S−Forceの新人隊員奮闘記 作:マナドゥム大好き
相変わらず、上手くキャラが掴めているかわかりませんが、楽しんで頂ければ幸いです。
それでは、どうぞ!
ーーーーーとあるネオン街。
「いたぞ!怪盗共を追え!」
「やっば!こっち来るよ!」
「わかってるよ、キスキル!ここは我らが神殺しさんをお呼びしちゃおう!」
青みがかった黒髪の少女がそう呼ぶと、突如として、フードを被った人物が姿を見せた。
「その呼び方はやめてくれよ」
「ごめんごめん!でも、本当に頼りにしてるんだよ?」
「はぁ…わかった。ここは任せておけ」
「何者だ!奴らの仲間か?」
「仲間…仲間か…まぁ、一応仲間かな?さて、始めようか!」
そう言いながら、フードの人物はデュエルディスクを構える。
そして、構えたデュエルディスクから、アンカーのようなものを飛ばし、怪盗を追ってきた複数の人物の腕を拘束する。
「俺にデュエルで勝たないと、ここから先へは進めないよ。…にしても、複数人を相手にするデュエルはアークファイブの世界に行った時以来か?まぁ、それはさておき…ほら、2人は先に行け。後で合流する」
「うん!ここはよろしくね!」
「また後でね!」
そう言って、2人の怪盗はその場から去る。
「くっ…!ならば、仕方ない!いくぞ!デュエルで奴を拘束しろ!」
「おぉ…!一度は言ってみたい台詞だよな、それ!さぁ、始めよう!」
フードを被った人物は不敵な笑みを浮かべ、デュエルを始めるのだった。
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「「チャレンジ成功!」」
「はぁ…喜んでいるところ悪いけど、俺に対しての労いの言葉が一つもないのはどういうことだ?」
俺は目の前で楽しそうにハイタッチしている赤髪の美少女と青みがかった黒髪の美少女を見ながらそう口にする。
「あはは…ごめんって、来人君。ちゃんと感謝してるよ」
「うんうん。感謝してるよ来人君。来人君のおかげで、私達もだいぶ楽になってるし…流石はS−Forceの神殺しさんだね」
「神殺しはやめてくれよ…リィラ」
俺は呆れながら、そう口にする。
そう。ジャスティファイ総司令からイビルツインについて調査を任された俺は現在、そのイビルツインであるキスキルとリィラと共に行動している。
まぁ、所謂潜入捜査というわけだが、正直、捜査は捜査でもS−Forceについての調査を進めたいというのもある。
「いやぁ…それにしてもあの時はびっくりしたよね…まさか、噂のS−Forceの神殺しさんが私達の前に現れるなんてさ」
「まぁ、あの時は驚かせて悪かったよ」
そう答えながら、俺は初めてキスキル達と会った時のことを思い出していた。
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ジャスティファイ総司令に与えられた任務を遂行するため、この世界にやってきた俺達はそれぞれ別行動をすることにした。
「来人君、イビルツインに潜入捜査をするなんて本気ですか!?」
「本気ですよ。もちろん、調査結果は随時報告するから安心してください」
「うぅ〜…正直、私としては反対です…」
「心配してくれるのは嬉しいです。…まぁ、仮に潜入捜査していたことがバレても命までは取られませんよ。だから、安心してください」
「私が心配しているのはそこではないのですが…はぁ…わかりました。ですが、無茶だけはしないでくださいね?」
「はい!小夜丸先輩、ありがとうございます」
そうして、俺と小夜丸はそれぞれ調査を始めた。
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「さて、イビルツインのアジトは…ここだな。ポイントを指定してっと」
そうして、ポイントを指定し、俺はそこに跳んだ。
これは俺の能力である、今の場所から別の場所に移動できる能力だ。
これは俺にしか扱えないものらしい。
俺の、世界から異物と認識されないという特異体質を利用して、別の場所に移動する際に次元の歪みを発生させずに移動出来るらしい。
歪みが発生しないからなんなのか、という疑問をプラ=ティナさんに聞いたところ、次元の歪みが発生しないことで、周りの人間に気づかれないというメリットがあるとのこと。
