ただ一つのブルーアーカイブ   作:不透明な水滴

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子供の遊び

全員一致団結した所で、シロコに呼ばれた

 

「出発する前に、ちょっと時間が欲しい」

 

「…相談したい事があって」

 

「……分かった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シロコについて行くと、ある教室に入り、そこからある物を渡された

 

「……これは」

 

「…ホシノ先輩のバッグの中から見つけたの」

 

…人のバッグの中身見た事は後で聞こう

 

シロコから受け取った物は、小鳥遊ホシノが対策委員会を退会、退部する退部届けだった

 

「先生以外には誰にも見せてないし、言ってもないけど…そもそもバッグを漁った事自体、ホシノ先輩にはバレてる気がする」

 

「でも、シロコはどうやって見つけたの?」

 

「…ホシノ先輩があそこまで長い時間席を外すなんて事、今までになかった。それに、風紀委員会から…というか、先生の中の人との戦いの間にも、先輩が来ないなんて」

 

「それがどうしても引っかかって…先輩のバッグを漁ってみたら出てきたの」

 

「…ごめん、悪い事なのは分かってる。ホシノ先輩からは勿論、

生徒として、先生に怒られても仕方ない」

 

「…なるほど、でも今はまだ問い詰めるには早すぎる。まだ先にやる事があるんだ、一旦秘密にしておこう」

 

「…うん、先生も分かってると思うけど…ホシノ先輩は何か隠し事をしてる」

 

「…そうだな」

 

個人的に俺も……な

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここまでは列車で来る事が出来ましたが、ここからの移動手段は徒歩しかありません」

 

「少し進めばアビドス砂漠…このアビドスにおける砂漠化が進む前から元々砂漠だった場所です」

 

「普段から壊れたドローンや警備ロボット、オートマタなどが徘徊しているので、危険な場所なのですが…」

 

「今は強行突破するしかありません。皆さん、今一度火器の動作チェックをお願いします」

 

「アビドス砂漠で、カイザーコーポレーションが一体何を企んでいるのか…実際に行って、確かめる事にしましょう」

 

「…よし、行こうか」

 

まだゲヘナの事を信用してる訳では無いけど…まあ騙されてたら爆走で帰ればいいや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして進んで行くと、砂漠の中に大きな建造物が現れた

 

「………」

 

「……何これ」

 

「この張り巡らされてる有刺鉄線、優に数キロメートル先までありそう」

 

「工場…?石油ボーリング施設では無さそうな…一体何なのでしょう、この建物は…?」

 

「こんなの、昔は無かった…」

 

すると、突然の銃声と共に、PMCと書かれたロボットがやってきた

 

「侵入者だ!」

 

「捕らえろ、逃がすな!」

 

「前方に正体不明の攻撃を確認しました!」

 

「皆、一旦下がって!」

 

「わ、分かった…」

 

結構敵も多いみたいだし、生徒に怪我はして欲しくない

 

「全員落とす」

 

紫色のオーラを纏った右腕を上に上げると、空から紫色の雷が無数に落とされる

 

「ぐわぁぁ!?」

 

「な、なんだこれは!?」

 

「逃がさねぇぞ!」

 

大きな雷と砂埃が舞い、砂埃が消える頃には、全てのロボットが倒れていた

 

だが遅れて何人もやって来る

 

「よし、反撃しながら退散!」

 

「了解!!」

 

退散を指示し、全員が出た所で雷の壁を作る

 

「これで暫くはやって来ないな」

 

よし、逃げるか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

砂漠に出たが、やっぱり敵は多い

 

「…せい、聞こえますか?包囲網を抜け…また…」

 

っち、そういえばアヤネの声が無いと思ったら…

 

「…が不安定……早く…退却…」

 

「…が接近……」

 

「…っち」

 

気付けば、周りを包囲されてしまった

 

もう一回ここら一体を…

 

と、その時…車が来た

 

そして降りて来たのは…

 

「…侵入者とは聞いていたが…アビドスだったとは」

 

「な、何よコイツ!」

 

「ここに来るとは思っていなかったが…まあいい」

 

「勝手に人の私有地に入り、暴れたことによるこれらの被害額」

 

「君達の借金に加えてもいいのだが…まあ大して額は変わらないな」

 

「あんたは、あの時の…」

 

「…確か、例のゲマトリアが狙っていた生徒会長…いや、副会長だったか?」

 

「…ふむ、面白いアイディアが浮かんだ。便利屋やヘルメット団を雇うよりも良さそうだ」

 

「便利屋…?何を言っているの?」

 

「貴方達は、誰ですか?」

 

「…まさか私の事を知らないとは、アビドス、君達ならよく知っている相手だと思うがね」

 

「私はカイザーコーポレーションの理事を務めてる者だ」

 

「そして君達、アビドス高等学校が借金をしている相手でもある」

 

「では、この古くから続くこの借金について、話し合いでもするとしようか」

 

「いや、それはいい」

 

「君は…シャーレの先生…だったか」

 

「ああ、そんなことより今は借金の事はどうでもいいんだよ。なんでお前らここに居るんだ」

 

「随分と早く聞き出そうとしているな、先生」

 

「こんな所一分一秒でもいたくない、借金の事なんていざとなったらお前らぶっ倒せばいい事だし」

 

「随分と物騒だが先生?君はまだ例のオーラを使いこなせていない。君が私の数百を超える兵士や武装を倒せるとは考えれないがね」

 

「そんな所まで知ってるとかストーカーかよ」

 

「口だけはよく回るな、ならば教えてやろう、私達はアビドスのどこかに埋められているという、宝物を探しているのだ」

 

「なんだそれ、そんな子供みたいな事でこんな騒ぎ起こしてるのかよ」

 

「…まあいい、じゃあ目的も聞けたし帰るか」

 

「…ほう?」

 

「せ、先生…でも」

 

「おいロボット、あくまでお前達の目的はその宝物、こっち側から何もしなければ襲わないだろ?」

 

「もちろん、ただし…邪魔をしなければな」

 

「なら、実質的に無害だな」

 

「…だが、こっちだって策がある。行こう皆」

 

「…そうだね、これ以上言い争っても水掛け論だし」

 

「じゃあな、ガラクタロボット共」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、会議室へ戻り、新たな作戦を立てようとした

 

借金についてや、カイザーの企み…だが半日で終わる訳もなく、ひとまずの状況整理で今日は終わり…その夜の事

 

俺とホシノとシロコ以外は帰った

 

「ん〜?シロコちゃんは何かまだやる事がある感じ?」

 

「シロコ、後は任せて」

 

そう言うと、シロコは少し黙り込み…

 

「…分かった。それじゃ、また明日」

 

そう言い、シロコも教室を去った

 

「うへ〜、先生いつの間に私の可愛いシロコちゃんと意思疎通が出来るよう様な仲になったんだ〜?」

 

「ホシノ」

 

近付き、机の上に例の届けを出した

 

「それって……」

 

「少し、話がしたいな」

 

「……逃がしてくれそうには…ないよね〜?」

 

「勿論、逃がすつもりはないよ」

 

「…仕方ないな〜……面と向かって言うのも何だし…先生、ちょっとその辺を一緒に歩かない?」

 

「ホシノが望むのなら」

 

そうして、俺達は廊下に出た




そろそろ終わりに向かっていきますゾ
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