級友と楽しくしていた時。突如として地面が揺れる。地震のような揺れだった。それは少しすると収まり、新たな音が響く。
「ブゥルゥゥゥゥゥス!!!」
あれはなんだ?黒い化物のような、そもそも物理学的に立ってるのがおかしいバランスだが・・・まぁそういうのは置いておいて何故化け物がいる?この街って何なの?そんな事で思考を埋める。
「とにかく逃げなきゃ!山の上とかかなぁ!?」
それは津波の時で有る。まぁ離れられるならどこでも良いだろうとしていたらまた何かにぶつかった。それはさっきもぶつかった訳わからん存在で有る。それはこっちを見ると屋上に向かっていった。しかし謎なのは他の人には見えてないしそもそも透過しているのだ。何故あんなのが?ていうか何で私だけにぶつかるの?のと疑問が渦巻く中屋上に向かうとそのーーー妖精がいた。いや、何を言いたいのか分かって欲しい。妖精なんか居る訳ないだろうとか。それならば目の前のアレは何なのだ、とね。
「あーもうなんなの!?あなたは私になにを望んでるの!?」
すると妖精は語りだした。ーーー語りだしたのだ。化物も暴れてるのに悠々自適に。何様のつもりなんだろうか。
「我々は星と共に生まれ星と共に生きてきた一族。其方らの言うところの妖精にあたる存在で有る。この度其方は我等を視認し、干渉し、言語を理解できると言う事で我らの代弁者になってもらうことになった。その名も【星の守り人】プリキュア。其方の属性は分からぬがきっと有能なものなのだろう事は想像に容易い。なに、変身中は認識阻害が自動でされる。変身前の姿とは絶対にバレはしない。まぁ例外はあるがそれは自衛してくれ」
「長い長いよ!そう言うのは後で聞く!つまりメタモルフォーゼしてあのモンスターとレッツバトル!って事でしょ!?」
混乱しすぎである。
「・・・まぁそんな感じだ。変身方法は今から教えよう。これを受け取れ」
そう言って渡してきたのは穴が空いている昔の携帯電話・・・ガラケーと呼ばれていたそれだ。それと宝石みたいなものも一緒に渡された。色は白でカットのされ方はサッカーボールに似ていた。
「それはチェンジフォン。変身専用アイテムだ。あとはあの怪物ーーークワイテッド・ブルースが出現した時に教えてくれたり同じチェンジフォン同士なら連絡ができたりする。写真は撮れない。そしてその宝石はキュアジュエル。プリキュアになる素質のある者が触れると色が付きその者専用の宝石となる。では変身方法を簡潔に説明する。これさえ守られれば幾らでも脚色しても構わん。では伝えるぞ」
そこでゴホン、と咳払いをして変身方法を告げる。
「携帯の蓋を開き『チェンジ、プリキュア!』と宣言しながらジュエルを嵌める。この時の向きは何となく分かるだろう。そしたら蓋を閉じて『星に光を!』と言いながらジュエルを半回転、その後天に掲げれば勝手にコスチュームが生成される。さぁ、やってみなさい」
簡単に説明とはなんなのか。まぁやってみるしかないなとは思う。
「えーと、蓋を開いて・・・『チェンジ、プリキュア!』」
するとジュエルは光りだし、携帯に何かの光の線が浮かび上がってきた。上手くいったと思ったのでそのまま蓋を閉じ
「星にーーー光を!」
言われた通りにジュエルを半回転。その後左手だけで天に掲げたら天からの光が身体を包んだ。コスチュームは白を基調としており、胸元にはふんわりとしたリボン、腰元から広がるスカートと所謂分かりやすい姿だった。髪は赤寄りの茶色から銀色に、瞳は真紅になった。また、髪はポニーテールで纏められており、動きやすい印象を受ける。
「光に生まれ、輝きと共に未来を生きるーーーキュアシャイン!」
その姿は先ほどまで混乱していた少女と同一人物には見えなかった。
「街の人を脅かすと言うのなら・・・私は貴方を殺す!」
浄化ではないのか、と言う疑問には「そもそも浄化の概念教えてないし」とか色々ある。
屋上から壁を蹴って加速し怪物(一々正式名称載せるのはめんどくさいので怪物で押し通す)に向かってフリックを決める。
「どうすれば倒せるかは知らないけど・・・どうにかなるでしょ!」
流石に殺すはまずいと思ったのかもしれない。倒すに変わってる。最初の一撃で重心がズレた腹に重めの拳を入れる。それによって吹き飛んだ怪物を見て少し考える
「というか決着ってどうやってつければいいんだろ?多分なんか特殊な力・・・あ、この宝石使うのかな?」
そう言いながらジュエルをさらに半回転させる。そうすると拳に光が集まった。
「よしよし、これなら行けるかも!」
そのまま助走を付けて走りだし、身体を捻り最大限の力を込め、怪物に叩き込んだ。
「プリキュア!シャイニングーーーインパクト!」
その一撃によって光に包まれた怪物は粒子となって空に散布されていく。すると、一人の男性が現れた。先程まで怪物に取り込まれていたようで衰弱していることが分かる。
すると、妖精が話しかけてくる
「急いで離れた方がいい。その力を使うと強制的に変身が解かれてしまう。それにこの文明なら救命の者が来るだろう」
それならと、すぐに森の中に逃げた。
「これからアレらによる侵攻が始まる。それを止める為には其方の力で人々を守るのだ。建物は最悪人々によって直るだろうが人命は話が違う。だからこそ、頑張って欲しい。あぁ、これからは儂ではなく新人のラミアをそばに付ける。何かあればラミアを挟んで欲しい。それでは」
この一件は証言の多さから化物による事故として処理された。そして『プリキュア』の名前が正確に世間に出た始まりの時である。
来週のプリキュア:オリジン!突如始まったプリキュアとしての生活!特に普段とは変わらないけど誰かに見られてたら・・・とか考えちゃって日常に戻れる気配がしないよぉ!そんな時、また怪物が現れて・・・
次回!プリキュアとしての自覚
私は・・・プリキュアだ!