そもそもとして、同じ世界の場所とはいえ、瞬時に別の場所にノーリスクで移動できること自体、異質なのだとか。
まぁ、この能力が目覚めたのは、正継の件が終わった後なんだけど。
プラ=ティナさん曰く、赤き竜の力を一時的とはいえ借り受けたことが原因らしい。
…と、そんなことを考えている内に着いたか。
俺が辿り着いた場所では2人の少女が動画の編集をしているところだった。
「…動くな。S−Forceだ」
「えっ!?S−Force!?いつの間に!」
「ウソ!?どうしてここが?」
驚きの声を上げながら、2人の少女はこちらを見た。
1人は赤髪の美少女で、活発そうな印象を受ける。もう一人は青みがかった黒髪の美少女で大人しそうな印象を受ける。
赤髪の方がキスキル、青みがかった黒髪の方がリィラだ。
2人はEvil★Twinと呼ばれる怪盗コンビで、俺の調査対象である。
「うーん…これは逃げ切れないかな。ほら、煮るなり焼くなり好きにすれば?」
キスキルが諦めたかのように両手を上げる。
「いや、そもそも俺は君達を逮捕しにきたわけじゃないよ」
「「え…?」」
2人がポカンとした顔をしながらそう口にする。
「俺は君達に協力してもらいたいことがあってここに来たんだ」
「協力してもらいたいこと?」
「そ。俺を君達の仲間に入れてくれない?」
「「…えぇ〜!?」」
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「いや〜…あの時はびっくりしたよ。まさか、私達を捕まえる側のS−Forceの隊員さんが私達の仲間になりたいなんて言ってきたんだもん」
「まぁ、S−Forceについて引っ掛かりを覚えていたし、君達の仲間として行動すれば、隊員では手に入れられない情報を入手できるかもだし。やる価値はあるさ」
キスキルの言葉に俺はそう返す。
「だからってここまでする?まったく君も変わり者だよね」
リィラが少し笑みを浮かべながら、そう口にした。
「そうかな?…そういえば、神殺しって何?なんか随分と大層な異名を付けられてるみたいだけど、誰が言い出したんだ?」
「あぁ~、それね。ネットで噂になってたんだよ。いろんな世界で神を倒しまくってるS−Forceの新人隊員がいるって」
「…マジか。確かに事実だけど、どこから情報が漏れたんだ?」
「あれ本当だったんだ!?神殺しっていう異名も間違いじゃないね!」
「うんうん。やっぱり神殺しさんがしっくり来るよね」
「リィラは随分とその呼び名が気に入っているみたいだな…」
「だって、カッコいいじゃん。神殺し」
「まぁ、確かにな。…もう、それで良いよ。ただ、普段は名前で呼んでくれると助かるな」
「うん、そうする」
そんな会話を交わし、俺は1つ質問をする。
「そういえば、気になってたんだけどさ…いつも、どうやって建物の情報とか、お宝の情報を手に入れてるんだ?やっぱり変装して調べたりとか?ハッキングとかもあり得そうだな…どうなんだ?」
「それは企業秘密ってやつだよ」
「まぁ、そりゃそうか。俺でも話さないし…さて、そろそろ腹が減ってきたし、なんか作るか。…2人も食べる?」
「「食べる!」」
2人は同時にそう口にする。
「はいはい。待ってて、今作るよ」
「いつもありがと!…もう、S−Forceを辞めて、私達とこのまま怪盗やらない?」
「来人君なら大歓迎だよ」
「いやぁ…申し出は凄くありがたいけど、今は良いかな。…でも、S−Forceを辞めたら、その時はお願いしようかな。…2人と怪盗やるのも楽しそうではあるし」
「お!言質取ったからね!S−Forceを辞めたら、真っ先に私達のところに来てよ?」
「私達との約束だからね?」
「…まぁ、万が一にもそんなことがあれば、その時はよろしく」
俺がそう言うと、2人は笑みを浮かべた。
そうして、俺の1日は過ぎていくのだった。
ちなみに、キスキルとリィラが来人を受け入れた理由は、自分達をすぐにでも捕まえることが出来たのに、それをしなかったこと、来人が嘘をついているようには見えなかったから。そういう理由があったりします。
そして、一緒に行動をする中で来人の人柄を知り、信頼を寄せるようになったという感じです。後、来人の作る料理が美味しいというのもあったり。
それでは今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます。