ダンボール戦機白き翼   作:izuki

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誤字報告、本当にありがとうございます。
何回も見返してはいるんですけど、それでも見逃してしまうのでとてもありがたいです。



第六話 Vモード

 カズとバンのバトルが始まると、同時にアキレスとエジプトはお互いに距離を詰め槍と剣をぶつけ始めた。

 戦況としてはアキレスのほうが押されている。

 プレイスキルでいえばバンの方が圧倒的にLBXの操作は上手い。

 だが今回のDキューブのは乾ききった砂漠の真ん中に、巨大なピラミッドがそびえ立つ砂漠のフィールドだ。

 そのせいでアキレスは足場の砂に足を取られ十分なスピードを出すことが出来ていなかった。

 対するエジプトは、最初から砂の上での運用が想定されていたのか、全くといって砂という障害を感じてすらいないようだ。

 ジオラマが砂漠なのも自分に有利に働くからだろう。

 それにカズの行動も癖も全く変わっているのでバンは動きが読めずに地形に左右されながら戦っている。

 互いに体勢を立て直して再び突っ込むと、今度は激しく鍔迫り合いが起きる。

 

「くっ…足場が砂だからやりにくい!」

 

 アキレスがエジプトと距離を取るその時アキレスの足が少し砂に沈んだ。

 カズは、それを見逃していなかった。

 

「やれ、エジプト!!」

 

 エジプトはアキレスの隙を突き、斬ろうとする。それを盾で防ぐがアキレスの盾がエジプトの剣によって真っ二つに斬られてしまった。

 

「ああ!」

「盾が…!?このままだと流石に不利だ…!」

 

 アキレスが槍を両手で構えて突っ込む。

 それをそれを待っていたと言わんばかりに、飛び出してくるランスを避け掴み引き寄せて持っていた剣で腹部を斬りつけて奪いその場に突き立てる。

 

「ぐわぁ!」

 

 続いて蹴り飛ばされ転ぶアキレスの元にエジプトが剣を構えて飛ぶ。

 間一髪の所を避けるバン、だがマウントを取られ動きを封じられる。

 

「駄目だ、完全に封じ込められてる」

「やれ、エジプト!」

 

 完全に自由を奪われたアキレスは為す術もなくエジプトの攻撃を受け続け装甲にヒビが入る。

 

「アキレス!」

「やめて、カズ!これじゃアキレスが!」

 

 アミがカズの異常な行動にアミが止めに入るが全く止まる様子はない。

 まずい、カズはアキレスを破壊する気だ、無理やりにでも止めるしかないか。

 

「ミカ」

「うん」

 

 ミカに合図しLBXを取り出そうとする。

 エジプトが左手でアキレスの首を掴み持ち上げ、そのまま右手の剣を振り上げる。

 その時バンのCCMが急に輝き、扇状に開き変化していく。

 

「っえ!」

「なんだ!」

 

 変化が終わると同時にアキレスの目が赤くなり黄金に輝き始める。

 そして()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ああ!」

「っえ!」

「「「!?」」」

 

 そのままアキレスはエジプトを蹴り飛ばし一回転して着地する。

 

「V…モード、なんだ、これ、……」

 その場にいる俺たちが困惑していることもお構いなしにアキレスは、エジプトに向かって突進していきそのまま体当たりする。

 その衝撃でエジプトが剣を落とし怯む。

 そこにすぐさまジャンプして後ろに回り込み回し蹴りをした後、エジプトの首部分の隙間に手刀を差し込み、その後両手で拳を作り顔を殴りまくる。

 

「何!」

 

 カズも必死に操作しているが追いつかない。

 アキレスのスピードとパワーが上がっている。

 一体何なんだ。

 

「どうなってるの」

「どうしたんだバン!」

「ダメだ、コントロールできない!?」

 

 そのままアキレスはパンチや蹴りを数発エジプトに食らわせた後、エジプトをアキレスの槍が突き立ててあるところのそばに蹴り飛ばす。

 エジプトは、ダメージで動けない。

 アキレスは槍を引きく。

 

