パルパゴス帝はかく語りき 作:リリクインの頭の花の蜜をべろべろ舐めたい
敵拠点の檻ガチャでタマコッコしか出ないんですけど、これってバグですか?
バグだと言ってくれ。修正してくれよ。あの時(捕獲率)みたいにさ。
あと評価もありがとうございます(素振り)。
私は感動していた。これが空…!え、余?皇国はもう滅びましたよ。
密猟団の伝説の部隊は皇国と私を一通り蹂躙したのち、満足げに帰った。
復活した私はようやく装備一式を拾い、その辺で気絶しまくっているパルたちをベッドへと蹴飛ばし、吹き飛ばされて拠点に戻れなくなったパルを連れて帰ってきた。
考える。今回は私が囮になることでなんとかパルボックスを守り切ることができたが、あんな奴ら相手に次もパルボックスを守り切る自信はない。
早急な戦力の拡充が必要だ。私はなけなしのパルスフィアをかき集め、空を飛べるパルの背中にしがみついて旅に出た。
ホークウィンというこの巨大なパルは、名前に反して鷹というよりはグリフォンに見える。その辺を歩いていると高空から一方的に攻撃してくる害悪パルだったが、新たに開発したクロスボウを活用して騎獣へと堕とした。
空中移動は革命的だ。速度自体は地上でガウルフ(狼のようなパル。ほぼ普通の狼なので、普通に狼を想像すればいい)に跨って移動するほうが早いが、断崖絶壁や塔の上など、空を飛ばないと行けない場所にある卵やクルリス像が思いのほか多いのだ。あと段差に引っかからないのもストレスがない。
おっと、クルリス像について説明していなかった。クルリス像とはクルリスと呼ばれる緑色の巨大なリスのようなパル(体長が私の膝くらいまである)を精巧に模した像で、この島の各地に飾ってある。古代にこの地に根付いた民はクルリスを崇めていたのだろうか。
壮大な歴史のロマンを感じるし場所も取らないので、見つけたら拾って帰るようにしている。
拠点に昔作ったデカい石像の前に並べて眺めると、心が潤い、威厳が漲り、パルどもも私にひれ伏しやすくなる気がする。まあ
さらにしばらく旅をしていて判明したのだが、密猟団は私が留守の間は拠点を襲おうとしないようだ。理由はわからない。
いくつか仮説を考えたが、彼らがかなり歪んだ騎士道精神を持っている、という説がもっとも納得がいく気がする。
ではずっと拠点外に待機しておくべきだろうか。それは嫌だ。拠点にぼんやり立ってパルたちが働くのをぼんやり見ているあの時間は、
というわけで強いパルが欲しい。
さて、目的地についた。密猟団のアジトである。
密猟団はいろんな場所にアジトを作っており、アジトの中心に必ず巨大な檻を置き、パルを監禁している。どれ、今回は…タマコッコか。
タマコッコは私がこの島で初めに見つけたデカい鶏のようなパルで、戦えば弱く、拠点に置けば仕事ができず、解体しても素材もショボいことが特徴だ。ゴミだな。しかしまあ、貰っておいても損はないか。
ヘルゴートが入ったパルスフィアを連中の目の前に投げ、阿鼻叫喚を尻目にゆっくり捕まっているパルを
ククク、ちょろいちょろい。もう捕まえてあるパルはパルスフィアも必要ないのだ。じゃあなんで檻に入れられてるのかわかんないけど、これが賢いやり方ってもんだぜ。
私のバリアが消し飛ぶ。な、なんだ!?どうやら、密猟団の主力が集まったアジトだったようだ。
一発一発の威力が高い。私はそのままなすすべなく死んだ。ヘルゴートも死んだ。
え…荷物は…?まさか敵のアジトの真ん中に落ちてるのか…?クロスボウも鎧もバリアも…?
私はしばらく途方に暮れ、覚悟を決めて全裸のまま敵拠点に突撃した。
こっそり荷物を拾い、こっそりアジトから出ようとして敵に撃たれ死ぬ。これを繰り返すことで徐々に荷物の位置を動かし、最終的には荷物を取り返せるはずだ。
成功した。やったぁ。
拾った時にシュババって適当に鎧とか兜とかバリアとかを装着し、その状態で毎回撃ち殺されたので、防具は取り返したころにはすべて破損していた。服もオシャレ帽子も、すべて…。
もう密猟団はこりごりだよ~!!
拠点を離れている間襲撃が起きない理由ですが、人間だけでなくパルも襲撃を控えるので、騎士道精神とかではないような気もします。
空腹のペコドンなど、たまたまその辺にいたから襲ってきている感じの襲撃も起こらないので、運命としか言いようがないのかも。