激突‼︎超時空世界大戦‼︎   作:短号司令官

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第3話 次の戦いへ

 

 

 

照和26年 日本合衆国 首都 東京

 

首相官邸

 

応接室で新聞を広げる大高首相。

その彼が見る一面にはデカデカと[連合軍 独巨大海上要塞 撃破せり‼︎]と張られていた。

 

高野「アカバ・地中海への道は開けそうですな」

 

正面に座っていた高野総長が言う。

 

大高「なんとか。連合軍は戦力を立て直し、アカバ湾要塞攻略に張り切っておるそうです」

 

高野「支援には紅玉艦隊を向かわせましたが、大丈夫でしょうか?」

 

大高「そう心配なさらずとも総長、分かっておられるでしょう?」

 

高野「えぇ一応……健御名方の艦載機隊を航空自衛隊に置き換えて戦力の増強は計りましたが、幾ら海自の護衛艦がついているとはいえ心配です」

 

大高「彼らの実力を信じましょう。ところで大西洋への派遣の方はどうですか?」

 

高野「はい。目下高杉・旭日両艦隊をそれぞれ、ト島・イーサへと向かわせ配置につかせております。紺碧艦隊も現在は紺碧島に戻り次の出撃に備えております」

 

大高「第五護衛群は?」

 

高野「高杉艦隊と行動を共にさせております。名前の通り連日輸送船団の護衛等についておりますが、敵Uボートが次々に撃沈されていってるそうです」

 

大高「大変結構、戦いはまだまだこれからです。最近ではロンメル軍団が再びウラル要塞への侵攻を再開し要塞陥落はもはや秒読み段階」

 

高野「しかし敵は紅海一帯の制海空権を失いました。敵聖域地中海への突入も間も無く可能となるでしょう。後は大西洋……」

 

大高「なんとしても、敵の大西洋への侵攻は断たねばならない………なんとしても………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

21世紀世界

 

日本国 首都 東京都

 

総理官邸

 

デスクの傍にあるホットライン用の赤電話が鳴り、垂水が受話器を取る。

 

垂水「私です。ベネット大統領」

 

電話の相手は米第46代大統領ニコラス・J・ベネットその人であった。

 

ベネット『久方ぶりですな。急で申し訳ない』

 

垂水「いえ、前々から予定されていたので分かっておりましたよ。それで……用向きは…?」

 

ベネット『……()()()の世界における我が海軍の戦果についてだ』

 

垂水「……といいますと?」

 

ベネット『情報によれば、我がアメリカ連合艦隊は紅海で敵の超巨大戦艦を葬り去ったとある』

 

垂水「それは…おめでとうございます」

 

ベネット『垂水総理…私が聞きたいのはその言葉ではない…』

 

垂水「……」

 

ベネット『ペンタゴンから送られた被害集計を見たが、どう見ても艦載機で撃破したとは考えられん…こちらの被害が多すぎる』

 

垂水「………」

 

ベネット『垂水総理、君は何か知っているのではないのかね…?』

 

垂水「……大統領、今その場には貴方だけでしょうか…?」

 

ベネットはその一言を聞いて部屋にいたジャック・ターナー補佐官とハロルド・D・ベイカー国務長官がいることを告げる。

 

垂水「でしたらそちらの御二方には席を外してもらいたい。これから話す事は、大統領信じるか信じないかはお任せしますが貴方の頭の中に是が非でも留めてもらいたい」

 

ベネット『……分かった』

 

ベネットは補佐官と国務長官の二人を退室させる。

 

垂水「さて…大統領確かに貴方の仰る通り敵艦を沈めたのは貴軍ではありません。あちらの世界の日本海軍によるものです」

 

ベネット『やはり…久々の戦果で国民も沸き立っている上戦況の巻き返しも見えてきている。だが何故そのような事を?』

 

垂水「あちらの……大高首相の意向によるものです」

 

ベネット『オオタカ…』

 

