激突‼︎超時空世界大戦‼︎   作:短号司令官

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ここからちょっとぶっ壊れ始めます。


第六話 序曲 まほろば

 

照和25年 七月初頭

 

トラック島泊地より、補給を終えた避難船団は日本海軍と共に出港。

一路日本を目指して出発する。

 

出発の報は海軍軍令部総長高野五十六の下にも届き。

 

 

日本合衆国 首相官邸

 

 

大高「船団は無事に到着できそうですな」

 

高野「敵機動部隊襲撃の際は、一時はどうなるかとヒヤヒヤしましたが無事彼らが守ってくれました」

 

大高「しかし戦いはこれからです。今や第三帝国の魔の手は未来にまで及んでおります。その未来の技術を我が物にするのも時間の問題、我々もこれに対抗しなければなりません」

 

高野「以前から話のあった技術交換計画ですな。今どのくらい進んでおるのですか?」

 

大高「日本国からは最新鋭戦闘機のF35のエンジンと設計図、予備機の一つを譲り受け東野社長ら泰山航空工業が日夜奮闘中です。我々からも新型ワルター機関と水流噴進機構を渡しております」

 

高野「扶桑皇国へは退役間近だった電征、銀星、蒼山を引き渡しております。あちらでは電征をストライカーユニットにするのに奮闘中です」

 

大高「異なる世界の者同士が手を取り合い、一つの脅威に立ち向かい平和を実現せんとする」

 

高野「八紘一宇… 人種・民族・宗教等の差別なく、世界の人民が一つの家に平和に暮らすことを望む…それに向かっているかのようですな」

 

 

 

翌る日、船団が日本へと到着。

難民はそれぞれ希望した避難先へと送られることになり、日本以外にも東方エルサレム共和国、満州人民共和国など亜細亜の国々が快く難民を受け入れた。

 

避難の際に使用された学園艦はそのまま避難所の一つとして横須賀に係留する。

 

 

 

7月下旬 横須賀鎮守府

 

この日、護衛に着いていた海上自衛隊第三護衛隊群、艦娘艦隊、501JFWの今後の処分について伝えるべく大高と高野が横須賀を訪れた。

 

会議室

 

高野「貴官らは今後高杉君指揮の第一連合航空機動艦隊と共に行動をとってもらう。宜しいか?」

 

ミーナ「はぁ…」

 

大高「どうかされましたか?」

 

長門「いえ、てっきり海軍の指揮下に入れと言われると思っていましたので…」

 

高野「君たちを無理矢理指揮下に加えても、そちらに悪影響が出ると思ってな。作戦には参加してもらうが大凡の行動はそちらに任せるということだ」

 

涌井「なるほど。それなら我々としても気を楽にして任務に着くことが出来ます」

 

そうして、各隊はそれぞれに大幅な権限が与えられ高杉艦隊はその支援をすると共に共同戦線を張ることを言い渡された。

 

 

その日夜、両雄の下にある訪問者が訪れてた。

その顔ぶれは、西住みほ、吹雪、宮藤芳佳の3人であった。

 

応接室

 

高野「さて君たち、何やら私達に話があると聞いたのだが?」

 

慎重な顔で3人に聞く。

 

大高「吹雪さんや宮藤さんはまだ分かりますが、何故西住さん。学生の貴方が?」

 

みほは吹雪と芳佳の顔を見て頷くとこう言った。

 

みほ「大高さん、高野さん。私達…学園の戦車道部も協力させてください……‼︎」

 

高野「…⁉︎」

 

大高「……と言いますと、どう言うことですか……⁈」

 

大高の問いに吹雪が答える。

 

吹雪「実は、私がみほさん達に話したんです。そしたら…」

 

芳佳「みほさんや他の学園の人達が"貴方達だけを行かせられない!"って、それなら自分達も一緒に戦うって…」

 

高野「ならん‼︎それだけは‼︎吹雪君や宮藤君なら兎も角、軍属でもない学生である西住くん達を戦地におくることなど…‼︎」

 

高野も珍しく強めの口調で止め、二人はたじろぐ。

 

みほ「…だったらいいんですか…?

 

高野「?」

 

みほ「…軍属だからとか…戦ったことがあるからとか…そんなのがあったら戦っちゃ駄目なんですか⁉︎」

 

大高「西住さん…」

 

みほ「私は…私達はただ……吹雪さんや芳佳ちゃん達が一生懸命頑張ってるのにこんな至れり尽くせりのところに自分達だけいるなんて…嫌なんです……そんなの……そんなの……」

 

吹雪「みほさん…」

 

芳佳「みほちゃん」

 

瞳から涙ながらに答えるみほの姿に両雄は言葉に詰まる。

大高がみほの方をしばらく見つめ、一つため息を吐くと高野の言った。

 

大高「……高野さん、我々の負けだ…」

 

高野「総理…」

 

大高「あの方の目を見てください。西住さんの瞳の奥に若者が持つ熱意が見える、私も見たことの無いくらいの。私とて未来ある若者を戦場に送るのは正直心苦しい」

 

高野はみほを見つめて何か言おうとするも、頭を掻いて苦笑いして言った。

 

高野「…総理がそう言われるなら……」

 

その一言を聞いた3人からは喜びの声を上げる。

 

みほ「じゃ…じゃあ…!」

 

高野「但し条件がある。君達が直接戦闘に参加しない時は必ず随伴する艦隊の司令の命令は聞くことだ。それと作戦行動中は何があっても前には出るな、自分達の命を最優先にしなさい。それが条件だ」

 

みほ「分かりました…‼︎」

 

「「ありがとうございます‼︎」」

 

御礼の言葉を残し、早速伝えようと3人はその場を後にする。

 

高野「艦隊の選定は私の方で行っても?」

 

大高「任せます。くれぐれもお頼みしますぞ」

 

高野が静かに頷く。

がここからさらに予想の付かぬ事態が彼らを待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大高は深夜のうちに官邸に戻る。

高野は艦艇の視察の為残っていたがそれは翌朝に起こった。

 

東京湾のど真ん中に見慣れない巨大な戦艦が浮かんでいると報告を受け横須賀から駆逐戦隊と妙高、鳥海、摩耶が向かった。

 

 

妙高

 

「なっ……なんだあれは………⁉︎」

 

 

東京湾に差し掛かったところで見えてきたのは、とてつもなく巨大な戦艦であった。

全長はざっと見ても日本武尊を裕に凌駕しており、妙高などの巡洋艦がかわいく思えるほどだった。

日本武尊と同じ形状の艦橋構造物、その周りには球体から砲身突き出た高角砲や機銃と思わしき物が配置されており、そして背負い式に配置された三連装砲塔がなんと五基装備されている。

艦は銀色に塗装されており、喫水線より下は波間に見え隠れするが青色に塗られている。

艦首には十字の仕切り板が嵌め込まれた大きな穴が空いていた。

またマストには黒色の旭日旗が掲げられていた。

 

 

その後幾度か正体不明艦に対して呼びかけるも応答が無い為、海自海軍から二名ずつ乗り込むことにした。

 

 

 

 

 

??? 甲板上

 

「それにしてもなんてデケェんだ……」

 

「全くですよ。我々のいぶきなんかかわいいくらいですよ」

 

海軍士官と海自隊員が互いに話しながら歩を進める。

艦橋基部にハッチがあったが、それが何と21世紀ではおなじみの自動ドアであった。

 

内部は特に電気が灯もっているわけではなく暗い空間が広がっていたが埃一つない上、電線管や動力パイプが一つも見当たらなく壁と床は一体となっていた。

 

「凄いな、まるでなんかの施設みたいだな」

 

「これ…どこかで……?」

 

「どうかしたか?」

 

「いや……」

 

士官らは珍しそうに辺りを見回す一方で隊員は注意深く散策していた。

 

「ん?おい、なんだあれ?」

 

ライトを照らした先には何やら白い筒のような大きな物体が転がっているが見る限りだと手や足のようなものが生えており、顔はないが昆虫のような見た目の「頭部」がある。

様子を見ていると海自の一人が近寄ってその物体を起こして徐にあちこあを触る。すると何か機動スイッチを押したのかランプに光が灯りピコピコと機械音を鳴らしながら起動する。

 

「「うっ動いた‼︎」」

 

「やぁ……その…俺たちのこと分かるかい?」

 

「……ハイ、ワタシハAU0XアナライザーXデス」

 

「やっぱり‼︎」

 

「なんだ知ってるのか?」

 

「いえ、厳密に言えばこれに似た物を知ってるというか…」 

 

彼の言うにはあの有名なアニメのキャラクターの一人にこれに似たロボットが登場すると言うらしい。

 

「なるほど、それじゃあこいつもこの艦について知ってるじゃないのか?」

 

「だから聞いてみるんですよ」

 

「ハイ?」

 

「アナライザー、お前はこの艦が何か知ってるんじゃないのか?」

 

「コノ艦ニツイテ?知ッテマスコノ艦ハカツテ青ノ地球ニ住ム人々ヲ救ッタ"星ノ防人ノ船"戦艦マホロバデス」

 

「戦艦……まほろば……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦艦まほろばの諸元

 

諸元

全長333m

速力

・水上200kt以上(推定)

・水中100kt以上(推定)

武装

マイナス時空砲

51cm3連装ショックカノン砲10基30門

曲線レーザー砲多数

対空レーザー砲(海上から衛星を精密射撃可能)多数

真空魚雷

閃光爆雷

 

主機:不明

 

東京湾に突如として現れた謎の超巨大戦艦

艦橋は旧戦艦大和そのものと言っていい。艦首より射程内の戦艦全てを銀河の彼方へと飛ばす「マイナス時空砲」なるものを装備。また、確認はできなかったが艦上面だけでなく艦底部にも三連装主砲と副砲を備えている。「星の防人の船」とも呼ばれ幾多の戦いから「青の地球」を守り通した無敵の戦艦

 

というのが現状判明しているもの。

艦内で発見された補助ユニットアナライザーXの聞き取りを行い今後の調査の進展を期待したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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