ブルアカの世界に転生した一般的日本人が極道をやる話 作:任侠的かちゅーしゃ
「美甘ネル、顔芸委員長、便利屋68...」
ついに設立に至ったキヴォトス極道組織、時瀬組。
仁義を貫く任侠組織として学内外に宣伝したら、何か共鳴するところでもあったのかバチバチのネームドキャラが2人も組に入ろうとしている。は?
さらに「備考:アウトローの極みだわ!」と備考にふざけたことしか書いていない便利屋68が傘下組織にしてくれと。あれ?社長まだ中学生じゃ?
まあ社長の性格を考えればそんなものだろう。と、自己完結。
トリニティの庭園まで出てきて会ってみた。
「おい、何て呼んだらいい?」
如何にもなヤンキー感溢れるミレニアム生徒、ネルが話しかけてくる。
どうやら呼び名を決めた方がいいようだ。
「うーん、組長とでも呼んでくれればいいよ」
「きひひっ.......」
そして顔芸委員長、ツルギ。
これでも恋愛ドラマが好きだったりと乙女なのだが。
「よろしくな、組長!」
まあそんなところで、全員採用。
ネームドキャラだけど原作完全無視の方針で行くので問題ないだろう。
盃(未成年なのでジュース)を交わした。
ドゴン
ドアが蹴破られた!?慌ててドアを見る。
ツルギとネルもドアの方に視線が釘付けだ。
そして現れたのは、
「真のアウトローを目指す便利屋68の美人社長、陸八魔アルよ!」
豪快にドアを蹴破り高らかに自己紹介をするゲヘナの歩く問題発生装置だ。
こいつ中3でもう便利屋始めてたの?初めて知ったぞ。
「社長単身で乗り込んでくるとは、結構な勇気じゃねえか、あん?」
美人社長(自称)にガンを飛ばすネルに耳打ちする。
「あんまりビビらせすぎないようにしてね」
言葉だけで作れる渾身の抑制。
それを聞いたネルが少し視線の強さを弱めているのを感じて胸を撫で下ろし、早速話を始める。
「ウチの傘下に入りたいって?」
「極道だなんて凄いアウトロー感じゃない?真のアウトローを目指す上で時瀬組の傘下に入っておきたいのよ」
「ふーん...」
じゃあ、素質を試してやるか。
手を背負っている
そしてブゥンと風切音すら感じる速度でアルの頭に向けて振り下ろす。
「ッ!?」バッ
アルは回避に成功。
神速の打撃は庭園の石畳に当たり、ひび割れが起こる。
園芸部ごめん!
さらに愛銃を回転させ銃口を向けた。
しかしトリガーに指がかかる頃にはアルはすでに射線を切っていた。
「いいよ、ウチの傘下に入るのを認める」
「いきなり攻撃してくるなんて、物騒すぎよ!」
「極道...お前の考える真のアウトローってものはこういう不意打ちにも対応出来なきゃいけない」
「それにはいくらか素質がいるから、それを試した。それだけ」
それっぽいことを言ったが、これは一応事実だ。
戦闘は鍛えれるが、素質も影響してくるので訓練だけじゃ限界がある。
3人に案内書を渡して俺はその場を去った。
そんなこんなでついに組員を手に入れたが、勢力拡大にはシノギがいる。
要は資金である。
俺は3種のシノギを柱に組を支えることにした。
1つはブラックマーケットを仕切り、店への直接攻撃や暴力、汚い金で私腹を肥やす外道などを取り締まり代わりに守代を得る。
1つはカイザーコーポレーションなどにより行われる悪徳事業を阻止したり、それらによる損失を取り返すため襲撃を入れ、資金を回収する。
1つはキヴォトスにおける仁義を維持するため日々依頼を受け、それをこなし代金を貰う。
そして今は、ひとまず武勇を轟かせ知名度を得るために悪徳事業を行っているカイザーローンに襲撃を行うところだ。
カイザーローンは危機的状況に遭いどうにもなくなった企業たちに高利貸しを行い、払えなくなればその土地や事業を奪い取り、場合によっては邪魔者を私兵部隊で排除するという汚い事業を行っているのだ。
