今回はちょっとした小話集を1つ…
彼らの生活を、少し覗いてみましょう。
〜追記〜
時系列をわかりやすくする為に話の順番を変えました。
とある日のアビドス高校…
先生と俺はお酒を嗜み、見事に泥酔していた。
ダァン!(大破)
「センセェ!酔ったァ!」
「わぁたしもよったァ!」
「「ぬぅわははは!!」」
「これが大人…!」
「ユメ先輩はあんな人達みたいになっちゃダメですよ」
「一発芸しまーす!」
「おぉー!イイねえー!やってやって!」
「ちょっとユメ来てくんね?」
「?」
「後ろに回って…うりゃ!」
ずむ!もにゅん♡
「ひぅん!?」
むに…むにゅ…ぐにゅ〜…カリッ♡
「やん♡あ…♡ひぃん♡」
「
カチャリ…ゴリッ…!
ふに♡さり…!
「…! こ、この感覚は…! ユメパイはブラじゃなくて絆創」
バァンッ!!
「ごっ」
どしゃり…。
「だぁははははっっ!!ブァハハハハ!!」
「おっぱい…も、揉まれちゃった…ジンジンする…うぅ……その、ホシノちゃん? …箭田君はだ、大丈夫なの?」
「こんなセクハラ変態クソ野郎を心配してあげるなんて、やっぱり優しいですね、ユメ先輩。
…一応、 ゴム弾でやりました。
死んでませんよ………いや、やっぱり殺した方がいいんでしょうか…?」
「じゃあ私はホシノちゃんを揉もうかなぁ〜……いや、なんでもないです。はい」
とある日のアビドス、2人でパトロールをしていた。
まぁ、パトロールと言うにはあまりにもフラフラし過ぎているが。
「いや〜パトロールのお手伝いありがとね!助かるよ〜」
にぱーっ!と太陽のような笑みを浮かべたユメ先輩。
あまりの眩しさに顔を逸らしてしまう。
自分の髪の毛先を指で弄りながら、自分の気持ちを伝える。
「まぁ俺が『好き』にやってる事だからな。
気にすんな」
「ふーん…好き…好きかぁ…」
そう伝えると、ユメ先輩は少しモジモジし始めた。
…どうしたんだろう。
「…?」
「ううん、何でもないよ!さ、行こうよ!」
「あ?……ちょ、待ってくれって!」
この反応…もしかして俺の事好き…ってコト?!
そんな訳あるか、自惚れるなよDT。
「(いつもは先生やホシノちゃんが一緒にいるけど…この瞬間だけは2人っきりが良いな……なんてね)」
「おい、ユメ?」
「ふぇ?! …あ、あはは…ボーッとしちゃってた…ごめんね箭田君」
「…なんかあったら言うてな?
すぐ解決したるわ!」
それに…ほら?ユメ先輩に曇らせは似合わないじゃん?
「たる…?
…ふふっ…ありがとね、箭田君」
「おん」
━━━…
━アビドス領内、商店街地区
「…ここは?」
「アビドスの数少ない商店街だよ?」
「商店街…露店も結構あるんだな」
「うん!前よりはお店減っちゃったけど…それでもあるだけまだ良い…っていうかなんというか…」
ユメ先輩がそこまで言うと、くぅ〜…と可愛らしい音がユメ先輩のお腹から聞こえた。
「っ〜…!良い匂いとか…食べ物見てたら、鳴っちゃった…」
「…じゃあ、なんか買ってくか」
折角だから奢ってやろう、そう思った俺はユメ先輩にそう伝えた。
すると、きょとんとした表情を俺に見せた。
「え?…良いの?」
「俺は『大人』だ、舐めるなよ?」
「…沢山食べちゃうよ?」
「良いぜ、沢山食べる子は大好きだ」
ユメ先輩が顎に手を当て、考える素振りを見せる。
暫くした後、ニコッと笑い…俺の手を引っ張り歩き出した。
「…じゃ!沢山食べて行こ!沢山!」
「いたた…引っ張るなって…」
強く手を引っ張られる。
手をしっかり繋ぐってのは…存外恥ずかしいもんなんだな…。
━━━…
色々食べ歩き、ユメ先輩と俺はお腹いっぱいで少しフラつきながら歩いていた。
「…いやー食べたね〜!」
「ホントに色々食べたな…お陰で財布が軽くなったよ…トホホ……」
「お腹いっぱいだから…眠くなってきちゃった…ふぁ〜…」
ぎゅ…ぐっ…と腕に力と重みと柔らかさが伝わる。
我慢…我慢…据え膳とか言うなよMy.Son…!
