いつも通り会議していると、アヤネから遠くの方からの爆発を感知したらしい
爆発した場所は市街地…またなんちゃらヘルメット団か?
俺達は早速そこへ向かうことにした
目的地に着くと…
「…あれって…あの時の」
「便利屋…」
すると、便利屋はこっちの存在に気づいたようで…
「ぁ…先生」
これは…罰を与えるしかないな
「大将は軽傷だったのでシェルターに避難させておきました!」
「ありがとう。アヤネ」
さて…俺はやるか
「なら、俺はちょっと彼女達に罰を与えてくるから、皆は少し下がって」
「でも、先生は大丈夫なんですか?」
「もちろん。次は逃がさないから」
「っ、確保しておいた傭兵をこっちに呼ぶ」
そう言い、一人は後ろに下がった
「っやるしか無いわね。行くわよ!」
「私が一人残らず始末します、アル様!」
そう言い、三人は銃を構える
「よし、行くぞ」
まずは…あの紫髪の子だな
俺は走り出し、その子の元に一瞬で近づく
「っ!撃ちます!」
そう言い、その子はショットガンを撃つが、ギリギリで銃弾を避ける
「っ?!避け…」
「ちょっと気絶しててくれ」
そのまま頭にチョップすると目をグルグルさせながら気絶した
「よし、まずは一人目」
次の二人に目を向けると、既に撃つ寸前だった
「銃弾ぐらいなら避けるぞ」
「っ…」
そう伝えると、リーダーの…アル?が一瞬撃つのを躊躇った
その瞬間、俺はアルの近くまで走る
「っ!?ムツキ!」
「了解!」
隣に居るムツキがボタンを押すと、俺の踏んでいる地面が突然爆発した
「…あぶね」
雷電の力は六代分の能力、つまり六個の能力を持っている
その内の一つ、雷電の雷を具現化し、物を生成する力
その物はあらゆるものを無効化し、一切のダメージを受けない
事前に一定の衝撃を与えられた瞬間即座に発動する様にしておいた
「さて…どこに行った?」
周りを見ると、二人は少し遠くに離れてまた武器を構えていた
「…まだやるか」
その瞬間、一発の銃弾が飛んできた
「っ!」
その銃弾を避け、撃たれた方向を見ると、さっき下がったもう一人がこっちを狙っていた
「カヨコ!」
「っごめん、外した」
…状況は三対一か
次をどう攻めようか…そう考えている時…
突然の爆発音と共に周りに砂嵐が巻き起こる
「っ!なんだ…?」
「砲撃です!三kmの距離に多数の爆弾兵を確認しました!」
「なんだ?増援か?」
「いや、知らないわ…」
「え?じゃあ…?」
だれやねん
「確認しました、相手はゲヘナの風紀委員会の様です!」
ゲヘナ…って確かめちゃくちゃでかい学校の風紀委員会…確かやばい所とは聞いてた
「っち、これはまた時間がかかりそう…だ…」
なんだ…敵を認識した瞬間…目眩が…
「まずい…倒れ…る」
「先生!先生…?」
「みんな…一旦…」
ダメだ…意識が…
『随分と大変そうだな』
その声は…雷電?
