ユメ先輩生存ルートが観たい男の末路   作:Ko↑ko↓

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初投稿です(感無量)
今回からアビドスで本格的に暮らしていきます。
色々解釈違いな所はあるかもしれませんが、宜しくお願い申し上げます(リンゴォ)

あとちょっと遅れちゃってごめんなさい。
では、続きどぞー


#がっこうぐらし! #部活の顧問 #腕が重い

 

 

俺と先生がアビドス高校に歓迎(一部除く)されてから、気付けば4日経っていた。

 

なんか時間が一気に飛んだ気がする…

 

それまでにあった出来事は、

 

『これから過ごす部屋を決める』

生徒会室の近くに使われてない部屋があったので、そこを借りる事になった。

 

先生と部屋は()()()()()

当たり前だよなぁ?

なんか先生

『ダメに決まってるでしょ!?いつ無茶するかわかんないんだから!』

って言ってたけど、そんな前から無茶してるかな、俺?

 

『互いのお願いはできるだけ聞くようにすること』

ユメ先輩が「仲良くなる為に必要なんだよ!」つって決めた事。

どうやら俺とホシノの様子を見て決めたらしい。

余計なお世話だっちゅーに…

 

『いざと言う時は協力する事』

簡単に言うと貴方の問題は私達の問題…ということらしい。

ユメ先輩は「アビドス高校に居るということは、私達は家族同然!」と、妖怪縁結びもびっくりな発言をしていた。

 

あと、俺は『生徒会副顧問』になり、先生は『生徒会顧問』になった。

 

そんな所だろうか。

 

 

 

「……」

 

ちなみに今、俺は借りている部屋で日記…いや、メモ帳をつけている。

 

カリカリと音が部屋に響く。

 

あんなに嫌だった仕事が、今となっては少し恋しい。

いや、やっぱ恋しくねぇわあんな拷問。

「ふぅ…」

 

さて、そろそろ()()()()()

先生の部屋に行こっと。

 


 

 

やっぱりいつもより右腕が重い。

まぁ、ここまで色々あったからなぁ…

 

 

 

 

 

 

コンコンと部屋をノックする。

 

「はーい」

 

ガチャリとドアが開き、先生が出てくる。

ダボッとしたTシャツ*1に短パンという、おおよそ大人の女性がしてはいけないような格好だ。

 

「……」

 

「……寛ぎすぎでは? 」

 

先生の顔は少しずつ赤くなる。

 

「……ッ!」

 

バタンと扉が強く閉められる。

 

部屋からドタバタと何か音が響いている。

 

 

 

 

しばらくしてバン!と強く扉が開く。

そこにはスラックスとシャツを着た先生が立っていた。

 

「入っていいよ!」

 

「いや、誤魔化しきれねぇからな先生」

 

 

……とにかく部屋の中に入ろう。

 

 

「お邪魔しまぁーす」

 

「どうぞ〜」

 

 

先生の部屋は質素だ。

今の所部屋にあるのはデスクとクローゼットとベッド、そして()()()ぐらいだ。

 

「なぁ先生、『シッテムの箱』は今あるのか?」

 

「あ〜と、無いんだよね」

 

「まーじか…無いとキツイよなぁ…」

 

シッテムの箱…先生専用の超すごいタブレットだ。

アレがないと元の時間に戻るには結構苦労することになるんだけど…

 

「まあ、なんと『ゴトッ!』 か……

 

「ん?」

 

後ろから異音がした。

確認の為に後ろを向くと…

 

デスクの上にいつの間にかタブレットが置いてあった。

 

「……ヒェッ」

 

「こっっっわ…どうやって飛んできたんだよ…」

 

ブゥンッ…とタブレットの電源が入り、()()()()()()()()()()()()()()()()

 

『お久しぶりです!先生!それと箭田先生!』

『久しぶりです、先生…あと空澄先生も』

 

「わぁ…いつものあの声だぁ!」

 

「よぉ、久しいなアロナ、プラナ。

それとアロナとプラナ、俺は先生じゃあねぇんだが…」

 

そう、アロナやプラナは俺を『先生』と呼んでくるのだ。

…俺は『先生』ではなく『先生代理』だ。

『先生』なんて大層なもんじゃない。

 

『『先生』も『先生代理』も変わらないと思うのですが…』

 

「俺にとっては全然違うんだよ、プラナ」

 

「そういうことらしいよ」

 

『……よく分かりません…』

『う〜ん…よく分からないです……』

 

「わからないくらいが丁度いいんじゃないか?」

 

う〜ん…う〜ん……とアロナが唸っている。

先生がふと、思い出したかのように話をし始めた。

 

「ところで、アロナとプラナはどうやってここに来れたの?

