ブルアカの世界に転生した一般的日本人が極道をやる話   作:任侠的かちゅーしゃ

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新世界(ブルーアーカイブ)

 

どうなっているんだ。

 

明らかに異常な状況に混乱しながらも思考を巡らせる。

 

そもそも俺はただの日本人で男だったはずだ。

窓ガラスに映るのは全くの別人。

年齢も性別も身長も何もかも違う。

 

セミロングほどの長さの勿忘草色の髪。

黄金色の目。

所謂美少女と言える顔。

中学生程度の体型。

頭の上には天使の輪のようなものが浮いている。

 

手を動かせばガラスに映る少女も同じように手を動かす。

笑ってみると少女を同じように笑う。

少し可愛いな...なんて思ってしまった。

 

ガラスの前から移動し机に向かう。

机の上に置かれた銃に目を向ける。

白を基調とし、金色で彩られたサプレッサー付きサブマシンガン。

日本での知識で言うUMP45だ。

しかしそれを予備のものに見せるほどの覇気のようなものを醸し出すもう一つの銃があった。

 

「でかい...」

 

明らかにこの場に合わないサイズの恐らく手持ち用に改造された重機関銃。

確かM2ブローニングだったはず。しかも2丁あり連結できそうな感じだ。

こちらは黒を基調とし白で装飾されている。

 

机の上にはさらに白く、金で装飾された懐中時計が置いてある。

手に取り開いてみる。懐中時計は午前6時を指しているようだ。

しかし部屋の時計は午前6時半を指していて、懐中時計は明らかに1分おきに動くただの時計ではない。秒針がないので壊れているのだろう。

 

時計を机に戻して窓へ向かい、外を覗けば頭の上に輪を浮かべた少女達が歩いているのが見える。

しかも彼女らは銃を当然のように携行している。

 

変わってしまった自分。

本来あるべきではない机の上の銃。

知らない部屋。

外を歩く銃を持つ人々。

これら事実から俺は一つの結論に辿り着いた。

 

転生

 

日本でラノベなどを中心に最近流行っていたジャンルだ。

 

別の世界に別人として生まれ変わる。

 

現実的に考えればあり得ないことだが、実際身体は別人、銃刀法完全無視の状況を見ればそう考えるしかない。

結論が出たので腰をベッドに一度下ろす。

もう一度懐中時計を開いてみると、この時計は壊れているはずなのに。

 

懐中時計(神秘の時計)は1分進んでいた(破滅へと近づいていた)

 

何故?この時計は壊れているはずじゃ?

困惑しているとふとこの世界に関して記憶が思い起こされる。

 

銃が当然のように置いてあり、頭の上に輪が浮いている美少女ばかりの世界。

 

 

思い出したぞ。

 

 

そうだ、俺は知っている、この世界(ゲーム)を──────

 

 

 

ブルアカの世界に転生した一般的日本人が極道をやる話

 

 

 

神秘の時計はついに動き出した。午前0時を迎えればそれは破滅を意味する。

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