『儂とてそろそろ見るのも飽きてきた頃だ、少し暴れさせてもらう』
もしかしてこの目眩って…まさか
『ああ、少し体借りるぞ』
おいちょっと待て、皆はお前の事しらな…
砲弾と共に、一個分の小隊が突入して来る
そこに、リーダーらしき銀髪とその補佐の様な者が居るな
話を聞く限り、儂達を敵対してる様だ
「先生、風紀委員会を阻止する」
「待て」
一言言い、小隊を確認する
「ここは儂がやろう」
「儂…?」
「というか先生の髪が…紫色に…」
「…ん?あれは…先生か!」
「儂を知っているのか」
「もちろん」
「なら…力の事も知っとるじゃろ」
「…もちろん」
「…本気でやるのか?」
「っ…イオリ、ここは下がりましょう」
「いや、でも…!」
「相手は先生…いや、見た目と話的に先生の力本人でしょう…勝ち目は薄い所か…勝てませんよ、絶対に」
「っ、だが…」
「…待て」
奥から二つの気配…一つは相当デカイ…ここキヴォトス内でも相当の実力者
「…はは、こう言うのを待っていた」
「二人とも、落ち着いて」
奥から来たのは、風紀委員会の長であり、キヴォトス内トップの実力者であるヒナ委員長だった
「い、委員長!?」
「何故ここに…?」
「仕事が早く終わって、突然連絡が来たと思えば…この状況は何?」
「い、委員長それには訳が…」
「アコ、黙って」
「……はい」
「それで…貴方は…」
「儂は先生とやらでは無い、だが同一人物ではある」
「…?」
「儂は単純に戦闘を楽しみたいだけ…お主らが来た理由である奴らは全員既に逃走したし、後ろにいる子らも関係ない…つまり、今ここに集まっている意味は無い」
「え…?って本当に居なくなってる…!」
「なら、私達は帰るよ」
「待て、散々ここらを壊してくれたんだ…対価は支払うべきだろう」
そう言い、雷電はオーラを放つ
「っ!これは…!」
「…!皆、下がって!」
委員長が前に出た瞬間、既に雷電は攻撃の行動は移っていた
「っ!」
咄嗟に腕でガードするが、勢い余って吹き飛び壁に衝突する
砂埃が舞うが、そこから無数の弾丸が放たれる
「そうでなくてはな」
雷電は紫色の刀を作り、銃弾を全て斬る
「っ、今どうやって…」
「不意を突いたと思ったか?残念だな、銃弾如き見てから斬ればばいい」
「よく分からない…」
腕が紫色に光り、雷電は拳を出すが、ヒナは銃を盾にし防ぐ、だがその攻撃も勢いで飛ばされる
「はぁ…はぁ」
「凄い…ヒナ委員長にあそこまで…」
「どうなってるんだ…委員長にあそこまで善戦するやつ今まで…」
「ちょっとちょっと、どういう状況?」
「ん?この声は…」
聞いた事のある声だ
声の方向へ振り返ると、そこにはずっと欲しがっていた強者が居た
「ホシノ先輩!」
「ごめんね〜ちょっと色々あって…」
「小鳥遊ホシノ…」
「……なるほど」
益々面白くなってきたな…
『おい!雷電!』
「おっと…もう気が付いたのか」
『そんなこと言ってる場合じゃねぇよ!何してんだよ!』
「なに、少し暴れていただけじゃないか」
『少しでこんな被害が出るわけ無いだろ!いいから変われ早く!』
「……はぁ、なら儂にいい条件を寄越したら返してやる」
そう言い、雷電は右手を力を込める
「早く決めろ…出ないと、あの娘が…最悪死ぬかもしれん」
『お前の最悪はほぼ確実なんだよ!とにかく待て!』
「待てんな、折角あのピンク髪の娘にも会えたんだ、今すぐにでも殺り合いたいほどに…儂は嬉しい」
「さぁ…早く決めるんだな」
「ホシノ…と言ったな」
「…?先生…じゃないね、誰、君」
「初対面にしろ、威勢がいい事だ、嫌いでは無い」
「儂は簡単に言えば、お前達が言っている雷電本人だ」
「雷電…」
「今儂の中にはお前達の言う先生が入っている…それで、今その先生と少し交渉をしている」
「交渉…?何でそんなこと」
「勘違いするんじゃないぞ、儂はあくまで力を貸しているだけ、そんなんでは不釣り合いじゃろ、だから、一回暴れさせて貰っている…もしこの交渉が失敗したら、最悪目の前の娘は死ぬ…その次に、儂はホシノ…お主の元へ行くだろうな」
「………」
「決断は先生にでも願っておくんじゃな…さて、話はそろそろお終いじゃ」
雷電は走り出し、直ぐにヒナの目の前まで行く
「委員長!避けて下さい!」
「ダメ…避けれない…受け止める!」
「さあ、答えを聞こうか!」
『っ!……__________』
「……っふ、良いだろう」
拳がヒナに当たる直前、雷電は意図して拳を避け、地面を殴った
その瞬間、建物が崩れ始め、超巨大なクレーターを作り出した
「っ……」
「…………」
「先生…」
ヒナが見つめていると…髪が戻り始め…
「……ヒナ!大丈夫?!」
「え…?うん…大丈夫」
「良かった…間に合った」
ギリギリで体を取り戻した
「さて…このクレーターどうしようかね」
強さが伝わってるか分かりませんが…まあ良いでしょう