で始めたことだからな。モチベーションさえ戻れば、後は誰も見なくとも書ききる」

 

「まぁ、気が向いたら応援してやってくれ」

 

「私の活躍も、まだ残ってるから期待してなさい」

 

「それでは皆さん! 今度は本編で!」

 

 

 

「「「「「「またねー!」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……え? 主人公なのに出番なし? …………まじ?」

 

 

 




 というわけで皆さんお久しぶりです、作者です。

 いやーまさか前回の投稿から一年も間があくとは思ってなかったですね。ほんと、待っていてくれた方申し訳ない。

 現在最新話を鋭意製作中です。久しぶりの投稿、張り切っていきます。なんですが、次話は今までと雰囲気がガラッと変わって一人称視点です。ビッキー視点でお送りしていこうかなと。理由としては、かつて次話を描いていた際なんだか三人称視点で書きづらくなっちゃったんです。もともと一人称視点ばっかり書いてた弊害ですかね? そろそろ各キャラクターの心情を一度掘り下げていきたいなーとか思ってた今日この頃、これからも何回か一人称視点が入ると思います。

 ではお決まりのセリフを言って終わりにしましょう。

 ついてこれる奴だけついてこい!




 そもそもこんなに読者を待たせてこんなことを言う作者の屑が何を言っているのか……


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