ってそんな事やってる場合じゃないな。
「…大丈夫か?」
「ううん…びみょ〜…」
何処か休めそうな所がないか見回す。
すると、少し離れた所に休めそうな所を早速発見した。
「あそこ…木の下にベンチがあるな。
丁度日陰にもなってるし……そこで休んでくか、少し」
「本当に? 助かる〜…!」
倒れないように気を付けながらベンチへ向かう。
…ベンチに着いたら、先にユメ先輩を座らせる。
「…んしょ!疲れた〜…」
俺だけ立っている訳にはいかないので、隣に腰を下ろす。
「隣失礼…」
「いいよ〜」
隣に座った時、こてん…と肩にユメ先輩の頭がくっつく。
…誘ってのか?据え膳しても宜しいと?
「……ふぁぁ〜…」
にしても、とても眠そうだ。
ベンチも少し固めの素材を使っている為、寝転ぶには不向きだろう。
「…ユメ」
「ん〜…?」
「膝、貸すぞ」
「ええ〜…そんな、悪いよ〜」
「目の下の薄い隈、あくびの長さ…パトロールで夜遅くまで帰ってこない日…体力も限界なんだろ?」
「…あはは、よく見てるね」
「そりゃそうよ、大切な人だしね」
「…」
ユメ先輩に向かってそう言うと、何故かジト目で見られた。
何故?
「じゃ、失礼しまーす!」
ボスッと膝の上にユメ先輩が頭を乗せた。
「硬いか?」
「硬い…でも、不思議と安心する…」
「そうかぁ?」
ユメ先輩の頭を撫でる。
なんだか元気ハツラツな姿とは打って変わって年相応の『子ども』のような表情を見て、少し安心する。
治安GTAみたいなこの場所。
キヴォトス人でも安心して過ごせるか…と言われれば微妙な所だ。
「よしよし…」
「(…手、大っきいなぁ…それに…人を好きになるって、面白いね…だって)」
「ユメ…おやすみ」
「(いつの間にか、好きになってるんだもん)」
それが刹那であろうとも、『生徒』には安心して日常を過ごして欲しいものだ。
まぁ、それは叶わぬモノである事は理解しているが。
━━━…
「おかえりなさい、遅かったですね。
ところでこの出費やレシート…言い訳はありますか…2人共?」
「…すんません」
「ひぃん…ごめんなさいぃ…」
「良いなーユメちゃんと箭田くん。
私もデート行きたかったなぁ…」
「デート…」
「デートじゃねぇよ…」
「…そこに並んで正座してください!ただでさえこの学校にはお金が無いんですから節度を持ってお金を使用してくださいって前に言いましたよね!特にユメ先輩も箭田さんに甘え過ぎなんですよ!箭田さんのお金だって無限にある訳じゃないんですから少しは食べる量減らそ〜とか思わないんですかそれでもアビドス高校生徒会長なんですか!?」
「ひぃん…!」
「すっげぇ怒るじゃん…こわ…」
「…2人共、表出てください。
お金の大切さを2人の体に刻み込んであげますよ…!
先生っ!指揮をお願いしますっ!」
「え?私も?良いけど…」
この後、出費関係で無茶苦茶
宝探しに行く事になった。
何故かって? それは数分前に遡る。
「ホシノちゃんに先生と箭田君!コレ見て!」
「ん?」
「なに?」
「なんですか?」
「昔の生徒会がすんごいものを『大アビドス』に埋めたんだって!」
「…あー」
「なになに?!お宝探し?!」
「そうだよ先生!希少金属を使った花火ってのがソコにあって…」
そこからの話を要約すると……。
・…昔のアビドスの生徒会が祭りの際に動かせずに余った希少鉱物が使用されている花火の玉を『大オアシス』に放棄した。
・なんとその鉱物は100gで100万以上で売れてしまう…というもの。
・そこを探せばあるんじゃない?
・でも、そこはもう干からびているんじゃ?
・ところがどっこい、その下にある可能性はある!
という事で、一緒に探しに行かない?
という事。
その会話自体は知っていたけど…改めて生で聞くとギャンブル過ぎない…?
あるかわからんのに…。
「…なるほど…ユメ先輩…」
「あのねユメちゃん……?」
「な、何かなホシノちゃんと先生!?」
「どうして早く言わなかったんですか!?」
「どうして早く言わなかったの!?」
「え?乗ってくれるの!?」
「勿論だよ!ね、ホシノちゃん!」
「そうですよ!さぁ、早く探しに行きましょう!」
「えぇ…?」
「行くよ箭田くん!浪漫を探しにッ!」
「うへへ!宝探し…ですね!」
「よーし!早速シャベル持って、水着に着替えてレッツゴー!」
「「おー!」」
「水着…着る意味ある?」
━━━……
ザクッ!ザク!ザクっ!と地面が掘られていく。
全員でシャベルを使い、どんどん掘っていく。
しかし…
「なぁ!ユメよぉ!」
「な、なっに?」
「これっ意味っあんのか!?」
「……いわっないで!私もっ気付いてるっから!」
「よい…しょ!でもっ宝探しはっロマン溢れるっよねっ!」
「でもっ終わりがっ見えないんですっが!」
掘り始めて、気付けば1時間ほど経過していた。
掘っても掘っても宝は出てこない。
「私達っどこで間違えたのかなっ!」
「さぁっ!ユメ先輩がっこんな計画をっ練った時からっじゃないですかっ!」
「たしかっに!」
ざくり、とシャベルを地面に指して…くたぁ…としょげるユメ先輩。
「もうやめよっかな…どう思う?ホシノちゃん」
「いえ…もう少し頑張ってからにしましょう!」
ザリッ…と地面を踏みしめて、考える。
……『赫』で砂ごと吹っ飛ばせば良いのでは?