「やめろ!これ以上やったら!!」

 

 願い悲しくアキレスは、エジプトの腹部に槍を突き刺す。

 エジプトが光を発し爆発し煙が立つ。

 それと同時にCCMがもとの形状に戻り、アキレスが元に戻る。

 

「うっ……」

 

 それと同時にカズが突然倒れる。

 

「「カズ!」」

 

 アミがカズを支えてゆっくり地面に寝かせる。

 俺たちはカズのそばに集まる。

 

「大丈夫なのか?」

「ああ。気絶してるみたいだ。しばらくすれば目が覚めると思う」

「よかった……」

 

~~~

 

「ん、うぅ…」

 

 しばらくしてカズが目を覚ました。

 

「目が覚めたか」

「カズ、大丈夫か?」

 

 起き上がるカズにバンが聞く。ずるとカズは。

 

「シキ、バン?どうして俺は、こんなところに」

「どうしてって、バンとバトルして……」

「バトル?」

 

 カズは、何を言ってるんだみたいな顔をしている。

 

「もしかして覚えてない?」

「あぁ……なんのことだかわからない」

 

 頭に手を当てながらカズが言う。

 どうやら本当に覚えていないようだ。

 

「とりあえず落ち着けるところに移動しましょう」

「あぁ、そうしよう」

 

 俺たちは、そのあとキタジマに移動して店長たちに今日起こったことを相談している。

 バン達が話しているあいだ俺は、ミカと一緒にアキレスのメンテをしていた。

 俺はアキレスのフレームとコアスケルトンをミカは斬られた盾の修理を。

 

「それって催眠術にでもかかってたんじゃない」

 

 すると沙希さんが突拍子もないことを言ってきた。

 

「催眠術?」

「ええ、そして誰かにアキレスを壊すように命令された」

「でも誰がそんなこと……」

「………………」

 

 バンが下を向いて黙る。

 するとカズが。

 

「すまなかった、バン」

 

 カズがバンに謝る。

 

「いいよ!カズのせいじゃないんだしさ!」

「そうよ!」

 

 バンは、いいと言っているがそれでも申し訳ないという顔をしている。

 

「そうそうあんまり気にしすぎるな、さてこの話はここまでにしよう。店長」

「あぁ」

 

 俺が店長に言うと店長はカウンターの引き出しからグラディエーターを取り出しカウンターに置いた。

 

「このグラディエーターを使ってみろ、俺とシキでお前用に、カスタマイズしておいた。」

「俺に?」

「かなり高度なテクニックが必要だが、お前なら使いこなせるはずだ。」

「……なんで?」

「試してみなよ」

 

 カズが俺と店長を交互に見る。その後グラディエーターを見て。

 

「ありがとう。これで吹っ切れた、ウォーリアーも壊れちまったわけじゃないし直るまでは、こいつを使わせてもらうぜ」

「ああ」

「俺でよければウォーリアのメンテも手伝うからいつでも声をかけてくれ。」

「その時は頼らせてもらうぜ」

「そうと決まれば早速バトルね。まずは、私とよ!」

「おう!」

 

 バトルを始めるアミとカズ、楽しそうだ。

 よかった調整したかいがある。

 

「ん、終わったよ」

「こっちもちょうど終わった。バン、アキレスのメンテと盾の修理終わったぞ。」

「ありがとう!ミカ!シキ!」

 

 バンにアキレスを渡す。

 

「ちなみにメンテのついでに少し調べてみたのだが今ここにある設備じゃ何もわからなかった。」

「そっか……一体あれは、なんだったんだろう」

 

 分からないことが多い。

 ただ何となく大変なことが起きようとしている気がする。

ミカがガンダムを使うならどれがいい?(これからの物語に影響があるかもしれない)

  • ガンダムデスサイサズ
  • ガンダムヘビーアームズ
  • ガンダムサンドロック
  • シェンロンガンダム
  • アマゾネスのままでいい
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