俺たちはそれぞれLBXを出し迎え撃とうとするが、こちらに振るわれる大型クローアームやドリルアームの攻撃を避けたり吹き飛ばされたりでまともにダメージを与えられていない。
「バン!狙われてるぞ!」
振るわれる大型クロー、それをアキレスは避けるが腕を振り回され吹き飛ばされる。
「やっぱり、アキレスを狙ってるな」
「やっぱり、プラチナカプセルが欲しいんだろうな」
「プラチナカプセルは父さんに託されたんだ。イノベーターには絶対に渡さない!」
「とは言っても、LBXの火力じゃじり貧ね」
そうなのである。これまでも何度か攻撃を当てたが重機相手には通じてはいない。
トールギスのドーバーガンでも目立ったダメージはないし、あれだけ大きいとビームサーベルでも切れないだろう。
その瞬間、重機のカメラアイと思われる場所が発光しレーザーが放たれた。
俺たちは咄嗟に回避したものの、レーザーが通ったところを見るとコンテナが焼き切れていた。
てか、あれカメラじゃないのか!?
「レーザーが出る重機って何!?」
「最悪だな」
「…………最低」
次々と発射されるレーザー何とか避け近くのコンテナに逃げる。
が避難している間にアキレスが破壊されたコンテナの破片に埋まり、身動きが取れなくなってしまう。
「アキレス!」
「チイッ!」
俺はドーバーガンでコンテナの破片を破壊し救出する。ちょうどレーザーも止まった。
俺たちはまた重機に向かって再び攻撃を始めるがやはり効いていない。
「ありがとうシキ」
「どういたしまして」
「でもどうするの?このままじゃ」
「何か弱点でもあれば……」
弱点…………あるとしたらやはりメインカメラだろう。
だが俺がカメラだと思っていた場所からはレーザーが出た。あそこはカメラじゃないのか?
「しまった!」
クローアームによってハンターが吹き飛ばされてしまう。
だが吹き飛ばされながら放った銃弾がはるか高くに懸架されたコンテナの布を落としレーザーの発射口に被さった。
その瞬間突然相手の動きが鈍くなった。
「…………動きが鈍くなった」
「やっぱりあそこがカメラなのか」
「多分、レーザーの発射口の横にカメラがあるんだわ。」
あ~~~~~なるほど?
けど普通カメラとレーザーの発射口を同じところにするかねぇ。
カメラが塞がったことでなんとか隠れられたものの相手が探し出すのも時間の問題だろう。
「どうする?」
「相手をかく乱しながら隙を見て破壊しよう」
「それしかないか」
ハンターならミサイルで破壊が可能だろう。
トールギスも今はミサイルポッドを左手に装備させている。
地面からは届かないがトールギスは短時間なら飛行が可能なのでカメラと同じ高さまで上昇すれば問題はないだろう。
俺の提案に四人は頷いて前に躍り出る。
重機も布を何とか布を取りこちらにサイド攻撃で押してくる。
アキレスに攻撃が集中してはいるが相手はレーザー攻撃を主体に攻めてくる。
すると少しずつだがレーザーのキレが甘くなってきた。
攻撃を避け続けること数分、ついにその時がやってきた。
レーザーが不自然に途切れ重機の動きが停止した。おそらくエネルギーが切れたのだろう。
「カズ!」
「ああ!」
《アタックファンクション》
《スティンガーミサイル!》
ハンターの背中のとげ型ミサイルが飛来し重機のレーザー発射口を破壊した。
「ミカ、アミ援護よろしく!行くぞバン!」
「ああ!」
アマゾネスとクノイチが重機の注意を逸らさせ、その隙にアキレスがアームをつたって、俺はトールギスのバーニアとスラスターを全開にし急上昇、カメラ部分くらいまで上昇。滞空ミサイルポッドを構える。
「「いっけええ!」」
俺達も攻撃が命中!見事、カメラを破壊することに成功した。
「やったな!バン、シキ!」
「まだよ!二人とも気を付けて!」
アミのその声に俺たちはすぐにその場を離れようとするがアームよる攻撃を受けてしまう。
トールギスは空中でクレーンアームを横から受けて壁に物凄い勢いでたたきつけられ、アキレスもドリルアームに狙われている。
「シキ!」
「大丈夫だからバンの方を…………」
ドリルアームがアキレスに向けて振るわれるその時、突如現れたLBXがアキレスを横から抱え積み上がっているコンテナの上まで素早く移動した。
「LBX…?」
「真っ白なLBX」
「見たことのないLBX…それに、クノイチ以上のスピードだわ」
そのLBXはアーマーフレームから察するにストライダーフレーム。
スタイリッシュな外見と白主体の機体カラーが特徴的で後ろ腰部に二つ大きなスラスター?みたいなのが付いてるように見える。
そしてそのスピードはストライダーフレームの代表であるクノイチよりも早いときた。
あんなLBX見たことがない。
「味方…………なのか?」
「気をつけろ、バン。そうとは限らないぜ」
すると白いLBXはアキレスを担ぎ上げると、勢いよく上空へ投げ飛ばした。
パワーも結構あるみたいだな、そのままアキレスは重機の頭上に吊るされているコンテナに着地した。
「やっぱり敵か、気を付けろバン!」
