AC NEST日記   作:マキシマムとと

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47冊目 【好敵手】

 

※今回の話は実話なのですが、あまりにもハートフルというか『俺はこの試合を成す為にNestをプレイし続けて来たんだ』と確信した次元の超絶に最高で震えるぞハートと叫びまくりたい一戦だったので(一部表現をフィクションに変更しつつ)本編に採用する前提で書きます。

 

 

 ◆

 

 

 ライバル…と表現するべき敵が居る。

 

 ソイツは中量級の二脚タイプ。

 以前にも紹介した真なるレイヴンのオマージュ機体だ。

 フレームは完コピ、武装はハリス・パイル・ミサ・ハンドガンの4種類。

 戦法は至ってシンプル。

 

 基本的にはハリスのCS(チャージショット)でスタッガーさせられる程度まで被弾を蓄積させた頃、ギリギリで大本命の溜めパイルが当たる距離(ヤツはABQB溜め近接を極めてるから200前後なら余裕で飛ばしてくる)を保ちながら隙を見てハリスCS。

 スタッガーした敵をえぐり殺す安定の一撃必殺タイプ。

 

 最初は成す術もなく負けた。

 

 負けて、研究して、パルシの腕を磨き、ようやく肩を並べられる所まで来た。

 引き撃ちに徹して封殺した事もある。

 

 ………が。

 ヤツは好敵手なのだよ。

 

 いつまでも同じ戦法で倒されてはくれないし、俺の実力には波がある。

 過去と同じ戦法を再現し続ける事は出来ない。

 

 Round1はまず上空を取った。

 上から引きながら狙撃して優位を得る戦法。

 しかし当然ながら敵はコレに対応。

 即座にABを発動し空中で無防備となった俺に粘着して前後左右に翻弄。

 俺のENが尽きた頃を見計らってハリスCSからのパイルでズドン!!

 

 Round2は地上戦。

 常に引きながら敵の射程圏内から逃れ続け、スタッガー回避だけに集中してパルス障壁を活用。

 危うい場面もあったのだが、敵にとっては初見となるAAの一撃が決定打となり勝利を収める。

 

 

 そして運命のRound3。

 

 当然初手は地上戦。

 しかし敵も理解しているので俺をステージの端に追い込む、もしくは空へ飛ばそうと圧をかけてくる。

 パルシで対抗しつつ中距離戦を押し付けて敵のAPを削る。

 

 (敵のAPは赤、俺のAPはまだ半分ある………ッ!)

 

 敵と俺のスタッガーゲージがヒートする寸前、最後の一瞬で敵のハリスCSが直撃した。

 

 (負ける)(来る)

 

 確信した。

 ヤツは来る。

 間違いなくこの距離をブチ抜いて俺の愛機を爆散させに………!!

 

 指が動いていた。

 繰り返す、と言うほど慣れてなく。

 それでも生きる為の本能が叫ぶように。

 無意識に、必死に。

 俺はその時点で唯一となる攻撃手段のアサルトアーマーを発動していた。

 

 ((死ね!!!!))

 

 そう思ったのはどちらだったのか。

 

 パイルとパルスの殴り合い、その結末は………。

 

 

 

 

 【DRAW】

 

 

 

 

 ーーーーーーーーー引き分け……?

 

 恐ろしい事に、嬉し過ぎる事に。

 これは実話なんだよ。

 最高の好敵手との間で、初めて手にした【DRAW】の四文字。

 コンマ1秒どころじゃないらしい。

 とてつもなく正確に同時に爆散しない限り現れることのない四文字。

 (回線切断野郎のアレはノーカン)

 

 勝ちたかった気持ちもある。

 しかし、それ以上に嬉しかった。

 貴様と張り合えた事が、それを照明する四文字と出会えた事が。

 俺は貴様のおかげで俺自身を誇れる。

 

 今日まで戦い続けた俺の苦しみは無駄じゃ無かったんだ。

 

 我が好敵手に感謝を。

 そしてこの機会を作ってくれた沢山のレイヴンに感謝を。

 

 ご友人達よ。

 俺は君たちと踊りたい。

 

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