たまたまラーメンを食いに行った柴関ラーメンというところもその被害に遭い、破産目前だと言ったことからこの事業は判明した。
ドーン
ドアを蹴破り、ネルとツルギと共に突っ込む。
「カチコミじゃあ!」
ダダダダダダダダ
「なんだお前rぐわっ!」
2人が制圧射撃し相手を混乱させている間に懐へ潜り込み、
「下衆どもが、ハラワタぶち撒けて死ねぇ!」
ゴハァッ
我ながら凄まじい台詞を吐きながら銃剣を装着した愛銃で防衛していたカイザーPMCの兵士たちの腹を縦にぶった斬る。
そんな風に戦闘を続け1分ほど経った頃には敵は全滅、残骸が散らばっていた。
汚い金を全て回収すると素早く俺たちは撤退。
回収した金を持ち主の元へ返したい。しかし集金記録が見つからない。
「おい、集金記録はどこにやった?」
銃口を頭に突きつけカイザーローンの職員へ脅迫する。
あまり長引かせたくはないのでさっさと吐いてくれるといいんだが。
「ひぃっ...ゲヘナ!ゲヘナブラックマーケットの◯◯銀行にあります!」
遠い。
実に遠い。
そもそも俺はトリニティ自治区から出たことすらない。
これは自治区自治区がデカすぎて他校自治区に行く機会がないからだ。
しかし金は回収してしまったので、行かねばならぬ。
手早く行くことにしよう。
「ここがゲヘナか...」
善は急げと言うことで、ゲヘナに入った。
治安は悪く、頻繁に銃声が聞こえてくる。
ここの雰囲気は俺には合わない。迅速に事を済ませて帰るべきだ。
ダーン
「集金記録を寄越せェッ!!!」
ドドドドドドド
突撃、突撃、突撃。
援護射撃の中を駆け抜ける。
「きひひっ....きゃはははははっ!」
やはり側から見るとやばさ全開だな。
実のところ、この雰囲気は彼女が自ら利用してるだけな部分もあるが。
「ウギャーッ」バタリ
「よし、これだな」
目当ての品ゲット。
「さっさと退散するぞ!」ダッ
目にも止まらぬ速さで逃走、そのまま俺達はゲヘナ自治区から出て行った────とは行かなかった。
「待て!」
「ゲヘナ風紀委員会だ!覚悟しろ!規則違反者共め!」
ゲヘナから出るまでもう少しと言う場所の路上で一般通過風紀委員会と遭遇。
先程ブラックマーケットで暴れたのがバレてしまったらしい。
対生徒初戦闘になりそうだ...
「包囲されてやがる...どうする組長?」
「ネルは突撃して制圧射撃、ツルギは混乱してる敵を一人一人仕留めて。あとはお...私が突っ込んで包囲を突破する」
「突破できたらゲヘナの外まで逃げ切る、オーケー?」
二人とも理解できたようだ。頷いている。
じゃあ、行くか。
「どけェェェェ!!」ダッ
ダダダダダダダン
「行かせん!」バーンダダン
妨害される。
こうなったら接近戦だ!
急接近し、重機関銃に回転を加えながら─
「お前は寝てろ!」
─振り下ろす。
「なっ!?」ビュン
しかし避けられる。
次に体をねじるように方向転換し、回避で単純な平行移動になっているところに重機関銃をぶっ放す。
「っ!」
ザザザッ
摩擦で踏ん張られ予測位置へ撃った銃弾は虚空へ飛び去る。
しかしこれも好機。
俺は重機関銃を使わずそのまま全力の回し蹴りを腹へぶち込む。
「チェックメイトだ」
「ぎゃっ!」ドゴッ
バタッ
やはり風紀委員会の戦力が原作にて委員長となる・空崎ヒナに集中しているのは間違いないようだ。モブ弱し。
「ありえない...お前...ただの規則違反者じゃないな...?」
辛うじて意識を保ちながら訊いてくる。
銃弾飛び交う中、夕日をバックに俺は語る。
「その通り。私達は任侠を貫き、我が道を征く極道組織、時瀬組。」
「そして私はその組長──」
「時瀬ルカ、だ。」
神秘の時計は時を刻み続ける。午前0時を迎えればそれは破滅を意味する。
いくら
何ともお粗末な修正版です。