急にバンのCCMの着信音が鳴った。
「メッセージ?」
「えっと、『コンテナを落とせ Pandora』。」
あのLBXはパンドラと言うらしい。
「コンテナを落とせ。あれのことか…」
見上げるとそこには中に吊るされた大きなコンテナがある。
それにアキレスが乗っている状態。
その上、追加で送られた写真には重機のエンジンと思われる部分がサーモグラフで示されていた。
「わかった!クレーンのロックを破壊すれば、資材を重機の上に落とせるのね!」
「あんなデカいのが直撃すりゃあさすがの化け物もおとなしくなんだろ!」
「後はその写真の場所まで誘導するだけだな」
俺はトールギスを回収し損傷を確認する。
全体的にダメージがひどい、フレームが曲がっていたりひびが入っていたりコアスケルトン自体もダメージが酷いだろう。
…………クソ。
「……シキ、後は任せて」
「…………ああ、頼む」
「うん。」
三人はパンドラと協力してイジテウスの誘導をしていると運悪く壊れたカメラがアキレスを捉えコンテナを投げつけてくる。
「危ない!」
カズはスティンガーミサイルでコンテナを破壊するとイジテウスは両腕のアームでこちらを狙い追いかけてくる。
「バン!今だ!」
シキの言葉にバンはコンテナを吊るしていたアームを破壊し離脱。
落下したコンテナはイジテウスのエンジン部に直撃、沈黙するのだった。
「やっと終わったー」
「ああ、ホントに長かったな」
「そうだ、パンドラは…………」
俺たちは周りを見渡すがパンドラはいなかった。
「いない……何だったんだろうあのLBX?」
すると突然、倉庫にアナウンスが響き渡った。
《山野バン》
「誰だ!?」
《ここにはもう、山野博士はいない。博士を返してほしければ、次の”アングラビシダス”にして出場し、優勝せよ》
「アングラビシダス?」
「噂で聞いたことある、LBXバトルの地下大会のことだ…」
アングラビジダス、一般にはどこで行われるか公開されていないどんなことでも許されるルール無用の闇の大会。それに出ろというのか。
「おーい、お前たち!」
後ろから急に声が聞こえた振り返るとそこには檜山さんがいた。
「「「檜山さん!?」」」
「無茶しやがって、こっちだ!脱出するぞ!」
俺たちはその後檜山さんに付いていき無事に帰れた俺たちは宇崎さんの運転する車の中で様々な話を聞いた。
神谷重工とイノベーターの繋がり、万全な作戦を立てて救出しようとしていた事、俺たちが大切で危険に晒してほしくなかった事などを話してくれた。
~~~~
俺とミカは宇崎さんに家の近くの道で降ろしてもらった。
ここから少し歩くとすぐに俺たちの家まで付く。
だがもう日が落ち切って夜になっていた、俺は両親がいないから何も言われないだろうけどミカは大丈夫だろうか。門限はなかったような気はするけど。
そう思っているとミカが急に聞いてきた。
「シキ、大丈夫?」
「??なにが?」
「トールギス……」
ああ、そういうこと。
「大丈夫、最近そろそろ改造しようと思ってたところだし問題ない。ありがと心配してくれて」
「…ならいいんだけど」
「そういえば、ミカは門限は大丈夫なのか?」
俺が聞くと
「大丈夫、今日はシキの家に泊まるから」
??????????????????????
…………………………………………はい?
「ごめん、俺の聞き間違いかもしれん。もう一回頼む」
「今日シキの家に泊まるから」
……聞き間違いじゃなかった。
「なんで!?」
「もう夜遅いから」
「ミカのお母さんの確認は!?」
「大丈夫、工場内でメール送っておいた。いいって」
俺にメールを見せてくる…………ほんとだ、てかいいの!?
「で、でも、着替えは。流石にうちにはないぞ」
「大丈夫、持ってきてる」
そういえば、今日はバッグがいつもと違って少し大きいなとは思っていたけど、そういうことか。
てか持ってきてるってことは、最初からそのつもりだったってことよね?
「だから、今日泊まらせてシキ」
ミカが上目使いでこちらを見てくる。
…………それは、反則じゃないですかね。
「……わかった、もう夜遅いしな仕方がないし。…………いいよ」
ミカがガンダムを使うならどれがいい?(これからの物語に影響があるかもしれない)
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ガンダムデスサイサズ
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ガンダムヘビーアームズ
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ガンダムサンドロック
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シェンロンガンダム
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アマゾネスのままでいい