しばらく何も書いていない日が続いたのでリハビリ投稿、
この話は続かない。はっきり分かんだね。
「そういえば、貴官はまだ第四艦隊が解禁されていないのでしたね」
この鎮守府に着任して早二か月、士官食堂での食事中、私に目を掛けてくださっている天城元帥がおっしゃった。
「はい……金剛型の一番艦のみが発見できず……高速戦艦娘は早期に入手して練度(レベル)を上げておかなくては今後の作戦行動や、遠征任務の効率に関わります」
「……故に、貴官は南西諸島海域から先に進めずにいる」
全く持って、耳が痛い。
もともと、南西諸島海域の沖ノ島には敵の深海棲艦のなかでも精鋭が出没しているため、攻略は容易ではない。また、彼奴らによって歪められてしまった複雑な潮の流れと地磁気の乱れにより、敵主力艦隊にたどり着くことすら困難な海域となっていた。
現在の我が主力艦隊の編成は高速戦艦の榛名、霧島に正規空母赤城、軽空母龍驤、重巡洋艦足柄、那智(旗艦)の六隻である。
またそれとは別に、比叡と鳳翔、北上改、山城、千歳、千代田といった訓練(レべリング)中の第二艦隊、遠征用の第三艦隊を運用している。
「そんな貴官によい知らせだ。英国の知人が年齢を理由に提督を引退する故、若い艦娘が新米提督に引き渡されるのだが、金剛だけこちらに回してもらえることになった」
「本当ですか!!」
これは、かなり異例な処置だ。
本来、英国の妖精たちは英国の軍艦しか作らないし、整備できない。よって英国艦娘は英国でしか活躍できない(妖精ごと輸入すればその限りではない。現に独国の艦娘が我が国に試験的にやって来ているようだ)
だが史実の金剛は英国で作られたために、英国妖精でも日本国妖精でも建造可である。
そしてもう一つ、若い(極低レベル)艦娘の委譲も、現在試験的に行われている試みの一つである。
「先ほど、キールで提督をやっている知人の艦娘の遠征ついでにこちらに到着し、損傷の修理と補給を行っている。そろそろ終了する頃合いだと思うが……」
「提督!」
「おっと、噂をすれば……」
天城元帥の秘書艦である赤城改二が足早にこちらにやって来た。
「ハボクック提督の元より引き渡された艦娘の修理が完了いたしました。至急、ドックにて面会願います」
「わかった。すぐに行きます。貴官も来なさい、君が指揮する艦娘になるのだからな」
「了解いたしました」
私は、ぬるくなった日本茶を素早く流し込み、元帥を追った。
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そう、私は金剛。
超弩級戦艦として建造技術導入を兼ねて英国ヴィッカース社で建造された。
太平洋戦域でも持前の高速力を活かして、大活躍……よし、覚えた。
そう、私は金剛であらねばならない。私を庇って沈んでいった彼女のために……
「よし、金剛型四隻の任務完了報告は私がしておこう。貴官は金剛と親睦を深めたまえ」
天城元帥は「まったく……こんなことに『魔改造妖精』を使ってしまうとは……私も焼きが回ったな」とかなんとかぼそぼそ言いながら、赤城改二さんと去って行った。
元帥は私の正体を知っている。それでいて不干渉を決め込んでくれているのだ。
でも、目の前にいる若い提督はそれを知らない。
「初めまして金剛、英国からはるばる着任本当にありがとう。新米提督の紀伊(きい)だ」
胸が痛む。私は彼女ではないのに。
若い提督は握手のために右手を差し出した。
私は握手に応じながら、彼女のしゃべり方で、まるで彼女であるかのように自己を紹介した。
私は彼女ではないのに。
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「君には早速、最前線に……といいたいところだが、まずは、新しく配備される第四艦隊に編入、艦隊演習に行ってもらおうかな」
艦隊演習とは、国内のほかの鎮守府勤務の艦娘たちと合同で行う遠征の一種だ。
紀伊提督の方針として、鎮守府に慣れるまで(5レベルまで)はこの遠征で経験を積むらしかった。
「この先の埠頭に、第四艦隊のメンバーが集合している。準備が整い次第、出港してくれ」
「りょ、了解デース!!」
そういって、提督は執務室へと引き返していくのだった。
第四艦隊の戦艦は私だけ(そもそも戦艦を遠征に出す提督は稀)と聞いているので、金剛型の姉妹艦に出くわす心配はな……
「あら? リザじゃない!! もぅ、こっちに来てるなら連絡くらいよこしなさいよね」
「あ、足柄……」
早くも、私の正体がバレてしまった……とほほ。
独自要素
主人公
生粋の英国艦娘、誰かはきっとググれば出てくる。
足柄と接点がある高速(づほより速いとは言っていない)戦艦といえば・・・?
魔改造妖精
改装設計図四枚と交換できる魔のアイテム。
大和が双胴戦艦になったりあきつがデュアルクレイターになったり龍驤が巨乳になったりする。
※なお、瑞鳳、大鳳は改造できない模様。
赤城改二
ケッコンカッコカリレベルカンスト赤城改に魔改造妖精を使うとできる超兵器
平たく言えば艦上機が搭載できる高速の航空巡洋戦艦