プリキュア:オリジン   作:柳瀬塔矢

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2-1 プリキュアとしての覚悟

 

須藤家。特に周囲と違う要素はない。もし並んでいたら比べられる部分は表札くらいだろう。家族は両親と弟の四人家族である。しかし両親は勤務時間の関係から朝にいる事は少なく、弟はここから遠いところに通っている為(学年の都合上学区制はあるが私立だったりその他諸々の都合がある。それを語る日はいつか来るかもしれない)朝は早い。必然、通常の学生にとって起きる時間には彼女一人だけになるのだ。

 

だからなんだって?そう。朝起きれなかったらヤバいのだ。

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??」

 

それは今日も同じ。現在時刻07:30。朝食をバタートーストの食パンと簡単なスクランブルエッグにした所できっとギリギリだろう。

 

「どうして起こしてくれなかったのラミア!?」

 

「だって星の守り人たるプリキュアを勝手に起こしたら長老に怒られるし・・・」

 

嘘である。ラミアもまた寝ていたのだ。ただあたかも「起きていましたよ」アピールが得意なだけである。それと流石にそんな事では長老には怒られない。

 

「私の生活の為だからセーフだと思うんだけど!?変身して時短とかダメかなぁ!?」

 

こんなに慌てながらも身だしなみの整え方は丁寧である。まぁ凄いかなぁとは思った(小並感)。

 

「流石にそんな事で変身したら星の守り人の価値が下がるからダメだねぇ。流石にガッツリ怒られるよ。だから素直に急ぎなさいな」

 

その後スクランブルエッグを焼きトーストを二つに割ってエッグを挟みラップで巻いて即席のサンドイッチにしてそれを持って走り出した。

 

「てか学校に食べ物持って行って良いの?」

 

「その前に食べ切るからセーフ!」

 

そう言いながら走ってたら・・・まぁ特に誰かにぶつかるわけでもなく学校に着いた。時間は08:10である為案外余裕があった(時間にルーズな人並感)。

 

「おはよー」

 

「あっ桜花、今日も遅かったね?で、今日は誰かにぶつかったの?」

 

「いやぁ、こんな変な時期にぶつかってたら流石に何かを疑うよね」

 

そんな会話をしながらHR、授業が進んでいく。

 

(・・・はぁ、あれからあの怪物は現れないし結局星の守り人とかプリキュアとか調べても伝説とか神話とか逸話とか何もヒットしなかったしなぁ・・・本当になんなんだろ)

 

「・・・さて、社会には人を守る職業が存在します。警察やボディーガード、警備員などその職業の範囲は様々ですが彼らは共通して【誰かの為】に働いています。何故だと考えますか?須藤さん」

 

この教師たまーに横道に逸れてくるから気をつけるべきなのにそれも忘れて考え事をしていたのだ。

 

「桜花っち、当てられてるよ」(小声)

 

「え?あ、あ、はい!?」

 

焦りすぎである。それ程までに追い詰められているとも言えるのだが、これは悪い傾向であるとも言えるだろう

 

「・・・はぁ、何故警察官等他人を守る人達は何も知らぬ他人の為に命を預けられると思いますか?」

 

「・・・うーんと、それが仕事としての義務とかだったりだから・・・ですか?」

 

そう答えるとその教師(眼鏡にポニーテールをしている茶髪の男性だ)はため息を吐いて

 

「・・・はぁ、まぁ一般的にはそう言う答えなのでしょうね。まぁどう言う答えを出すのか。それは期末テストで確認したいと思いますから全員、考えておいてくださいね」

 

それから昼休み。たまーに解放されている屋上で空を見上げていた。

 

(人を守る職業としての意味ねぇ・・・確かになんであの時私は戦えたんだろ?あの時は・・・そうだ。怪物がこの街を壊そうとしたからだ。実際まだ復旧してない場所は残ってるしね。ならそれを防ぐ為に・・・?いやそれだと相手が暴れてる前提だし・・・なら星を守る理由って事でしょ・・・?確かに私は何もこの星について分からないなぁ・・・)

 

そんな彼女を見ながらラミアは口を挟む

 

「まだ桜花はこの星について何も知らないからさ。今後知っていけば良いんだよ。今はとにかく自分が何者であるかを自分の中で定めないと今後桜花の魂が潰れちゃうよ?」

 

「・・・うん。なら考えてみようかな・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場面は変わり地獄のような場所ーーーというか地獄と命名しておこう。

 

水晶から声が響く

 

「ほう?プリキュアが現れたと?」

 

「えぇ、あの光の力。あれは確かに以前聞いていたプリキュアの力と呼べるものでした」

 

「ふむ、ならばどうするか・・・」

 

「しかしプリキュアにもまだ弱点があります」

 

と、オーガは続ける。

 

「ほう?弱点と?」

 

「えぇ、どうやら元々戦闘経験は無い様子でしたので複数のタスクを押し付けるのです。ブルースの除去と取り込まれた人間の救出、それと街に出る被害の軽減と、少し我らを知っているならやらなければいけないことは格段に増えます。するとプリキュアにも隙が産まれるでしょう。そこを叩けば良いのです」

 

「ふむ、ではやってみせよ」

 

「はっ、畏まりました」

 

そして再び、街に怪物が放たれるーーー




アニメだとこの辺りでCMが入ります。なので今回はここまで。

エタる事が無ければ今作って96話×2の192話+a構成なんですよね。このまま週一投稿してたら四年〜五年・・・あれ、案外ここだと普通・・・?なら良いか
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