2026/08/12 全体的に大幅な加筆・修正を行い再投稿しました。
総理暗殺計画の話を聞かされた後、私たちはブルーキャッツを後にしていつものように並んで家への帰路に就いていた。
道中、シキはいつになく険しく、思い詰めたような横顔のまま一言も喋らない。
「…………ミカ」
「なに?」
いつになく真剣な表情の彼を見て、私は思わず足を止めて彼の顔をじっと見つめた。
シキもまた足を止め、意を決したように私の両肩に視線を落とす。
「……明日の件、ミカは参加しないでくれ。宇崎さんには、俺から上手く言って断っておくから」
「なんで」
「今回の件はあまりにも危険すぎる。…………俺は、ミカにだけはそんな危ない目に遭ってほしくないんだ」
真っ直ぐに私を見つめて放たれたその言葉に、胸の奥がドクンと跳ねて思わず顔が熱くなる。
……不意打ちでそんなことを言われたら、流石にキュンとしてしまう。
だけど――今の言葉は聞き捨てならなかった。
「シキが行くなら、私も行く」
「駄目だ!」
いつも冷静なシキが、珍しく感情を剥き出しにして声を荒らげた。
一歩踏み込み、私の両肩を強い力で掴み込んでくる。
「わかってるのか、これは普通じゃない。もしかしたら死ぬ可能性だってあるんだ!もし今回の件でミカに何かあったら……っ!」
シキの言葉が途切れ、そのまま苦しげに視線を落として俯いてしまう。
肩を掴む彼の指先が、微かに震えていた。
「もう嫌なんだ、大切な人がいなくなるのは、だからっ……」
──小学三年生の時、シキは『トキオブリッジ崩落事故』で両親を失っている。
普段はそんな過去を微塵も感じさせないほど前向きに、器用に振る舞っているけれど、やっぱり彼の心根にはその時の深い傷跡と圧倒的な喪失感が根深く残っているんだ。
だから、怖いんだ。
自分が大切だと思う人間が、また自分の手の届かない場所へ消えてしまうのではないかと、怯えているんだ。
私は小さく息を吐き出し、躊躇うことなくシキの身体を正面から強く抱きしめた。
「っ……ミカ……?」
「大丈夫、私はどこにも行かないからずっとシキと一緒にいるから」
驚いて身体を硬くするシキの背中に手を回し、トントンとあやすように優しく叩く。
「だから……お願い、一緒に行かせて。シキを一人でそんな場所に生かせられないよ」
夕暮れの冷たい風が二人の間を吹き抜けていく。
沈黙の後、シキの身体からすっと力が抜けた。
「……わかった」
私の想いがちゃんと届いたのか、シキは降参したように酷く渋々といった様子でそう呟いた。
そこからはまた静かに家までの道を歩き始めた。
いつの間にか、シキは私の歩調に合わせるように少しゆっくりと歩いてくれていて、そのまま家の玄関前まで送り届けてくれた。
「じゃあ、また明日」
「うん」
そう言って私が家の扉を開けようと振り返り、ドアノブに手をかけたその時だった。
「ミカ!」
背後から、急に焦ったような声で名前を呼ばれた。
どうしたんだろうと思って振り返った瞬間──私の視界は、シキの胸元で真っ暗になった。
強く、壊れ物を抱きしめるような力加減で、正面から思い切り抱きしめられたのだ。
一瞬、自分の身に何が起きているのか完全に脳の処理が追いつかなかったけれど、シキの独特ないい匂いと彼の胸の奥から響くドクドクという激しい心音が鼓膜に伝わってきて、すぐに自分が抱きしめられているのだと理解した。
「なっ……!// なに、どうしたの……//」
突然の事態に完全にキャパシティをオーバーしてしまい、返した声が情けないほど裏返ってしまう。
顔が信じられないくらい熱いのが自分でも分かった。
「……明日、何があっても絶対に俺が守るから。ミカのことは、俺が絶対守るから」
シキは私の耳元でそう熱く囁くと、ハッと我に返ったように抱きしめていた腕をパッと離した。
その顔は、夕日のせいだけとは思えないほど真っ赤に染まっている。
「じゃっ……じゃあ、また明日!!」
シキは捲し立てるように告げると、回れ右をして足早に帰って行った。
残された私は、心臓の爆音に耐えかねてその場にへなへなと座り込んでしまう。
「————————ッ~~~!!!」
両手で真っ赤になった顔を覆い隠し、玄関前で声を押し殺してジタバタと悶絶する。
心臓がうるさくて破裂しそうだ。
「…………もう、あんなのずるいよ……ばかシキ……」
私は誰にも聞こえない小さな独り言をぽつりと呟いた。
ミカがガンダムを使うならどれがいい?(これからの物語に影響があるかもしれない)
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ガンダムデスサイサズ
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ガンダムヘビーアームズ
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ガンダムサンドロック
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シェンロンガンダム
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アマゾネスのままでいい