垂水「彼の御仁曰く、"世界の頂点に立つのは、米国以外に有り得ぬ"とのこと」

 

ベネット『ではオオタカは…我々に芝居をしろと言っているのか?偽りの戦果を伝え我が国にレッドカーペットを進めと…』

 

垂水「つきましては大統領、あちらの日本から実は技術供与の話を伺いまして。貴方方にとっても悪い話の内容ではありません」

 

ベネット『……?』

 

垂水はその後後世日本から提示された技術供与の中に「レールガン」「動力炉」等の現代でも実現されていない数々の技術がある事を話す。

 

ベネット『成…程』

 

彼自身も就任以来二度目の衝撃である。

 

垂水「しかしあちら側もそれなりの対価を欲しており……」

 

ベネット『…分かった……その事はそちらに任せる』

 

垂水「有り難う御座います……!」

 

見えないところでの協力態勢が築かれる一方で……

 

 

 

 

 

後世世界 

 

神聖欧州帝国 総統官邸

 

ヒトラー「なんて様だ‼︎」

 

皇帝はいつに無く怒りを露わにしていた。

 

ヒトラー「紅海の制海権を得る要のフェルゼンが沈められるとは……どういうことだマイントイフェル君⁉︎」

 

マイントイフェル「謝罪の言葉が見つかりません…しかし…」

 

途切れつつも続ける。

 

マイントイフェル「撃沈の原因については目星がつきました」

 

ヒトラー「何⁉︎」

 

マイントイフェル「ここに来る前OKRに立ち寄ったところ、そこではあの“ヤマトタケル“が原因だとほぼ確定しておりました」

 

ヒトラー「なんだと……またしても…またしても…またしてもあのヤマトタケルだとっ⁉︎己れ…アドミラル・オオイシ……‼︎また奴か‼︎」

 

マイントイフェル「確かに本海戦ではマイナスな面が大きいですが…そればかりとも言い切れるません」

 

ヒトラー「…⁇」

 

マイントイフェル「実は私が密かに調べさせていた事項がありまして、不確定かつ余りにも突拍子がない為皇帝陛下にお伝えするのがこのように遅くなりましたが…実は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒトラー「なっ……なんだこれは……⁉︎」

 

ヒトラーは彼から渡された写真を見て驚愕の色を見せていた。

 

マイントイフェル「私も初めて見た時は捏造か何かだと思いましたが、事実のようです」

 

マイントイフェルがヒトラーに渡した写真には羅号が映し出されていた。

 

マイントイフェル「マッサワ守備隊の話も合わせてこの戦艦の諸元を精査させたところ…全長は400m弱…幅50m以上…武装に関してもヤマトタケルと同等…速力等については不明ですが、何より脅威なのはこの艦が潜航可能という点です」

 

ヒトラー「なんという……なんということだ……‼︎」

 

しかし皇帝の片腕は不適な笑みを浮かべて続ける。

 

マイントイフェル「しかしご安心ください、実は未来世界攻略軍より朗報が…」

 

と言いヒトラーに何やら耳打ちをする。それを聞いたヒトラーは最初は驚いたものの聞き進める内に段々いつもの彼に戻っていった。

 

ヒトラー「そうか……それはよくやった」

 

マイントイフェル「その物は現在厳重な機密保持の下、地中海を経てこちらへと移送中です。到着次第皇帝陛下もご覧になっては?」

 

ヒトラー「無論だ!それとマイントイフェル君、近頃未来の戦闘機の開発状況というのも…」

 

マイントイフェル「はっ!当初こそ課題が数々ありましたが、我が国の優秀な頭脳の活躍により好転が見られます」

 

ヒトラー「ふはははwいいぞ……今回の戦いではこちらは負けたかもしれんだが…!今に見ておれオオタカ…アドミラル・オオイシそして極東の猿共…貴様らが次に見るのは地獄だ!はっははははははw」

 

 

 

 

 

 

 

 

悪魔が見るのは果たして夢か………

 

 

 

 

 

次回へ続く

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