思い立ったが吉日、再び掘り始めた先生達に言ってみる。
「先生、俺いいこと思い付いた」
「どうしたの?」
「『赫』で吹っ飛ばそうか」
先生は少し、俯いてしまった。
そして、少し考えて…俺に言った。
「…大丈夫なの?」
結構前の話になるが、『赤』や『青』を間を置かずに連続で使い続けた結果、鼻血や吐血してぶっ倒れた事があった。
その事があったからこそ、心配しているんだろう。
でも、もうあの頃のようにヘマはしない。
「大丈夫、見ててくれ」
前に向けた掌に神秘を集中させる。
集まっていく神秘を前よりも圧縮する
イメージは本物…五条悟の『赫』
術式を組み換え、創り上げていく。
組み替えたモノを反転させる。
『術式反転・赫』
…ホワ…シュン……
「…何も…」
「起こらない…?」
あ、これは……
「…
『偽造術式反転・赫』!」
神秘を収束させて正面へ放つ。
そして、放たれた赤い閃光は着弾し…
発散によるエネルギーによって、俺は飛んできた砂の波に埋もれたのだった。
━……
「ぶわっは!?
げへっ…ごへっ…オェ……砂がァ…」
「馬鹿なんですか?」
砂に埋もれた後、どうにか俺は脱出した。
ぺっぺっ、と砂によって若干黄色になっている唾ごと地面に吐き出す。
「水着でよかった…」
「…」
立ち上がり、ズボンの中やポケットの中。
身体中の砂を払い落とす。
そうそう、俺達は今水着で作業しているのだ。
ホシノとユメはスク水。
━凄くえっちだ。
先生は黒ビキニ。
━とってもえっちだ。
俺は抹茶色の海パンに水色のアロハパーカーだ。
シャツ等は下に着ていない。
━…ノーコメント。
「…にしても、全く出てこないな『花火玉』」
「…そうだね、掘っても掘っても…」
「出てこないよぉ…ひぃん、暑くて干からびそうだよ〜…」
そしてホシノが、誰もが気になっていた事をユメ先輩に聞いた。
「ユメ先輩…今更なんですが、なんで私達は水着で作業する必要があったんですか…!」
その言葉にユメ先輩はたはは…と笑う。
「実は…地下に眠る地下水がどっぱーん!って吹き出るかと思っていたから…」
「どんな確率ですかソレ!?カイザーが一時期開催していた宝くじの1等よりも確率低くないですか!?」
「おぉ〜…キレのあるツッコミ、成長したね〜ホシノちゃん」
「そんな成長なんてしたくないですよぉ!そんなの嫌なんですが?!」
心做しか、わちゃわちゃしているホシノとユメ先輩をみて…何故か心が苦しくなる。
「さっすが生徒達…私もあんな青春送りたかった…!」
「しゃーない…俺達は…もう大人だっ!もう、戻れないんだ…」
━━━…
ユメ先輩がぱっ…と何処からか『バナナとりのメモ』と『ペン』を取り出して何かを書き始めた。
「さて、この事と反省をメモに書いとかないと…!」
「メモ?
…もしかしてっ!この失態を書く…とかじゃないですよね!?」
ハッとなったホシノが慌ててユメ先輩に言う。
その質問にユメ先輩はニコリと笑ってホシノに告げた。
「そうだよ?
アビドス生徒会長の義務…ていうか…まぁ、それもあるけど…
━もしかしたら、この経験を…このノートをホシノちゃんが受け継いで、近い未来役に立つかもしれない…って思ってるからね〜」
「…いや、いりませんよそんな古いノート!?失敗しかないのにっ!だったら私は新しいの買いますから!」
「ひぃん…そこまで言う…?」
ユメ先輩とホシノはわちゃわちゃとじゃれ合い始めた。
その姿が、凄く微笑ましく…青春してるなぁ…と感じる。
「…先生」
「どうしたの?箭田くん」
「…いや、なんでもないよ」
「…?」
言える訳、ないよなぁ…
ユメ先輩が死ぬかもしれない…なんてさ。
という、ユメ先輩中心の小話集でした。
みんな…『セクハラ』ダメ!絶対!
ユメパイ揉んだ箭田くんは死んだ方が良い。
でも、なんだかんだ言って…あんな事があっても人を惚れさせる…ってコイツ本当に人間なのだろうか。
それと、ホシノ中心の小話集も近々書く予定なのでお楽しみに〜
じゃ、また見てなぁ〜