バカとその後と恋愛模様!   作:八百六十三円の片道切符

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バカとみんなと人生げーむっ

バカと仲間と人生ゲームっ!

 

バカテスト

国語

策士策に溺れる

このことわざの意味を答えなさい。

姫路瑞希の答え

計略をねって、相手をおとしいれようとして、反対に自分がおとしいれられること

教師のコメント

正解です。問題ないですね。

吉井明久の答え

坂本雄二

教師のコメント

ノーコメントでお願いします。

 

 

「へ?冬休みの予定?」雄二が唐突に聞いてくる

「あぁ。そうだ。」

そういえば、期末テストがおわったら、もう冬休みなんて時期だ。試召戦争があって、うやむやになっていたけど、そんな時期か。

 

 

 

うーん。冬休みと言ったって僕の親は帰ってこないだろうし…

「いまんとこないかなー。僕の家族は、あんなだし。」

「それもそうだな…」

雄二にすごく同情の目で見られる。

「俺も母親がおせちを作るとか言って、たわしを…」

雄二も苦労してるね。

「暇ならお前の家に逃げれる、と思ってな。」

「雄二のお母さんがかわいそうじゃないか」

「心配いらん。正月は毎年延々と数の子を一粒一粒食べ続けているから、気にもかけないだろう。」

 

 

なんの意味があるんだろう…。怖いよ。狂気だよ。

 

 

この母親にして、この子ありってやつだね。

「雄二…。苦しいぃ。」

「お前に思われたくはない、バカ。」

なんでこう、僕の周りはエスパーしかいないんだ。

 

 

というタイミングでチャイムが鳴り、鉄人が入ってくる。助かった。

「もうすぐ、期末テストだ。各自準備を怠らないように。」

ホームルームが終わって、鉄人がでていく。

すると、

「…明久。雄二。秀吉。」

「なんだ。ムッツリーニか。どうしたの?」

「…こんなものをもってきた。」見ると、そこにはなにか箱が置いてあった。

「これは、人生ゲームじゃな。久々に見たぞい。」

「で、これがどうした?」

「…放課後、暇つぶしにやらないか?」

少し考える。僕の優等生としての立場を考えると…

 

 

 

「もちろん参加します。」参加しないわけがない。

「俺もやらせてもらう。どうせ放課後は退屈だしな。」

「…秀吉は?」

「うーむ。ワシもやろうかの。今さら先生の目など気にもならぬしのう。」

たしかにその通りだ。だいたい僕らは隠す技術だけは、プロの領域だと自負している。きっと大丈夫だ。

「なんの話をしてるんですか?」

「こそこそと怪しいわよ?」

このクラスの清涼剤の2人がやってくる。美波はともかく、姫路さんは…

 

「…人生ゲーム。」

「面白そうね。なんでそんなものを?」

「「「「放課後にこっそりと。」」」」

「こういうことになると、団結力が異常ね。でも、面白そうね。やろうかしら。」美波が乗ってくる。生粋のFクラスである。

「いけません!学校でそんなこと…」

やっぱり姫路さんは、真面目だなー。

「姫路。一位の商品は、遊園地の優待券なんだが…」え?そんなのあるの?っていうか、そんなもので姫路さんが釣られるわけな…

「やります!」

「え?」あの姫路さんが?なにかがおかしい。これは…

 

 

 

 

「雄二。姫路さんになんの薬を飲ませたの?」

「そんなことするわけねーだろ!それは立派な犯罪だ。」今さら犯罪はダメなんてこのクラスにあまり通用しないような…

「まぁこれで全員でできるのう。」

 

「…ルールは…この通り。」説明書を開けて見せる。ルールはいたってシンプルだ。

 

1まず、各プレ-ヤ-に3000ドル(1000ドル紙幣3枚)ずつ分配。

 

2プレイヤ-からルーレットの数字順。

 

3プレイヤ-は、最初に自動車保険に入るかを決め、入る時は1000ドルを銀行に支払い、入ることができる(1人1回だけ可)。

 

