正直今回は難作でした……
でも、あと少しで皆を曇らせられると考えれば……!
では、続きをどぞ
カチャリと構えを解き、コッチを見る『ホシノ』
その表情は、『敵意』は消え『呆れと珍生物を見るような感じ』だ。
「ソレ、構えなくても良いのか? 俺に襲われるかもしれないんだぜ?」
「その心配は不要です。 私は貴方に簡単に打ち負かされるほど貧弱ではないので」
「えーと、もう大丈夫な感じ?」
心配そうに俺達を見てくる先生と、馬鹿にするような目で見てくるホシノ。
腹立つ…だが、我慢だ…
「あぁ、大丈夫だと思うぜ。 ホシノ……小鳥遊ホシノにはもう敵意は無いように見えるからなぁ」
「敵意が無い、ではなく無くなったが正しいと思うんだけど…」
「ダレノセイダロナー」
「箭田くんの所為でしょ…」
先生も同じ様にやってただろうに……
「おめぇもだろ、センセー」
「おめぇ…って口の利き方ぁ! それが大人に対する言葉ですかぁ!」
「センセーに心を開いてる証拠ですぅ〜!」
「くっ……それ言っとけば大体許されるとでも…うぐぐ…許しちゃう……」
「また格の違いを見せてしまった…」
「もう良いですか。私はそろそろ行くので」
「行くって、どこに?」
「どこって……学校ですよ」
「学校って!もしかしてアビドス高校?!」
「……? そうですが 」
おっ、これはまさか?
「私達をそこに連れて行って! いや、連れて行ってくださいぃ!!」
ズザァァ!!
と先生は砂の上で綺麗な土下座をした。
「はぁ?!」
「Wow、キレーな土下座だねぇ」
「箭田くんもするの!早く!」
えぇ〜……熱っつい砂の上で?
しょーがねぇなぁ……
「小鳥遊ホシノ様!どうか我々をアビドス高校に案内してくださぁい!!」
「えっ、ちょ」
「お願いしまぁす!!このままじゃ俺達死んじゃうんですぅ!!」
「私からも!お願い!!」
「わっ、わかりましたから! だから顔上げてください!!」
「やった〜!!」
「やったぜ。」
「はぁ…調子狂う…」
「ちなみに小鳥遊ちゃんはいつもどうやってこの砂浜を移動してるの?」
「小鳥遊ちゃん*1…えっと、徒歩ですけど」
「「ゑ?*2」」
「徒歩ですけど」
「嘘でしょーーー!!!」*3
「マジかー」
「それになんか前に同じ事があったような…*4」
「……ダメそうなら俺が先生をおぶってくから、案内よろしくな」
「……見失わないように気を付けてくださいね。
それと、変な事しようとしたら容赦なく撃ちますから」
「ほいよ」
出発してから大体1時間くらい歩いた。
それだけでも、十分疲れる…
「アーワタシモウウゴケナイナー」
「嘘つけ。 まだ動けるだろ」
「でも〜…もう歩きたくないよぉ〜…」
「そう言われてもさぁ…」
「ボサっとしてないで、早く行きますよ」
「うぃ〜」
「はーい」
「着゛い゛た゛ァ゛ーーー!!」
漸くアビドス高校に到着した。
空はすっかり夕焼けに染まっていた。
「大体2時間くらい歩き続けたか?」
「……本当は怪しい貴方達をここに連れてきたくなかったんですけどね」
「やっぱり、そうだろうね。
誰だって知らない人を自分の家に上げるのには抵抗がある。
でも、聞いて欲しいことがあるんだ。
私は大人で先生、君は私の生徒なんだよ?
私は生徒の味方だから、絶対に何もしない。 約束する
だから、信用して…とは言わない。
でも、背中は任せて欲しいんだ。
それにね、私すっごく強くて賢い大人なんだよ? 凄いでしょ!」
「……」
「先生の言ってることは本当だ。 この人は筋金入りのお人好しだからさ」
「どう…かな?」
この人は生徒の為なら自分の命やカードを躊躇いなく使うような人だ。
だからこそ、救われた子ども達や救われた世界がある。
俺も何度も救われている、助けられている。
「…分かりました。
「ホント!? ありがとー!じゃあこれからは『ホシノ』って呼ぶね!」
「いきなり呼び捨てですか…まぁ、良いですけど」
やいのやいのと2人は話をしている。
「じゃあ私先に休んでるねぇ〜!!」
「先行き過ぎんなよセンセー!!」
その後すぐに校舎の方へ走って行ってしまった。
残ったのは俺とホシノだけ。
気まずい空気が流れる。
「ねぇホシノちゃん俺は信用できr」
「は?」
「oh...」
「言っときますけど、私は貴方を認めませんから。
ヘラヘラして、後先考えずに発言するような軽薄な貴方を」
「……そうかい。
じゃあ、なんでさっきまでそんな俺にもあんな感じで話しかけてた訳?」
「
そう言ってホシノ校舎へ向けて歩いていく。
俺もその後ろに着いて行った。
校舎の中に入ると、先生は近くの階段に座って待っていた。
「やっほ」
「…わざわざ待ってたのか?」
「まぁね。 君達が心配だし、何処に何があるのかもわかんないから」
「生徒会室はこっちです。 ……着いてきてください」
ホシノはとっくに先に進んでしまっていた。
俺達はそれを追いかける。
「あっ、待って〜!」
「……」
先生は走って行ったが、俺は歩きながら考える。
あんまり覚えてないが、恐らくあの『ホシノ』は『過去のホシノ』だ。
俺が知っているホシノは、目付きはあんなに鋭くなかったし、髪ももっと長かった。
「おーい」
って事は……この先には『あの人』がいる。
それに俺の心は今、ワクワクしている。
「おーい!」
不謹慎ではあるが、
そして前世からの推し。
楽しみでしょうがない!