間違ってなければ、ここは過去のアビドスだと思うんだけど…」

 

その質問にアロナはニコニコしながら答えた。

 

『それは…秘密です!』

 

「え〜教えてよぉ〜」

 

『ダメですよ〜!』

 

きゃいきゃいと嬉しそうに話す先生とアロナ。

 

フォン…と持っていたスマホにプラナが映る。

プラナはふと、こちらを見て話しかけてきた。

 

『本当に…久しぶりですね。 …調子はどうですか、空澄先生』

 

「まぁ、普通さ。 あと俺は…

いや、それは置いておいて…現在(ソッチ)はどれくらい日が経ってた?」

 

『大体10日くらいかと』

 

 

過去(こっち)現在(そっち)では時間の流れが違う…のか?

だが、心配なのは…

 

「そうか、キヴォトスの様子はどうだった?」

 

『いつも通りです。

各学園から生徒がシャーレに入り、書類仕事や依頼等の作業をミス…なくやっていました』

 

なんだ今の間…すっごい不安なんだけど…

 

「そっか。 なるべく早めにアッチに戻らないとなぁ…」

 

『そうですね。 誰とは言いませんが、やらかしそうな人は1名どころではありませんから』

 

割と怖い生徒は沢山いるからなぁ…特にエンジニア部*2が怖い…シャーレに変なもの増やしてないだろうか…

 

「そうだな…あぁ、それとプラナ」

 

『なんでしょうか』

 

「アロナと一緒に来てくれてありがとな。 …大変だったろ」

 

『…いえ、私とアロナ先輩があの時と同じように力を合わせれば、造作もないです』

 

「そっか」

 

『ところで、腕はどうですか』

 

「あぁ、そうだった…ちょっと見て欲しかったんだ。

先生、ちょっと良いか?」

 

「あっ……うん、わかった。

━━見せて?」

 

俺は上着とシャツを脱ぐ。

先生は俺の右腕に触れ、()()()()()()()()()()()()()()

 

「……接続部の結合が緩んでたみたい。

アロナ、お願いできる?」

 

『はい!任せてください先生!

このアロナがしっかり治しますね!』

 

「大体どれくらいかかる?」

 

『えっと、だいたい20分くらいあれば余裕です!』

 

「じゃあお願いね?」

 

『はい!では、義手を預かりますね?』

 

「あぁ、頼むよ。

…やっぱりシッテムの箱があるのと無いのでは全然違うな。

無かったら手作業だしな…」

 

頼むと言った後、取り外された義手は光となって消えていった。

タブレットの中では、アロナといつの間にかそっちに行っていたプラナが義手を掴み、色々弄っている。

 

「……ごめんね」

 

「またそれか…アレは先生のせいじゃないだろ?」

 

「…ううん……違うの…私があの時油断してなければ…あの時確実にトドメをさせてれば…箭田君は()()()()()()()()に済んだはずなのに…」

 

義手のメンテナンスの時はいつも先生はこうなる。

アレは先生のせいじゃない。 アレは油断してた俺が悪いんだ。

 

「いや…それは」

 

「違くない、私が悪いの。

何かあっても貴方なら大丈夫だって、私も無事なんだからって慢心してた私が悪いの」

…少し、その時の記憶が蘇る。

 


 

 

『やぁっと終わったぁぁ…しぶといすぎんだろこのアマ…』

 

『終わったのか…私達は……本当に勝ったのか…』

 

うぇぇぇん!!これでやっと自由なんですねぇ!!