4プレイヤ-は職を決めて進む。赤いマスは止まった時だけでなく、通り過ぎた時もその指示は従う。

 

5決算日

決算日のマスは必ず止まる。

借金は約束手形1枚に付き、25000ドル払って返済。

借金が返せない時は家を2倍の値段で銀行に売る。

それでも返せない時は必ず人生最大の賭けをする。

 

借金を返し切れない人は人生最大の賭けをします。借金がない人も逆転を狙って賭けができます。しない人は、決算日で自分の順番を待ち、進む。

 

賭けをする人は数字をひとつ選んでギャンブルピンを立て、同じ数字が出れば、銀行から50万ドルもらえる。このお金で借金が全部返済なら自分の番を待ち億万長者の土地を目指せる。

掛けたところと違う数字が出たり、借金を返せないと、さらに借金をかかえこむ。

 

7、ゴール後の換金 報酬は、

家はその値段の5倍

その他はなし。

 

1位100000ドル

2位50000ドル

3位25000ドル

4位10000ドル

5位以下0

 

8、全員が億万長者の土地にゴ-ルしたら終了。

、というルールである。

 

「誰がお金管理するのさ?」

「俺がやろう。」それは怪しいっ!!

「雄二。僕が…」

「いいぞ?明久。俺が…」

「「お前みたいなやつに任せられるかっ!」」

「ほんと仲が良いわね。」美波が苦笑いしている。

これのどこが仲良いってんだ!

「ワシがやろうかの。」と笑う。今日も笑顔が華やいで…。まぁ秀吉なら公平にやってくれそうだ。

「…先に、順番だけ決めておく?」先に決めておいた方がいい、ということかな。

「じゃあ、姫路さんから回しなよ。」

「へ?あ。はい。」

「明久。なんか企んでないか?」

「そんなことないよ。もう少し信頼してもらってもいいじゃないか!」本当になにも意図はない。この信頼の無さは…。

「じゃあ回しますよ?」

姫路さんがルーレットのつまみを握って、回す。

「えい!」その瞬間尋常じゃない回転力によって、ルーレットが飛んでいく。

 

全くどこからそんな力がでるんだ!

「姫路さん、もう少し優しく回さないと!」いや、もっと。

そうして、姫路さんが普通に回す。

「えーっと、5です。」

「じゃあ回すわよ?えーっと8ね。」

「じゃあワシがまわしてよいかの?」

「もちろん!レディファースト。これ常識!」

「だからワシは、ジェントルマンじゃと…。」なにをいうんだ。どこからどうみても可愛い女の子じゃないか!

「ワシは回しとうない!!」秀吉がすねてしまった。

「仕方ねぇ。俺が回すか。」と雄二。全く可愛くない。

「10だ。」とニヤつく雄二。くっ。厄介な奴が一番に…。

「…俺も回す。…7だ。」

「秀吉!今度こそ回してよ?」

「うむ!仕方ないのう。」ちょっと怒っているのがとても可愛い。

秀吉がルーレットを回す。

「えーっと…9じゃ!」

「じゃあ最後は僕だねー。」雄二と同じ10を出して、じゃんけんに持ち込んで…,

 

 

かっ!10がきてくれるはずだ。

 

 

 

結果

1。

「アキ、落胆することはないわよ?まだ順番が決まっただけなんだし」

「そうですよ明久くん。」

「残念だったな。明久」ニヤリと笑う雄二。くそっ!

順番は、

雄二、秀吉、美波、ムッツリーニ、姫路さん、僕、と。

 

と、ここで始業のチャイムが鳴る。さぁ放課後よ!早くこい!

「明久、ムッツリーニ、秀吉。かけをしないか?いつもと同じように、飯をかけて。」

「…了解」

「委細承知じゃ!」

「おっけー。」食費のためにも負けるわけにはいかない!そのツラ敗北で滲ませてやるっ!

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