「おーい!箭田くーん?」
気付いたら先生の顔がドアップで映っていた。
「うぉ!? どうした先生?!」
「どうしたって、何度も呼んでたのに反応しなかったから…」
「あっ、そう? ごめん」
気が付かなかった…イカンイカン、気をしっかり持て。
周りが見えなくなるのは悪い癖だ。
そんな俺を、ホシノが見ていることを知らずに。
「……」
そしてホシノは生徒会室のドアを開けた。
「ホシノちゃんがでっかい2人を誘拐してきたぁ!?」
「何言ってるんですかユメ先輩!?」
わぁーお。 出会っちまったよ、推しに。
「こんにちは!」
「どうも、失礼します」
早速アイサツする。
アイサツは大事。 古事記にもそう書かれている。
「あっ、初めまして! 私は『
アビドスの生徒会長やってます!
それで、私の隣にいるのがホシノちゃん!」
そう言って立ち上がった際、ユメ先輩の胸がたゆゆんっと揺れた。
ちょっと待って、デカくね?
いや、デカ過ぎない? そのシャツ悲鳴あげてるんですけど。
「うん、隣のホシノちゃんの事は知ってるよ。
ここまで案内してもらったからね。
私は『先生』で、生徒の味方だよ」
おっと、次は俺の番か。
切り替え切り替え……
「俺は『箭田 空澄』っていいます。
先生の秘書的なやつです」
「先生に、箭田君…うん!覚えた!
これからよろしくね!」
さて、本題に入るか…。
上手くいくかは分からないが…
「それで、ユメさんにお願いがあるんです」
「お願い?」
「俺と先生をこのアビドス高校に居させてくれませんか」
真っ直ぐユメ先輩とホシノを見て俺はそう言った。
「私達、行くとこないんだ……」
さらにしょんぼりしながらそう言う先生。
「……それが目的だったんですね…貴女達は」
「うん…ごめんねホシノちゃん…
ホントに行くとこなくて…このまま本当に餓死しちゃうかもしれなかったから…」
「……先生」
静かに、じっと睨んでくるホシノ。
だが、ここで助け舟を出したのはユメ先輩だった。
「いいんじゃないかな、ホシノちゃん」
「っ! ちょっと待ってくださいユメ先輩! ハッキリ言いますけど、先生はまだ良いとして、私は『この男』を信用できません!」
あらー…やっぱりねー…
そらそうよ。 だってキヴォトス人かなんてわからない、正体不明のナニカなんだからね。
「え〜どうして?」
「そもそもキヴォトスに『ヘイローを持った男』なんて存在しませんでしたよ!?
そんな奴がポンといきなりこのキヴォトスに現れたんですよ!」
「……確かにホシノちゃんの言う通り、ヘイローを持った男の人なんて私も初めて見たよ。
でもね、彼は悪い人には見えないの」
「ですがっ…それでも私は賛成できません!」
「う〜ん…じゃあこうしよう!」
パン!とユメ先輩は強く手を叩く。
「試しに暫く一緒に過ごしてみようよ!」
「はい?」
「一緒に過ごしてみればわかることもある筈だから。
ね?… ダメ?ホシノちゃん…」
じっとホシノを見るユメ先輩。
その目に見つめられたホシノの目には迷いが現れた。
暫くして、意を決した様にホシノは俺達を見た。
「わかりました…ユメ先輩がそう言うなら受け入れます。
ですが!
前にも言ったように、変な事をしようものなら撃ち抜きますから」
「そこはだいじょーぶ!先生だからね!」
「わかってる」
「よし!じゃあ改めて、これから宜しくね!
それから先生!箭田君! 」
ユメ先輩は、両手を目いっぱい広げてそう言った。
ホシノは不服そうだったが、ソレを見て俺と先生はにんまりと笑みを浮かべた。
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やっとユメ先輩を出せた…
ユメ先輩の公式絵、色々デカ過ぎない?
でも、正直ユメ先輩とホシノの口調はこれでええんかなぁ…って考えちゃうんですよね…
でも、このまま突っ切るのも良いのか?
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