 

『信じられない…私達が勝てたなんて…』

 

『……終わったんだ…これで…私達は…』

 

 

『終わったんだね、箭田君』

 

『あぁ、俺達の勝ちだ。

アリウス・スクワッドはこれで救われる。

……さて、後はあの子達の行く先を俺達が導いてやるだけだ』

 

『うん、あの子たちは『悪い大人』に騙されてただけだから。

それに、私の生徒でもあるからね』

 

『……そうだな…じゃあ俺はミカと話をしたいから、後でな』

 

『わかった。 大丈夫だと思うけど、気をつけてね?』

 

エデン条約編の最終戦…赤ババアことベアトリーチェとの決戦が終わり、張り詰めていた空気が少しずつ緩んでいった時だった。

 

 

キィィン…と変な音がした。

正確には先生の死角から。

 

『……? まさかッ!先生!!

 

ズギャン!!とベアトリーチェの手から赤黒いビームのようなものが放たれる。

 

咄嗟に先生と入れ替わる様にどかし、直撃は避けられた。

だが、そのビームは俺の右腕を吹っ飛ばして壁に命中した。

 

箭田くん!!

 

右腕に激痛が走る。

だが、まだ使える神秘を残った左腕に集中させる。

拳銃の様に指を曲げ、人差し指の先端に神秘を流し込む。

 

『騙し討ちとかっ舐めやがってクソババアが…ッ!

偽造術式反転・赤ァ!!』

 

赤く、反発の性質に変わった神秘の力を放ち、倒れているベアトリーチェに追撃を叩き込む。

 

『次……必 ……こ…す』

 

そのまま、ベアトリーチェは倒れた。

 

まぁ、その後はベアトリーチェがゴルゴンダ&デカルコマニーに回収されて、本当の意味で決戦が終わった…という流れだったのだが、その日を境に先生は少し、過保護になった気がする。

 


 

 

 

 

 

そういえばこんな事もあったわ…

そんなことを考えていると…ギュッと先生に抱き締められる。

 

「なにしてんだ先生?」

 

「あのね、私は箭田くんにできれば戦って欲しくない」

 

「……」

 

「でも、箭田くんは戦うんでしょ?」

 

「…まぁね」

 

「じゃあ、約束して?」

 

「約束?」

 

死なないで。 血を流さないで

 

「あ〜…それは難しいなぁ…」

 

ダメ。約束して

 

「…………わかった」

 

「ん。ありがとね」

 

『先生!お待たせしました!

メンテナンスが終わったので、お返ししますね!』

 

「いつもありがとうねアロナ、プラナ」

 

『また必要な時に言ってください!』

『破損してしまっても、バックアップは取ってあるのでご安心を』

 

「悪いな、いつも」

 

『大丈夫です!役に立つことは嬉しいので!』

 

そんな会話をしながら、先生が俺の義手を取り付けてくれた。

 

「サンキュ」

 

「大丈夫。 いつでも手伝うからね」

 

短い返事だが、その言葉にはお互いに対する信頼が込められていた。

 

そこで、なんだか外の方に違和感を感じた。

 

……?

やっぱり、なんか外が騒がしい…?

 

「先生、外が騒がしいんだが見に行くか?」

 

「外? ……わかった。

すぐ行こう」

 


 

校舎から急いで外に出ると、そこにはホシノとユメ先輩が武装をして校門の前に立っていた。

 

その2人の奥には、どう見てもどっかのヘルメット団としか言いようがない見た目のヤツらが、武器を構えて大量に突っ立っていた。

 

 

 

*1
たいやき!と大きく胸の所に描かれている

*2
所属している生徒の頭は凄く良いのだが、発明品に変な機能を付けたりよく分からない機械を作ったりしている




良かったら感想カキコや評価してみてね!

だいぶ雑な展開で申し訳ない…
一旦はここで切りますね……次回は主人公くんの戦い方など
描写していきたいです。

いつかエデン条約編や現在の対策委員会編とか書きたいですねぇ…

先生の主人公に対する感情は、『親友以上恋人以下』ですが少し病んでます。
エデン条約編以外にも主人公は結構の頻度で死にかけてたりするので、それもちょくちょく触れていきたいですね。
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